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妖狐🦊🐯

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触れている

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この瞬間だけが何よりも幸せを感じる



生があるからこそ実感することができた



今となっては記憶の片隅に刻まれている



何もかもを拒絶していたわたし



巷で言う反抗期という枠に収めるのはいささか目に余る



問題児、不良、お好みでどうぞ



呼ばれる側にとってはどうでもいい



好きなことを好きなようにやってるだけ



そう思い込んでいた



あくまで自分の認知している情報のみで



周りがやっているイコールの判断のみで



それだからしっぺ返しを喰らう



警察のお世話ならまだまだかわいい



表沙汰になろうとも叱られて終わるだけだ



しかし後悔とは突然来てしまうもの



ホンモノと対峙してしまった時にはもう遅い



周りにバレない動きをしていたからこそ



逆もまたしかり、周りにバレなかった



どんな仕打ちや辱めを受けたか



いかにぬるま湯の中ではしゃいでいただけなのか



興味本位で突っ込んだ立ち入り禁止は



沼のようにズブズブと呑み込み



マグマのような灼熱に襲われる



まるで容赦がない



もがいても声をあげても届かない



だから立ち入り禁止なのだと



半身大火傷、どうにか生を保てる限界で解放された



辺りには原型のない残骸が無数に転がって




まだ運が良かった




まだやり直せる




もう懲り懲りだ





賢者は歴史から学び、愚者は経験から学ぶ





終わったつもりでここから始める





這いつくばっても生を謳歌してやる
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