14 / 90
魔法国
あまいろの叫び声
しおりを挟む
「う…んあぁー」と大きく背伸びをする。
なんかすごくよく寝た気がする。
ふわっとベッドから降り
「師匠…おはようございます」
と挨拶しそのまま水場へ空中移動する。
コーヒーをカップに注いでいた手を止めることなく、空中移動していくいつものルイスの姿が目に映った。
コーヒーは大切な資料にポタポタと落ちていく。
「ル…ルイス!!!!??」
と大きな声で呼ぶ。
「なんでしょうか?」
と淡々と答えるルイスはあの可愛いらしい女の子ではなく
青年で冷たい目がワシを硬直させる。
「ルイス……、昨日のことは覚えてないのか?」
「はい?」
「昨日戦場にいた時に雷に打たれて小さな女の子になっていたことを」
と師匠が喋ると。
「ああ!!!」
思い出したかのように鏡を見に行き
「戻ってる!!!」と喜んだ。
「良かったな、戻らない時はどうしようかと思っていたのじゃが」
「それよりも師匠、あの書類は確か今日提出する、大切な書類ではなかったですか?」
と書類の方に指をさす。
「あ!!! なんてことだ」と慌ててクリア魔法を唱えた。
瞬時に濡れていた書類が元の姿に戻った。
「あ!」と外に飛び出し。
指笛を吹く「ピーピッピー」
と吹くともの凄い勢いで【あまいろ】が飛びついてきた。
【ギャオ】
「悪かったな一人にして」
頭を撫でる。
【ギャウギャウ】と話している。
ドラゴンの言葉はドラゴン使いしか会得できない超難易度S級ランク。
訳すと
【主! どこに行ってたの? 僕1人で寂しかったよ、でもモンスター全部倒したから安心してね】と言っている。
【あまいろ】はルイスに超甘えん坊
お互い認め合った仲なので言葉が通じるルイスを信用している。
だからルイスも【あまいろ】の前だけは笑顔になれる。
「良い子、1人にしてごめんね」
「ルイス様、少しお時間宜しいでしょうか?」
と騎士団長が来た。
「なにようだ」
冷たい目に戻り部屋に入り話を聞く。
「昨日のモンスター殲滅ご苦労であった。 しかし、ルイス様の魔法詠唱、雷が落ちた後ぱたりと消えてしまった……。 どういうことかご説明を頂いても?」
さすがは騎士団長、俺がいないことを悟っている、しかし夜の間女の子になっていましたなんてバカなことを言っても信用するとは思えない。
ここは……。
「師匠から提案があり、前線の者達が少しばかり休んでいる者がいると聞かされて攻撃の手を緩めたまでだ、【あまいろ】がいれば夜の戦なんて勝てるからな」
「……。そなたは他の騎士達の力を見てみたかったということでよいか?」
わなわなと感心していた。
「なんだ、どこかに報告か? 俺がサボっていたと」
と魔力で圧をかける。
重くのしかかる圧は騎士団長といえどトップクラスのルイスには勝てない。
そこに打ち消しの魔法がかけられる。
本気を出していなかったのでルイスの魔法は同期によって打ち消された。
呼吸が楽になった騎士団長の元に。
「そこまでだルイス」
なんかすごくよく寝た気がする。
ふわっとベッドから降り
「師匠…おはようございます」
と挨拶しそのまま水場へ空中移動する。
コーヒーをカップに注いでいた手を止めることなく、空中移動していくいつものルイスの姿が目に映った。
コーヒーは大切な資料にポタポタと落ちていく。
「ル…ルイス!!!!??」
と大きな声で呼ぶ。
「なんでしょうか?」
と淡々と答えるルイスはあの可愛いらしい女の子ではなく
青年で冷たい目がワシを硬直させる。
「ルイス……、昨日のことは覚えてないのか?」
「はい?」
「昨日戦場にいた時に雷に打たれて小さな女の子になっていたことを」
と師匠が喋ると。
「ああ!!!」
思い出したかのように鏡を見に行き
「戻ってる!!!」と喜んだ。
「良かったな、戻らない時はどうしようかと思っていたのじゃが」
「それよりも師匠、あの書類は確か今日提出する、大切な書類ではなかったですか?」
と書類の方に指をさす。
「あ!!! なんてことだ」と慌ててクリア魔法を唱えた。
瞬時に濡れていた書類が元の姿に戻った。
「あ!」と外に飛び出し。
指笛を吹く「ピーピッピー」
と吹くともの凄い勢いで【あまいろ】が飛びついてきた。
【ギャオ】
「悪かったな一人にして」
頭を撫でる。
【ギャウギャウ】と話している。
ドラゴンの言葉はドラゴン使いしか会得できない超難易度S級ランク。
訳すと
【主! どこに行ってたの? 僕1人で寂しかったよ、でもモンスター全部倒したから安心してね】と言っている。
【あまいろ】はルイスに超甘えん坊
お互い認め合った仲なので言葉が通じるルイスを信用している。
だからルイスも【あまいろ】の前だけは笑顔になれる。
「良い子、1人にしてごめんね」
「ルイス様、少しお時間宜しいでしょうか?」
と騎士団長が来た。
「なにようだ」
冷たい目に戻り部屋に入り話を聞く。
「昨日のモンスター殲滅ご苦労であった。 しかし、ルイス様の魔法詠唱、雷が落ちた後ぱたりと消えてしまった……。 どういうことかご説明を頂いても?」
さすがは騎士団長、俺がいないことを悟っている、しかし夜の間女の子になっていましたなんてバカなことを言っても信用するとは思えない。
ここは……。
「師匠から提案があり、前線の者達が少しばかり休んでいる者がいると聞かされて攻撃の手を緩めたまでだ、【あまいろ】がいれば夜の戦なんて勝てるからな」
「……。そなたは他の騎士達の力を見てみたかったということでよいか?」
わなわなと感心していた。
「なんだ、どこかに報告か? 俺がサボっていたと」
と魔力で圧をかける。
重くのしかかる圧は騎士団長といえどトップクラスのルイスには勝てない。
そこに打ち消しの魔法がかけられる。
本気を出していなかったのでルイスの魔法は同期によって打ち消された。
呼吸が楽になった騎士団長の元に。
「そこまでだルイス」
0
お気に入りに追加
6
あなたにおすすめの小説
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではPixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
💚催眠ハーレムとの日常 - マインドコントロールされた女性たちとの日常生活
XD
恋愛
誰からも拒絶される内気で不細工な少年エドクは、人の心を操り、催眠術と精神支配下に置く不思議な能力を手に入れる。彼はこの力を使って、夢の中でずっと欲しかったもの、彼がずっと愛してきた美しい女性たちのHAREMを作り上げる。
囚われの姫〜異世界でヴァンパイアたちに溺愛されて〜
月嶋ゆのん
恋愛
志木 茉莉愛(しき まりあ)は図書館で司書として働いている二十七歳。
ある日の帰り道、見慣れない建物を見かけた茉莉愛は導かれるように店内へ。
そこは雑貨屋のようで、様々な雑貨が所狭しと並んでいる中、見つけた小さいオルゴールが気になり、音色を聞こうとゼンマイを回し音を鳴らすと、突然強い揺れが起き、驚いた茉莉愛は手にしていたオルゴールを落としてしまう。
すると、辺り一面白い光に包まれ、眩しさで目を瞑った茉莉愛はそのまま意識を失った。
茉莉愛が目覚めると森の中で、酷く困惑する。
そこへ現れたのは三人の青年だった。
行くあてのない茉莉愛は彼らに促されるまま森を抜け彼らの住む屋敷へやって来て詳しい話を聞くと、ここは自分が住んでいた世界とは別世界だという事を知る事になる。
そして、暫く屋敷で世話になる事になった茉莉愛だが、そこでさらなる事実を知る事になる。
――助けてくれた青年たちは皆、人間ではなくヴァンパイアだったのだ。
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
転生貴族のハーレムチート生活 【400万ポイント突破】
ゼクト
ファンタジー
ファンタジー大賞に応募中です。 ぜひ投票お願いします
ある日、神崎優斗は川でおぼれているおばあちゃんを助けようとして川の中にある岩にあたりおばあちゃんは助けられたが死んでしまったそれをたまたま地球を見ていた創造神が転生をさせてくれることになりいろいろな神の加護をもらい今貴族の子として転生するのであった
【不定期になると思います まだはじめたばかりなのでアドバイスなどどんどんコメントしてください。ノベルバ、小説家になろう、カクヨムにも同じ作品を投稿しているので、気が向いたら、そちらもお願いします。
累計400万ポイント突破しました。
応援ありがとうございます。】
ツイッター始めました→ゼクト @VEUu26CiB0OpjtL
体育座りでスカートを汚してしまったあの日々
yoshieeesan
現代文学
学生時代にやたらとさせられた体育座りですが、女性からすると服が汚れた嫌な思い出が多いです。そういった短編小説を書いていきます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる