2 / 6
おはなし
二話 企み
しおりを挟む
「あっごめんなさい…」
大きな図体で涙ながらに訴えてる。
その場からぱっと離れると紫色の肌をした執事?の1人が自分にあの毛玉のことについて説明された。
「この方は現魔王のLeon・GLIM(リオン・グリム)殿下でございます 殿下の失礼な態度につきましてはこのセバスチャンが代わりに謝罪させていただきます」
セバスチャンはメイの前にひざまづいた。
「大丈夫ですわ…」
メイはうじうじしたリオンを冷たい目で見ていた。
後から聞いた話だが現魔王リオンは戦士(♂)
と駆け落ちしたお義兄様の代わりに王位についたらしい。
でもそんなことなど今更どうでもよかった。
「初めまして 聖女May・Rose(メイ・ローズ)と申しますわ どうぞお見知り置きを」
私にとってはこの結婚は契約でもあり…奴らへの復讐のための道具である。
(…今に見てろよ聖女ロマン)
一方その頃
マスカス王国の城内
第二王子Leonard・Rays(レオナード・レイス)と婚約し豪華な暮らしをしていた聖女ロマン
しかしそんな彼女を陰ながら不快な目で見る1人の男性。
「…」
彼は Carios・marmalade(カリオス・マーマレード)
彼は王宮道化師でありメイの幼馴染であり同時に聖女ロマンの本性を知る1人でもある。
(メイ様…)
メイからもらったペンダントを持ち歩きながら
その場を去る。
そんなことなどつゆ知らない聖女ロマンは豪遊の限りを尽くしていた。
「聖女って楽できるし人生イージーモード…あたし勝ち組じゃんやっぱり乙女ゲームの主人公って最高ね」
下品な笑い声をあげていた。
聖女 roman・Rouge(ロマン・ルージュ)
光の聖女にして容姿端麗才色兼備まさにヒロインに相応しい逸材の1人だがその正体は
乙女ゲーム(ロマンティック・ラブガール)の主人公として転生した庶民の大学生である。
(前世のあたしは男とって友達に刺されて殺害されたから今世では金持ちと結婚してハーレム作って幸せに暮らすんだ~それを隔てる邪魔な令嬢やその関係者を潰さないと…メイはあたしの代わりに魔物の嫁になったからラッキー 今ごろデブで臭い魔物に犯されまくっているんだろうね)
ニヤニヤしながらグラスの水を飲む。
そんな思惑などはつゆ知らないメイは、リオンの寝室で魔王リオンと2人きりになっていたがなかなか進展しなかった。
「リオン様」
近づいただけで逃げられてしまう。
メイはそんなリオンを睨みつけている。
「…」
カーテン裏でフルフル震えているリオン。
「…リオン様…お願いがあるのですが…このお願いを聞いていただければ私との婚約は無かった
ことにできますが…」
その言葉を聞き、リオンはカーテン裏から出てきた。
「…」
「後一年後 ラピス魔法学院を卒業をするあたりでレオナード王子と…聖女ロマンの結婚式を国を挙げて開催すると思われますわ…
私はその結婚式をぶち壊して…ロマンと魔物達の契約違反をしたマスカス王国の貴族どもに復讐したいのです…それまでに私と協力していただけませんか」
悪魔のような黒笑いにリオンはビクッとなるが
すぐにコクリと了承した。
「ではおやすみなさい」
ドアを開け自室に戻るメイ…その目には復讐の炎で燃えあがっていた。
(今までの事倍に返してやる…待っていろ
roman・Rouge)
大きな図体で涙ながらに訴えてる。
その場からぱっと離れると紫色の肌をした執事?の1人が自分にあの毛玉のことについて説明された。
「この方は現魔王のLeon・GLIM(リオン・グリム)殿下でございます 殿下の失礼な態度につきましてはこのセバスチャンが代わりに謝罪させていただきます」
セバスチャンはメイの前にひざまづいた。
「大丈夫ですわ…」
メイはうじうじしたリオンを冷たい目で見ていた。
後から聞いた話だが現魔王リオンは戦士(♂)
と駆け落ちしたお義兄様の代わりに王位についたらしい。
でもそんなことなど今更どうでもよかった。
「初めまして 聖女May・Rose(メイ・ローズ)と申しますわ どうぞお見知り置きを」
私にとってはこの結婚は契約でもあり…奴らへの復讐のための道具である。
(…今に見てろよ聖女ロマン)
一方その頃
マスカス王国の城内
第二王子Leonard・Rays(レオナード・レイス)と婚約し豪華な暮らしをしていた聖女ロマン
しかしそんな彼女を陰ながら不快な目で見る1人の男性。
「…」
彼は Carios・marmalade(カリオス・マーマレード)
彼は王宮道化師でありメイの幼馴染であり同時に聖女ロマンの本性を知る1人でもある。
(メイ様…)
メイからもらったペンダントを持ち歩きながら
その場を去る。
そんなことなどつゆ知らない聖女ロマンは豪遊の限りを尽くしていた。
「聖女って楽できるし人生イージーモード…あたし勝ち組じゃんやっぱり乙女ゲームの主人公って最高ね」
下品な笑い声をあげていた。
聖女 roman・Rouge(ロマン・ルージュ)
光の聖女にして容姿端麗才色兼備まさにヒロインに相応しい逸材の1人だがその正体は
乙女ゲーム(ロマンティック・ラブガール)の主人公として転生した庶民の大学生である。
(前世のあたしは男とって友達に刺されて殺害されたから今世では金持ちと結婚してハーレム作って幸せに暮らすんだ~それを隔てる邪魔な令嬢やその関係者を潰さないと…メイはあたしの代わりに魔物の嫁になったからラッキー 今ごろデブで臭い魔物に犯されまくっているんだろうね)
ニヤニヤしながらグラスの水を飲む。
そんな思惑などはつゆ知らないメイは、リオンの寝室で魔王リオンと2人きりになっていたがなかなか進展しなかった。
「リオン様」
近づいただけで逃げられてしまう。
メイはそんなリオンを睨みつけている。
「…」
カーテン裏でフルフル震えているリオン。
「…リオン様…お願いがあるのですが…このお願いを聞いていただければ私との婚約は無かった
ことにできますが…」
その言葉を聞き、リオンはカーテン裏から出てきた。
「…」
「後一年後 ラピス魔法学院を卒業をするあたりでレオナード王子と…聖女ロマンの結婚式を国を挙げて開催すると思われますわ…
私はその結婚式をぶち壊して…ロマンと魔物達の契約違反をしたマスカス王国の貴族どもに復讐したいのです…それまでに私と協力していただけませんか」
悪魔のような黒笑いにリオンはビクッとなるが
すぐにコクリと了承した。
「ではおやすみなさい」
ドアを開け自室に戻るメイ…その目には復讐の炎で燃えあがっていた。
(今までの事倍に返してやる…待っていろ
roman・Rouge)
0
お気に入りに追加
12
あなたにおすすめの小説
性悪という理由で婚約破棄された嫌われ者の令嬢~心の綺麗な者しか好かれない精霊と友達になる~
黒塔真実
恋愛
公爵令嬢カリーナは幼い頃から後妻と義妹によって悪者にされ孤独に育ってきた。15歳になり入学した王立学園でも、悪知恵の働く義妹とカリーナの婚約者でありながら義妹に洗脳されている第二王子の働きにより、学園中の嫌われ者になってしまう。しかも再会した初恋の第一王子にまで軽蔑されてしまい、さらに止めの一撃のように第二王子に「性悪」を理由に婚約破棄を宣言されて……!? 恋愛&悪が報いを受ける「ざまぁ」もの!! ※※※主人公は最終的にチート能力に目覚めます※※※アルファポリスオンリー※※※皆様の応援のおかげで第14回恋愛大賞で奨励賞を頂きました。ありがとうございます※※※
すみません、すっきりざまぁ終了したのでいったん完結します→※書籍化予定部分=【本編】を引き下げます。【番外編】追加予定→ルシアン視点追加→最新のディー視点の番外編は書籍化関連のページにて、アンケートに答えると読めます!!
この度、皆さんの予想通り婚約者候補から外れることになりました。ですが、すぐに結婚することになりました。
鶯埜 餡
恋愛
ある事件のせいでいろいろ言われながらも国王夫妻の働きかけで王太子の婚約者候補となったシャルロッテ。
しかし当の王太子ルドウィックはアリアナという男爵令嬢にべったり。噂好きな貴族たちはシャルロッテに婚約者候補から外れるのではないかと言っていたが
王子好きすぎ拗らせ転生悪役令嬢は、王子の溺愛に気づかない
エヌ
恋愛
私の前世の記憶によると、どうやら私は悪役令嬢ポジションにいるらしい
最後はもしかしたら全財産を失ってどこかに飛ばされるかもしれない。
でも大好きな王子には、幸せになってほしいと思う。
お言葉を返すようですが、私それ程暇人ではありませんので
結城芙由奈@12/27電子書籍配信中
恋愛
<あなた方を相手にするだけ、時間の無駄です>
【私に濡れ衣を着せるなんて、皆さん本当に暇人ですね】
今日も私は許婚に身に覚えの無い嫌がらせを彼の幼馴染に働いたと言われて叱責される。そして彼の腕の中には怯えたふりをする彼女の姿。しかも2人を取り巻く人々までもがこぞって私を悪者よばわりしてくる有様。私がいつどこで嫌がらせを?あなた方が思う程、私暇人ではありませんけど?
婚約破棄されたのたが、兄上がチートでツラい。
藤宮
恋愛
「ローズ。貴様のティルナシア・カーターに対する数々の嫌がらせは既に明白。そのようなことをするものを国母と迎え入れるわけにはいかぬ。よってここにアロー皇国皇子イヴァン・カイ・アローとローザリア公爵家ローズ・ロレーヌ・ローザリアの婚約を破棄する。そして、私、アロー皇国第二皇子イヴァン・カイ・アローは真に王妃に相応しき、このカーター男爵家令嬢、ティルナシア・カーターとの婚約を宣言する」
婚約破棄モノ実験中。名前は使い回しで←
うっかり2年ほど放置していた事実に、今驚愕。
王太子が悪役令嬢ののろけ話ばかりするのでヒロインは困惑した
葉柚
恋愛
とある乙女ゲームの世界に転生してしまった乙女ゲームのヒロイン、アリーチェ。
メインヒーローの王太子を攻略しようとするんだけど………。
なんかこの王太子おかしい。
婚約者である悪役令嬢ののろけ話しかしないんだけど。
【完結】もう無理して私に笑いかけなくてもいいですよ?
冬馬亮
恋愛
公爵令嬢のエリーゼは、遅れて出席した夜会で、婚約者のオズワルドがエリーゼへの不満を口にするのを偶然耳にする。
オズワルドを愛していたエリーゼはひどくショックを受けるが、悩んだ末に婚約解消を決意する。だが、喜んで受け入れると思っていたオズワルドが、なぜか婚約解消を拒否。関係の再構築を提案する。その後、プレゼント攻撃や突撃訪問の日々が始まるが、オズワルドは別の令嬢をそばに置くようになり・・・
「彼女は友人の妹で、なんとも思ってない。オレが好きなのはエリーゼだ」
「私みたいな女に無理して笑いかけるのも限界だって夜会で愚痴をこぼしてたじゃないですか。よかったですね、これでもう、無理して私に笑いかけなくてよくなりましたよ」
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる