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第10章 女神の修行・・・。
10-27 ユウマはどこに?
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その頃その話題の本人であるユウマは、訳の解らない場所に来ていたのであった。
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それは実際には魔導書を読んでいるウチに眠くなり、そのまま眠っていたのまでは、確かに覚えていた。それに自分の出したソファーに寝ていたのでフカフカの状態で気分的、いや感触的にも気持ちよく寝ていたのに、現状何故か冷たい床の上に寝ていたので直ぐに目を覚ました。
「ツッ、冷たい、硬い?あれ、ソファーからいつの間にか落ちたのかな・・・・?」
余りにも冷たく、硬い床だったので、寝ぼけた状態で周囲を見渡した。
「・・・?ここって、周囲が真っ白な場所って、あれ、寝ぼけて変な部屋に入ったのかな?でも、俺は寝てたよな・・・はっ!?まっ、まさか!夢遊病?・・・まあ、そんなはずは無いか。・・・しかし、ここって?」
これにはどうやら創造神様が絡んでいた様で、ユウマが目を覚ました場所は、確か以前の時は精神体だけだったのに、今回はどうやら体ごとこの場所、白い空間の部屋に来ていたようである。
「あっ、ああん?ここは、どこだ!・・・いや、ここって確か・・・以前創造神の爺様に呼ばれて来た部屋の中?」
俺が周囲の状況を確認して間違いなく見覚えのある部屋であり、不思議に思いながらこの部屋の周囲を見渡していると、・・・白い空間の一部に襖のような引き戸が現れ、少し前に真ベルステリア神聖星で会って話をしていた筈の創造神様がその襖を開けその場所より姿を現した。
その場所に現れた創造神様は笑顔をユウマに向けて話し掛けてきた。
「おお、早速すまんな、ユウマよ。今度は、お主に迷惑かも知れんが生身の肉体ごと召喚したのじゃが、・・・まあ、問題なかろう、そんなに時間をかけるつもりはないからのう」
創造神様はなにかを理解しているようで、ユウマには解らない事を納得していたが、この時点ではユウマにはさっぱり解っていなかったのである。
「えっ、えっと、いきなりですね・・・。まあ、別にいいのですが、あっ、そういえばみんなになんも言わずにここに呼ばれたから、みんな俺がいなくなったのを心配するのでは・・・創造神の爺様、ちょっとみんなに連絡とっていいかな?」
「ああ、それなら先程も言った様に心配せんでもいい、そんなに時間を取らせんからな・・・しかし、あれよなお主は最初にあった時は、かなり腰が低く感じたが、態度が一変したよな?」
創造神様は、最初にユウマにあった時は、かなり腰が低く創造神と解って崇めていた筈だが、今現在はそんなそぶりが全くない訳ではないが、どちらかと言うと家族をと接しているような感覚に捕らわれたのである。
「へっ、そりゃあ、前回ほったらかしされたし、今回も解っててほったらかしにされたからな。もう、礼儀正しくするのをやめたよ。まあ、まったくという訳ではないので、気になるのでしたら戻しますよ」
「いや、それでよい。息子であるヘルロイもじゃが、フィーナ達孫達も公式の場で無い限りは結構そんな感じじゃ問題ない。好きなようにしてくれ」
「・・・う~ん、解りました。了解です。それでどうしたんです?」
「おお、そうじゃった。そうじゃった。お主に参加してもらいたい会議があるんじゃった。ついてきてくれ」
移動しながら詳しく説明を聞くと、どうやら今回呼ばれた内容は、先の戦いで俺が葬った者達の関係者が納得がいかない者がいるらしい。なので、一緒に今回の会議に出て欲しいらしいので、それで仕方なくその会議に出る事にしたのである。
「あっ、そういえば、ひとつ思い出した事が、アーストリアに戻った時に、守護天使達の子達が忙しそうに動き回っていたけど何でか解ります?それとも何か事情を知っていますか、俺にここに呼ばれたから事情を知らないんですよね?」
俺はここに呼ばれる前の状態が気になり、創造神の爺様に尋ねる事にしたのである。
「ん・・・。ちょっと、まっとれ状況を確認してみるのでな・・・・うーん、なるほどのう、そうか、そう言う事であったか、まあ、たいした事じゃないのだが、シルクは戻ってきたらお仕置き確定じゃな。約束の期日を守っておらんからの。まあ、珍しいのだがのう。それでマリエルは・・・ほう、ほう、自身の事では無く、新たな自身の信者を育てる事に専念するようじゃな。それにちゃんと期日中に能力の改善には成功しておるようじゃな。こちらも珍しいのう。いつもじゃったら反対なのにのう・・・」
なるほどその為に・・・修行する時間を延長させて、戻って来るのが伸びるって事なのだろう、しかし、シルク様はどうやらお仕置き確定のようだ。・・・・可哀想に、これには俺もどうしようもない。
それで、その事を聞いたので、現状慌てる事もないので、創造神の爺様のあとについて行った。それでつれてこられたところは、先程の白い部屋とは一変して、正反対の真っ黒な空間の部屋の中で、中央に大きなテーブルがある。
それで創造神の爺様は中央にある豪華な椅子の方に歩いて行き、その椅子に着席した。その後の横にはフィーナ様の父親である武神ヘルロイ様が立っていた。それによく確認すると、他に数人?いや、数柱と言った方がいいのか外套のフードを深々とかぶって表情まで解らない状態の神様が座っていたのである。
何故神様と思ったかと言うと、外套のフードで表情を隠していても漏れ出す神々しい気は、神様のモノだと解った。ただ、この中に半分以上の神様は禍々しい淀んだ感じの気を含んでいる。
何だ、このいやらしい感じの気は?どこかで感じた事があるんだけど・・・どこだったっけかな?
まあ、実際些細な感じなので気にしなかったが、その椅子に座っている神様らしい数は創造神の爺様をのけて20柱?ほどで、先程の嫌な感じの気を持つ神は座っている者だけで10柱?程いたのである。それだけではなく数柱はあきらかに神とは違う気を放っているのである。
・・・って、神様って、こんなにいるものなのか?しかも、こいつらホントに神様でいいのか?
ユウマが思ったのはあきらかに神と言っていいのか解らない者が2、3柱いるのである。それとあきらかに神と言えない者も数人いる。まあ、自分も神では無いけどね。
それで、そのテーブルに位置する場所の椅子に座っているのは神で問題ないと思うが、その座っている神?の後ろには、2名ほど左右に立っていて、そちらの者達は神のようなそうじゃない者がいて、どちらかと言うと座っている神達の放つ気とは少し違い、力も弱いような感じの気を放っていた。
まあ、その者達に関してもどうでもいいのだが、この部屋の上部にも誰かいる様な感じがする、姿に関してはいっさい見えていないが・・・まあ、どちらかと言うとマジックミラー越しに、傍観席より見学されている様な感じであった。
しかし、この状態はどう言う事なんだ。なんか尋問でもされるのか?それとも裁判みたいな・・・。
そんな事を俺が考えていると、創造神の爺様が呼びかけてきた。
「ユウマよ、お主もこっちに来い。お主もワシの後ろに控えておれ」
創造神様はこの場所の一番豪華な椅子に座り、俺を手招きして創造神の爺様の側に来るように言われたので、そちらに向かった。まあ、実際ヘルロイ様の隣になのだが・・・。
すると俺が武神ヘルロイ様の横に立ったのを確認して、創造神の爺様は周囲に視線を向けて話し始めた。
「それではな。今回この創造神たるワシの名と、ここにおる武神であるヘルロイの名を騙り、ここにおる一応人族?であるユウマを亡き者にしようと企んだ者達の処分と、ある不穏な気配に関する話しである。異論はあるまいな」
表情はいたって真面目な感じではあるが、秘めた感情が怒りに満ちているのが、側にいるユウマとヘルロイには伝わっており、その他にもすう柱の神様達も解っているようだ。ただ、先程ユウマが感じていた禍々しい淀んだ感じの気を持っていた神達は、どうやら解っていないようであった。
それでそのうちの1柱は、当然その雰囲気が解っていないらしく、創造神の爺様に意見してきた。
「創造神様、今回の件に関しては良く解りますが、私は愚か者でも我が息子の言葉を信じたい。それにそこのモノが嘘をついている可能性もあるだろう。何せ人族であるからな。ふっふっふ。それにどうやら今回の件とは関係無い事も企んでいるようですが、それはあなたの責任問題となりますよ」
あれ?俺は何も喋った覚えがないんのだが、何が嘘を付いてるような事を言われてるのかな?・・・それに、この人ホントに神なのか?どっちかって言ったら・・・。
俺がそんな事を考えていると、何故か怒りを感じる様な気配が、ジワジワと創造神の爺様より伝わってきたのである。
「ほほ~う、お主はワシはともかくとして、このユウマも嘘を申していると思っているのか?よ~しよし、ならお主の息子にも聞いてみようかの。ほれ!」
創造神は、そう声を掛けテーブルの上に、今回の件に関しての首謀者である、20名近くの魂だけの状態の者をその場に召喚したのである。
どうやら神核である部分は、全て回収済みのようであり、意思の疎通は出来るようではあった。
その魂の状態である数名は、泣き喚き許しを求めているようであるが、数名は悪びれもせず己の行ないが正しい事を主張しているようであった。
それを静に聞いている創造神の爺様は、額に青筋、怒りマークを浮かばせているが、終始笑顔の状態であった。
これは・・・流石に怖いぞ!強いて言うならこの状態の時はあれこれ言い訳をしてもいい事は無い・・・。
そんな事をユウマが考えていると、物凄く怖い笑顔のまま創造神の爺様が関係ある者に向け話しかけた。
「ほれ!お主、直々に聞いてみるとよい。もし、真実を聞き出し、そやつが嘘を付いていなければ蘇える事も出来よう。ただ、そやつが嘘を付いておる場合は、お主も神の能力を失う事になるからのう。それは他の者もそうじゃ、今回はここに居る者が対象であるが、自身の子も裁けん輩は神としてはいらん。今回は我が息子、武神ヘルロイも罰を与えておるからの。まあこやつの場合は、自身の無知を理解しておるので、神核を完全に奪う事はしては居らんが、その代わりその神核の力で数名の者は、蘇えらす事にしておるでな。さあ聞くがよい、そして己が正しいというのならはっきりと申してみるが良い」
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創造神様のその声を聞き、各テーブルに付いている神?らしい人と、その後にいる人達と話しが進んで行った。
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その頃その話題の本人であるユウマは、訳の解らない場所に来ていたのであった。
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それは実際には魔導書を読んでいるウチに眠くなり、そのまま眠っていたのまでは、確かに覚えていた。それに自分の出したソファーに寝ていたのでフカフカの状態で気分的、いや感触的にも気持ちよく寝ていたのに、現状何故か冷たい床の上に寝ていたので直ぐに目を覚ました。
「ツッ、冷たい、硬い?あれ、ソファーからいつの間にか落ちたのかな・・・・?」
余りにも冷たく、硬い床だったので、寝ぼけた状態で周囲を見渡した。
「・・・?ここって、周囲が真っ白な場所って、あれ、寝ぼけて変な部屋に入ったのかな?でも、俺は寝てたよな・・・はっ!?まっ、まさか!夢遊病?・・・まあ、そんなはずは無いか。・・・しかし、ここって?」
これにはどうやら創造神様が絡んでいた様で、ユウマが目を覚ました場所は、確か以前の時は精神体だけだったのに、今回はどうやら体ごとこの場所、白い空間の部屋に来ていたようである。
「あっ、ああん?ここは、どこだ!・・・いや、ここって確か・・・以前創造神の爺様に呼ばれて来た部屋の中?」
俺が周囲の状況を確認して間違いなく見覚えのある部屋であり、不思議に思いながらこの部屋の周囲を見渡していると、・・・白い空間の一部に襖のような引き戸が現れ、少し前に真ベルステリア神聖星で会って話をしていた筈の創造神様がその襖を開けその場所より姿を現した。
その場所に現れた創造神様は笑顔をユウマに向けて話し掛けてきた。
「おお、早速すまんな、ユウマよ。今度は、お主に迷惑かも知れんが生身の肉体ごと召喚したのじゃが、・・・まあ、問題なかろう、そんなに時間をかけるつもりはないからのう」
創造神様はなにかを理解しているようで、ユウマには解らない事を納得していたが、この時点ではユウマにはさっぱり解っていなかったのである。
「えっ、えっと、いきなりですね・・・。まあ、別にいいのですが、あっ、そういえばみんなになんも言わずにここに呼ばれたから、みんな俺がいなくなったのを心配するのでは・・・創造神の爺様、ちょっとみんなに連絡とっていいかな?」
「ああ、それなら先程も言った様に心配せんでもいい、そんなに時間を取らせんからな・・・しかし、あれよなお主は最初にあった時は、かなり腰が低く感じたが、態度が一変したよな?」
創造神様は、最初にユウマにあった時は、かなり腰が低く創造神と解って崇めていた筈だが、今現在はそんなそぶりが全くない訳ではないが、どちらかと言うと家族をと接しているような感覚に捕らわれたのである。
「へっ、そりゃあ、前回ほったらかしされたし、今回も解っててほったらかしにされたからな。もう、礼儀正しくするのをやめたよ。まあ、まったくという訳ではないので、気になるのでしたら戻しますよ」
「いや、それでよい。息子であるヘルロイもじゃが、フィーナ達孫達も公式の場で無い限りは結構そんな感じじゃ問題ない。好きなようにしてくれ」
「・・・う~ん、解りました。了解です。それでどうしたんです?」
「おお、そうじゃった。そうじゃった。お主に参加してもらいたい会議があるんじゃった。ついてきてくれ」
移動しながら詳しく説明を聞くと、どうやら今回呼ばれた内容は、先の戦いで俺が葬った者達の関係者が納得がいかない者がいるらしい。なので、一緒に今回の会議に出て欲しいらしいので、それで仕方なくその会議に出る事にしたのである。
「あっ、そういえば、ひとつ思い出した事が、アーストリアに戻った時に、守護天使達の子達が忙しそうに動き回っていたけど何でか解ります?それとも何か事情を知っていますか、俺にここに呼ばれたから事情を知らないんですよね?」
俺はここに呼ばれる前の状態が気になり、創造神の爺様に尋ねる事にしたのである。
「ん・・・。ちょっと、まっとれ状況を確認してみるのでな・・・・うーん、なるほどのう、そうか、そう言う事であったか、まあ、たいした事じゃないのだが、シルクは戻ってきたらお仕置き確定じゃな。約束の期日を守っておらんからの。まあ、珍しいのだがのう。それでマリエルは・・・ほう、ほう、自身の事では無く、新たな自身の信者を育てる事に専念するようじゃな。それにちゃんと期日中に能力の改善には成功しておるようじゃな。こちらも珍しいのう。いつもじゃったら反対なのにのう・・・」
なるほどその為に・・・修行する時間を延長させて、戻って来るのが伸びるって事なのだろう、しかし、シルク様はどうやらお仕置き確定のようだ。・・・・可哀想に、これには俺もどうしようもない。
それで、その事を聞いたので、現状慌てる事もないので、創造神の爺様のあとについて行った。それでつれてこられたところは、先程の白い部屋とは一変して、正反対の真っ黒な空間の部屋の中で、中央に大きなテーブルがある。
それで創造神の爺様は中央にある豪華な椅子の方に歩いて行き、その椅子に着席した。その後の横にはフィーナ様の父親である武神ヘルロイ様が立っていた。それによく確認すると、他に数人?いや、数柱と言った方がいいのか外套のフードを深々とかぶって表情まで解らない状態の神様が座っていたのである。
何故神様と思ったかと言うと、外套のフードで表情を隠していても漏れ出す神々しい気は、神様のモノだと解った。ただ、この中に半分以上の神様は禍々しい淀んだ感じの気を含んでいる。
何だ、このいやらしい感じの気は?どこかで感じた事があるんだけど・・・どこだったっけかな?
まあ、実際些細な感じなので気にしなかったが、その椅子に座っている神様らしい数は創造神の爺様をのけて20柱?ほどで、先程の嫌な感じの気を持つ神は座っている者だけで10柱?程いたのである。それだけではなく数柱はあきらかに神とは違う気を放っているのである。
・・・って、神様って、こんなにいるものなのか?しかも、こいつらホントに神様でいいのか?
ユウマが思ったのはあきらかに神と言っていいのか解らない者が2、3柱いるのである。それとあきらかに神と言えない者も数人いる。まあ、自分も神では無いけどね。
それで、そのテーブルに位置する場所の椅子に座っているのは神で問題ないと思うが、その座っている神?の後ろには、2名ほど左右に立っていて、そちらの者達は神のようなそうじゃない者がいて、どちらかと言うと座っている神達の放つ気とは少し違い、力も弱いような感じの気を放っていた。
まあ、その者達に関してもどうでもいいのだが、この部屋の上部にも誰かいる様な感じがする、姿に関してはいっさい見えていないが・・・まあ、どちらかと言うとマジックミラー越しに、傍観席より見学されている様な感じであった。
しかし、この状態はどう言う事なんだ。なんか尋問でもされるのか?それとも裁判みたいな・・・。
そんな事を俺が考えていると、創造神の爺様が呼びかけてきた。
「ユウマよ、お主もこっちに来い。お主もワシの後ろに控えておれ」
創造神様はこの場所の一番豪華な椅子に座り、俺を手招きして創造神の爺様の側に来るように言われたので、そちらに向かった。まあ、実際ヘルロイ様の隣になのだが・・・。
すると俺が武神ヘルロイ様の横に立ったのを確認して、創造神の爺様は周囲に視線を向けて話し始めた。
「それではな。今回この創造神たるワシの名と、ここにおる武神であるヘルロイの名を騙り、ここにおる一応人族?であるユウマを亡き者にしようと企んだ者達の処分と、ある不穏な気配に関する話しである。異論はあるまいな」
表情はいたって真面目な感じではあるが、秘めた感情が怒りに満ちているのが、側にいるユウマとヘルロイには伝わっており、その他にもすう柱の神様達も解っているようだ。ただ、先程ユウマが感じていた禍々しい淀んだ感じの気を持っていた神達は、どうやら解っていないようであった。
それでそのうちの1柱は、当然その雰囲気が解っていないらしく、創造神の爺様に意見してきた。
「創造神様、今回の件に関しては良く解りますが、私は愚か者でも我が息子の言葉を信じたい。それにそこのモノが嘘をついている可能性もあるだろう。何せ人族であるからな。ふっふっふ。それにどうやら今回の件とは関係無い事も企んでいるようですが、それはあなたの責任問題となりますよ」
あれ?俺は何も喋った覚えがないんのだが、何が嘘を付いてるような事を言われてるのかな?・・・それに、この人ホントに神なのか?どっちかって言ったら・・・。
俺がそんな事を考えていると、何故か怒りを感じる様な気配が、ジワジワと創造神の爺様より伝わってきたのである。
「ほほ~う、お主はワシはともかくとして、このユウマも嘘を申していると思っているのか?よ~しよし、ならお主の息子にも聞いてみようかの。ほれ!」
創造神は、そう声を掛けテーブルの上に、今回の件に関しての首謀者である、20名近くの魂だけの状態の者をその場に召喚したのである。
どうやら神核である部分は、全て回収済みのようであり、意思の疎通は出来るようではあった。
その魂の状態である数名は、泣き喚き許しを求めているようであるが、数名は悪びれもせず己の行ないが正しい事を主張しているようであった。
それを静に聞いている創造神の爺様は、額に青筋、怒りマークを浮かばせているが、終始笑顔の状態であった。
これは・・・流石に怖いぞ!強いて言うならこの状態の時はあれこれ言い訳をしてもいい事は無い・・・。
そんな事をユウマが考えていると、物凄く怖い笑顔のまま創造神の爺様が関係ある者に向け話しかけた。
「ほれ!お主、直々に聞いてみるとよい。もし、真実を聞き出し、そやつが嘘を付いていなければ蘇える事も出来よう。ただ、そやつが嘘を付いておる場合は、お主も神の能力を失う事になるからのう。それは他の者もそうじゃ、今回はここに居る者が対象であるが、自身の子も裁けん輩は神としてはいらん。今回は我が息子、武神ヘルロイも罰を与えておるからの。まあこやつの場合は、自身の無知を理解しておるので、神核を完全に奪う事はしては居らんが、その代わりその神核の力で数名の者は、蘇えらす事にしておるでな。さあ聞くがよい、そして己が正しいというのならはっきりと申してみるが良い」
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