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出会い頭
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単刀直入に言おう俺の家貧乏だ
だからと言ってそれを嘆いたことは…多分…ない!!!!!多分
貧乏って言うか借金もあるしな
そして…さいっあくなことに俺はΩなのだ
抑制剤代もキツいのだ…もし俺がベータだったら…なんてタラレバを言っていてもしょうがない
まあ??たまーーにベータと偽ってバイトに申し込んだりしてるけど????
日本の現状、差別をやめよう!!なんて言ってはいるがやはり根付いた差別は無くならないもので
Ωと書いた時は半分以上落ちてしまう
まぁそんなことは置いておいて
今日のバイトはビルの清掃
このバイトは今日で三回目だ
芸能事務所…??らしい
テレビは家にないからよく分からないが
面接時にベータしか雇ってません!って言われたけどベータのフリしてたらなんとかなった!
やっすい抑制剤よく効くんだよ
効きすぎるぐらいには
副作用すごすぎて頭常に痛いしアルファのフェロモン分からなくなったからもう俺ほぼベータなんだよね
発情期も無いに等しいし
毎日抑制剤飲めば大丈夫!
「お疲れ様でーす」
「お疲れ様です」
ここの清掃バイトは基本的におばちゃんが多い
なんで俺が受かったかって言うと家にテレビがなく芸能関係にあまり興味がないってのが大きかったらしい
たぶん?
さて今日も元気に清掃を始めます
ここは大手の芸能事務所のビルらしいから
めっっちゃでっかい
まあじゃないとこんなたくさん雇わないよね
しかも多分儲かってる
じゃないと時給コンナタカクナイ(震
妹にここでバイトするんだ~って話したら
「ふーん…あ、ここ聞いたことある確か……あ!!!!!!!ヒイロくんが所属してる事務所じゃない!?!!!にい、そこで働くの!?」
って言われた
妹もあんまり芸能関係には興味無い…?とおもうからそんな妹でも知ってるくらい有名なんだと思う
妹…真由に芸能関係に興味があったら困るけどな!!!!!!!
可愛いからすぐ取り込まれちゃう!!!!
男のアルファにはクズしか居ないからな!!!
芸能人になってもダメだ!!!!
芸能人はアルファが多い!!
ふわふわのほほーんしてる真由はすぐパクっといかれちまう!!!!!
まあそんなことは置いといて…
「こんにちは」
だれだ?
名前は知らん多分顔がいいから芸能人…か?
なぜ話しかけてくるのだろうか
いやただの挨拶か
「え、あこんにちは」
いや無言怖
「ど、どうされましたか?なにか困り事でも…」
こいつ何故かにっこにっこなんだよな
困り事ではないだろうなきっと
「いえ!なんでもないです!!
えと、お名前…聞いていいですか?」
こんな俺に話しかけるとか…暇かよ
「は、はぁえと雪乃伊月デス」
ま、まさか俺がΩなのバレて訴えられるとか!?
やば、いぞ?
「い、伊月さん!!
俺は榊緋彩です!!!!!」
はぁ…
「あ、えと榊さん…?」
なんだよこの人
俺そろそろ仕事の続きしなきゃ怒られちゃうけど
「名前で呼んでください!!!」
え、ほんとに何この人
「え、あぁ…え?緋彩さん?」
…
「伊月さんってオメガですよね?」
━━━━━━━━━━━━━━
緋彩side
俺は榊 緋彩
俳優をしている
俺はアルファだ
それでついに見つけたのだ!!!
運命の番
初めて見かけた時
体に電気が走ったみたいだった
だけどその相手は何も反応してくれなくて
びっくりした俺はとりあえず挨拶をした
「こんにちは!」
え、キョトンとした顔可愛すぎる
「え、あこんにちは」
…反応が薄い
もしかしてこのオメガフェロモンを感じ取れないのか?
少しフェロモンを出してみる
近くにアルファもオメガもいなくベータのみだったので誰も気が付かない
これ以上のフェロモンを出せばベータも気がつくレベルになってしまうので一旦通常に戻す
何も反応がない
「ど、どうされました?なにか困り事でも…」
え、気を使ってくれてる?天使か?
何だこの生き物
「いえ!なんでもないです!!
えと、お名前…聞いていいですか?」
怪しかったか??
ゆっくり俺に慣らして惚れさせていけばいいだろう
そしてディナーを食べながら告白をしよう
うん
それがいい!ロマンチックだ!
「は、はぁえと、雪乃伊月デス」
はっっっっ名前まで天使だ!!!!!!!
こんな美しい生物がこの世に存在していていいのだろうか???
美しいは罪だと初めて実感した…
なんでも買ってやりたいし何でもしてやりたい…
「い、伊月さん!!
俺は榊緋彩です!!!!!」
名前で呼んじゃった!!!!
天使すぎる名前をこの口で発してしまった!!
「あ、えと榊さん…?」
うっっっっっっっ苗字でも破壊力が強い!!!でも…「名前で呼んでください!!!」
言っちゃったぁ!
「え、あぁ…え?緋彩さん?」
その小さい唇から俺の名前が発せられてる…
可愛い抱きしめたい
運命の番だし…いいよね?
ダメだわ我慢できねぇ
いやいや伊月さんはフェロモンが感じとれないんだきっと
1度聞いてみようかな…?
「伊月さんってオメガですよね…?」
だからと言ってそれを嘆いたことは…多分…ない!!!!!多分
貧乏って言うか借金もあるしな
そして…さいっあくなことに俺はΩなのだ
抑制剤代もキツいのだ…もし俺がベータだったら…なんてタラレバを言っていてもしょうがない
まあ??たまーーにベータと偽ってバイトに申し込んだりしてるけど????
日本の現状、差別をやめよう!!なんて言ってはいるがやはり根付いた差別は無くならないもので
Ωと書いた時は半分以上落ちてしまう
まぁそんなことは置いておいて
今日のバイトはビルの清掃
このバイトは今日で三回目だ
芸能事務所…??らしい
テレビは家にないからよく分からないが
面接時にベータしか雇ってません!って言われたけどベータのフリしてたらなんとかなった!
やっすい抑制剤よく効くんだよ
効きすぎるぐらいには
副作用すごすぎて頭常に痛いしアルファのフェロモン分からなくなったからもう俺ほぼベータなんだよね
発情期も無いに等しいし
毎日抑制剤飲めば大丈夫!
「お疲れ様でーす」
「お疲れ様です」
ここの清掃バイトは基本的におばちゃんが多い
なんで俺が受かったかって言うと家にテレビがなく芸能関係にあまり興味がないってのが大きかったらしい
たぶん?
さて今日も元気に清掃を始めます
ここは大手の芸能事務所のビルらしいから
めっっちゃでっかい
まあじゃないとこんなたくさん雇わないよね
しかも多分儲かってる
じゃないと時給コンナタカクナイ(震
妹にここでバイトするんだ~って話したら
「ふーん…あ、ここ聞いたことある確か……あ!!!!!!!ヒイロくんが所属してる事務所じゃない!?!!!にい、そこで働くの!?」
って言われた
妹もあんまり芸能関係には興味無い…?とおもうからそんな妹でも知ってるくらい有名なんだと思う
妹…真由に芸能関係に興味があったら困るけどな!!!!!!!
可愛いからすぐ取り込まれちゃう!!!!
男のアルファにはクズしか居ないからな!!!
芸能人になってもダメだ!!!!
芸能人はアルファが多い!!
ふわふわのほほーんしてる真由はすぐパクっといかれちまう!!!!!
まあそんなことは置いといて…
「こんにちは」
だれだ?
名前は知らん多分顔がいいから芸能人…か?
なぜ話しかけてくるのだろうか
いやただの挨拶か
「え、あこんにちは」
いや無言怖
「ど、どうされましたか?なにか困り事でも…」
こいつ何故かにっこにっこなんだよな
困り事ではないだろうなきっと
「いえ!なんでもないです!!
えと、お名前…聞いていいですか?」
こんな俺に話しかけるとか…暇かよ
「は、はぁえと雪乃伊月デス」
ま、まさか俺がΩなのバレて訴えられるとか!?
やば、いぞ?
「い、伊月さん!!
俺は榊緋彩です!!!!!」
はぁ…
「あ、えと榊さん…?」
なんだよこの人
俺そろそろ仕事の続きしなきゃ怒られちゃうけど
「名前で呼んでください!!!」
え、ほんとに何この人
「え、あぁ…え?緋彩さん?」
…
「伊月さんってオメガですよね?」
━━━━━━━━━━━━━━
緋彩side
俺は榊 緋彩
俳優をしている
俺はアルファだ
それでついに見つけたのだ!!!
運命の番
初めて見かけた時
体に電気が走ったみたいだった
だけどその相手は何も反応してくれなくて
びっくりした俺はとりあえず挨拶をした
「こんにちは!」
え、キョトンとした顔可愛すぎる
「え、あこんにちは」
…反応が薄い
もしかしてこのオメガフェロモンを感じ取れないのか?
少しフェロモンを出してみる
近くにアルファもオメガもいなくベータのみだったので誰も気が付かない
これ以上のフェロモンを出せばベータも気がつくレベルになってしまうので一旦通常に戻す
何も反応がない
「ど、どうされました?なにか困り事でも…」
え、気を使ってくれてる?天使か?
何だこの生き物
「いえ!なんでもないです!!
えと、お名前…聞いていいですか?」
怪しかったか??
ゆっくり俺に慣らして惚れさせていけばいいだろう
そしてディナーを食べながら告白をしよう
うん
それがいい!ロマンチックだ!
「は、はぁえと、雪乃伊月デス」
はっっっっ名前まで天使だ!!!!!!!
こんな美しい生物がこの世に存在していていいのだろうか???
美しいは罪だと初めて実感した…
なんでも買ってやりたいし何でもしてやりたい…
「い、伊月さん!!
俺は榊緋彩です!!!!!」
名前で呼んじゃった!!!!
天使すぎる名前をこの口で発してしまった!!
「あ、えと榊さん…?」
うっっっっっっっ苗字でも破壊力が強い!!!でも…「名前で呼んでください!!!」
言っちゃったぁ!
「え、あぁ…え?緋彩さん?」
その小さい唇から俺の名前が発せられてる…
可愛い抱きしめたい
運命の番だし…いいよね?
ダメだわ我慢できねぇ
いやいや伊月さんはフェロモンが感じとれないんだきっと
1度聞いてみようかな…?
「伊月さんってオメガですよね…?」
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