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第二シーズン
ひかりひとの国
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翌日……ゼパルの召使いとして変装しひかりひとの国に行く。
「ここがひかりひとの国か…暖かいな………春みたい」
「アントワーヌさ………じゃなくてアント様お静かに」
リコリスも一緒にゼパルの使いとして行動している。
「二人ともここは暖かくて楽しそうなところね」
さきに行くゼパルを
「早く」
「ゼパル様お待ちください」
「……たく」
呑気なゼパルについていく二人……姫様としての自覚はあるのかと考える…………
「お待ちしていましたゼパル様」
そこにいたのは美しい黒髪の目が青い女性…………
「アグリッピナ妃様」
(…………あっこの人キッドの母親だなめちゃくちゃ似てる…………みたところ普通の人)
キッドは昔 母親に虐待され、捨てられた過去をもっているのを思い出した。
「さっ此方へ」
「はい」
ひかりひとの王宮内は古代ローマを思い出させるほどに高密に作られた柱と花が大量に咲いているため全体的に花の香りがする。
「アフラ国王様♡」
「おおっアグリッピナよ」
国王のアフラという男は巨漢だがどことなく憎めないような顔立ちをしている。
二人は仲睦まじげに話しているとゼパルがいう。
「お久しゅうございます 国王様」
「ゼパル姫相変わらずお綺麗に」
「ふふっありがとうございます」
何気ない会話をしつつ本題である会議を始めるための晩餐会が開かれた。
肉や魚や野菜などの料理が揃い、晩餐会内は料理の匂いに包まれる。
思わず涎が出そうになるがグッと堪えた……
そして本題であるエネルギー問題についてゼパルが語る。
「データによるとこのままのペースでひかりひと達が無駄遣いをすれば よるひとの国の深刻なエネルギー問題は解決しません」
「うむ…………そうだな」
かなり難解な会議になっているようだ。
「というよりよるひとが新たなエネルギーの開発をしないからではないかしら??」
「えっ??」
アグリッピナ妃が言う。
「よるひとは科学の種族でしょ?エネルギーなんて簡単に」
「前にもいいましたが私達の科学力を持ってしても今使われているエネルギーの再現には年数やコストを考慮しても今あるエネルギーを再現する事は不可能ですだから………」
「なんだよるひとも大したことないのね
残念」
アグリッピナ妃のその言葉にムッとしたリコリスは一言言おうとしたが……ジョーカーに止められた。
そして会議は議題であるエネルギー問題がモヤモヤになったまま終わった。
「うまくいかなかったわ………」
ゼパルは悔しそうに呟く。
「あの人達なんなんでしょうか?話が通じないし宇宙人か何か???」
「………」
怒れるリコリスにジョーカーは少し考えていた。
三人は帰りに車で移動をする。
――――――――――――――――――
一方その頃エドガーとアルバートは夜空を見ていた。
「お兄ちゃんたち遅いですよね」
「きっと会議が難航しているんですよ……」
「そう言えばナチュラルにここにいるけどバレないんですか??アルバートさん」
アルバートは首を傾げる。
「不思議ですよね」
と何気なく喋っていると王国の外の森に灯りが灯るのを見つける。
「あれは……キノコじゃない……なんだ??」
するとガタンと扉を勢いよく開ける召使の一人
「お二人とも逃げてください 我が国の騎士団長リーリアが国を裏切りました」
王宮の周りには鎧を着た女騎士が先陣を切り「敵はこの王宮にあり!」と旗を掲げ叫んだ。
その陰で暗躍する一人の陰
「小娘一人騙くらかしてよかったよ………さて…………」
それは王宮内の厳重な宝物庫に入り……目の前にある黒い王冠を特殊な手袋で持つ。
「ふふっ待っててねボクのジョーカー必ず君を苦しませてあげる♡」
「ここがひかりひとの国か…暖かいな………春みたい」
「アントワーヌさ………じゃなくてアント様お静かに」
リコリスも一緒にゼパルの使いとして行動している。
「二人ともここは暖かくて楽しそうなところね」
さきに行くゼパルを
「早く」
「ゼパル様お待ちください」
「……たく」
呑気なゼパルについていく二人……姫様としての自覚はあるのかと考える…………
「お待ちしていましたゼパル様」
そこにいたのは美しい黒髪の目が青い女性…………
「アグリッピナ妃様」
(…………あっこの人キッドの母親だなめちゃくちゃ似てる…………みたところ普通の人)
キッドは昔 母親に虐待され、捨てられた過去をもっているのを思い出した。
「さっ此方へ」
「はい」
ひかりひとの王宮内は古代ローマを思い出させるほどに高密に作られた柱と花が大量に咲いているため全体的に花の香りがする。
「アフラ国王様♡」
「おおっアグリッピナよ」
国王のアフラという男は巨漢だがどことなく憎めないような顔立ちをしている。
二人は仲睦まじげに話しているとゼパルがいう。
「お久しゅうございます 国王様」
「ゼパル姫相変わらずお綺麗に」
「ふふっありがとうございます」
何気ない会話をしつつ本題である会議を始めるための晩餐会が開かれた。
肉や魚や野菜などの料理が揃い、晩餐会内は料理の匂いに包まれる。
思わず涎が出そうになるがグッと堪えた……
そして本題であるエネルギー問題についてゼパルが語る。
「データによるとこのままのペースでひかりひと達が無駄遣いをすれば よるひとの国の深刻なエネルギー問題は解決しません」
「うむ…………そうだな」
かなり難解な会議になっているようだ。
「というよりよるひとが新たなエネルギーの開発をしないからではないかしら??」
「えっ??」
アグリッピナ妃が言う。
「よるひとは科学の種族でしょ?エネルギーなんて簡単に」
「前にもいいましたが私達の科学力を持ってしても今使われているエネルギーの再現には年数やコストを考慮しても今あるエネルギーを再現する事は不可能ですだから………」
「なんだよるひとも大したことないのね
残念」
アグリッピナ妃のその言葉にムッとしたリコリスは一言言おうとしたが……ジョーカーに止められた。
そして会議は議題であるエネルギー問題がモヤモヤになったまま終わった。
「うまくいかなかったわ………」
ゼパルは悔しそうに呟く。
「あの人達なんなんでしょうか?話が通じないし宇宙人か何か???」
「………」
怒れるリコリスにジョーカーは少し考えていた。
三人は帰りに車で移動をする。
――――――――――――――――――
一方その頃エドガーとアルバートは夜空を見ていた。
「お兄ちゃんたち遅いですよね」
「きっと会議が難航しているんですよ……」
「そう言えばナチュラルにここにいるけどバレないんですか??アルバートさん」
アルバートは首を傾げる。
「不思議ですよね」
と何気なく喋っていると王国の外の森に灯りが灯るのを見つける。
「あれは……キノコじゃない……なんだ??」
するとガタンと扉を勢いよく開ける召使の一人
「お二人とも逃げてください 我が国の騎士団長リーリアが国を裏切りました」
王宮の周りには鎧を着た女騎士が先陣を切り「敵はこの王宮にあり!」と旗を掲げ叫んだ。
その陰で暗躍する一人の陰
「小娘一人騙くらかしてよかったよ………さて…………」
それは王宮内の厳重な宝物庫に入り……目の前にある黒い王冠を特殊な手袋で持つ。
「ふふっ待っててねボクのジョーカー必ず君を苦しませてあげる♡」
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