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第12章 新しい家族と新しい場所
12-18 過去に起きた事?
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それはちょうどミーア魔導騎士学校に入学して、1ヶ月近く経ってからの事である・・・。
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まず違和感を覚えたのは・・・。
それはまず孤児院が何故か機能して無いかの不審から始まり、ミーアと同じ様に魔法騎士学園に入学した有能な子達が何故除名されたのか?
しかもその殆どの子達が身寄りが無く孤児であるのか?それにその子達がお金が無いからという理由が解ったのか?最後に試験に合格して成績優秀で入学を許可されているのに、何故学費が必要と言う理由になっているかである。
その事をミーアから教えて貰い不信さがますます大きくなってきたのであった。
「・・・なんだよそれ!誰が言ってんだよそんな事を・・・まさかミーアも言われたのか、そんな事を?」
「うっ、うん!ミーアも少しは言われたけど、一番言われてたのが入学試験の時に仲良くなった娘でね。その他にも上位成績の子達が全員とも言われてたよ・・・」
それを聞いた時には、俺は頭に来た!流石にそれはおかしいだろうと・・・すぐさまその学園に乗り込もうかと思った。
なので俺はおもむろに声をあげた。
「よし!その学園の経営者に制裁を加えよう。そんな奴等に任せておけん!ミーアや将来有望な子達を無碍にするとは・・・」
「ちょっ!?ユウマ様待ってください!」
「そっ、そうですよ。ユウマさんが行ったら洒落じゃすみませんよ!」
「一応は国営の上級教育機関なんですよ!万が一間違いでしたらそれこそ・・・」
「そっ、そうですよユウマ様落ち着いてください。私達で詳しく調べますから・・・」
流石に俺が本気だと解った時点で、シルフィーとレイネさん、それにキュリカさんに止められた。何でも経営自体は公国の上層部であり、そう国王様中心で経営しているらしいから、その件に付いてはシルフィー達で調べると言い出したからだ。
「まっ、まあお兄ちゃんが怒るのも無理ないと思うけど・・・そこは抑えて続きを聞いて欲しいの。まだ続きがあるの。それでね・・・」
それにミーアに続きの話を詳しく聞くと、どうやら入試の時には筆記試験と実技試験、それに魔法と錬金術等の多種多様な試験があったそうだ。それで今回の入学試験で各項目でそれぞれその子達が、上位を占めた成績を繰り出して大騒ぎになっていたとかで、それで後から解った事だがどうやらその殆どが身寄りの無い子達で、ついでに言うと同じ孤児院の出身の子達だったらしいのである。
まあ、ちなみにミーアは上位どころか次席だったらしい。主席はというと実はシルフィーの妹であるシロンだそうだ。まあその辺は俺としては納得なのだが・・・その辺は俺とシロンの秘密である。
何故ならみんなに内緒で、時たま暇な時に俺が色々な事を手解きして、こそっと迷宮に行ったり特訓をしていたからであった。ただレイネさんとキュリカさんの2人は知っている、なにせ俺が手が空いてない時は2人が特訓をしていたからである。
それで話は戻すが、その孤児院の子達も見事に魔導騎士学校の入学試験を受けその時は合格して、入学までは出来たらしいのだが・・・その後が問題で入学して1ヵ月あまりで結局は学費が払えずに、その子達は何も言わずに学園を去ったらしいのだ。
「・・・ん?ちょっとまて!学費ってなんだ?・・・確か入学の時の教材代だけだったような?他になんか払った記憶が俺にはないんだが?ミーア自分で支払ったのか?」
どうも負に落ちない言葉が出て来た。確かに入学の為の試験費用は確かに必要だった。しかし、それはそこまで高くない筈なのだ。そう子供でもある事を行なえば、その報酬で払う事は可能で殆どお小遣い程度なのだ。
ただ教材関係は新品は結構高く別料金なのだが、そこは色々と工面されており半額以下の中古品の購入や、確か無料での貸出しもあった筈だ。確か入学案内の資料にもその様に記載されていた。ただその記載は半分程詐欺に近いような文章ではあったが、それでもそこまで費用が掛かる事は無い筈だ。
しかし、この後のミーアの返答はというと、首を横に振り答えてくれた。
「ううん・・・ミーアは知らないよ。それに道具一式はお兄ちゃんが買ってくれたモノだし、学園の寮にも食堂も使ってないから、お金に関してはミーア知らないよ?」
やはりミーア自身もその様な費用を払った覚えは無い様だし、他の費用も払ってない様だ。確かにミーアは寮に入らず通学していて、昼食に関しても持参組の生徒であるからだ。
「ならやっぱりどう言う事だ?あの資料に書いて無い事で俺達の知らない事でもあるのか?それに他の費用って教材や遠征実習かダンジョン実習の時の自身の費用だけだよな?装備品とか道具の・・・」
もしかしたらホントにミーアが入学案内の資料には、一切書いてない俺達の知らない内容があるかもしれないので、その事をシルフィー達に確認してみた。それにシルフォードにある各学園にも事情があり、その部分がもしかしたら途中で説明があったかも知れないからだ。
何せ俺は最初の時以来、その学園には顔を出していないというより、色々と問題が有ったので行っていないのだ。
そんな考えの俺の意見とはよそに、みんな同じ様な返答をしてくれた。
まずは・・・・。
「そうですね。基本的に入試を受けて合格すれば上位の学園は費用が掛かりませんよ。まあ貴族とか試験を受けずに入ろうとしますので別の資料を渡されてますので、それで毎月寄付金として合格基準に達するまで支払い続けるはずですよ。それでも卒業まで居る者はかなりの費用を寄付するはずですが・・・」
うん、やっぱりそうだよね。キュリカさんが言うように、貴族のボンボンで試験を受けずに入れば、確かに費用は掛かる筈だよね。ついでに言えば試験を受けて合格基準に達すれば除外されるが、そんな奴等は基本的にその様な能力は無いに等しいので、次第について行けなくなり最後は除名されるか永遠に寄付金を払い続ける筈だ。
それに合格した優秀な生徒は、卒業後に高待遇の騎士や国の重要人物になる事が多いそうなので、学費は支払う必要が無いらしい。それに冒険者になっても問題ないらしいのだが、ただ国が何らかの状態で危機的状況に陥った場合に召集がかけられ、真っ先に駆けつけないといけないらしい。
まあ基本的にその事が起きた場合は、召集が掛かる前に腕に自身がある者は真っ先に集まっているらしい。まあ貴族は別だが、それでも召集が掛かった場合は断る事は出来ないらしいのだ。
そんな事があるので、基本的に学費等は支払わないでいい事になっているようだ。
「ええ、でも確か試験で優秀な者が多数出た時や、試験の内容で定員の人数を超えたら試験を受けずには入学は出来ない筈ですね。その場合は定員が足りないか、かなりの金額を請求される筈ですよ。主に貴族でその時に入試を受けてない者がその行為を行ないますね・・・」
「それでその点はどうなんだミーア?」
その話を聞いた後のミーアに確認を取ると・・・。
「えっとね・・・うん、確かみんなが除名された直ぐ後に、何人かがその日に編入してきたよ。確か・・・」
どうやら徐々に怪しい気配が漂い出した。定員が既にいっぱいだった筈なのに、直ぐに増員が編入してくる辺りからおかし過ぎる。それに詳しくミーアに聞くと、そのすぐに編入してきてその殆どが何の能力の無い貴族ばっかりだったらしい。
「そうなのか?それもおかしくないか?そんな直ぐに見付るものか編入する人達が・・・?それにそこまで優秀な人材を簡単に除名処分とか出来るモノなのか?」
流石に普通の行為では考えられない。
何せ除名が決まって直ぐに編入者が現われるのはもちろんの事だし、それにミーアから聞く限りでは、その子達はかなり優秀だった筈だ。それなのに除名すること事態が考えられない行為だったからであった。
流石にその話を聞いたシルフィーも、違和感を覚えたらしいのである。
「そうですよね。それに優秀な生徒ならお城の方に情報が入りますし、その場合は会議などが開かれどうするか検討する筈ですよ?特にミーアちゃんの言うような子達なら・・・」
大体定員数があるから試験で優秀な成績を収めた子の方が優先されるらしいので、除名されるとかは本人が辞めるとかしない限りありえないらしいのだが、どうやら今回は学費が払えられないとかで本人の意志で辞める事になっているようだ。
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ただそれでも一旦は王城で議題に上げられ会議が開かれるらしく、そこで最終的に配慮するかホントに除名処分にする筈らしいのである。
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それはちょうどミーア魔導騎士学校に入学して、1ヶ月近く経ってからの事である・・・。
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まず違和感を覚えたのは・・・。
それはまず孤児院が何故か機能して無いかの不審から始まり、ミーアと同じ様に魔法騎士学園に入学した有能な子達が何故除名されたのか?
しかもその殆どの子達が身寄りが無く孤児であるのか?それにその子達がお金が無いからという理由が解ったのか?最後に試験に合格して成績優秀で入学を許可されているのに、何故学費が必要と言う理由になっているかである。
その事をミーアから教えて貰い不信さがますます大きくなってきたのであった。
「・・・なんだよそれ!誰が言ってんだよそんな事を・・・まさかミーアも言われたのか、そんな事を?」
「うっ、うん!ミーアも少しは言われたけど、一番言われてたのが入学試験の時に仲良くなった娘でね。その他にも上位成績の子達が全員とも言われてたよ・・・」
それを聞いた時には、俺は頭に来た!流石にそれはおかしいだろうと・・・すぐさまその学園に乗り込もうかと思った。
なので俺はおもむろに声をあげた。
「よし!その学園の経営者に制裁を加えよう。そんな奴等に任せておけん!ミーアや将来有望な子達を無碍にするとは・・・」
「ちょっ!?ユウマ様待ってください!」
「そっ、そうですよ。ユウマさんが行ったら洒落じゃすみませんよ!」
「一応は国営の上級教育機関なんですよ!万が一間違いでしたらそれこそ・・・」
「そっ、そうですよユウマ様落ち着いてください。私達で詳しく調べますから・・・」
流石に俺が本気だと解った時点で、シルフィーとレイネさん、それにキュリカさんに止められた。何でも経営自体は公国の上層部であり、そう国王様中心で経営しているらしいから、その件に付いてはシルフィー達で調べると言い出したからだ。
「まっ、まあお兄ちゃんが怒るのも無理ないと思うけど・・・そこは抑えて続きを聞いて欲しいの。まだ続きがあるの。それでね・・・」
それにミーアに続きの話を詳しく聞くと、どうやら入試の時には筆記試験と実技試験、それに魔法と錬金術等の多種多様な試験があったそうだ。それで今回の入学試験で各項目でそれぞれその子達が、上位を占めた成績を繰り出して大騒ぎになっていたとかで、それで後から解った事だがどうやらその殆どが身寄りの無い子達で、ついでに言うと同じ孤児院の出身の子達だったらしいのである。
まあ、ちなみにミーアは上位どころか次席だったらしい。主席はというと実はシルフィーの妹であるシロンだそうだ。まあその辺は俺としては納得なのだが・・・その辺は俺とシロンの秘密である。
何故ならみんなに内緒で、時たま暇な時に俺が色々な事を手解きして、こそっと迷宮に行ったり特訓をしていたからであった。ただレイネさんとキュリカさんの2人は知っている、なにせ俺が手が空いてない時は2人が特訓をしていたからである。
それで話は戻すが、その孤児院の子達も見事に魔導騎士学校の入学試験を受けその時は合格して、入学までは出来たらしいのだが・・・その後が問題で入学して1ヵ月あまりで結局は学費が払えずに、その子達は何も言わずに学園を去ったらしいのだ。
「・・・ん?ちょっとまて!学費ってなんだ?・・・確か入学の時の教材代だけだったような?他になんか払った記憶が俺にはないんだが?ミーア自分で支払ったのか?」
どうも負に落ちない言葉が出て来た。確かに入学の為の試験費用は確かに必要だった。しかし、それはそこまで高くない筈なのだ。そう子供でもある事を行なえば、その報酬で払う事は可能で殆どお小遣い程度なのだ。
ただ教材関係は新品は結構高く別料金なのだが、そこは色々と工面されており半額以下の中古品の購入や、確か無料での貸出しもあった筈だ。確か入学案内の資料にもその様に記載されていた。ただその記載は半分程詐欺に近いような文章ではあったが、それでもそこまで費用が掛かる事は無い筈だ。
しかし、この後のミーアの返答はというと、首を横に振り答えてくれた。
「ううん・・・ミーアは知らないよ。それに道具一式はお兄ちゃんが買ってくれたモノだし、学園の寮にも食堂も使ってないから、お金に関してはミーア知らないよ?」
やはりミーア自身もその様な費用を払った覚えは無い様だし、他の費用も払ってない様だ。確かにミーアは寮に入らず通学していて、昼食に関しても持参組の生徒であるからだ。
「ならやっぱりどう言う事だ?あの資料に書いて無い事で俺達の知らない事でもあるのか?それに他の費用って教材や遠征実習かダンジョン実習の時の自身の費用だけだよな?装備品とか道具の・・・」
もしかしたらホントにミーアが入学案内の資料には、一切書いてない俺達の知らない内容があるかもしれないので、その事をシルフィー達に確認してみた。それにシルフォードにある各学園にも事情があり、その部分がもしかしたら途中で説明があったかも知れないからだ。
何せ俺は最初の時以来、その学園には顔を出していないというより、色々と問題が有ったので行っていないのだ。
そんな考えの俺の意見とはよそに、みんな同じ様な返答をしてくれた。
まずは・・・・。
「そうですね。基本的に入試を受けて合格すれば上位の学園は費用が掛かりませんよ。まあ貴族とか試験を受けずに入ろうとしますので別の資料を渡されてますので、それで毎月寄付金として合格基準に達するまで支払い続けるはずですよ。それでも卒業まで居る者はかなりの費用を寄付するはずですが・・・」
うん、やっぱりそうだよね。キュリカさんが言うように、貴族のボンボンで試験を受けずに入れば、確かに費用は掛かる筈だよね。ついでに言えば試験を受けて合格基準に達すれば除外されるが、そんな奴等は基本的にその様な能力は無いに等しいので、次第について行けなくなり最後は除名されるか永遠に寄付金を払い続ける筈だ。
それに合格した優秀な生徒は、卒業後に高待遇の騎士や国の重要人物になる事が多いそうなので、学費は支払う必要が無いらしい。それに冒険者になっても問題ないらしいのだが、ただ国が何らかの状態で危機的状況に陥った場合に召集がかけられ、真っ先に駆けつけないといけないらしい。
まあ基本的にその事が起きた場合は、召集が掛かる前に腕に自身がある者は真っ先に集まっているらしい。まあ貴族は別だが、それでも召集が掛かった場合は断る事は出来ないらしいのだ。
そんな事があるので、基本的に学費等は支払わないでいい事になっているようだ。
「ええ、でも確か試験で優秀な者が多数出た時や、試験の内容で定員の人数を超えたら試験を受けずには入学は出来ない筈ですね。その場合は定員が足りないか、かなりの金額を請求される筈ですよ。主に貴族でその時に入試を受けてない者がその行為を行ないますね・・・」
「それでその点はどうなんだミーア?」
その話を聞いた後のミーアに確認を取ると・・・。
「えっとね・・・うん、確かみんなが除名された直ぐ後に、何人かがその日に編入してきたよ。確か・・・」
どうやら徐々に怪しい気配が漂い出した。定員が既にいっぱいだった筈なのに、直ぐに増員が編入してくる辺りからおかし過ぎる。それに詳しくミーアに聞くと、そのすぐに編入してきてその殆どが何の能力の無い貴族ばっかりだったらしい。
「そうなのか?それもおかしくないか?そんな直ぐに見付るものか編入する人達が・・・?それにそこまで優秀な人材を簡単に除名処分とか出来るモノなのか?」
流石に普通の行為では考えられない。
何せ除名が決まって直ぐに編入者が現われるのはもちろんの事だし、それにミーアから聞く限りでは、その子達はかなり優秀だった筈だ。それなのに除名すること事態が考えられない行為だったからであった。
流石にその話を聞いたシルフィーも、違和感を覚えたらしいのである。
「そうですよね。それに優秀な生徒ならお城の方に情報が入りますし、その場合は会議などが開かれどうするか検討する筈ですよ?特にミーアちゃんの言うような子達なら・・・」
大体定員数があるから試験で優秀な成績を収めた子の方が優先されるらしいので、除名されるとかは本人が辞めるとかしない限りありえないらしいのだが、どうやら今回は学費が払えられないとかで本人の意志で辞める事になっているようだ。
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