10 / 136
第一章
九話
しおりを挟む
口元が引きつってしまわないよう、意識して顔を作る。
「早速ですが、私の方の本題に入ってもいいですか?」
「ええ、もちろんですとも」
エドアルドが続きを促してくれたので、話を続けた。
「私は十年の時を眠り続け、ようやく今日目覚めることができました。なぜ十年もの間眠ることになったのかは、この国の大地と繋がっていた関係、とでも思っていてください」
輝人が一つの国に一人だけ、というのには訳があった。それは国が所有する大地と輝人が繋がっているからだ。もちろん繋がっているといっても、目に見える繋がりではなく精神的な繋がりだ。輝人は大地から多大な魔力を分けてもらえる恩恵をもらい、大地は龍脈の調整など様々な使命を輝人に託す。言い方を悪くすれば人柱のような存在なのである。
ベルが十年眠り続けたことに大した意味はないので、輝人と国の大地との関係を使わせてもらうことにした。辻褄が合うようにロセウスたちにもこの理由で説明済みだ。
「なるほど、そういうことでしたか」
「はい。なので今後私がこのような長い眠りにつくことは、ぼぼないと考えていただいて大丈夫です。ですので、エド殿には私が眠りから覚めたことを国内国外問わず広めてほしいのです。そしてそのついでで構わないので、各国の輝人四人に私が目覚めたことを、一番早い方法で知らせていただけないでしょうか。本来であれば私が出向けばいいのですが、あいにくこの体は一つしかありません。ですので先にエド殿の方でどうにかお願いしたいと思い、こちらに参りました」
「その程度のことでしたら、問題ありません。こちらにお任せください。むしろこちら側としても、声を大にして知らせたいくらいですから」
アルブスの言う通りだった。国王は嬉しそうに声を弾ませている。
「各国の輝人へも、一刻でも早く伝わるように手配しましょう」
これに関しては嬉しい限りだ。早速お礼をしようと口を開けば、エドアルドの隣にいたラシードによって遮られてしまった。
「国王陛下、その件で少しよろしいでしょうか?」
エドアルドもまさかラシードに口を挟まれるとは思っていなかったのだろう。眉間に皺を寄せながら発言を許可していた。
「ベル様が眠りから覚めたということを、国内国外に知らせることは国の利益にも繋がることですので、これに関しては問題ありません。しかし各国の輝人に国の優秀な人間を使って無償で引き受けるのはどうかと思うのです」
ラシードの最後の一言が、この部屋にいる人たちを固まらせることに十分な効果を発揮した。ベルからしてみれば、ラシードの言うことは最もではあるが、他の人たちからしてみればそうではないのだ。国王よりも輝人の方が立場が上、というのが世間一般的な常識だ。つまりラシードはそれを見事に破ってしまったのである。
「ラシード、口を慎みなさい」
エドアルドは声を低くし、ラシードを諫めるが、そのラシードといえばそれを聞き流し、話を続けていた。
「ベル様、この話をこちらで引き受けるにあたって、こちらからもお願いしたことがございます」
「お願いしたいこと、ですか?」
「ええ、簡単なことですよ。ベル様の召喚獣、後ろに立つ三方を、ベル様以外の命令を聞くよう命令をしておいてほしいのです」
「は……? 今、なんと?」
ベルにできることならある程度は聞く姿勢ではいた。しかしラシードの口から出てきたお願いは、まさかなもので。思わず聞き返してしまった。
「ですから、召喚獣の方たちを我々の命令も聞くように命令をしてしてほしいのですよ。もちろんいつでもということではなく、有事のことがあった場合だけでも構いません」
どうやら聞き間違いではなかったらしい。これに関しては、もはや溜息すらでなかった。なんと愚かな願いなのかと、そう愚痴ってしまいたくなる。でも愚痴る前に、ロセウスたちを止めなければと、体ごとロセウスたちに向けた。背後からびしびしと荒れ狂う魔力を感じたからだ。
そこには冷たいを通り越した、敵意のこもった視線を送っているロセウスたちの姿があった。
「三人とも、落ち着いて。これは命令よ」
もしこの命令が一秒でも遅ければ、三人の誰かの手によってラシードは命を落としていただろう。その証拠に、部屋に異常なくらい濃度の高い魔力が漂っている。もちろん発生源はベルの後ろに控えている三人だ。もしベルが命令を下さなかったら、ラシードの命はすでに散らされていただろう。
(さすがにこれだけ濃い魔力が充満していたら、他の人はきついよなあ……)
一瞥すれば、エドアルドもラシードも顔色が大分悪く、額から汗を流していた。
エドアルドたちの後ろに控える王族を守る近衛騎士らしき二人は普段鍛えているからか、顔色こそ変えていないものの、畏怖の目を三人に向けていた。強さをはっきり見せつけられたからこそわかるのだろう。三人の底知らない強さというものを。
そして部屋にいるもう一人。国王と同じく、十年前に数回だけ会ったことのある宰相、ガーデンという男性は、床に横たわっていた。見る限り意識を失っているようだ。
三人の怒りは最もだ。けれどだからといって、三人の肩を持つわけにはいかない。
ベルは魔力を払うように、空中で右手を一度、二度と振ってみせた。途端に魔力は霧散され、部屋の中から魔力が消えていく。
「今のは、一体……」
エドアルドが顔色を悪くしながらも尋ねてきた。
別段隠すことでもないことから、ベルは正直に答えることにした。
「見ての通り魔力を霧散させたんですよ。エド殿はご存じでしょうが、輝人の役割の一つに大地に流れる龍脈を整える、というものがあります。これを無意識に常日頃行っているので、これくらいの魔力を払うくらい問題はありません」
異世界トリップしてベルとなって、最初は龍脈を整えるなんて意識は全くなかった。けれど自分はベルなのだと、意識が強くなっていく度に、無意識に龍脈を整えていたことに気がついたのだ。気がついてからはどうやって龍脈を整えているのか、自然と頭の中に入ってきた。だからこの整え方を応用すれば、これくらいは簡単なことだ。
「そうですか」
「ですのでこれで大分楽になったはずです。そこで意識を失っている宰相さんを誰か医務室へ運んであげてください」
ずっと床と友だちだなんて、それはさすがに可哀想だ。
エドアルドはベルの指摘でようやくガーデンが倒れていることに気づき、後ろに控えていた近衛騎士の一人に運ぶよう指示をしていた。ガーデンと近衛騎士一人がこの場を退場するのを確認すると、再び顔をラシードに向けた。
ここからはベルによる説教の時間だ。
「早速ですが、私の方の本題に入ってもいいですか?」
「ええ、もちろんですとも」
エドアルドが続きを促してくれたので、話を続けた。
「私は十年の時を眠り続け、ようやく今日目覚めることができました。なぜ十年もの間眠ることになったのかは、この国の大地と繋がっていた関係、とでも思っていてください」
輝人が一つの国に一人だけ、というのには訳があった。それは国が所有する大地と輝人が繋がっているからだ。もちろん繋がっているといっても、目に見える繋がりではなく精神的な繋がりだ。輝人は大地から多大な魔力を分けてもらえる恩恵をもらい、大地は龍脈の調整など様々な使命を輝人に託す。言い方を悪くすれば人柱のような存在なのである。
ベルが十年眠り続けたことに大した意味はないので、輝人と国の大地との関係を使わせてもらうことにした。辻褄が合うようにロセウスたちにもこの理由で説明済みだ。
「なるほど、そういうことでしたか」
「はい。なので今後私がこのような長い眠りにつくことは、ぼぼないと考えていただいて大丈夫です。ですので、エド殿には私が眠りから覚めたことを国内国外問わず広めてほしいのです。そしてそのついでで構わないので、各国の輝人四人に私が目覚めたことを、一番早い方法で知らせていただけないでしょうか。本来であれば私が出向けばいいのですが、あいにくこの体は一つしかありません。ですので先にエド殿の方でどうにかお願いしたいと思い、こちらに参りました」
「その程度のことでしたら、問題ありません。こちらにお任せください。むしろこちら側としても、声を大にして知らせたいくらいですから」
アルブスの言う通りだった。国王は嬉しそうに声を弾ませている。
「各国の輝人へも、一刻でも早く伝わるように手配しましょう」
これに関しては嬉しい限りだ。早速お礼をしようと口を開けば、エドアルドの隣にいたラシードによって遮られてしまった。
「国王陛下、その件で少しよろしいでしょうか?」
エドアルドもまさかラシードに口を挟まれるとは思っていなかったのだろう。眉間に皺を寄せながら発言を許可していた。
「ベル様が眠りから覚めたということを、国内国外に知らせることは国の利益にも繋がることですので、これに関しては問題ありません。しかし各国の輝人に国の優秀な人間を使って無償で引き受けるのはどうかと思うのです」
ラシードの最後の一言が、この部屋にいる人たちを固まらせることに十分な効果を発揮した。ベルからしてみれば、ラシードの言うことは最もではあるが、他の人たちからしてみればそうではないのだ。国王よりも輝人の方が立場が上、というのが世間一般的な常識だ。つまりラシードはそれを見事に破ってしまったのである。
「ラシード、口を慎みなさい」
エドアルドは声を低くし、ラシードを諫めるが、そのラシードといえばそれを聞き流し、話を続けていた。
「ベル様、この話をこちらで引き受けるにあたって、こちらからもお願いしたことがございます」
「お願いしたいこと、ですか?」
「ええ、簡単なことですよ。ベル様の召喚獣、後ろに立つ三方を、ベル様以外の命令を聞くよう命令をしておいてほしいのです」
「は……? 今、なんと?」
ベルにできることならある程度は聞く姿勢ではいた。しかしラシードの口から出てきたお願いは、まさかなもので。思わず聞き返してしまった。
「ですから、召喚獣の方たちを我々の命令も聞くように命令をしてしてほしいのですよ。もちろんいつでもということではなく、有事のことがあった場合だけでも構いません」
どうやら聞き間違いではなかったらしい。これに関しては、もはや溜息すらでなかった。なんと愚かな願いなのかと、そう愚痴ってしまいたくなる。でも愚痴る前に、ロセウスたちを止めなければと、体ごとロセウスたちに向けた。背後からびしびしと荒れ狂う魔力を感じたからだ。
そこには冷たいを通り越した、敵意のこもった視線を送っているロセウスたちの姿があった。
「三人とも、落ち着いて。これは命令よ」
もしこの命令が一秒でも遅ければ、三人の誰かの手によってラシードは命を落としていただろう。その証拠に、部屋に異常なくらい濃度の高い魔力が漂っている。もちろん発生源はベルの後ろに控えている三人だ。もしベルが命令を下さなかったら、ラシードの命はすでに散らされていただろう。
(さすがにこれだけ濃い魔力が充満していたら、他の人はきついよなあ……)
一瞥すれば、エドアルドもラシードも顔色が大分悪く、額から汗を流していた。
エドアルドたちの後ろに控える王族を守る近衛騎士らしき二人は普段鍛えているからか、顔色こそ変えていないものの、畏怖の目を三人に向けていた。強さをはっきり見せつけられたからこそわかるのだろう。三人の底知らない強さというものを。
そして部屋にいるもう一人。国王と同じく、十年前に数回だけ会ったことのある宰相、ガーデンという男性は、床に横たわっていた。見る限り意識を失っているようだ。
三人の怒りは最もだ。けれどだからといって、三人の肩を持つわけにはいかない。
ベルは魔力を払うように、空中で右手を一度、二度と振ってみせた。途端に魔力は霧散され、部屋の中から魔力が消えていく。
「今のは、一体……」
エドアルドが顔色を悪くしながらも尋ねてきた。
別段隠すことでもないことから、ベルは正直に答えることにした。
「見ての通り魔力を霧散させたんですよ。エド殿はご存じでしょうが、輝人の役割の一つに大地に流れる龍脈を整える、というものがあります。これを無意識に常日頃行っているので、これくらいの魔力を払うくらい問題はありません」
異世界トリップしてベルとなって、最初は龍脈を整えるなんて意識は全くなかった。けれど自分はベルなのだと、意識が強くなっていく度に、無意識に龍脈を整えていたことに気がついたのだ。気がついてからはどうやって龍脈を整えているのか、自然と頭の中に入ってきた。だからこの整え方を応用すれば、これくらいは簡単なことだ。
「そうですか」
「ですのでこれで大分楽になったはずです。そこで意識を失っている宰相さんを誰か医務室へ運んであげてください」
ずっと床と友だちだなんて、それはさすがに可哀想だ。
エドアルドはベルの指摘でようやくガーデンが倒れていることに気づき、後ろに控えていた近衛騎士の一人に運ぶよう指示をしていた。ガーデンと近衛騎士一人がこの場を退場するのを確認すると、再び顔をラシードに向けた。
ここからはベルによる説教の時間だ。
0
お気に入りに追加
672
あなたにおすすめの小説
マイナー18禁乙女ゲームのヒロインになりました
東 万里央(あずま まりお)
恋愛
十六歳になったその日の朝、私は鏡の前で思い出した。この世界はなんちゃってルネサンス時代を舞台とした、18禁乙女ゲーム「愛欲のボルジア」だと言うことに……。私はそのヒロイン・ルクレツィアに転生していたのだ。
攻略対象のイケメンは五人。ヤンデレ鬼畜兄貴のチェーザレに男の娘のジョバンニ。フェロモン侍従のペドロに影の薄いアルフォンソ。大穴の変人両刀のレオナルド……。ハハッ、ロクなヤツがいやしねえ! こうなれば修道女ルートを目指してやる!
そんな感じで涙目で爆走するルクレツィアたんのお話し。
【R-18】喪女ですが、魔王の息子×2の花嫁になるため異世界に召喚されました
indi子/金色魚々子
恋愛
――優しげな王子と強引な王子、世継ぎを残すために、今宵も二人の王子に淫らに愛されます。
逢坂美咲(おうさか みさき)は、恋愛経験が一切ないもてない女=喪女。
一人で過ごす事が決定しているクリスマスの夜、バイト先の本屋で万引き犯を追いかけている時に階段で足を滑らせて落ちていってしまう。
しかし、気が付いた時……美咲がいたのは、なんと異世界の魔王城!?
そこで、魔王の息子である二人の王子の『花嫁』として召喚されたと告げられて……?
元の世界に帰るためには、その二人の王子、ミハイルとアレクセイどちらかの子どもを産むことが交換条件に!
もてない女ミサキの、甘くとろける淫らな魔王城ライフ、無事?開幕!
一宿一飯の恩義で竜伯爵様に抱かれたら、なぜか監禁されちゃいました!
当麻月菜
恋愛
宮坂 朱音(みやさか あかね)は、電車に跳ねられる寸前に異世界転移した。そして異世界人を保護する役目を担う竜伯爵の元でお世話になることになった。
しかしある日の晩、竜伯爵当主であり、朱音の保護者であり、ひそかに恋心を抱いているデュアロスが瀕死の状態で屋敷に戻ってきた。
彼は強い媚薬を盛られて苦しんでいたのだ。
このまま一晩ナニをしなければ、死んでしまうと知って、朱音は一宿一飯の恩義と、淡い恋心からデュアロスにその身を捧げた。
しかしそこから、なぜだかわからないけれど監禁生活が始まってしまい……。
好きだからこそ身を捧げた異世界女性と、強い覚悟を持って異世界女性を抱いた男が異世界婚をするまでの、しょーもないアレコレですれ違う二人の恋のおはなし。
※いつもコメントありがとうございます!現在、返信が遅れて申し訳ありません(o*。_。)oペコッ 甘口も辛口もどれもありがたく読ませていただいてます(*´ω`*)
※他のサイトにも重複投稿しています。
異世界転移した心細さで買ったワンコインの奴隷が信じられない程好みドストライクって、恵まれすぎじゃないですか?
sorato
恋愛
休日出勤に向かう途中であった筈の高橋 菫は、気付けば草原のど真ん中に放置されていた。
わけも分からないまま、偶々出会った奴隷商人から一人の男を購入する。
※タイトル通りのお話。ご都合主義で細かいことはあまり考えていません。
あっさり日本人顔が最も美しいとされる美醜逆転っぽい世界観です。
ストーリー上、人を安値で売り買いする場面等がありますのでご不快に感じる方は読まないことをお勧めします。
小説家になろうさんでも投稿しています。ゆっくり更新です。
明智さんちの旦那さんたちR
明智 颯茄
恋愛
あの小高い丘の上に建つ大きなお屋敷には、一風変わった夫婦が住んでいる。それは、妻一人に夫十人のいわゆる逆ハーレム婚だ。
奥さんは何かと大変かと思いきやそうではないらしい。旦那さんたちは全員神がかりな美しさを持つイケメンで、奥さんはニヤケ放題らしい。
ほのぼのとしながらも、複数婚が巻き起こすおかしな日常が満載。
*BL描写あり
毎週月曜日と隔週の日曜日お休みします。
春画を売ったら王子たちに食べられた
四季
恋愛
どこにでもいる普通のOLの里奈は、山の中でスケッチをしていたら異世界に迷い込んだ。魔力のない里奈は『非人』として国に保護されて、洗濯の下女の仕事をしている。将来のためにお金を貯めようと、こっそりエロ画を描いて売っていた。どうも里奈の描いたエロ画はこの国では刺激が強かったらしい。「これを描いたのはおまえか?」と、俺様王子に食べられた。恋い焦がれていた人の兄と関係を持った。
里奈が王子の子どもを妊娠したことによって、長い歴史の中でねじ曲げられた非人と王族との真実が明かされようとした。そして命を狙われはじめた。二人の王子の間で揺れ動く恋心。生き残るために日本で育った常識を捨てた。
R18 *性的描写や残酷描写を想像させる描写あります。誤字脱字多で不快感を覚える方はお控えください。執筆に集中したいので感想欄を閉じさせていただきます。お読みくださり、ありがとうございます。
すみません、クライマックスですが、更新ペース下がります。
私が美女??美醜逆転世界に転移した私
鍋
恋愛
私の名前は如月美夕。
27才入浴剤のメーカーの商品開発室に勤める会社員。
私は都内で独り暮らし。
風邪を拗らせ自宅で寝ていたら異世界転移したらしい。
転移した世界は美醜逆転??
こんな地味な丸顔が絶世の美女。
私の好みど真ん中のイケメンが、醜男らしい。
このお話は転生した女性が優秀な宰相補佐官(醜男/イケメン)に囲い込まれるお話です。
※ゆるゆるな設定です
※ご都合主義
※感想欄はほとんど公開してます。
Blue Bird ―初恋の人に再会したのに奔放な同級生が甘すぎるっ‼【完結】
remo
恋愛
「…溶けろよ」 甘く響くかすれた声と奔放な舌にどこまでも落とされた。
本宮 のい。新社会人1年目。
永遠に出来そうもない彼氏を夢見つつ、目の前の仕事に奮闘中。
なんだけど。
青井 奏。
高校時代の同級生に再会した。 と思う間もなく、
和泉 碧。
初恋の相手らしき人も現れた。
幸せの青い鳥は一体どこに。
【完結】 ありがとうございました‼︎
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる