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あとがき
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『よろず屋ななつ星~復讐代行承ります~ マッチングアプリ美人局案件』を読んでいただき、ありがとうございます。
月見里ゆずるです。
今回のテーマは「マッチングアプリ」「美人局」です。
読んでる方の中で使ってらっしゃる人いらっしゃるでしょうか。
ちなみに私は使ってません笑
二年前に小学校時代の友人がマッチングアプリで出会い結婚しました。
私の祖母(父方)が亡くなった日の夕方、会社から家に帰るバスの中で『今度マッチングアプリで会った子と、結婚すんねん。来てやー』と連絡が来ました。
悲しい話と嬉しい話が一気に来たので、リアクションに困りました。
待って。これ、時期によっちゃー私行けないかもしれん……。でもこんな嬉しい話の中に「今日ばあちゃん亡くなったねん。もしかしたらこれへんかも」なんて、言えないしなー。
親に「友人が結婚するねんけど、ばあちゃん亡くなったから行って大丈夫なん?」と相談したら、大丈夫でした。
そんな状況の中「じゃぁ、ピアノ弾くわ!」と冗談で言ったら、本当に弾きました。
結婚式でのピアノ演奏に子どもの頃から憧れていたんです。
数年ぶりに触ったグランドピアノは重かったです笑
ちなみに友人夫妻に今年お嬢ちゃんが生まれました。まだ会ってないですけど笑
こういう例は少ないそうで……。
マッチングアプリでの美人局は本当にあります。
女性は本当は高校生なのに、年齢ごまかしてカモとなる男性と関係を持つ。女性の彼氏役の男性が「こいつ未成年だぞ! 警察のお世話になりたくないなら、お金払え!」と脅す手口。
カモの男性は「えっ、俺女子高生と関係持ってたの?! どうしよう捕まるじゃん……しかも騙されたなんて言えないし」と、お金を払ってしまうケースが多いそうです。
基本的にマッチングアプリは、18歳以上じゃないとだめで、独身である証明書や身分証明書の提出が求められます。運営もその辺りを厳しくしているそうですが、美人局をする人はします。
『キレイまたは可愛いお姉さんが妙に積極的な人は疑え』
多分自分が男性ならあっさり騙されそうです笑
そういう泣き寝入りする人の無念を晴らしてくれるのが『よろず屋ななつ星』なんです。
ターゲットの個人情報や人間関係や過去のことを調べあげて、ネット上で「さぁ、叩きなさい」と炎上の燃料を投下するわけです。
ネットで本当にそういう人がいるそうで「特定班さすが!」と持て囃されるんです。
この作品で繰り返し出ている『過去の行いや言動は刺青のように消えない』という言葉。
叩く人からすると「因果応報」「残当(残念ながら当然)」「自業自得」「叩かれるようなことをするやつが悪い」の大義名分でやってるんです。
仮にこれから真面目に生きようとしても、過去のことを引き合いにして批判する人や見下したりする人は絶対います。
「自分より下にいてもらわないと都合が悪いから、見下すことが出来ないから」に集約されるのではないかと思います。
「未来永劫、過去のことを引き合いにして叩かれるべきで、本当に解決に結びつくのか?」
これが『よろず屋ななつ星』シリーズの最大のテーマです。
最後にお願いがあります。
この作品はフィクションです。
絶対に真似しないでください。警察のお世話になるかもしれないので……。
美人局の被害に遭ってるかもしれないという方は、警察に相談してください。
では、ごきげんよう!
2021 9月 月見里ゆずる
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