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決着編
監視カメラ
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要さんが廊下に出るとお母さんと高橋さんと山田さんが入ってきた。
「では私がこの後の流れをご説明します」
と山田さんが声を発した。
「まず、梨架さんの薬で毒薬の撤去が完了したこと、なぜ完了したかは琉架さんが死の間際から生還したことを意味します。また梨架さんの薬は特別製で琉架さんの体力向上と精神面の維持などΩ特有の発情期も薬を投与して構成していく仕組みになっています、なので上手くいけば琉架さんがまた発情期が現われ子を孕むかもしれないということです」
「琉架、やったな!」
「うん」
「ですが可能性です、絶対とは言えません。なのでそちらはご理解を」
「……」
要さんが心配な顔をしてきたので僕は手を握った。
「発情期もまた本当に来るかは分かりません、なお抑制剤を飲まない生活をすれば可能性もあるでしょう」
「ということは常に発情をしているということになるのでしょうか」
「ええ、そういうことです、ですがαを引きつけたり、濃いフェロモンを出したりなどは薬の作用によって変わります、琉架さんについては異例な問題ですのでβに戻るというのもあるかもしれませんね」
「βに戻ったとしても琉架は琉架だから」
「ありがとうございます」
そう言ってくれるだけで僕は安心できた。
「もう一つ大峰稚里の件で日暮さん、琉璃くんのこと契約をされたとか」
「……はい」
要さんは一際苦しそうな顔をしていた。
僕のせいでこんな顔をさせていると思うと申し訳ない。
急にこちらを向いた要さんは
「琉架、心配しないで琉璃のことは俺が守るから」
気を遣わせてしまったのか。
頭を撫でてくれたのですがりついた。
とそこに他の研究員さんが入ってきて
「監視カメラに異常あり!!」と叫んだ。
「あーもう花咲さんがいない時にこういろいろと起きすぎ!!」
「というよりもここの監視カメラを操作できるのってそれほどの……」
「たしかに、花咲さんがいない時って氷室さんが警備してくれてるんですよね?」
僕たちは会話についていけず?が浮んでいた。
「そう、その氷室さんのセキュリティーを破ってでもここの情報を抜き取るなんて」
「そういうことか! 琉架、これ多分稚里のせいかも、でも今情報を抜き取ってそれが+になるなんて思えないけど」
「もしかしなくても毒薬の影響を知りたかったとか?」
「その可能性は大ですね、ここの監視カメラ全て電源オフにして」
「ですがそれだと議長のお叱りを受けるのは花咲さんではないのですか?」
「ああ、もうそれが目的だとしたらこんなことをやる人は限られてくるわ」
先ほどまで冷静に説明をしていた山田さんがむきになっていた。のでお母さんが
「あなた、そんな表情もできるのね」と感想を言っていた。
「では私がこの後の流れをご説明します」
と山田さんが声を発した。
「まず、梨架さんの薬で毒薬の撤去が完了したこと、なぜ完了したかは琉架さんが死の間際から生還したことを意味します。また梨架さんの薬は特別製で琉架さんの体力向上と精神面の維持などΩ特有の発情期も薬を投与して構成していく仕組みになっています、なので上手くいけば琉架さんがまた発情期が現われ子を孕むかもしれないということです」
「琉架、やったな!」
「うん」
「ですが可能性です、絶対とは言えません。なのでそちらはご理解を」
「……」
要さんが心配な顔をしてきたので僕は手を握った。
「発情期もまた本当に来るかは分かりません、なお抑制剤を飲まない生活をすれば可能性もあるでしょう」
「ということは常に発情をしているということになるのでしょうか」
「ええ、そういうことです、ですがαを引きつけたり、濃いフェロモンを出したりなどは薬の作用によって変わります、琉架さんについては異例な問題ですのでβに戻るというのもあるかもしれませんね」
「βに戻ったとしても琉架は琉架だから」
「ありがとうございます」
そう言ってくれるだけで僕は安心できた。
「もう一つ大峰稚里の件で日暮さん、琉璃くんのこと契約をされたとか」
「……はい」
要さんは一際苦しそうな顔をしていた。
僕のせいでこんな顔をさせていると思うと申し訳ない。
急にこちらを向いた要さんは
「琉架、心配しないで琉璃のことは俺が守るから」
気を遣わせてしまったのか。
頭を撫でてくれたのですがりついた。
とそこに他の研究員さんが入ってきて
「監視カメラに異常あり!!」と叫んだ。
「あーもう花咲さんがいない時にこういろいろと起きすぎ!!」
「というよりもここの監視カメラを操作できるのってそれほどの……」
「たしかに、花咲さんがいない時って氷室さんが警備してくれてるんですよね?」
僕たちは会話についていけず?が浮んでいた。
「そう、その氷室さんのセキュリティーを破ってでもここの情報を抜き取るなんて」
「そういうことか! 琉架、これ多分稚里のせいかも、でも今情報を抜き取ってそれが+になるなんて思えないけど」
「もしかしなくても毒薬の影響を知りたかったとか?」
「その可能性は大ですね、ここの監視カメラ全て電源オフにして」
「ですがそれだと議長のお叱りを受けるのは花咲さんではないのですか?」
「ああ、もうそれが目的だとしたらこんなことをやる人は限られてくるわ」
先ほどまで冷静に説明をしていた山田さんがむきになっていた。のでお母さんが
「あなた、そんな表情もできるのね」と感想を言っていた。
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