リトル英雄

TAKASHIGE

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ミニバイクレースのチーム

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ヒーロー社会人
ヤマハの営業マンから3回目のレースを開催する知らせが来た。
この後のレースは強制参加になった。
2回目のレースを見に来た兄の友達もレースに参加する事になりうちの工場からは3台が出場するのでチームを作った。
時代的には2輪レースが盛り上がっていた時期なので3回目のレースは参加者の友達等が応援に来てうちのチームも盛り上がってきた。
初参加の人は完走はしたが順位は10位前後だった。
ヒーロー&兄はまた「優勝」した。
チームの人数が増えると楽しくなった。
4回目のレースからは出場台数も6台になり
ヒーロー含め3人がスプリントクラスに出場するようになった。
全体の参加台数も増えチーム対抗のレースも加わった。
チーム対抗は1人5週で4人1組のレースだった。
ヒーローはスタートが苦手だったのでスプリントクラスでは良くて3位だった。
耐久クラスでは相変わらず優勝が続いた。
何とチーム対抗もうちのチームが優勝することが多かった。
その後のレースでスプリントクラス、耐久クラス、チーム対抗の全てでブッチギリの優勝をしたことが有った。
その日は朝から雨の中でのレースになった。
ヒーローは以前練習走行に来た時に夕立の日が有り雨の中練習走行をし、どこまでが限界か練習をしていた。
レースが始まり練習の時の様に限界ギリギリでコーナーを攻めた。何と1周目で独走態勢だった。
耐久クラスもチーム対抗もヒーロー学校トップライダーなので同様に独走態勢だった。
レース後にヤマハの営業マンが「あんなに飛ばしたら危ないよ」と言われたがヒーローの中では余裕の走りだった。
それからは雨のレースは必ず勝った。
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