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小話
【家宝の槍と畳の穴】参※背後注意
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「ひっん――――」
四半刻もすると、美慶の躰は総満に覚えさせられた快楽を完全に思い出してしまい、精神よりも先に音を上げ、抵抗することに躰が拒絶を示し出す。
そうなるともう矯声しか上げられず、美慶は赤らむ顔で悔しさに涙を滲ませた。
はだけた着物の衿から曝された胸の突起は、総満に吸われ続けて白い柔肌とは対照的に血のように赤く膨らみ、ねらねらと総満の唾液で光っている。淡い色合いの美慶の雄は鈴口のみを桃色に色付かせ、白濁の淀を垂らして痙攣し、秘部に咲く菊花は、自身を赤く染めながら、水音を立てて総満の赤黒い肉棒を健気に受け入れ続けている。
上気させた頬を涙で濡らし、艶やかな口元は絶えず矯声をあげ、時折飲み下せなかった蜜を伝わす美慶のその姿は扇情的で、小姓達は美慶に悪いと思いながらも、その痴態から目を逸らすことが出来ずに顔を赤らめ、喉を鳴らすばかりだ。
小姓達は一刻ほど耐えていたが、最終的には鼻血を出して倒れてしまったため、総満の許しを得て他の小姓達に引きずられて廊下を離れていった。
「見物人が居らんと寂しいかのう?」
総満は腰をゆるゆると動かしながら美慶にそう問うた。
「ふざ、あっ、けた……ことを――」
「まあ、お前の痴態は小姓達には刺激が強すぎる。これ以上お前に狂う者が増えても困るし……ここからはひっそり、……しっぽりとな」
そう言って口端を上げる総満に、まだ続ける気かと美慶は目を見開く。
「なっ! ――――ゃっっっあんっ!」
美慶の矯声に総満は舌なめずりしてさらに激しく腰を振った。その瞳はギラギラと煌めき、少しも衰えていない。喘ぎっぱなしの美慶の口から蜜が漏れると総満はそれを愛おしそうに舌で舐めて拭った。快感に喘ぐ美慶ははふはふと口から息をしている。
「もうそろそろ、いい頃じゃろうっ――」
総満は一際強く腰を打ち付けて達した後、美慶を拘束している槍を抜いた。
「逃げるなよ」
「……」
美慶の脚が重力に従いくたんと下がる。美慶にはもう逃げる気力が残っていなかった。正確に言えば逃げたくても逃げられないのだ。強い力で長時間腰を打ち付けられていたために腰が抜けてしまって上手く足が動かないのだ。こんな状態では逃げたところで総満に余裕で押さえ込まれてしまうだろう。
総満は美慶から一物を引き抜くと、敷かれたままになっていた褥まで美慶を運び、四つん這いにさせて腰を高く持ち上げた。
「この腰つき、堪らんな」
そう言って総満は美慶の背から腰にかけて滑らかに手を滑らせた。
「…………御前様……」
「肌もしっとりとして触り心地も良い」
「御前様っ――んんっ」
総満の一物が再び美慶の菊花を貫き押し開く。美慶の菊花は既に総満から注がれ続ける精を滴らせ、じゅぽじゅぽと泡立ちながらいやらしい水音を立てている。
「お前の中は誠良い」
「御前様、もう、お許し……頂きたく――」
「何を申す。陽はまだまだ高いというに」
「そ……んな……」
総満は器用に腰を動かしながら美慶の背中に口吻を降らしてゆく。
「御……前様……、もう――」
「美慶、音を上げるにはまだ早いぞ。今日一日つきあえ」
そう言って綺麗に口角を上げ、不気味なほどよい笑顔を浮かべた総満は、それからの二刻の間、先刻までがまるで子供の遊びであったかのように美慶の弱いところばかりを攻め続けた。
散々と貪られ続けた美慶は理性を磨り減らし、恥も外聞もかなぐり捨てて喘ぎ、泣き叫んだ。
「やぁ、やだっ、もぅ無理っ、あ、あぁ、……っ、くっ、あっ、んぁっ――!」
「まだまだいけるだろう? ほれっ、ここが好いのだろ!」
総満が美慶の弱いところをごりゅっと突き続ける。
「ひぃぁっっ! あぐっ……んんっ……んぁっ、こ、怖……い、ぃぃんっ、とける……脳が……溶け……ぅ――」
「溶けてしまえっ、どろっどろに可愛がってやるっ!」
「はんっ、んっ、んんっ、んぐっ、んぁっんっんんっ!」
「くっ――――――」
「ひっっ、熱っっっ――」
あれだけ美慶の中に放っているというのにその勢いや量は衰えを見せる様子はない。美慶は己の内側に打ち付けられる熱い激流に自我を失わぬよう褥を握りしめ必死に耐えた。
「……美慶」
総満は美慶から己を引き抜くと、美慶をくるっと反転させた。
「御満足……頂け……ましたか?」
腰の圧迫感から解放された美慶は息絶え絶えに総満にそう問うと、総満は美慶の脚を己の両肩にかけ子供のように無邪気に……黒い笑みを浮かべた。
「まだだ。まだ足りん」
そう言って一物の先端を菊花に宛がう総満に美慶は顔を引きつらせ、呼吸も忘れて口を走らせる。
「も、もう無理でございまするっ! もう……いっぱいいっぱいでございまするっ! 美慶の腹はもういっぱいで御前様の子種が流れて――溢れてしまいまするっ!」
動転し冷静さを欠いた美慶をよそに、総満は何やら楽しそうに美慶の頬を撫でた。
「よいよい、溢れれば滑りもさらに良くなるだろう。気にするな。そういえば、此方の方も可愛がってやらねばな」
総満は駄々っ子を宥めるように、現状に似つかわしくない声音でそう言って、美慶の雄を絶妙な力加減で擦り上げながら、ずぶずぶと遠慮無く美慶の中を突いた。
総満の形に慣らされた美慶の中は最早痛みなど感じることはなく、総満の手によって雄に与えられるそれも相まって、狂おしく激しい快感が美慶の脳髄を犯してゆく。
美慶は堪らず弓形に身悶えながら幼子のようにぽろぽろと涙を流して喘いだ。
「くっっやっ、やぁ、っっっ御前……様。もう出ませぬっ、……お腹――いっぱ――っ」
「……」
「ご……前……さっ、あぁっっ」
「…………総満じゃ、総満と呼べ」
「そぅ……ま……ん」
「そうだ、総満だ」
「そぅ……ま……しゃ……助……て」
自分を追いつめている相手に助けを求めてしまうほど乱れ狂う美慶の姿に総満はぞくぞくとした快感を得て、まるで上等な酒を浴びているような陶酔感に浸る。
「あぁ美慶、……愛い、愛いのう」
総満はそう言って美慶を一層攻め立てる。
「はぅ、ぅあぁっ」
「美慶っ、美慶っ」
「あぅっ、ぅっ――ゃっ」
その日美慶は腹を空かしていたにもかかわらず朝餉を食べ損ない、ようやく食を口に出来たのは遅めの夕餉であった。
四半刻もすると、美慶の躰は総満に覚えさせられた快楽を完全に思い出してしまい、精神よりも先に音を上げ、抵抗することに躰が拒絶を示し出す。
そうなるともう矯声しか上げられず、美慶は赤らむ顔で悔しさに涙を滲ませた。
はだけた着物の衿から曝された胸の突起は、総満に吸われ続けて白い柔肌とは対照的に血のように赤く膨らみ、ねらねらと総満の唾液で光っている。淡い色合いの美慶の雄は鈴口のみを桃色に色付かせ、白濁の淀を垂らして痙攣し、秘部に咲く菊花は、自身を赤く染めながら、水音を立てて総満の赤黒い肉棒を健気に受け入れ続けている。
上気させた頬を涙で濡らし、艶やかな口元は絶えず矯声をあげ、時折飲み下せなかった蜜を伝わす美慶のその姿は扇情的で、小姓達は美慶に悪いと思いながらも、その痴態から目を逸らすことが出来ずに顔を赤らめ、喉を鳴らすばかりだ。
小姓達は一刻ほど耐えていたが、最終的には鼻血を出して倒れてしまったため、総満の許しを得て他の小姓達に引きずられて廊下を離れていった。
「見物人が居らんと寂しいかのう?」
総満は腰をゆるゆると動かしながら美慶にそう問うた。
「ふざ、あっ、けた……ことを――」
「まあ、お前の痴態は小姓達には刺激が強すぎる。これ以上お前に狂う者が増えても困るし……ここからはひっそり、……しっぽりとな」
そう言って口端を上げる総満に、まだ続ける気かと美慶は目を見開く。
「なっ! ――――ゃっっっあんっ!」
美慶の矯声に総満は舌なめずりしてさらに激しく腰を振った。その瞳はギラギラと煌めき、少しも衰えていない。喘ぎっぱなしの美慶の口から蜜が漏れると総満はそれを愛おしそうに舌で舐めて拭った。快感に喘ぐ美慶ははふはふと口から息をしている。
「もうそろそろ、いい頃じゃろうっ――」
総満は一際強く腰を打ち付けて達した後、美慶を拘束している槍を抜いた。
「逃げるなよ」
「……」
美慶の脚が重力に従いくたんと下がる。美慶にはもう逃げる気力が残っていなかった。正確に言えば逃げたくても逃げられないのだ。強い力で長時間腰を打ち付けられていたために腰が抜けてしまって上手く足が動かないのだ。こんな状態では逃げたところで総満に余裕で押さえ込まれてしまうだろう。
総満は美慶から一物を引き抜くと、敷かれたままになっていた褥まで美慶を運び、四つん這いにさせて腰を高く持ち上げた。
「この腰つき、堪らんな」
そう言って総満は美慶の背から腰にかけて滑らかに手を滑らせた。
「…………御前様……」
「肌もしっとりとして触り心地も良い」
「御前様っ――んんっ」
総満の一物が再び美慶の菊花を貫き押し開く。美慶の菊花は既に総満から注がれ続ける精を滴らせ、じゅぽじゅぽと泡立ちながらいやらしい水音を立てている。
「お前の中は誠良い」
「御前様、もう、お許し……頂きたく――」
「何を申す。陽はまだまだ高いというに」
「そ……んな……」
総満は器用に腰を動かしながら美慶の背中に口吻を降らしてゆく。
「御……前様……、もう――」
「美慶、音を上げるにはまだ早いぞ。今日一日つきあえ」
そう言って綺麗に口角を上げ、不気味なほどよい笑顔を浮かべた総満は、それからの二刻の間、先刻までがまるで子供の遊びであったかのように美慶の弱いところばかりを攻め続けた。
散々と貪られ続けた美慶は理性を磨り減らし、恥も外聞もかなぐり捨てて喘ぎ、泣き叫んだ。
「やぁ、やだっ、もぅ無理っ、あ、あぁ、……っ、くっ、あっ、んぁっ――!」
「まだまだいけるだろう? ほれっ、ここが好いのだろ!」
総満が美慶の弱いところをごりゅっと突き続ける。
「ひぃぁっっ! あぐっ……んんっ……んぁっ、こ、怖……い、ぃぃんっ、とける……脳が……溶け……ぅ――」
「溶けてしまえっ、どろっどろに可愛がってやるっ!」
「はんっ、んっ、んんっ、んぐっ、んぁっんっんんっ!」
「くっ――――――」
「ひっっ、熱っっっ――」
あれだけ美慶の中に放っているというのにその勢いや量は衰えを見せる様子はない。美慶は己の内側に打ち付けられる熱い激流に自我を失わぬよう褥を握りしめ必死に耐えた。
「……美慶」
総満は美慶から己を引き抜くと、美慶をくるっと反転させた。
「御満足……頂け……ましたか?」
腰の圧迫感から解放された美慶は息絶え絶えに総満にそう問うと、総満は美慶の脚を己の両肩にかけ子供のように無邪気に……黒い笑みを浮かべた。
「まだだ。まだ足りん」
そう言って一物の先端を菊花に宛がう総満に美慶は顔を引きつらせ、呼吸も忘れて口を走らせる。
「も、もう無理でございまするっ! もう……いっぱいいっぱいでございまするっ! 美慶の腹はもういっぱいで御前様の子種が流れて――溢れてしまいまするっ!」
動転し冷静さを欠いた美慶をよそに、総満は何やら楽しそうに美慶の頬を撫でた。
「よいよい、溢れれば滑りもさらに良くなるだろう。気にするな。そういえば、此方の方も可愛がってやらねばな」
総満は駄々っ子を宥めるように、現状に似つかわしくない声音でそう言って、美慶の雄を絶妙な力加減で擦り上げながら、ずぶずぶと遠慮無く美慶の中を突いた。
総満の形に慣らされた美慶の中は最早痛みなど感じることはなく、総満の手によって雄に与えられるそれも相まって、狂おしく激しい快感が美慶の脳髄を犯してゆく。
美慶は堪らず弓形に身悶えながら幼子のようにぽろぽろと涙を流して喘いだ。
「くっっやっ、やぁ、っっっ御前……様。もう出ませぬっ、……お腹――いっぱ――っ」
「……」
「ご……前……さっ、あぁっっ」
「…………総満じゃ、総満と呼べ」
「そぅ……ま……ん」
「そうだ、総満だ」
「そぅ……ま……しゃ……助……て」
自分を追いつめている相手に助けを求めてしまうほど乱れ狂う美慶の姿に総満はぞくぞくとした快感を得て、まるで上等な酒を浴びているような陶酔感に浸る。
「あぁ美慶、……愛い、愛いのう」
総満はそう言って美慶を一層攻め立てる。
「はぅ、ぅあぁっ」
「美慶っ、美慶っ」
「あぅっ、ぅっ――ゃっ」
その日美慶は腹を空かしていたにもかかわらず朝餉を食べ損ない、ようやく食を口に出来たのは遅めの夕餉であった。
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