好きにすれば。

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1章

中間テスト②

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《涼目線》

いよいよ、今日だ。
国語数学英語理科社会の順だ。

緊張しかないけれど、頑張るしかないよね。

先生「じゃーはじめてくださーい、」

こうして、5時間のテストが終わったのだ。

僕は家に帰るとそのままベッドに寝転がり寝てしまったようだ。
気づけば朝になっていて今日はテストが返される日だった。

僕らの学校は解答用紙を貰う前に結果表に5教科の点数がまとめてあるものをもらう。

担任「青山さんー」

担任に呼ばれ結果表をもらった。5教科の点数を見るのが怖くて左からひとつずつみていくことにした。

左から国語数学英語理科社会合計の順だ。

78、49、50、71、60、308と載っていた。

え?誰かのと間違ってない…? 僕は意外な結果でしばらく意識が飛んでた。

だって、今までの最高点数って259だったのに。

翔大はどうだったんだろ。自分の結果にも驚きつつ翔大の結果が気になる。

涼「翔大、テストどうだった?」
休み時間を使って聞いてみた。

翔大「うーん。まあまあかな。ほれ。」

そこに載ってた数字は
87、93、77、73、69、399って載っていた。

涼「翔大すごいよやっぱり!僕なんかと比べ物になんないよ。勉強もできてうらやましいな。」

翔大「んー、そうか?ありがとな。涼はテストどうだった?」

涼「前回より49点上がってた。数学と英語の点数がよくなかったけどぎり300越した」

翔大「そうか。数学悪いの?俺教えたのに聞き捨てならぬなぁ。50点以下だと1日抱きつき禁止令だぞ。何点だ。」

涼「うぅ…やだぁぁぁ…」

翔大「おいおい泣くなよ。」
翔大はそういい頭をヨシヨシと撫でていた。

涼「49点… 」

翔大「あと1点か。よく頑張ったよ。前回26だろ?結果ちゃんとでてんじゃん。1点だけだし見逃すよ。その代わり今日は俺に何でもしてもいいぞ。ご褒美だ。」

涼「ほんとに!!」

さっきまで泣いてた僕はパァと表情が明るくなり「翔大、すき。」そういいながら正面からギュッと抱きしめた。


「中間テスト 終」
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