467 / 557
第12章 新しい家族と新しい場所
12-14 時間停止と準備?
しおりを挟む
・
・
・
それでミーアの方は、俺の言葉を聞きはっきり言って呆れ切った様子だったが、別に突っ込みを入れるとかはせずに大人しく俺の様子と、これから俺が行なうその状況を少し離れた位置で見届けた状態で待ち構えていてくれたのであった。
・
・
・
ミーアの準備もいいようなので、早速俺の創り出した創生魔法の【時間静止】を使用する為に、とんでもない量の魔力とホントは使用を抑えるように注意されていた神気を練り始めた。
「ホントにあれを使う気なんだね。まあ、理由は解るけどティナお姉ちゃんにも、あまり使わせない様に頼まれてミーアの許可制にしてるけど、う~ん、まあ今回はしょうが無いよね。・・・でも、最悪30分だけだからね。その後は強制的に解除するからね。それ以上使用したらお兄ちゃんの方が大変な事になっちゃうから・・・まあ、とりあえずは、うん、頑張ってね。お兄ちゃん!」
ミーアは俺が神の力である神気の力を練り始めたのを感じ取って、今更何を言っても無駄な事は、先程の話で既に解っているようで、俺が時間停止の創生魔法を使用する事に関しては、諦めて簡単に了承してくれた。流石に時の女神メルティナである我が妹ティナに、ミーアは色々と頼まれていたようだし、俺の知らない注意事項も聞いていた様なので、今回の時間停止する時間は最低でも30分だけを許可してくれた。
「ああ、解ってるって!俺もそこまで時間を止める行為はしたくないしな。それにこの【時間静止】の魔法の発動にはミーアの許可がないと、どのみち使用出来ないからな。それにあまり世界の時間を停止するとティナと創造神の爺様に怒られるからな・・・」
これに関しては、散々ある場所で創生魔法の【時間静止】を使用して世界の時間をどれだけ停止出来るかの確認を行なっている時に、ある世界の空間で超微震の次元震が起こっていたらしい。その時は何も起こらなかったが、下手をしたら未知なる生物が、この地に不意に降り立っていたかもしれないらしいのであった。
それを魔神竜騒ぎの戦いが終わり、真ベルステリア神聖星を解放した後に、俺達の陥っていた状況をティナに娘と細かく説明したら、その後に散々怒られながらその次元震について教えて貰った。どうやら過去にその時間停止を過剰に行なった神の数柱により、魔人族や魔神がこの世界に降り立ったらしいのである。
しかもどうやらその時の次元震で出来た亀裂が原因で、色々な世界の人が他の世界に紛れ込んだ例もあるそうなのだ。実際ティナもその行方不明になった者を数人程救いだした事をその時説明して貰った。
それで今後もそんな面倒な事が、引き続き起さない様にその時一番側にいて、俺の行為と様子を見ていたミーアが俺が【時間静止】の魔法を使用した時の、ストッパーとして選ばれたのだ。
何故ミーアがその役に選ばれたかと言うと、実はただ側にいたからではなく創造神の爺様曰く、どうやらミーアにも時属性の能力を所持しいるらしく、その能力を開花しつつあるそうなのである。恐らくではあるが神狼のランと俺の側にいたのと、俺の側で俺の魔法行使に付き合っていたのが原因だろうという事なのだ。
それに時の女神メルティナとも仲がいいのも関係して、このアーストリアでは数少ない高等な時魔法の力を所持する可能性のある娘だと言う事なのだとか・・・。
「それじゃあ!ミーアの許可もでた事だし、チャッチャと面倒な奴隷紋をかけられた娘達の処置を行なおうかな・・・」
実は今更ながらこのアーストリアに存在している時魔法である【単体静止】なら、ひと1人ぐらいの動作機能をホンの数分程の停止なら簡単だし可能だ。現状この場にいるハーフ亜人で奴隷紋が発動している少女達にも使用して、メグミさんを含む全部で16人にその魔法を使用しかけた状態だったが、その上から重ね掛けをする様に【時間静止】を発動した。
ただこの時点で予想外の事が起こったのである。
「あっ、あれ・・・?おっ、お兄ちゃん?周りの時間は止まったみたいなのは解るけど・・・。ミーアは止まってないんだけど、ホントに例の魔法を発動したの?」
いや、確かに発動したけど、まさかの出来事ではあるが・・・まあ、そこまで驚く事でもないかな。ミーアには時属性の能力自体は所持している事は確かだし、あの時以来俺自身も時間停止魔法は使ってないので、気付かなかっただけだろう。とにかくこの時間の止まった世界で俺とミーアだけが動けるようだ。
「まあ、それだけミーアも能力が大幅にアップしてるって事じゃないかな?今じゃ下手をするとBランクの冒険者より、確実的に強いと思うぞ・・・」
・・・あくまで俺の知っている冒険者でBランクの上位の人物は、ホンの数人しか知らないしないし、現状大した事がない。というのがミーアは年齢上ランクは上がらないのでCランクのままなのではあるが、他の者達は既にAランクになっている。ただ実を事を言うと俺とリンカは、ランク登録の除外を言い渡されているので現状冒険者ではないのであるが、それは今に始まった事ではないのでそのうちに解る事だ。
そういう事はさておき今回の処置をする為には、ひとりひとりの時間を停止させる時魔法の【単体静止動作】では、俺の考えている処置方法では効果の確認どころか奴隷紋の消去等を出来ないと考えている。
何故なら【単体静止】である個人の時間停止の魔法を掛けられた人物には、攻撃どころかあらゆる効果が無効化されるからである。ただし俺の創生魔法で創り出した【時間静止】は、この世界の時間を停止するだけでなく俺の施した魔法や行動が時間に関係なく行使できたり、俺が任意で触れたモノ対象で魔力を流す事で時間を動かす事が出来る。
問題はずっと俺が触れていないといけないというだけで、その他は時魔法の【単体静止動作】と同じ効果なのだ。・・・時に先程説明したのと同じ様な行為を【単体静止動作】の時に行なっても、動き出す事は無く制限時間まで停止した状態なのだ。
「でも、ミーアが動けるのは誤算だったけど・・・うん、この状態なら逆に助かるかな?・・・まあ、いいや!ミーアお願いがあるんだけど、試しにこの袋からアイテムを・・・そうだな?魔法回復薬を取り出してくれないかな?」
俺のこのお願いには、ある事情があるのだ。それは先程説明したように時間停止している時は、俺が魔力を込めて触れておかないと動き出さない。
ただ俺の魔力が途方もなくあると言っても、時間を止めたままハーフ亜人の彼女達の処置を順番に行なったら流石に途中で魔力が尽きてしまう。それである程度したら魔力を回復させる為に?魔法回復薬が必要からである・・・しかも大量にだ。
不思議そうに俺から魔法袋受け取ったミーアは、理由を聞かずに俺の頼んだモノを魔法袋を覗き込み返事をした。
「うん、解ったよ!えっと・・・?あれっ?・・・」
ミーアが魔法袋中を覗き込み、手を突っ込んだ状態で一旦考え込んで固まってしまった。
・・・あれ?もしかして取り出せないとかなのか?それじゃ、俺の考えていた時間短縮が出来ないという事なのか・・・?
ミーアが単体でこの時間が停止した世界で動けるので、少し期待をしていた停止した時間内で物だけでも魔法袋から取り出せるのなら、ミーアに手伝って貰い俺が合図を出したら1本ずつ俺の手に渡して貰おうと考えていた。ついでに言うなら他の回復薬や解呪薬等を俺が指示したとおりに、取り出してもらう手伝いをして貰おうと考えていたのだ。
・
・
・
だが、流石にそこまで上手い事行かないのかと、思っていると・・・・。
・
・
・
・
・
それでミーアの方は、俺の言葉を聞きはっきり言って呆れ切った様子だったが、別に突っ込みを入れるとかはせずに大人しく俺の様子と、これから俺が行なうその状況を少し離れた位置で見届けた状態で待ち構えていてくれたのであった。
・
・
・
ミーアの準備もいいようなので、早速俺の創り出した創生魔法の【時間静止】を使用する為に、とんでもない量の魔力とホントは使用を抑えるように注意されていた神気を練り始めた。
「ホントにあれを使う気なんだね。まあ、理由は解るけどティナお姉ちゃんにも、あまり使わせない様に頼まれてミーアの許可制にしてるけど、う~ん、まあ今回はしょうが無いよね。・・・でも、最悪30分だけだからね。その後は強制的に解除するからね。それ以上使用したらお兄ちゃんの方が大変な事になっちゃうから・・・まあ、とりあえずは、うん、頑張ってね。お兄ちゃん!」
ミーアは俺が神の力である神気の力を練り始めたのを感じ取って、今更何を言っても無駄な事は、先程の話で既に解っているようで、俺が時間停止の創生魔法を使用する事に関しては、諦めて簡単に了承してくれた。流石に時の女神メルティナである我が妹ティナに、ミーアは色々と頼まれていたようだし、俺の知らない注意事項も聞いていた様なので、今回の時間停止する時間は最低でも30分だけを許可してくれた。
「ああ、解ってるって!俺もそこまで時間を止める行為はしたくないしな。それにこの【時間静止】の魔法の発動にはミーアの許可がないと、どのみち使用出来ないからな。それにあまり世界の時間を停止するとティナと創造神の爺様に怒られるからな・・・」
これに関しては、散々ある場所で創生魔法の【時間静止】を使用して世界の時間をどれだけ停止出来るかの確認を行なっている時に、ある世界の空間で超微震の次元震が起こっていたらしい。その時は何も起こらなかったが、下手をしたら未知なる生物が、この地に不意に降り立っていたかもしれないらしいのであった。
それを魔神竜騒ぎの戦いが終わり、真ベルステリア神聖星を解放した後に、俺達の陥っていた状況をティナに娘と細かく説明したら、その後に散々怒られながらその次元震について教えて貰った。どうやら過去にその時間停止を過剰に行なった神の数柱により、魔人族や魔神がこの世界に降り立ったらしいのである。
しかもどうやらその時の次元震で出来た亀裂が原因で、色々な世界の人が他の世界に紛れ込んだ例もあるそうなのだ。実際ティナもその行方不明になった者を数人程救いだした事をその時説明して貰った。
それで今後もそんな面倒な事が、引き続き起さない様にその時一番側にいて、俺の行為と様子を見ていたミーアが俺が【時間静止】の魔法を使用した時の、ストッパーとして選ばれたのだ。
何故ミーアがその役に選ばれたかと言うと、実はただ側にいたからではなく創造神の爺様曰く、どうやらミーアにも時属性の能力を所持しいるらしく、その能力を開花しつつあるそうなのである。恐らくではあるが神狼のランと俺の側にいたのと、俺の側で俺の魔法行使に付き合っていたのが原因だろうという事なのだ。
それに時の女神メルティナとも仲がいいのも関係して、このアーストリアでは数少ない高等な時魔法の力を所持する可能性のある娘だと言う事なのだとか・・・。
「それじゃあ!ミーアの許可もでた事だし、チャッチャと面倒な奴隷紋をかけられた娘達の処置を行なおうかな・・・」
実は今更ながらこのアーストリアに存在している時魔法である【単体静止】なら、ひと1人ぐらいの動作機能をホンの数分程の停止なら簡単だし可能だ。現状この場にいるハーフ亜人で奴隷紋が発動している少女達にも使用して、メグミさんを含む全部で16人にその魔法を使用しかけた状態だったが、その上から重ね掛けをする様に【時間静止】を発動した。
ただこの時点で予想外の事が起こったのである。
「あっ、あれ・・・?おっ、お兄ちゃん?周りの時間は止まったみたいなのは解るけど・・・。ミーアは止まってないんだけど、ホントに例の魔法を発動したの?」
いや、確かに発動したけど、まさかの出来事ではあるが・・・まあ、そこまで驚く事でもないかな。ミーアには時属性の能力自体は所持している事は確かだし、あの時以来俺自身も時間停止魔法は使ってないので、気付かなかっただけだろう。とにかくこの時間の止まった世界で俺とミーアだけが動けるようだ。
「まあ、それだけミーアも能力が大幅にアップしてるって事じゃないかな?今じゃ下手をするとBランクの冒険者より、確実的に強いと思うぞ・・・」
・・・あくまで俺の知っている冒険者でBランクの上位の人物は、ホンの数人しか知らないしないし、現状大した事がない。というのがミーアは年齢上ランクは上がらないのでCランクのままなのではあるが、他の者達は既にAランクになっている。ただ実を事を言うと俺とリンカは、ランク登録の除外を言い渡されているので現状冒険者ではないのであるが、それは今に始まった事ではないのでそのうちに解る事だ。
そういう事はさておき今回の処置をする為には、ひとりひとりの時間を停止させる時魔法の【単体静止動作】では、俺の考えている処置方法では効果の確認どころか奴隷紋の消去等を出来ないと考えている。
何故なら【単体静止】である個人の時間停止の魔法を掛けられた人物には、攻撃どころかあらゆる効果が無効化されるからである。ただし俺の創生魔法で創り出した【時間静止】は、この世界の時間を停止するだけでなく俺の施した魔法や行動が時間に関係なく行使できたり、俺が任意で触れたモノ対象で魔力を流す事で時間を動かす事が出来る。
問題はずっと俺が触れていないといけないというだけで、その他は時魔法の【単体静止動作】と同じ効果なのだ。・・・時に先程説明したのと同じ様な行為を【単体静止動作】の時に行なっても、動き出す事は無く制限時間まで停止した状態なのだ。
「でも、ミーアが動けるのは誤算だったけど・・・うん、この状態なら逆に助かるかな?・・・まあ、いいや!ミーアお願いがあるんだけど、試しにこの袋からアイテムを・・・そうだな?魔法回復薬を取り出してくれないかな?」
俺のこのお願いには、ある事情があるのだ。それは先程説明したように時間停止している時は、俺が魔力を込めて触れておかないと動き出さない。
ただ俺の魔力が途方もなくあると言っても、時間を止めたままハーフ亜人の彼女達の処置を順番に行なったら流石に途中で魔力が尽きてしまう。それである程度したら魔力を回復させる為に?魔法回復薬が必要からである・・・しかも大量にだ。
不思議そうに俺から魔法袋受け取ったミーアは、理由を聞かずに俺の頼んだモノを魔法袋を覗き込み返事をした。
「うん、解ったよ!えっと・・・?あれっ?・・・」
ミーアが魔法袋中を覗き込み、手を突っ込んだ状態で一旦考え込んで固まってしまった。
・・・あれ?もしかして取り出せないとかなのか?それじゃ、俺の考えていた時間短縮が出来ないという事なのか・・・?
ミーアが単体でこの時間が停止した世界で動けるので、少し期待をしていた停止した時間内で物だけでも魔法袋から取り出せるのなら、ミーアに手伝って貰い俺が合図を出したら1本ずつ俺の手に渡して貰おうと考えていた。ついでに言うなら他の回復薬や解呪薬等を俺が指示したとおりに、取り出してもらう手伝いをして貰おうと考えていたのだ。
・
・
・
だが、流石にそこまで上手い事行かないのかと、思っていると・・・・。
・
・
・
0
お気に入りに追加
4,659
あなたにおすすめの小説
婚約破棄の後始末 ~息子よ、貴様何をしてくれってんだ!
タヌキ汁
ファンタジー
国一番の権勢を誇る公爵家の令嬢と政略結婚が決められていた王子。だが政略結婚を嫌がり、自分の好き相手と結婚する為に取り巻き達と共に、公爵令嬢に冤罪をかけ婚約破棄をしてしまう、それが国を揺るがすことになるとも思わずに。
これは馬鹿なことをやらかした息子を持つ父親達の嘆きの物語である。
僕の家族は母様と母様の子供の弟妹達と使い魔達だけだよ?
闇夜の現し人(ヤミヨノウツシビト)
ファンタジー
ー 母さんは、「絶世の美女」と呼ばれるほど美しく、国の中で最も権力の強い貴族と呼ばれる公爵様の寵姫だった。
しかし、それをよく思わない正妻やその親戚たちに毒を盛られてしまった。
幸い発熱だけですんだがお腹に子が出来てしまった以上ここにいては危険だと判断し、仲の良かった侍女数名に「ここを離れる」と言い残し公爵家を後にした。
お母さん大好きっ子な主人公は、毒を盛られるという失態をおかした父親や毒を盛った親戚たちを嫌悪するがお母さんが日々、「家族で暮らしたい」と話していたため、ある出来事をきっかけに一緒に暮らし始めた。
しかし、自分が家族だと認めた者がいれば初めて見た者は跪くと言われる程の華の顔(カンバセ)を綻ばせ笑うが、家族がいなければ心底どうでもいいというような表情をしていて、人形の方がまだ表情があると言われていた。
『無能で無価値の稚拙な愚父共が僕の家族を名乗る資格なんて無いんだよ?』
さぁ、ここに超絶チートを持つ自分が認めた家族以外の生き物全てを嫌う主人公の物語が始まる。
〈念の為〉
稚拙→ちせつ
愚父→ぐふ
⚠︎注意⚠︎
不定期更新です。作者の妄想をつぎ込んだ作品です。
婚約破棄されたら魔法が解けました
かな
恋愛
「クロエ・ベネット。お前との婚約は破棄する。」
それは学園の卒業パーティーでの出来事だった。……やっぱり、ダメだったんだ。周りがザワザワと騒ぎ出す中、ただ1人『クロエ・ベネット』だけは冷静に事実を受け止めていた。乙女ゲームの世界に転生してから10年。国外追放を回避する為に、そして后妃となる為に努力し続けて来たその時間が無駄になった瞬間だった。そんな彼女に追い打ちをかけるかのように、王太子であるエドワード・ホワイトは聖女を新たな婚約者とすることを発表した。その後はトントン拍子にことが運び、冤罪をかけられ、ゲームのシナリオ通り国外追放になった。そして、魔物に襲われて死ぬ。……そんな運命を辿るはずだった。
「こんなことなら、転生なんてしたくなかった。元の世界に戻りたい……」
あろうことか、最後の願いとしてそう思った瞬間に、全身が光り出したのだ。そして気がつくと、なんと前世の姿に戻っていた!しかもそれを第二王子であるアルベルトに見られていて……。
「……まさかこんなことになるなんてね。……それでどうする?あの2人復讐でもしちゃう?今の君なら、それができるよ。」
死を覚悟した絶望から転生特典を得た主人公の大逆転溺愛ラブストーリー!
※最初の5話は毎日18時に投稿、それ以降は毎週土曜日の18時に投稿する予定です
婚約破棄とか言って早々に私の荷物をまとめて実家に送りつけているけど、その中にあなたが明日国王に謁見する時に必要な書類も混じっているのですが
マリー
恋愛
寝食を忘れるほど研究にのめり込む婚約者に惹かれてかいがいしく食事の準備や仕事の手伝いをしていたのに、ある日帰ったら「母親みたいに世話を焼いてくるお前にはうんざりだ!荷物をまとめておいてやったから明日の朝一番で出て行け!」ですって?
まあ、癇癪を起こすのはいいですけれど(よくはない)あなたがまとめてうちの実家に郵送したっていうその荷物の中、送っちゃいけないもの入ってましたよ?
※またも小説の練習で書いてみました。よろしくお願いします。
※すみません、婚約破棄タグを使っていましたが、書いてるうちに内容にそぐわないことに気づいたのでちょっと変えました。果たして婚約破棄するのかしないのか?を楽しんでいただく話になりそうです。正当派の婚約破棄ものにはならないと思います。期待して読んでくださった方申し訳ございません。
虐げられた令嬢、ペネロペの場合
キムラましゅろう
ファンタジー
ペネロペは世に言う虐げられた令嬢だ。
幼い頃に母を亡くし、突然やってきた継母とその後生まれた異母妹にこき使われる毎日。
父は無関心。洋服は使用人と同じくお仕着せしか持っていない。
まぁ元々婚約者はいないから異母妹に横取りされる事はないけれど。
可哀想なペネロペ。でもきっといつか、彼女にもここから救い出してくれる運命の王子様が……なんて現れるわけないし、現れなくてもいいとペネロペは思っていた。何故なら彼女はちっとも困っていなかったから。
1話完結のショートショートです。
虐げられた令嬢達も裏でちゃっかり仕返しをしていて欲しい……
という願望から生まれたお話です。
ゆるゆる設定なのでゆるゆるとお読みいただければ幸いです。
R15は念のため。
勇者召喚に巻き込まれたけれど、勇者じゃなかったアラサーおじさん。暗殺者(アサシン)が見ただけでドン引きするような回復魔法の使い手になっていた
はらくろ
ファンタジー
早乙女 辰馬、31歳独身、土日祭日しっかり休めるホワイトなサラリーマン。
バスで最寄り駅まで十五分、途中、美形な少年と可愛らしい双子の少女の幼馴染みみたいなリア充三人組の学生と毎日エンカウント。
その度に『リア充爆発しろ』と優しく呪う。
事故みたいな衝撃を受けた後、それが『勇者召喚』だと知ったけど、俺はただ『巻き込まれた』だけで勇者でもなんでもなかった。
持っていた魔法が、空間魔法(アイテムボックスみたいなやつ)と、回復魔法、これはワンチャン逆転あるかと尋ねたところ、別に珍しくないと苦笑された。
空間魔法があるなら仕事があるからと、冒険者ギルドに行くように言われ、俺だけ口止め料のようなお金を少々もらって城下町へ。
異世界デビューでせめて、幸せな家庭を作れたらとリア充目指して、安定した生活を手に入れようと、思ってたんだけどね……。
【完結】父が再婚。義母には連れ子がいて一つ下の妹になるそうですが……ちょうだい癖のある義妹に寮生活は無理なのでは?
つくも茄子
ファンタジー
父が再婚をしました。お相手は男爵夫人。
平民の我が家でいいのですか?
疑問に思うものの、よくよく聞けば、相手も再婚で、娘が一人いるとのこと。
義妹はそれは美しい少女でした。義母に似たのでしょう。父も実娘をそっちのけで義妹にメロメロです。ですが、この新しい義妹には悪癖があるようで、人の物を欲しがるのです。「お義姉様、ちょうだい!」が口癖。あまりに煩いので快く渡しています。何故かって?もうすぐ、学園での寮生活に入るからです。少しの間だけ我慢すれば済むこと。
学園では煩い家族がいない分、のびのびと過ごせていたのですが、義妹が入学してきました。
必ずしも入学しなければならない、というわけではありません。
勉強嫌いの義妹。
この学園は成績順だということを知らないのでは?思った通り、最下位クラスにいってしまった義妹。
両親に駄々をこねているようです。
私のところにも手紙を送ってくるのですから、相当です。
しかも、寮やクラスで揉め事を起こしては顰蹙を買っています。入学早々に学園中の女子を敵にまわしたのです!やりたい放題の義妹に、とうとう、ある処置を施され・・・。
なろう、カクヨム、にも公開中。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる