身分違いの恋

枝浬菰

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宦官としての仕事

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「えっと食事が終わりましたのでまずは執務室の掃除から始めましょう」


「おう! 掃除は得意だ」

と思っていたが井戸からこの執務室が遠すぎる。
フーヤオは意外と力持ちのようで一気に2つ運んでいた。


くそ……これでは

「ぜぇーはぁー……ぜぇーはぁー」
樽の水を運ぶだけでも午前が終わりそうだ。



「あの暁諾様」
「なんだ?」


「私の仕事が片付かないので今日は執務室の掃除だけお願いしてもいいですか?」
「……ああ、すまない」


ぺこりと挨拶してフーヤオは駆けだした。


なんともまぁ申し訳ないことをしてしまった。


窓を拭いていると
「おや、珍しいことをしているね」
「? ハオ様……」

にやりとこちらを見ていた。

「その服、似合うな」
「へ……あっそうですか?」


ハオ様はこちらに来て壁に手を着いた。
「ハオ様?」

顎をくいっとされキスをしてきたのだ。

「んっ」


「こ……こちらでこんなことよいのですか?」
「構わない、椿は私が管理するところだ」

まぁ確かにそうなんだけど、、、。


「お主は窓拭きでもしてなさい、私はこちらを失礼して」
こちらを失礼??

履いている下のものを脱がされた。


「な、なにを!!」
「構うな」

「は?」


構うなって服を脱がされているのにそんなこと言われるなんて

「んっ//」
穴に指が入りぐりぐりと中を掻き乱す。


「どうした? 仕事をしなさい」
呑気に言うこの帝を殴りたい。


「あっ」


僕は少し意地になっていたのかもしれない。
ハオ様の指を意識しないように仕事をした。


「ふんっ」
くじゅくじゅと音が響いてきた。


尻を鷲づかみされるとそこに顔を埋め舌を入れてきたのだ。

さすがの僕も
「そ……そんなことを帝がしてはなりません」と声をだした。

「妃にはして、暁諾にはしないのはおかしいだろ?」

「はい?」


さすがに窓拭きどころではなく床に倒れ行為を受け入れてしまう。
そして
「そろそろか」
と呟くと

起き上がらせ机に上半身を乗せた。
尻を突き出すようにしてハオ様の刃が挿入された。

「んんんっ///」


すんなりと受け入れてしまい腰を掴まれ何度も何度も打ち付けられる。

「あっはぁはぁ……ハオ様……」
「なんだ? もどかしいか? もっと早くしてほしいか?」

なんだこの質問の数々は
「いや、こんなの」

「どうしてだ? 私は暁諾を久々に感じられて嬉しいのにな」
「はぁはぁ……」


ぐじゅっと根元まで入ると体が持ち上がりまさかの入ったまま移動を始めた。

「そっそっちは扉でございます!!!」
「知ってる」


「ちょっ!?」

扉には鍵がかかっているようで押したところで開かず
暁諾の体は磨りガラスにぴたっとくっついた。

「ひゃっこんなの外から見えます!! ちょっといい加減にしてください!!」
「暁諾が私を奥まで欲しいと言うまでこうだ」

意地悪すぎる……。


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