61 / 66
60:戦闘継続中?
しおりを挟む
それでその緑色の綺麗な甲羅の亀が俺に気が付き、近付いて来たのである。
-☆-☆-
そして、入口の俺の前まで来ると、顔を覗き込んで来た。
『ガウッ、グルルツ!』(ヒビキ、ワシじゃ!)
「・・・・?」
攻撃的な気配はなく、どちらかと言うと知っているような感じのある亀である。だが、シーちゃんみたいに言葉が解る訳では無かったが・・・。
「えっ、もしかして・・・亀吉?」
『グゥ、ガグゥ、ガゴゴッ。ガウガウ!』(まあ、ホントの名は亀吉じゃ、無いのじゃがな。まあ良いついて来いヒビキ!)
・・・?もしかして、ついて来いって言ってるのかな?
俺が不思議がっていると、その巨大な亀がどこかに行こうとして、一旦立ち止まりこちらに首を向けて、首を器用にクイクイと動かして来いとジェスチャーみたいな事をした。
「ん?・・・まあ、いいや、ついていこう、かな」
それで亀吉らしき、巨大亀について、村の中に入って行った。
しかし、今の状態で村の中に入って行ったら、間違いなく黒い霧で周りが見えない。
まあ、状況が解らないでも、ゴブリンの姿は解るし・・・それに亀吉?の周囲は黒い霧が避けてる・・・それのおかげで俺も付いていけるんだけど、いったいどこに連れて行くきなんだ?
亀吉らしい水晶のような緑色甲羅の巨大亀の後について行っていると、おそらくその村の中心部に連れて行かれているとは思うが・・・なにぶん周囲が黒い霧で見えないので恐らくだと思う。
・・・いったい、どこに連れて行こうとしてるんだ?しかも、なんか黒い霧が濃くなってきてるような感じがする。
そんな事を考えていると、俺の目の前にフェルくんが突然現れた。するとフェルくんは俺の顔を見て、そのまま巨大亀である亀吉であろう亀の正面に向かって行った。
『ガウガウ、ガガガウ、ガウガオ?』(おいおい、グランドよ、まだはやいのでわ?)
『グルグル、ガッグ、グガグガガウガウ』(いやいや、フェンくんよ、ヒビキは既に入口でゴブリン達を自分で倒してたぞ)
まあ、響には2匹が実際何を言っているのかは、さっぱり解らないが・・・この巨大な亀は間違いなく味方で、亀吉である事をこの時、確信したのであった。
今、気が付いたけど、フェルくんの周りも黒い霧である瘴気が晴れて、そのフェルくんの周囲がよく見えるのであった。
「おりょ?どうなってんだ?それによく見ると他の動物達も・・・なんで?」
そんな事を考えているて、ちょうどフェルくんにゴブリンが襲い掛かろうとしていた。
「あっ、フェルくん!あぶない・・・よ、と・・・ふむふむ、心配する必要なかったね」
ゴブリンはジャンプして自身の爪での攻撃で、フェルくんに襲い掛かろうとしたが、空中で跡形もなく消滅してしまった。
それで、ゴブリン達は数匹こちらに来ていたが、フェルくんと亀吉がいるので、恐れをなし逃げていく奴もで出した。
逃げ出すゴブリンはどうやら俺が亀吉に連れて行かれている場所には戻らず、退路がなくなったかどうか解らないが、何故か水路に逃げ込もうと必死に、その中へ飛び込んだ。
するとジャンプして空中に飛び上がった瞬間、吹雪みたいな風が巻き上がり、ゴブリン達がカチンコチンに凍って地面に激突して砕けてしまった。
「?はっ、なに・・・いまの、一瞬のうちにゴブリンが凍った?それに時たま・・・」
そう時たまであるが、水の弾がコブリン達に向けて発射されたかと思うと、吹雪みたいな風が巻き上がり、周辺に漂っている黒い霧の瘴気も一緒に吹き飛ばしている。
不思議に思いその水路の方を、覗き見るとそこにはシーちゃんと、その他の水に強い動物が水の玉?それとも弾と言っていいのか解らないが、それを吐き出し空中に飛び出したゴブリン達を一掃していた。
「すっごいな。水路も強固だし、こちら側(入口側)も既にゴブリンが来なくなって来ている。それにフェルくんもさっき、またどっかに行ったけど・・・恐らくもう1つの入口だろううな」
何時の間にかフェルくんはどこかに行き、この場には多くの動物達と、俺をどこかに先導している亀吉だけであった。
「しかし、いったい何匹ゴブリンがいるんだ?さっきから相当な数を倒してると思うけど?」
そう実際、響も亀吉の後ろを歩きながら、すでに5体のゴブリンを倒している。
それに他にも大きな動物や中型の動物達も、数体の一緒に逃げ惑うゴブリン達に飛び付き攻撃を加え、ゴブリンを倒し消滅させているのに、今だ周りにゴブリンがどこからか湧いてきている。
ただ、先程に比べると、襲い掛かってくるゴブリンの数は、あきらかに減ってきて、よく現れても2、3体となっていた。
それに必死に戦っている動物達をよく見ると、軽いとはいえ数匹の動物達が怪我をしているのが見えたのであった。
-☆-☆-
そして、入口の俺の前まで来ると、顔を覗き込んで来た。
『ガウッ、グルルツ!』(ヒビキ、ワシじゃ!)
「・・・・?」
攻撃的な気配はなく、どちらかと言うと知っているような感じのある亀である。だが、シーちゃんみたいに言葉が解る訳では無かったが・・・。
「えっ、もしかして・・・亀吉?」
『グゥ、ガグゥ、ガゴゴッ。ガウガウ!』(まあ、ホントの名は亀吉じゃ、無いのじゃがな。まあ良いついて来いヒビキ!)
・・・?もしかして、ついて来いって言ってるのかな?
俺が不思議がっていると、その巨大な亀がどこかに行こうとして、一旦立ち止まりこちらに首を向けて、首を器用にクイクイと動かして来いとジェスチャーみたいな事をした。
「ん?・・・まあ、いいや、ついていこう、かな」
それで亀吉らしき、巨大亀について、村の中に入って行った。
しかし、今の状態で村の中に入って行ったら、間違いなく黒い霧で周りが見えない。
まあ、状況が解らないでも、ゴブリンの姿は解るし・・・それに亀吉?の周囲は黒い霧が避けてる・・・それのおかげで俺も付いていけるんだけど、いったいどこに連れて行くきなんだ?
亀吉らしい水晶のような緑色甲羅の巨大亀の後について行っていると、おそらくその村の中心部に連れて行かれているとは思うが・・・なにぶん周囲が黒い霧で見えないので恐らくだと思う。
・・・いったい、どこに連れて行こうとしてるんだ?しかも、なんか黒い霧が濃くなってきてるような感じがする。
そんな事を考えていると、俺の目の前にフェルくんが突然現れた。するとフェルくんは俺の顔を見て、そのまま巨大亀である亀吉であろう亀の正面に向かって行った。
『ガウガウ、ガガガウ、ガウガオ?』(おいおい、グランドよ、まだはやいのでわ?)
『グルグル、ガッグ、グガグガガウガウ』(いやいや、フェンくんよ、ヒビキは既に入口でゴブリン達を自分で倒してたぞ)
まあ、響には2匹が実際何を言っているのかは、さっぱり解らないが・・・この巨大な亀は間違いなく味方で、亀吉である事をこの時、確信したのであった。
今、気が付いたけど、フェルくんの周りも黒い霧である瘴気が晴れて、そのフェルくんの周囲がよく見えるのであった。
「おりょ?どうなってんだ?それによく見ると他の動物達も・・・なんで?」
そんな事を考えているて、ちょうどフェルくんにゴブリンが襲い掛かろうとしていた。
「あっ、フェルくん!あぶない・・・よ、と・・・ふむふむ、心配する必要なかったね」
ゴブリンはジャンプして自身の爪での攻撃で、フェルくんに襲い掛かろうとしたが、空中で跡形もなく消滅してしまった。
それで、ゴブリン達は数匹こちらに来ていたが、フェルくんと亀吉がいるので、恐れをなし逃げていく奴もで出した。
逃げ出すゴブリンはどうやら俺が亀吉に連れて行かれている場所には戻らず、退路がなくなったかどうか解らないが、何故か水路に逃げ込もうと必死に、その中へ飛び込んだ。
するとジャンプして空中に飛び上がった瞬間、吹雪みたいな風が巻き上がり、ゴブリン達がカチンコチンに凍って地面に激突して砕けてしまった。
「?はっ、なに・・・いまの、一瞬のうちにゴブリンが凍った?それに時たま・・・」
そう時たまであるが、水の弾がコブリン達に向けて発射されたかと思うと、吹雪みたいな風が巻き上がり、周辺に漂っている黒い霧の瘴気も一緒に吹き飛ばしている。
不思議に思いその水路の方を、覗き見るとそこにはシーちゃんと、その他の水に強い動物が水の玉?それとも弾と言っていいのか解らないが、それを吐き出し空中に飛び出したゴブリン達を一掃していた。
「すっごいな。水路も強固だし、こちら側(入口側)も既にゴブリンが来なくなって来ている。それにフェルくんもさっき、またどっかに行ったけど・・・恐らくもう1つの入口だろううな」
何時の間にかフェルくんはどこかに行き、この場には多くの動物達と、俺をどこかに先導している亀吉だけであった。
「しかし、いったい何匹ゴブリンがいるんだ?さっきから相当な数を倒してると思うけど?」
そう実際、響も亀吉の後ろを歩きながら、すでに5体のゴブリンを倒している。
それに他にも大きな動物や中型の動物達も、数体の一緒に逃げ惑うゴブリン達に飛び付き攻撃を加え、ゴブリンを倒し消滅させているのに、今だ周りにゴブリンがどこからか湧いてきている。
ただ、先程に比べると、襲い掛かってくるゴブリンの数は、あきらかに減ってきて、よく現れても2、3体となっていた。
それに必死に戦っている動物達をよく見ると、軽いとはいえ数匹の動物達が怪我をしているのが見えたのであった。
0
お気に入りに追加
190
あなたにおすすめの小説
私に姉など居ませんが?
山葵
恋愛
「ごめんよ、クリス。僕は君よりお姉さんの方が好きになってしまったんだ。だから婚約を解消して欲しい」
「婚約破棄という事で宜しいですか?では、構いませんよ」
「ありがとう」
私は婚約者スティーブと結婚破棄した。
書類にサインをし、慰謝料も請求した。
「ところでスティーブ様、私には姉はおりませんが、一体誰と婚約をするのですか?」
婚約破棄……そちらの方が新しい聖女……ですか。ところで殿下、その方は聖女検定をお持ちで?
Ryo-k
ファンタジー
「アイリス・フローリア! 貴様との婚約を破棄する!」
私の婚約者のレオナルド・シュワルツ王太子殿下から、突然婚約破棄されてしまいました。
さらには隣の男爵令嬢が新しい聖女……ですか。
ところでその男爵令嬢……聖女検定はお持ちで?
幼なじみ三人が勇者に魅了されちゃって寝盗られるんだけど数年後勇者が死んで正気に戻った幼なじみ達がめちゃくちゃ後悔する話
妄想屋さん
ファンタジー
『元彼?冗談でしょ?僕はもうあんなのもうどうでもいいよ!』
『ええ、アタシはあなたに愛して欲しい。あんなゴミもう知らないわ!』
『ええ!そうですとも!だから早く私にも――』
大切な三人の仲間を勇者に〈魅了〉で奪い取られて絶望した主人公と、〈魅了〉から解放されて今までの自分たちの行いに絶望するヒロイン達の話。
【完結】言いたいことがあるなら言ってみろ、と言われたので遠慮なく言ってみた
杜野秋人
ファンタジー
社交シーズン最後の大晩餐会と舞踏会。そのさなか、第三王子が突然、婚約者である伯爵家令嬢に婚約破棄を突き付けた。
なんでも、伯爵家令嬢が婚約者の地位を笠に着て、第三王子の寵愛する子爵家令嬢を虐めていたというのだ。
婚約者は否定するも、他にも次々と証言や証人が出てきて黙り込み俯いてしまう。
勝ち誇った王子は、最後にこう宣言した。
「そなたにも言い分はあろう。私は寛大だから弁明の機会をくれてやる。言いたいことがあるなら言ってみろ」
その一言が、自らの破滅を呼ぶことになるなど、この時彼はまだ気付いていなかった⸺!
◆例によって設定ナシの即興作品です。なので主人公の伯爵家令嬢以外に固有名詞はありません。頭カラッポにしてゆるっとお楽しみ下さい。
婚約破棄ものですが恋愛はありません。もちろん元サヤもナシです。
◆全6話、約15000字程度でサラッと読めます。1日1話ずつ更新。
◆この物語はアルファポリスのほか、小説家になろうでも公開します。
◆9/29、HOTランキング入り!お読み頂きありがとうございます!
10/1、HOTランキング最高6位、人気ランキング11位、ファンタジーランキング1位!24h.pt瞬間最大11万4000pt!いずれも自己ベスト!ありがとうございます!
頭が花畑の女と言われたので、その通り花畑に住むことにしました。
音爽(ネソウ)
ファンタジー
見た目だけはユルフワ女子のハウラナ・ゼベール王女。
その容姿のせいで誤解され、男達には尻軽の都合の良い女と見られ、婦女子たちに嫌われていた。
16歳になったハウラナは大帝国ダネスゲート皇帝の末席側室として娶られた、体の良い人質だった。
後宮内で弱小国の王女は冷遇を受けるが……。
うっかり『野良犬』を手懐けてしまった底辺男の逆転人生
野良 乃人
ファンタジー
辺境の田舎街に住むエリオは落ちこぼれの底辺冒険者。
普段から無能だの底辺だのと馬鹿にされ、薬草拾いと揶揄されている。
そんなエリオだが、ふとした事がきっかけで『野良犬』を手懐けてしまう。
そこから始まる底辺落ちこぼれエリオの成り上がりストーリー。
そしてこの世界に存在する宝玉がエリオに力を与えてくれる。
うっかり野良犬を手懐けた底辺男。冒険者という枠を超え乱世での逆転人生が始まります。
いずれは王となるのも夢ではないかも!?
◇世界観的に命の価値は軽いです◇
カクヨムでも同タイトルで掲載しています。
【短編】冤罪が判明した令嬢は
砂礫レキ
ファンタジー
王太子エルシドの婚約者として有名な公爵令嬢ジュスティーヌ。彼女はある日王太子の姉シルヴィアに冤罪で陥れられた。彼女と二人きりのお茶会、その密室空間の中でシルヴィアは突然フォークで自らを傷つけたのだ。そしてそれをジュスティーヌにやられたと大騒ぎした。ろくな調査もされず自白を強要されたジュスティーヌは実家に幽閉されることになった。彼女を公爵家の恥晒しと憎む父によって地下牢に監禁され暴行を受ける日々。しかしそれは二年後終わりを告げる、第一王女シルヴィアが嘘だと自白したのだ。けれど彼女はジュスティーヌがそれを知る頃には亡くなっていた。王家は醜聞を上書きする為再度ジュスティーヌを王太子の婚約者へ強引に戻す。
そして一年後、王太子とジュスティーヌの結婚式が盛大に行われた。
転生貴族のハーレムチート生活 【400万ポイント突破】
ゼクト
ファンタジー
ファンタジー大賞に応募中です。 ぜひ投票お願いします
ある日、神崎優斗は川でおぼれているおばあちゃんを助けようとして川の中にある岩にあたりおばあちゃんは助けられたが死んでしまったそれをたまたま地球を見ていた創造神が転生をさせてくれることになりいろいろな神の加護をもらい今貴族の子として転生するのであった
【不定期になると思います まだはじめたばかりなのでアドバイスなどどんどんコメントしてください。ノベルバ、小説家になろう、カクヨムにも同じ作品を投稿しているので、気が向いたら、そちらもお願いします。
累計400万ポイント突破しました。
応援ありがとうございます。】
ツイッター始めました→ゼクト @VEUu26CiB0OpjtL
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる