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第13章 新たなる冒険の始まり?・・・そして。

13-2 どこに召喚されたのか・・・?

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 そんな事が以前にもあったので、俺はまた変な召喚に巻き込まれたのだろうと思ったのである。



 それに俺の知り合いの女神様達によると、どうやら色々な事に巻き込まれるのは・・・俺の体質とスキルの影響らしく、そのせいでもしかしたら、また変な召喚に巻き込まれる恐れと可能性があるとか、言ってた事を今更ながら思い出したのである。
「・・・確かあの時の彼女達の話によると、こればっかりは俺の体質らしいからしょうが無いとも言っていたよな気が・・。。それに神核を封印してるから巻き込まれる可能性がもっとも高いとも言ってたよな事も確か!・・・まあ神核に関しては封印しないでいると、神化が進んでしまい下界にはいれなくなるからな。まあ、創造神の爺様やフィーナ達は喜ぶだろうけど・・・俺としては面倒事が増えそうだから神になるのは今のところお断りだ!」

 でも確かあの時にちゃんと確認したら余程の事が無い限りは、この間みたいなのは起こらないとも説明してくれた事も思い出した。ただ問題は前回はどこの誰かを召喚した事に失敗した迷惑な奴等が、また同じような事を行なった場合は、どうなるかは解らないとも言っていた様な?そんで持ってその時はまた誰かの召喚に巻き込まれる恐れがあるかもしれないとも説明してくれていたような気が・・・。

 その事についても深く考え、今更ながら思い出したのだ。そういえばその話を聞きながら、楽観的に考えてたもんな!俺・・・。
「そもそもなんで俺なんだ?・・・いや、正確には俺じゃないのか?いったい誰を呼び出そうとしてるかが、はっきりと解れば全てが解決する筈だよな!全く、それにその召喚の目的が解れば俺も対処が出来るのに・・・」

 実際にその馬鹿な行為をやった迷惑な奴等も、以前は結局発見というより捜し出す事が出来てない。なので、もしかしたまた起こる可能性がある・・・とそう言う最悪な事も言っていた事も、このイヤなタイミングではっきり思い出したのだ。
 出来る事ならなんらかの前触れらしきモノがあってもいいようなとは思うが、前回もそうだったが今回もであるが、ただ単に目の前が眩しく光るだけだ。実際俺はその現状に陥ってこの場に居るので今更どうしようもない。
 それにフィーナだけでなく、女神であるマリエル様とシルク様の未来視は疎か未来予見でも、俺の起こった現象は感知できなかった。当然俺の未来視の能力でも同じ結果だった。

 それで今いる場所でその事を思い出しながら・・・とりあえず周囲を見渡し冷静に考えをまとめる事にした。
「まあ・・・多分この間と同じ様に、どうせどこかの馬鹿で迷惑な誰かが正規の方法を取らずに失敗したんだろう。いやもしかしたら何かの間違いで俺が巻き込まれて召喚されたのかな?・・・だって確かフィーナの話じゃ俺が何かで呼び出される事は無いって言ってたし、とりあえずサッサッとウチに帰ろう。そして、また報告だけはしとかないといけないかな。前回の事もあるし、また関係のない人が変な場所に召喚されてたら可哀想だからな・・・」
 どうやら俺は今現在の状況とこの場所についての事が解らないが、恐らくは強制的に巻き込まれて、どこの誰か解らない奴に召喚されていた可能性があるのだった。だが前回と同じだろうと思い確認する事無く、自分の魔法である【起点転移ポータルジャンプ】を使用して、神聖霊国ある世界樹の島の神殿である我が家に戻ろうとしたのだ。



 しかし、この後に俺は想像もしてなかった事に、唖然としてしまうのだった。


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