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1話
隣の席の女子は想像通りのアレ
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なんだかんだの担任紹介。
どうなるんだろな。一年間。
まさか、三年間この暑苦しいのと付き合う?
いやいや。ないない。
一度でいいから雛苺(ひなか)みたいな理想の女性とゴニョゴニョな展開を望む。
部活説明会が始まる。
先ほどの生徒会長がステージ脇でマイク片手に話を始めた。
「これから部活説明会を始めます。最初に入部までのスケジュールを」
一年生がざわつく。
各々部活は気になるもんな。
俺は三年間帰宅部。
高校では何かやりたい。
初心者歓迎的なやつ。
「明日から部活見学と体験入部です。ゆっくり決めてもらうため三週間の期間でお願いします。各部活から嫌がらせや強制入部があれば見つけ次第部活会のトップである、格闘同好会の会長キリシマ君を派遣し部活ができないレベルにします」
おいおい。
いきなり物騒だな。
ここは、穏便にしろよ。
キリシマって誰だよ。
顔だけ教えてくれ。
何かあったときのためにせめて顔だけ。
「うわ!こら!キリシマ!やめろって!!」
部活生の間から大きな声がしてきた。
一気にざわつきがピークになる。
部活生の間からジャージ姿の生徒が現れた。
身長が高く日焼けした顔。
「自分が格闘同好会のキリシマだ。部活生の味方であり敵でもある!」
声がデカイな。
マイクなしで体育館中に響く。
「キリシマ下がれ」
生徒会長が制す。
するとキリシマ先輩は顔を赤らめて、赤らめたような。
ん?
「仕方ないな」
キリシマ先輩が部活生の列に戻る。
すると部活生の中から
「お似合いの二人だからな!」
は?
「くくっ、ふっ、うへっ」
ん?
なんかおかしな声もしている。
それはすぐ近く。
そっと声の方をみると、先ほど教室で俺と一樹がネクタイのやりとりをしているときに妙な妄想をしていたBL小説女子。
キリシマ先輩と生徒会長でBL妄想してんだな。
やっぱり腐女子か。
キリシマ先輩と生徒会長。
担任。
腐女子。
なかなか進まない部活説明会。
どうなるんだか。
お。
これ、キメセリフにしよう。
どうなるんだろな。一年間。
まさか、三年間この暑苦しいのと付き合う?
いやいや。ないない。
一度でいいから雛苺(ひなか)みたいな理想の女性とゴニョゴニョな展開を望む。
部活説明会が始まる。
先ほどの生徒会長がステージ脇でマイク片手に話を始めた。
「これから部活説明会を始めます。最初に入部までのスケジュールを」
一年生がざわつく。
各々部活は気になるもんな。
俺は三年間帰宅部。
高校では何かやりたい。
初心者歓迎的なやつ。
「明日から部活見学と体験入部です。ゆっくり決めてもらうため三週間の期間でお願いします。各部活から嫌がらせや強制入部があれば見つけ次第部活会のトップである、格闘同好会の会長キリシマ君を派遣し部活ができないレベルにします」
おいおい。
いきなり物騒だな。
ここは、穏便にしろよ。
キリシマって誰だよ。
顔だけ教えてくれ。
何かあったときのためにせめて顔だけ。
「うわ!こら!キリシマ!やめろって!!」
部活生の間から大きな声がしてきた。
一気にざわつきがピークになる。
部活生の間からジャージ姿の生徒が現れた。
身長が高く日焼けした顔。
「自分が格闘同好会のキリシマだ。部活生の味方であり敵でもある!」
声がデカイな。
マイクなしで体育館中に響く。
「キリシマ下がれ」
生徒会長が制す。
するとキリシマ先輩は顔を赤らめて、赤らめたような。
ん?
「仕方ないな」
キリシマ先輩が部活生の列に戻る。
すると部活生の中から
「お似合いの二人だからな!」
は?
「くくっ、ふっ、うへっ」
ん?
なんかおかしな声もしている。
それはすぐ近く。
そっと声の方をみると、先ほど教室で俺と一樹がネクタイのやりとりをしているときに妙な妄想をしていたBL小説女子。
キリシマ先輩と生徒会長でBL妄想してんだな。
やっぱり腐女子か。
キリシマ先輩と生徒会長。
担任。
腐女子。
なかなか進まない部活説明会。
どうなるんだか。
お。
これ、キメセリフにしよう。
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