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メイド喫茶にようこそ
動けない体
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「もっと早く駆けつけられたらよかったのにごめんね」
「いえ、電話に出てくれただけでも嬉しかったです」
頭にぽんと手を乗せ撫でられる。
「あの、俺の場所どうやって分かったんですか?」
「あ! それわね、携帯の現在位置情報をONにすると場所が分かるようになるんだよ、それで見つけられたんだよ」
「すごーい、そんな機能があったなんて」
「うん、そんなに遠くなかったから勤務してた後輩を呼んでどうにかしたってわけ!」
「なるほど、ありがとうございます」
「体動ける? 朝ごはんにしよーか!」
「え! いいんですか?」
「もちろん! 食べて元気になってほしいな、またメイド喫茶で会いたいし!」
「あぁ…あれ? 安積さんお仕事は?」
「あ、今日は臨時で休ませてもらったから大丈夫だよ」
「…あの俺すみません」
「謝らないで本当に大丈夫だから、有給消化にもなったし俺は嬉しいよ」
台所に向かう背中、離れる。
やだやだ。
ベッドから伸ばせる距離の裾を掴もうとしたが残念ながら遠のく…。
もうあんな思いはしたくない、怖くて怖くてたまらなかった。
男の俺があんなめにあって怖いって思うのにこれが女性だったらって思うともっと怖い。
「ん! 美味しい!」
「本当に? よかった、いつも同僚とかには作るんだけどそんなに感動してくれないからなんだか嬉しいな」
かぁぁと熱くなる。
「今日はどうする? 学校には行けないと思うからここにいてもいいし、家に帰っても大丈夫だけど」
「多分16時まで家は誰もいないので、ここにいてもいいですか?」
「もちろんだよ」
「ありがとうございます」
1日安積さんの家でお世話になる、
16時頃に家から出ようとするが怖くて足が竦んでしまう。
「大丈夫? 一緒に行くよ」
「うん、ありがとうございます」
手を繋ぎ1歩を踏み出す。
裕ちゃん手が震えてる。
数日が過ぎ
待っていた日曜日
女装完了 横を見ると
えっ! 裾短 胸!
姉ちゃんがドヤ顔でポリスの格好をしていた。
「裕! 悪いことしちゃうと逮捕しちゃうぞ♡」
と言ってきた。
「姉ちゃんまさかその格好で出るの?」
「だって叔母さんから何してもいいって頼まれたんだから鬼畜ポリスでもてなしてあげないとね!」
もうメイド喫茶じゃない!!
開店時間だ。今日は姉ちゃんだけイベントで、お店にポリスガールが来ますと看板を外に出していた、普通の子達は通常営業で構わないからと意外にも開店時間から列を作っていて朝から大忙しだ。
「いえ、電話に出てくれただけでも嬉しかったです」
頭にぽんと手を乗せ撫でられる。
「あの、俺の場所どうやって分かったんですか?」
「あ! それわね、携帯の現在位置情報をONにすると場所が分かるようになるんだよ、それで見つけられたんだよ」
「すごーい、そんな機能があったなんて」
「うん、そんなに遠くなかったから勤務してた後輩を呼んでどうにかしたってわけ!」
「なるほど、ありがとうございます」
「体動ける? 朝ごはんにしよーか!」
「え! いいんですか?」
「もちろん! 食べて元気になってほしいな、またメイド喫茶で会いたいし!」
「あぁ…あれ? 安積さんお仕事は?」
「あ、今日は臨時で休ませてもらったから大丈夫だよ」
「…あの俺すみません」
「謝らないで本当に大丈夫だから、有給消化にもなったし俺は嬉しいよ」
台所に向かう背中、離れる。
やだやだ。
ベッドから伸ばせる距離の裾を掴もうとしたが残念ながら遠のく…。
もうあんな思いはしたくない、怖くて怖くてたまらなかった。
男の俺があんなめにあって怖いって思うのにこれが女性だったらって思うともっと怖い。
「ん! 美味しい!」
「本当に? よかった、いつも同僚とかには作るんだけどそんなに感動してくれないからなんだか嬉しいな」
かぁぁと熱くなる。
「今日はどうする? 学校には行けないと思うからここにいてもいいし、家に帰っても大丈夫だけど」
「多分16時まで家は誰もいないので、ここにいてもいいですか?」
「もちろんだよ」
「ありがとうございます」
1日安積さんの家でお世話になる、
16時頃に家から出ようとするが怖くて足が竦んでしまう。
「大丈夫? 一緒に行くよ」
「うん、ありがとうございます」
手を繋ぎ1歩を踏み出す。
裕ちゃん手が震えてる。
数日が過ぎ
待っていた日曜日
女装完了 横を見ると
えっ! 裾短 胸!
姉ちゃんがドヤ顔でポリスの格好をしていた。
「裕! 悪いことしちゃうと逮捕しちゃうぞ♡」
と言ってきた。
「姉ちゃんまさかその格好で出るの?」
「だって叔母さんから何してもいいって頼まれたんだから鬼畜ポリスでもてなしてあげないとね!」
もうメイド喫茶じゃない!!
開店時間だ。今日は姉ちゃんだけイベントで、お店にポリスガールが来ますと看板を外に出していた、普通の子達は通常営業で構わないからと意外にも開店時間から列を作っていて朝から大忙しだ。
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