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余命宣告されたΩ編
試し読み①スピンオフ
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よく晴れた日に川辺ではひと悶着あったのか学ランを着たものたちが倒れていた。
「あーあまた引き分けか」
顔から垂れた汗を拭き取る男はそう喋る。
「は? まだやれるだろ」
「ばーか、周りを見てみろよ、番長である俺たちしか立ってないだろ?」
「ふん、なら俺たちだけでやればいいんじゃないか?」
一人の男がふらふらと立ち上がり
「俺はまだいけるっす」と告げたが顔面に拳がヒットしノックアウトになってしまった。
「ひでぇー仲間に対して……」
「世羅はもうへとへとなんだよ」
「ふーん、比嘉ちゃんもへとへとだろ?」
「は? ぬかせ」
お互いの踏ん張りが利かなくなった瞬間、拳が交差した。
何度殴っても倒れない頑丈の男、大沢第二高校三年比嘉正樹と美しい顔を持ちさらには根性ある男、樺島高校三年姫咲紅羽はお互いを認め合う番長だ。
「はぁ……はぁ……」
「おいおい、息切れしてんじゃねぇか、もうお家に帰ってもいいんだぜ?」
「ばーか……」
姫咲は丘の上を見た。
俺も向いたほうに向くと自転車から降りた警察官が駆け寄ってくるではないか。
「んじゃぁ俺は逃げるね」といい姫咲は気絶してない数人で分担し倒れている生徒を担いで走り出した。
「俺も逃げなきゃな」
「こぉらーお前達逃げるな!!」
一人の警官だ、捕まらないかぎりは逃げ切れるが学校には報告される。
大沢第二高校は第一高校と違いだいぶ荒れている、これも伝統だから仕方ないのだが全校集会では生徒指導の先生が頭に角を生やしていた。
「だりぃ」
「比嘉番長!! 殴り飛ばしてやりましょうよ!!」とうきうきと話すこいつはいちを俺の右腕の世羅、二年だけど強いし頼りになることもある。αで賢いとこもあるが抜けてるところもあるので俺は頭を叩いた。
「ばーか、制限かかって外で姫咲とやれなくなるだろ」
「うぅ……番長の拳は致命傷です……」
「安心しろ、血なんて出てないから」
「うぅ……」
昨日の殴り合いで姫咲に頬殴られたところ普通に痛いわ、あいつあんな綺麗な顔してるのに拳は重いからな。
屋上たまり場
「なぁなぁ、世羅、お前姫咲のとこに喧嘩売りにいくのってマジ?」
「おうよ!」
「それってちゃんと番長に相談した?」
「んやぁーしてない、絶対に止められるし、おまえらも言うなよ」
「……そりゃ番長同士の立ち位置あるし俺らが勝手に動いちゃ駄目だと思うんだけど」
「大丈夫っしょ、だって俺らの番長くそ強いし!!」
「それは……そうだけど」
「信用してないのか?」
「そうじゃないけど」
歯切れの悪い同級生を一睨みし俺は樺島高校に足を向けた。
樺島高校は俺の高校と違い、名門私立樺島高校で番長である姫咲一族が管理している、だから不良とか暴力とか嫌いそうなのにむしろ無縁な感じがするのに姫咲紅羽は同士を集め学校の頂点にいるそうだ。
「本当にお坊ちゃま学校だな、ここ」
綺麗な制服に綺麗な言葉遣い、そして
「おい、お前大沢高校のやつだな、なんでここにいる」
制服で気づいたのか生徒が話しかけてきた。
「いちゃ悪いのかよ」
「理由を聞いてるんだよ」
「はん、そりゃ姫咲に喧嘩売りにきたに決まってるだろ!!」
「あーあまた引き分けか」
顔から垂れた汗を拭き取る男はそう喋る。
「は? まだやれるだろ」
「ばーか、周りを見てみろよ、番長である俺たちしか立ってないだろ?」
「ふん、なら俺たちだけでやればいいんじゃないか?」
一人の男がふらふらと立ち上がり
「俺はまだいけるっす」と告げたが顔面に拳がヒットしノックアウトになってしまった。
「ひでぇー仲間に対して……」
「世羅はもうへとへとなんだよ」
「ふーん、比嘉ちゃんもへとへとだろ?」
「は? ぬかせ」
お互いの踏ん張りが利かなくなった瞬間、拳が交差した。
何度殴っても倒れない頑丈の男、大沢第二高校三年比嘉正樹と美しい顔を持ちさらには根性ある男、樺島高校三年姫咲紅羽はお互いを認め合う番長だ。
「はぁ……はぁ……」
「おいおい、息切れしてんじゃねぇか、もうお家に帰ってもいいんだぜ?」
「ばーか……」
姫咲は丘の上を見た。
俺も向いたほうに向くと自転車から降りた警察官が駆け寄ってくるではないか。
「んじゃぁ俺は逃げるね」といい姫咲は気絶してない数人で分担し倒れている生徒を担いで走り出した。
「俺も逃げなきゃな」
「こぉらーお前達逃げるな!!」
一人の警官だ、捕まらないかぎりは逃げ切れるが学校には報告される。
大沢第二高校は第一高校と違いだいぶ荒れている、これも伝統だから仕方ないのだが全校集会では生徒指導の先生が頭に角を生やしていた。
「だりぃ」
「比嘉番長!! 殴り飛ばしてやりましょうよ!!」とうきうきと話すこいつはいちを俺の右腕の世羅、二年だけど強いし頼りになることもある。αで賢いとこもあるが抜けてるところもあるので俺は頭を叩いた。
「ばーか、制限かかって外で姫咲とやれなくなるだろ」
「うぅ……番長の拳は致命傷です……」
「安心しろ、血なんて出てないから」
「うぅ……」
昨日の殴り合いで姫咲に頬殴られたところ普通に痛いわ、あいつあんな綺麗な顔してるのに拳は重いからな。
屋上たまり場
「なぁなぁ、世羅、お前姫咲のとこに喧嘩売りにいくのってマジ?」
「おうよ!」
「それってちゃんと番長に相談した?」
「んやぁーしてない、絶対に止められるし、おまえらも言うなよ」
「……そりゃ番長同士の立ち位置あるし俺らが勝手に動いちゃ駄目だと思うんだけど」
「大丈夫っしょ、だって俺らの番長くそ強いし!!」
「それは……そうだけど」
「信用してないのか?」
「そうじゃないけど」
歯切れの悪い同級生を一睨みし俺は樺島高校に足を向けた。
樺島高校は俺の高校と違い、名門私立樺島高校で番長である姫咲一族が管理している、だから不良とか暴力とか嫌いそうなのにむしろ無縁な感じがするのに姫咲紅羽は同士を集め学校の頂点にいるそうだ。
「本当にお坊ちゃま学校だな、ここ」
綺麗な制服に綺麗な言葉遣い、そして
「おい、お前大沢高校のやつだな、なんでここにいる」
制服で気づいたのか生徒が話しかけてきた。
「いちゃ悪いのかよ」
「理由を聞いてるんだよ」
「はん、そりゃ姫咲に喧嘩売りにきたに決まってるだろ!!」
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