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魔王城

7*

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「よし、そのままオレに支配されたまま気持ち良くなってろよ?」

そう言ったキョウレイに洗浄魔法をかけた尻穴を解される。精神的にイッている状態で穴も弛緩していたようだ。いつもより早く、香油塗れの指が三本入るようになった。忙しなく動く三本の指が中を解していく。

「オレもアスリイに突っ込みたくて突っ込みたくて我慢がきかねぇからもう挿れるぞ。」

赤黒くビキビキにそそり勃つモノに香油をたっぷりと塗したキョウレイに、尻尾を持ち上げられ背後からつぷりとエラが張った先端を挿入される。

「んあっっ!!!」

圧倒的な質量と熱。いつものザ・魔王様よりさらにデカイ気がする。そこから一気に奥までねじ込まれた。

「ひぁぁぁぁぁぁっ!!!!!」

しばらくじっとして、軽く動いて馴染ませた後、激しく後ろから突きまくられた。パンパンと肌がぶつかる音と、粘膜が擦れるズチャッズチャッという音がいつもより鮮明に脳内に響き渡る。猫耳はいつもよりリアルに明確に音を拾った。
 
精神的にも肉体的にも犯された俺は、キョウレイに支配されているという事実に歓喜する。

「ははっ!アスリイ、可愛いなぁ!!食っちまいたいくらいだ。」

そう言ってまた翼の付け根と尻尾の付け根を甘噛みされる。その刺激だけでも肉体的な快感と、捕食されたい欲求で堪らないのに、更に乳首をグニグニと嬲られ俺はまた吐精した。アスラの身体より、感じる場所が多く、快感も倍以上拾ってしまうんだ。

「はうぅぅっっ!!いや、イッた、イッたからやめっ・・あぁぁぁぁぁ!」

凶悪極まりないモノをギリギリまで引き抜かれた瞬間、何とも言えないツプツプとした引っ掛かりが完全に抜けるのを阻止する。穴の入口に近い浅い所に何かが刺さる感覚。

ユイくんが言っていた棘か?!

本物の猫科動物の雄の棘は、交尾する時雌がめちゃくちゃ痛いらしいけど、魔族と混じっているからか、痛くはない。痛くはないけど・・何というか絶妙に俺の内壁を刺激する。

何これ?!痛いって言うより気持ち良すぎるだろっ?!!

その棘付きのモノでズドンと奥まで貫かれ、もう一度引き抜かれた際には、棘が刺さる感覚が絶妙すぎて思わず声が漏れた。

「んぐぅっ!あっ、あっ、あぁぁぁぁ」

それを何度か繰り返され、しこりをしつこく突き上げられられた俺は、早々とドライでイッてしまった。

「くっ!オレも出すぞっ!!」

キョウレイの腰の動きが速くなる。棘付きの凶器が更に大きく膨らみ、その先端から勢いよく吐精された瞬間、キョウレイの意識の波動が大量に俺の中に流れ込む。

身も心も完全に繋がった状態。肉体的にはドライでイキっぱなし、精神的にもキョウレイの愛に包まれ支配され、脳でもイッている感覚・・・俺の身体全部がキョウレイで、キョウレイの身体も俺なんだ。繋がったまま体の向きを変えられ、正面から抱き合う形になる。尻尾をお互いの体にこれでもかと巻き付け、更に一体になろうと肌を寄せあった。

肉体の境界線があいまいになって行く・・・

そんな状態で何時間も揺さぶり続けられ、ずっとイキっぱなしの俺。普通なら意識が飛んで気絶するはずなのに、キョウレイの意識がそうさせてはくれない。


甘い甘いイキ地獄。


 俺もキョウレイも何回吐精したんだろう?俺が撒き散らし、結合部からも溢れ出た白濁でシーツがびしょ濡れのはずなのに、洗浄魔法をかけているのか全然濡れていない。そんな事に気付く余裕がある自分に驚く。

「アスリイ、愛してる。」

俺の頭と猫耳を撫でながらキョウレイが言う。言わなくても分かってるって知ってるけど、それでも言いたいって気持ちが伝わって来る。

「俺もキョウレイを愛してるよ。」

キョウレイの頭を引き寄せ、ジャガーの耳を甘噛みしながら俺も愛を囁く。

その後も、最初のような激しさはないけれど、すごく満ち足りた気持ちで繋がり続けた。イキすぎて辛いはずなのに、それを通り越して更によがる自分を客観的に見ている自分がいる。



 いつの間にか眠っていたみたいだ。憑依も解けている。俺を抱きしめて眠るキョウに擦り寄り、幸せを噛み締める。

巨大な寝台の上にはレイも寝ていて、そのお腹の辺りにはレイを枕にしたリイが寝ている。

とてつもない多幸感に見舞われながら、この現実について考えてみる。

これはもう、前世の俺が書いた小説なんかじゃない。こんなR18な小説じゃなかったし。ここは、俺にとっての現実だ。
俺はここで生まれ育ったアスラだ。前世の冬崎 明日楽と混合してはいけない。

俺の唯一はこの魔王様のキョウで、秋月 暁弥じゃない。

この世界で魔王様なキョウと、そしてリイとレイと共に生きて行く覚悟を決め、俺は再度キョウの腕の中で眠りについた。
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