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先輩の匂いだ♡
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料理実習を終え帰り際に1枚の紙を渡された。
「なぁーそういえば本当にお前ら先輩と後輩の仲か?」
「へ? なんで」
「いや、だって普通再会して抱きつくのってまずないんじゃないか」
「あーまぁ高校時代はさお年頃だからわりかしスキンシップが多かっただけだよ(多分)」
「まぁたしかに高校生はやたら青春時代だから温泉とかで騒ぐしな」
「そうだろ(まぁたしかにスキンシップというかほぼ男同士のセックスなんだけどね)」
ていうか恋人だったし。
ちらっと貰った紙を見るとメアドが書かれていた。
『先輩へ、再会できて嬉しいです、これ新しいスマホのメアドなんで登録してくださいね』と書かれていた。
「で、それはなに、ラブレターとか?」
「違うよ、高校卒業して音信不通だったから新しい連絡先を貰っただけ」
「ふーん」
「ちょっなに、ニヤニヤしてるんだよ」
「いや、冷静沈着の中嶋純平をここまであたふたさせるなんてすごいなと思ってさ、いいね青春って」
「ちょっなにそれ!!」
大学の近くには寮があるが俺は8駅くらい乗って実家から通っている。
家につき部屋に入り俺は伊織にもらった紙を広げメアドを登録した。
すぐに返信が来て
『先輩話したいことがあるので明日の放課後お時間もらえないでしょうか』と来た。
俺もすぐに返信を返して
『もちろん』と返した。
場所と時間を指定された。
次の日、放課後
伊織との待ち合わせ場所につくと伊織はさっそく抱きついてきた。
「先輩……」
「伊織、誰かに見られちゃうよ」
「そうですね、こっちに来てください」
と言われついていくと人気の無い渡り廊下についた。
「ここなら多分誰もこないと思う」
「うん」
「先輩、お久しぶりです。あの今日は来てくれてありがとうございます」
「うん、伊織ずっとどうしてたか気になってたよ、なにかあったの?」
「はい、実は親に先輩と付き合っていること見つかっちゃって」
「え?」
「その、強制連行されたといいますか、ちょっと親が厳しくて……」
「あー、矢神家だもんね、厳しくて当たり前だと思うけど、逆にごめんね、俺気がつけてなくて」
「いえ、でも学生が終わったら約束では自由になるってことなので先輩とまた一緒にいることはできます」
「本当に? よかった」
「でも、先輩も跡継ぎ問題とかあるんですよね」
「まぁ、あるけど俺は姉さんもいるからまぁ、どうにかなるとは思う」
「そう、なんですね、あの抱きついてもいいですか?」
「え、いいよ、俺はものすごく嬉しい」
ぎゅっと抱きつき
「あー先輩の匂いだ♡」
「なぁーそういえば本当にお前ら先輩と後輩の仲か?」
「へ? なんで」
「いや、だって普通再会して抱きつくのってまずないんじゃないか」
「あーまぁ高校時代はさお年頃だからわりかしスキンシップが多かっただけだよ(多分)」
「まぁたしかに高校生はやたら青春時代だから温泉とかで騒ぐしな」
「そうだろ(まぁたしかにスキンシップというかほぼ男同士のセックスなんだけどね)」
ていうか恋人だったし。
ちらっと貰った紙を見るとメアドが書かれていた。
『先輩へ、再会できて嬉しいです、これ新しいスマホのメアドなんで登録してくださいね』と書かれていた。
「で、それはなに、ラブレターとか?」
「違うよ、高校卒業して音信不通だったから新しい連絡先を貰っただけ」
「ふーん」
「ちょっなに、ニヤニヤしてるんだよ」
「いや、冷静沈着の中嶋純平をここまであたふたさせるなんてすごいなと思ってさ、いいね青春って」
「ちょっなにそれ!!」
大学の近くには寮があるが俺は8駅くらい乗って実家から通っている。
家につき部屋に入り俺は伊織にもらった紙を広げメアドを登録した。
すぐに返信が来て
『先輩話したいことがあるので明日の放課後お時間もらえないでしょうか』と来た。
俺もすぐに返信を返して
『もちろん』と返した。
場所と時間を指定された。
次の日、放課後
伊織との待ち合わせ場所につくと伊織はさっそく抱きついてきた。
「先輩……」
「伊織、誰かに見られちゃうよ」
「そうですね、こっちに来てください」
と言われついていくと人気の無い渡り廊下についた。
「ここなら多分誰もこないと思う」
「うん」
「先輩、お久しぶりです。あの今日は来てくれてありがとうございます」
「うん、伊織ずっとどうしてたか気になってたよ、なにかあったの?」
「はい、実は親に先輩と付き合っていること見つかっちゃって」
「え?」
「その、強制連行されたといいますか、ちょっと親が厳しくて……」
「あー、矢神家だもんね、厳しくて当たり前だと思うけど、逆にごめんね、俺気がつけてなくて」
「いえ、でも学生が終わったら約束では自由になるってことなので先輩とまた一緒にいることはできます」
「本当に? よかった」
「でも、先輩も跡継ぎ問題とかあるんですよね」
「まぁ、あるけど俺は姉さんもいるからまぁ、どうにかなるとは思う」
「そう、なんですね、あの抱きついてもいいですか?」
「え、いいよ、俺はものすごく嬉しい」
ぎゅっと抱きつき
「あー先輩の匂いだ♡」
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