上 下
34 / 38
番外編 温泉旅行 ショウ×ルイ編

ショウ終*

しおりを挟む

 ゲホッゲホッっと咽せているルイ。オレは背中をさすり、シャワーで口を濯いでやる。

「大丈夫か?無理に飲まなくても良かったのに・・・」

「ケホッ・・ショウのを飲みたかったからいいの。」

あぁ、堪らないな。

「煽るな。このままここで犯すよ?」

「・・犯されたくはないなぁ。布団の上で愛して?」

くうっ?!最近のルイは手強い。何と言うか、すごく有能だ。オレが反論出来ないよう上手く餌を散らつかせ、ルイの思い通りに事を進めていく。

ルイの手のひらの上で転がされてる感が満載だ。だがそれでいい。過去の過ちをずっと謝れず、声すらかけられなかったオレからしたら、こんなふうにルイがオレを操ってくれるのはむしろ大歓迎だよ。

 泡とルイが出した白濁をシャワーできちんと流し、二人で浴室から出る。脱衣所で体を拭き、ルイに浴衣を着せた。やっぱり浴衣を脱がせたいよな?!襟元から手も入れたいし・・・

部屋に戻り、布団の上に座る浴衣姿のルイ・・・ヤバい。神々しくもエロい。

理性なんか一ミリも働かず、オレは背後からルイを抱きしめた。そして首筋に舌を這わせ、浴衣の襟元から手を入れて乳首を捏ねる。

「ん?ルイの乳首、勃ったままだね。ヤラシイなぁ。」

耳を甘噛みしながらそう言うと、ルイが喘ぎながら答える。

「んぁっっ!!ん、んん・・もうっ!さっきからショウが弄りまくるからでしょっ!!ひゃんっ?!!」

爪の先でカリカリと引っ掻くように刺激してやると、可愛い声で啼く。

「そうだね。もっともっと育てたいな。」

そう言ってオレは、前に回ってルイを押し倒した。帯をほどき浴衣の前をはだけると、すでに赤く色付き尖ってはいるが、それでも慎ましい大きさで存在を主張するルイの乳首が目に飛び込んで来る。

オレは堪らずその赤い尖りにむしゃぶりつく。舌先で片方を穿るように突き、もう片方は摘んで左右に揺すってみる。

「うっ、んんっ!!もうヤダ・・乳首ばっかり・・・」

「そうだな。いつかはここだけでイケるようにしような。で、その為にこっちと連動して気持ちいいと思えるようにしてあげる。」

オレはローションを手のひらに出し、人肌に温めてからルイの尻穴に塗り込んでいく。指にゴムをつけまずは一本、人差し指を挿れゆっくりと解していく。その間にも胸の尖りを可愛がるのも忘れない。

乳首で感じると尻穴をキュッキュッっと締め付けるルイ・・あぁ、早くぶち込みたくて仕方がない・・・指を増やしてしこりを押してやると、ルイの体が仰反る。

「あっ、あぁぁぁぁぁぁぁっ!!!」

「うん、ルイはここも優秀だね。可愛い・・・」

そして乱れた浴衣が限りなくエロい・・・その後も執拗に穴を解し、ズブズブと指を沈めて行く。ルイが焦れて懇願するまで乳首と連動して解していく・・・

「やぁぁぁぁぁぁっ!!!もうヤダ、もういいから挿れ・・ひっ?!あぁぁぁぁぁっ!!!」

ルイの浴衣姿を見た最初から限界みたいなもんだ。オレはバッキバキになったモノにゴムをつけ、ローションをぶっかける。

そしてルイの尻穴へと先端をゆっくりとねじ込んで行く。まだオレを受け入れたのも数回だけのそこは当然狭く、先を挿れるのもキツキツで・・それでも極力力を抜いて、受け入れようとしているルイが愛おしくて仕方がない。

オレはルイにそっとキスをし、優しく口内に舌を這わす。ルイもそれに応えてくれる。二人で舌を絡ませ、唾液を交換し合いながら、徐々にモノも押し挿れていった。

馴染むまでは優しく、その後はガッツリと愛撫を再開する。オレはルイの口内を舌で激しく蹂躙しながら、オレの胸にも時々当たり存在を主張している可愛い乳首を指で刺激した。

片方を指先でグリグリと押し潰しながら、もう片方をコリコリと扱くとルイの中がギュッと締まった。オレはゆっくりと腰を動かし始める。

「ルイ、痛くない?」

唇を離して耳元で囁くように聞く。

「う、うん。大丈夫。しっかり解してくれたし・・それにこうやって繋がれる事が何より嬉しいか・・・んあぁぁぁぁぁっ!!」

ルイの言葉に堪らなくなったオレは、少し引いていた腰をおもいっきり奥まで打ちつけてしまった。

「煽るなっ!!優しく出来なくなる。」

「あっ、あぁんっ!!いいよ、もっと僕を欲しがって欲しっ、ひぁぁぁぁっ!!!」

もう無理だ。欲しいよ。いつだっていくらでもルイが欲しい。

ルイの足を抱え大きく開いてM字型に固定し、今度はギリギリまでモノを引き抜く。そして奥までズドンと突き上げた。

「やぁぁぁぁぁっっ!!!」

そして激しく抽挿を始める。ドチュンと湿った音の後パンパンと肌と肌がぶつかる音が部屋に響き渡る。

「ダメだ・・すぐにイキそ・・・」

「いいよ、来て・・僕の中で出して欲し、ん、んんん、あぁぁぁぁぁっ!そこ、やぁぁぁっ!!」

自分だけでなくルイにも感じて欲しい。

その一心で、オレは必死に我慢しながらルイの中のしこりを突く。しばらくそこを突いた後は、しこりを擦るようにして奥まで突き上げる。そして、腹と腹に擦れて硬さを取り戻したルイのモノを手で握り、中を突くリズムに合わせて扱いてやれば、ルイにもまた限界が来たようだ。

「あっ、あっ、あぁぁぁぁぁっん!!ショウ、ショウ、僕またイッちゃう・・・」

「ルイ、ルイ、ルイ、オレのルイ、あぁ、好きだ、好き・・本当に愛してる・・・一緒にイこう・・・」

腰の動きも手の動きも限界まで速め、クライマックスへといざなっていく・・オレとルイはお互いにお互いを求め合い・・・再び同時に果てたんだ。

 ゴム越しではあるが、ルイの中でイケた事が幸せで仕方がない。ルイが吐き出した白濁でベトベトなのも気にせず、オレたちはギュッと抱きしめ合ったまま。しばらく動かなかった。

「ショウ、僕、幸せだよ。」

耳元でルイが囁く。

「・・オレの方が幸せ度が高いと思う。」

「ふふっ、何を張り合ってるの?二人とも幸せでいいじゃない。」

「いや、オレは付き合い始めてからずっと、この手でルイを抱ける幸せを噛み締めてるんだよ。だって一生あのままだった可能性もあるんだから・・・」

「ん~それはないと思うよ?僕もあの頃はそろそろ限界で・・ショウに告白しようかと思ってたから。僕から告白してもショウは受け入れてくれたでしょ?」

ルイの中でオレのモノがまた硬さを取り戻していく。

「えっ?!ちょっとショウ??!流石にこのままは無理・・・ひっ、ひゃぁぁんっ!!!」

オレはルイの中からモノを抜き、猛スピードでゴムをつけかえ、まだ柔らかいままのルイの中へと再び挿入した。

「ごめんルイ。収まりがつかない・・・」

どうしても自分自身を抑えきれなくて、もう一度オレがイクまでルイを一方的に愛してしまった・・・

 終わった後で、腹についた精液がベタベタからカピカピになったと、ルイに散々怒られた。シャワーで流し、体を洗って露天風呂に浸かってからもルイの機嫌は直らず、ずっと謝りっぱなしのオレ。

風呂から上がり、寝る頃には許してくれたけど、猛省しました・・・

 次の日の朝、リュウセイと市姫と合流し朝飯を食っている最中、こっそりリュウセイに昨日の首尾を聞いてみた。

「初体験そのものは上手くいったけど、その後がっつき過ぎて猛省した」との事・・・うん、同じだ。後で二人で反省会をしよう。

けどまぁ、しょうがないよね?

オレたちは高校生でヤリたい盛り。

そして、最高に美人で可愛い相思相愛の恋人が居るんだから!!




「番外編 温泉旅行 ショウ×ルイ編」 完



ーーーーーーーーー

 お読みいただき本当にありがとうございます。

 めちゃくちゃ長くなってしまってすみません(汗)。いつもの倍とかw
もう一話に分ければ良かったんですが、何となく途切れさせたくなく、突っ切って書いてしまいました。

ギリギリまで書いていたので、後で見直しをして少し修正するかもです。

さて、週末にはもう一つ番外編を更新予定です。

「ご主人様リュウセイ×メイド姫♡」

みなさまもうしばらくお付き合いくださいませ。よろしくお願いいたします。


ルコ
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

前世の祖母に強い憧れを持ったまま生まれ変わったら、家族と婚約者に嫌われましたが、思いがけない面々から物凄く好かれているようです

珠宮さくら
ファンタジー
前世の祖母にように花に囲まれた生活を送りたかったが、その時は母にお金にもならないことはするなと言われながら成長したことで、母の言う通りにお金になる仕事に就くために大学で勉強していたが、彼女の側には常に花があった。 老後は、祖母のように暮らせたらと思っていたが、そんな日常が一変する。別の世界に子爵家の長女フィオレンティーナ・アルタヴィッラとして生まれ変わっても、前世の祖母のようになりたいという強い憧れがあったせいか、前世のことを忘れることなく転生した。前世をよく覚えている分、新しい人生を悔いなく過ごそうとする思いが、フィオレンティーナには強かった。 そのせいで、貴族らしくないことばかりをして、家族や婚約者に物凄く嫌われてしまうが、思わぬ方面には物凄く好かれていたようだ。

お祭 ~エロが常識な世界の人気の祭~

そうな
BL
ある人気のお祭に行った「俺」がとことん「楽しみ」つくす。 備品/見世物扱いされる男性たちと、それを楽しむ客たちの話。 (乳首責め/異物挿入/失禁etc.) ※常識が通じないです

突然現れた自称聖女によって、私の人生が狂わされ、婚約破棄され、追放処分されたと思っていましたが、今世だけではなかったようです

珠宮さくら
恋愛
デュドネという国に生まれたフェリシア・アルマニャックは、公爵家の長女であり、かつて世界を救ったとされる異世界から召喚された聖女の直系の子孫だが、彼女の生まれ育った国では、聖女のことをよく思っていない人たちばかりとなっていて、フェリシア自身も誰にそう教わったわけでもないのに聖女を毛嫌いしていた。 だが、彼女の幼なじみは頑なに聖女を信じていて悪く思うことすら、自分の側にいる時はしないでくれと言う子息で、病弱な彼の側にいる時だけは、その約束をフェリシアは守り続けた。 そんな彼が、隣国に行ってしまうことになり、フェリシアの心の拠り所は、婚約者だけとなったのだが、そこに自称聖女が現れたことでおかしなことになっていくとは思いもしなかった。

【完結】二年間放置された妻がうっかり強力な媚薬を飲んだ堅物な夫からえっち漬けにされてしまう話

なかむ楽
恋愛
ほぼタイトルです。 結婚後二年も放置されていた公爵夫人のフェリス(20)。夫のメルヴィル(30)は、堅物で真面目な領主で仕事熱心。ずっと憧れていたメルヴィルとの結婚生活は触れ合いゼロ。夫婦別室で家庭内別居状態に。  ある日フェリスは養老院を訪問し、お婆さんから媚薬をもらう。 「十日間は欲望がすべて放たれるまでビンビンの媚薬だよ」 その小瓶(媚薬)の中身ををミニボトルウイスキーだと思ったメルヴィルが飲んでしまった!なんといううっかりだ! それをきっかけに、堅物の夫は人が変わったように甘い言葉を囁き、フェリスと性行為を繰り返す。 「美しく成熟しようとするきみを摘み取るのを楽しみにしていた」 十日間、連続で子作り孕ませセックスで抱き潰されるフェリス。媚薬の効果が切れたら再び放置されてしまうのだろうか? ◆堅物眼鏡年上の夫が理性ぶっ壊れで→うぶで清楚系の年下妻にえっちを教えこみながら孕ませっくすするのが書きたかった作者の欲。 ◇フェリス(20):14歳になった時に婚約者になった憧れのお兄さま・メルヴィルを一途に想い続けていた。推しを一生かけて愛する系。清楚で清純。 夫のえっちな命令に従順になってしまう。 金髪青眼(隠れ爆乳) ◇メルヴィル(30):カーク領公爵。24歳の時に14歳のフェリスの婚約者になる。それから結婚までとプラス2年間は右手が夜のお友達になった真面目な眼鏡男。媚薬で理性崩壊系絶倫になってしまう。 黒髪青眼+眼鏡(細マッチョ) ※作品がよかったら、ブクマや★で応援してくださると嬉しく思います! ※誤字報告ありがとうございます。誤字などは適宜修正します。 ムーンライトノベルズからの転載になります アルファポリスで読みやすいように各話にしていますが、長かったり短かったりしていてすみません汗

兄の恋人(♂)が淫乱ビッチすぎる

すりこぎ
BL
受験生の直志の悩みは、自室での勉強に集中できないこと。原因は、隣室から聞こえてくる兄とその交際相手(男)のセックスが気になって仕方ないからだ。今日も今日とて勉強そっちのけで、彼らをオカズにせっせと自慰に励んでいたのだが―― ※過去にpixivに掲載した作品です。タイトル、本文は一部変更、修正しています。

寵妃にすべてを奪われ下賜された先は毒薔薇の貴公子でしたが、何故か愛されてしまいました!

ユウ
恋愛
エリーゼは、王妃になる予定だった。 故郷を失い後ろ盾を失くし代わりに王妃として選ばれたのは後から妃候補となった侯爵令嬢だった。 聖女の資格を持ち国に貢献した暁に正妃となりエリーゼは側妃となったが夜の渡りもなく周りから冷遇される日々を送っていた。 日陰の日々を送る中、婚約者であり唯一の理解者にも忘れされる中。 長らく魔物の侵略を受けていた東の大陸を取り戻したことでとある騎士に妃を下賜することとなったのだが、選ばれたのはエリーゼだった。 下賜される相手は冷たく人をよせつけず、猛毒を持つ薔薇の貴公子と呼ばれる男だった。 用済みになったエリーゼは殺されるのかと思ったが… 「私は貴女以外に妻を持つ気はない」 愛されることはないと思っていたのに何故か甘い言葉に甘い笑顔を向けられてしまう。 その頃、すべてを手に入れた側妃から正妃となった聖女に不幸が訪れるのだった。

BL短編集②

田舎
BL
タイトル通り。Xくんで呟いたショートストーリーを加筆&修正して短編にしたやつの置き場。 こちらは♡描写ありか倫理観のない作品となります。

恋をアップデートするには

香野ジャスミン
BL
好きな人に気持ちを伝えれることは一生ないと思っていた男は、偶然、手に入れたチャンスに心を揺さぶられる。それは、今までばれずに過ごせていた自分を幸福に導くのか、破滅へ導くのか。 当作品は、ムーンライトノベルズ(ボーイズラブ)で公開したものです。

処理中です...