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13:人形4
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マルバスは山肌に空いた洞窟への入り口を前に足を止めていた。
「団長、どうしますか」
部下の一人が指示を促す。この洞窟を見つけるまで数時間、賊の痕跡らしいものは無く野生の動物による襲撃もなかった。獣人そのものが来ないにしろ、使役された獣が襲ってくると思っていただけに、肩透かしを食らった感がある。
「これが賊の棲家とすれば、順調すぎるな」
前回のバーサッドへの襲撃や、それ以前の賊の襲撃の情報から数が少ない事はわかっているが、それにしてもここまで一切反応がないのはどういう事だろうか。
「そもそも場所が違うのか」
洞窟に続く入り口には、真新しい数人分の足跡がある。2足歩行の獣が居ないとすれば、これは人か獣人、どちらかのものには違いない。部下に傭兵、5対の視線がこちらを向いている。
「この先に賊がいる可能性が高い、小休止の後踏み込む」
各々はマルバスの声に、一様に頷いた。
獣道をかき分け、僕達は賊の拠点を探していた。アネッサは迷いなく獣道を進んでゆく、鎧を付けた僕や同僚たちは自然と息が荒くなる。
「アネッサ、ちょっとタフ過ぎ」
荒い息のまま、アネッサの背に声をかける。アネッサが足を止め振り返る、フルフェイスの兜から覗く視線はどこか冷ややかに見える。
「傭兵の奴らが息も上がってないのに恥ずかしくないのか」
顔を近づけ小声で囁く。確かに見回すと息が上がっているのは僕と同僚たちだけで傭兵達は涼しげな顔だ。
「ほら、あの人達は重装じゃないし」
その一面は実際あるだろうが、どうも違和感がある。アネッサが不機嫌なのもどうもそのあたりが関係している気もするが同時にそれだけでない気もする。
「そんなだらしない事ばっかり言ってると、アマネちゃんにまで呆れられるぞ。仕方ない、全員小休止だ」
ため息混じりのアネッサの号令で全員が足を止める。僕も適当な岩に腰掛け、革袋から水を飲む。アネッサは呆れ顔のまま僕を見下ろしている。
「確かにアマネちゃんは可愛いけどさ」
非の打ち所のない笑みを浮かべる少女。その笑みを見た時に初めて感じたのは掛け値なしの感嘆だった。あの歳であんな笑みが出来ることに薄ら寒ささえ感じた。一朝一夕ではとても出来ない完璧な作り笑い、僕だって同じような笑みを見たことがなければ騙されていたかもしれない。
「副団長に気兼ねしてるなら、あの人は個人の恋愛にまでは口出さないはずだよ。ちょっかいはかけるだろうけどね」
「違いない」
アネッサは兜を手頃な岩の上に置き、顔を振る。汗に濡れた髪に光が反射する。僕は思わずその姿に魅入っていた。
「何見てるんだい」
アネッサがからかい混じりに顔を寄せてくる。顔の左半分には醜い火傷。
「いや、綺麗だなと」
素直な感想を言うと、アネッサの顔が僅かに不機嫌になった気がする。
「なんだい、いつかのリベンジでも考えてるのかい」
アネッサが神殿騎士団に入ってすぐの頃、とある飲みの後に僕とアネッサは男女の関係になりかけたことがある。実際の所は、僕達が行為に及ぼうとした時に、僕が役に立たなくて無かったことになっている。
「あの時は僕が悪かったよ」
何度目かめになる謝罪の言葉、アネッサは複雑な表情をしている。
「まあ、こっちにそれだけの魅力がなかったってことさ。こんな顔だしね」
「僕が不能なだけだよ」
笑みを浮かべて言う。精神的な原因で僕は男として役に立たない、何度か商売女を相手にも試してみたがどうやらダメだというのが結論だ。生暖かい視線が辺中から僕に向けられている気がするが気にしないことにする。
「ふぅん、だったらあんたが死んでも悲しむ人はいないって事ね」
「そうだね、そんな物好きな女性は居ないと思うよ」
僕の答えに満足したのか、アネッサもまた生暖かい目で僕を見下ろしている。
「アマネちゃんを口説いてたのは」
「リップサービス」
即答する。望まれた役割を望まれたとおりにこなしたに過ぎない。
「まったく、アマネちゃんが可哀想に思えてきた」
「大丈夫だよ、アネッサ。あの子ならそれぐらいわかってたと思うし」
僕の答えに、呆れたように大きくため息を付いた。
辺りには血の匂いが満ちていた。血の匂いに混じって獣の匂いが漂っている。傍らには力尽きた部下の亡骸、ハルバートを握る手に思わず力を込める。対峙する男たちは、各々の武器をバルドに向けている。
「バルド殿、あとはあんた1人だ良ければ降りてくれないか」
周囲には狼に熊、猪と獣の死体が散乱している。バルドが軽く手にしたハルバートを振ると刃に付いた血が対峙する男たちに降りかかる。
「相手もわからずに降りろと」
血に濡れたその顔に表情はない。家族と一緒にいる時のバルドしか知らないものがその姿を見れば果たして同一人物と認識できただろうか。男たちの足元で獣達がバルドに対し唸り声を上げている。
「しかし、獣人が獣を使うというのは聞いていたが、傭兵まで使うとはな」
獣と傭兵を見る。獣の数は大分減ったが傭兵はほぼ無傷で残っている。それに対し、バルド達はバルド以外動けるものはいない。
「悪く思わないでくださいよ、金さえ貰えれば俺達は何の味方でもするんでね」
傭兵の1人が悪びれずに言う。バルド達の班の半数、キマリスが雇った傭兵全員がバルド達の敵に回った。
「懸念はしていたが、まさか全員とはな」
精々相手方に通じているとしても1人ぐらいだと思っていた、その結果がこの有様だ。部下の亡骸を一瞥し息を吐く。1対1なら敵ではないが、複数対1は骨が折れる。
「御心中お察し致します」
傭兵の1人がおどけて言う。その手では小振りな剣が弄ばれている。
「なあに、骨が折れるには違いないが、殺されてやる気はないのでな」
ハルバートの切っ先を傭兵達に向ける。傭兵は3人、獣は残り6匹、手傷は間違いなく負うだろうが負けてやれる数ではない。
「さて、団長も気になる。早くはじめるかな」
ハルバートを手に、一気に距離を詰める。獣が左右に避け、傭兵の1人が体を反らして避ける。槍穂は見事に避けられた、熟練の傭兵が初撃で終わるとはバルドも思ってはいない、突き出したハルバートを回転させ斧頭で傭兵の首を掻き切る。
「まず1人」
敢えて口に出す。言うほど楽勝な戦いではなく、心理的な優位性は常にもっておく必要がある。傭兵の首筋から吹き出た血で森が紅く染まる。残る傭兵達の顔色が変わるのが分かる。
「さすがは神殿騎士団副団長殿、まさが一撃とは。アレでもそれなりに腕の立つ男だったのですよ」
リーダー格の男がやれやれといった身振りをする。その身体が僅かに震えている。
「お前たちの目的を言えば、この男のように楽に殺してやるぞ」
凄惨な笑みを口元に浮かべる。一歩間違えば、為す術もなく死ぬのは相手も自分も同じとバルドはよく分かっている。人間の体は脆く、仮に生き残っても大きな障害を残せば自身にとってそれは死と同義である以上、絶対的な勝利を収める必要がある。
「怖い怖い」
男の合図で、獣達がバルドに襲いかかる。三匹の狼が連続して飛びかかってくる。ハルバートを横薙ぎにして、弾き飛ばす。体制が崩れたところ所に2匹の猪が突進してくる。獣というのに見事な連携だ。
「ぐっ」
槍穂が猪の目を貫くも、勢いに負けハルバートが手から落ちる。そこに熊の爪が振り下ろされる。甲高い金属音、鎧に弾かれ熊がよろめく。肉にこそ達しなかったものの、その衝撃に一瞬息が止まる。
「まだ続きますよ」
男の声に応じるように、もう1人の傭兵が弄んでいた剣でバルドに躍りかかる。それを転がって一撃、二撃と避ける。転がりながらなんとか蹴りを返し、その攻撃を止める。
「流石」
リーダー格の男が更に追撃を繰り出す。手慣れた動き、まっすぐ狙ってくるのは鎧の継ぎ目。兜と鎧の間に僅かに覗く首筋。
獣の咆哮にも似た、叫び声が辺りに響いた。
小屋の中、夕食の準備をしていた少女の動きが止まる。
「アマネさん、どうかされましたか」
ベリトが手の止まったアマネを見て、怪訝な表情をする。
「ベリトさん、皆さんが戻るまで後どれ位の時間だったでしょうか」
アマネの視線は窓の外に向いている。
「まだ暫く掛かるとは思いますが、何か気になることでも」
アマネの見ている方に視線を向ける。小屋の外では、小屋を囲むように無数の獣達がうごめいている。
「これが人間の気配なら、もう少し早く気づいたのですが」
ベリトは思わず舌打ちをする。今の立場は何かと便利ではあるものの、ここで死ぬ気は毛頭ない。どうにか逃げる手段はないかと頭を回転させる。
「今、この小屋にいるのは私とベリトさんを含めて4人ほど」
アマネの言葉に頷く。団長達が戻ってくるにしてもまだ時間がかかるはずだ、ぱっと見では獣人が居ないように見えるが、その間守りきるだけでも一苦労だろう。
「さて、どうしますか」
「さて、どうしましょうか」
ここでもまた、別の戦いが始まろうとしていた。
「団長、どうしますか」
部下の一人が指示を促す。この洞窟を見つけるまで数時間、賊の痕跡らしいものは無く野生の動物による襲撃もなかった。獣人そのものが来ないにしろ、使役された獣が襲ってくると思っていただけに、肩透かしを食らった感がある。
「これが賊の棲家とすれば、順調すぎるな」
前回のバーサッドへの襲撃や、それ以前の賊の襲撃の情報から数が少ない事はわかっているが、それにしてもここまで一切反応がないのはどういう事だろうか。
「そもそも場所が違うのか」
洞窟に続く入り口には、真新しい数人分の足跡がある。2足歩行の獣が居ないとすれば、これは人か獣人、どちらかのものには違いない。部下に傭兵、5対の視線がこちらを向いている。
「この先に賊がいる可能性が高い、小休止の後踏み込む」
各々はマルバスの声に、一様に頷いた。
獣道をかき分け、僕達は賊の拠点を探していた。アネッサは迷いなく獣道を進んでゆく、鎧を付けた僕や同僚たちは自然と息が荒くなる。
「アネッサ、ちょっとタフ過ぎ」
荒い息のまま、アネッサの背に声をかける。アネッサが足を止め振り返る、フルフェイスの兜から覗く視線はどこか冷ややかに見える。
「傭兵の奴らが息も上がってないのに恥ずかしくないのか」
顔を近づけ小声で囁く。確かに見回すと息が上がっているのは僕と同僚たちだけで傭兵達は涼しげな顔だ。
「ほら、あの人達は重装じゃないし」
その一面は実際あるだろうが、どうも違和感がある。アネッサが不機嫌なのもどうもそのあたりが関係している気もするが同時にそれだけでない気もする。
「そんなだらしない事ばっかり言ってると、アマネちゃんにまで呆れられるぞ。仕方ない、全員小休止だ」
ため息混じりのアネッサの号令で全員が足を止める。僕も適当な岩に腰掛け、革袋から水を飲む。アネッサは呆れ顔のまま僕を見下ろしている。
「確かにアマネちゃんは可愛いけどさ」
非の打ち所のない笑みを浮かべる少女。その笑みを見た時に初めて感じたのは掛け値なしの感嘆だった。あの歳であんな笑みが出来ることに薄ら寒ささえ感じた。一朝一夕ではとても出来ない完璧な作り笑い、僕だって同じような笑みを見たことがなければ騙されていたかもしれない。
「副団長に気兼ねしてるなら、あの人は個人の恋愛にまでは口出さないはずだよ。ちょっかいはかけるだろうけどね」
「違いない」
アネッサは兜を手頃な岩の上に置き、顔を振る。汗に濡れた髪に光が反射する。僕は思わずその姿に魅入っていた。
「何見てるんだい」
アネッサがからかい混じりに顔を寄せてくる。顔の左半分には醜い火傷。
「いや、綺麗だなと」
素直な感想を言うと、アネッサの顔が僅かに不機嫌になった気がする。
「なんだい、いつかのリベンジでも考えてるのかい」
アネッサが神殿騎士団に入ってすぐの頃、とある飲みの後に僕とアネッサは男女の関係になりかけたことがある。実際の所は、僕達が行為に及ぼうとした時に、僕が役に立たなくて無かったことになっている。
「あの時は僕が悪かったよ」
何度目かめになる謝罪の言葉、アネッサは複雑な表情をしている。
「まあ、こっちにそれだけの魅力がなかったってことさ。こんな顔だしね」
「僕が不能なだけだよ」
笑みを浮かべて言う。精神的な原因で僕は男として役に立たない、何度か商売女を相手にも試してみたがどうやらダメだというのが結論だ。生暖かい視線が辺中から僕に向けられている気がするが気にしないことにする。
「ふぅん、だったらあんたが死んでも悲しむ人はいないって事ね」
「そうだね、そんな物好きな女性は居ないと思うよ」
僕の答えに満足したのか、アネッサもまた生暖かい目で僕を見下ろしている。
「アマネちゃんを口説いてたのは」
「リップサービス」
即答する。望まれた役割を望まれたとおりにこなしたに過ぎない。
「まったく、アマネちゃんが可哀想に思えてきた」
「大丈夫だよ、アネッサ。あの子ならそれぐらいわかってたと思うし」
僕の答えに、呆れたように大きくため息を付いた。
辺りには血の匂いが満ちていた。血の匂いに混じって獣の匂いが漂っている。傍らには力尽きた部下の亡骸、ハルバートを握る手に思わず力を込める。対峙する男たちは、各々の武器をバルドに向けている。
「バルド殿、あとはあんた1人だ良ければ降りてくれないか」
周囲には狼に熊、猪と獣の死体が散乱している。バルドが軽く手にしたハルバートを振ると刃に付いた血が対峙する男たちに降りかかる。
「相手もわからずに降りろと」
血に濡れたその顔に表情はない。家族と一緒にいる時のバルドしか知らないものがその姿を見れば果たして同一人物と認識できただろうか。男たちの足元で獣達がバルドに対し唸り声を上げている。
「しかし、獣人が獣を使うというのは聞いていたが、傭兵まで使うとはな」
獣と傭兵を見る。獣の数は大分減ったが傭兵はほぼ無傷で残っている。それに対し、バルド達はバルド以外動けるものはいない。
「悪く思わないでくださいよ、金さえ貰えれば俺達は何の味方でもするんでね」
傭兵の1人が悪びれずに言う。バルド達の班の半数、キマリスが雇った傭兵全員がバルド達の敵に回った。
「懸念はしていたが、まさか全員とはな」
精々相手方に通じているとしても1人ぐらいだと思っていた、その結果がこの有様だ。部下の亡骸を一瞥し息を吐く。1対1なら敵ではないが、複数対1は骨が折れる。
「御心中お察し致します」
傭兵の1人がおどけて言う。その手では小振りな剣が弄ばれている。
「なあに、骨が折れるには違いないが、殺されてやる気はないのでな」
ハルバートの切っ先を傭兵達に向ける。傭兵は3人、獣は残り6匹、手傷は間違いなく負うだろうが負けてやれる数ではない。
「さて、団長も気になる。早くはじめるかな」
ハルバートを手に、一気に距離を詰める。獣が左右に避け、傭兵の1人が体を反らして避ける。槍穂は見事に避けられた、熟練の傭兵が初撃で終わるとはバルドも思ってはいない、突き出したハルバートを回転させ斧頭で傭兵の首を掻き切る。
「まず1人」
敢えて口に出す。言うほど楽勝な戦いではなく、心理的な優位性は常にもっておく必要がある。傭兵の首筋から吹き出た血で森が紅く染まる。残る傭兵達の顔色が変わるのが分かる。
「さすがは神殿騎士団副団長殿、まさが一撃とは。アレでもそれなりに腕の立つ男だったのですよ」
リーダー格の男がやれやれといった身振りをする。その身体が僅かに震えている。
「お前たちの目的を言えば、この男のように楽に殺してやるぞ」
凄惨な笑みを口元に浮かべる。一歩間違えば、為す術もなく死ぬのは相手も自分も同じとバルドはよく分かっている。人間の体は脆く、仮に生き残っても大きな障害を残せば自身にとってそれは死と同義である以上、絶対的な勝利を収める必要がある。
「怖い怖い」
男の合図で、獣達がバルドに襲いかかる。三匹の狼が連続して飛びかかってくる。ハルバートを横薙ぎにして、弾き飛ばす。体制が崩れたところ所に2匹の猪が突進してくる。獣というのに見事な連携だ。
「ぐっ」
槍穂が猪の目を貫くも、勢いに負けハルバートが手から落ちる。そこに熊の爪が振り下ろされる。甲高い金属音、鎧に弾かれ熊がよろめく。肉にこそ達しなかったものの、その衝撃に一瞬息が止まる。
「まだ続きますよ」
男の声に応じるように、もう1人の傭兵が弄んでいた剣でバルドに躍りかかる。それを転がって一撃、二撃と避ける。転がりながらなんとか蹴りを返し、その攻撃を止める。
「流石」
リーダー格の男が更に追撃を繰り出す。手慣れた動き、まっすぐ狙ってくるのは鎧の継ぎ目。兜と鎧の間に僅かに覗く首筋。
獣の咆哮にも似た、叫び声が辺りに響いた。
小屋の中、夕食の準備をしていた少女の動きが止まる。
「アマネさん、どうかされましたか」
ベリトが手の止まったアマネを見て、怪訝な表情をする。
「ベリトさん、皆さんが戻るまで後どれ位の時間だったでしょうか」
アマネの視線は窓の外に向いている。
「まだ暫く掛かるとは思いますが、何か気になることでも」
アマネの見ている方に視線を向ける。小屋の外では、小屋を囲むように無数の獣達がうごめいている。
「これが人間の気配なら、もう少し早く気づいたのですが」
ベリトは思わず舌打ちをする。今の立場は何かと便利ではあるものの、ここで死ぬ気は毛頭ない。どうにか逃げる手段はないかと頭を回転させる。
「今、この小屋にいるのは私とベリトさんを含めて4人ほど」
アマネの言葉に頷く。団長達が戻ってくるにしてもまだ時間がかかるはずだ、ぱっと見では獣人が居ないように見えるが、その間守りきるだけでも一苦労だろう。
「さて、どうしますか」
「さて、どうしましょうか」
ここでもまた、別の戦いが始まろうとしていた。
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