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第9章 戦いの中で真実を?
9-90 とんでもない結界を張ってみた?
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それで魔神達のコントのような戦闘を見ていたユウマ達一行は、呆れてその内容をずっと防御魔法を張りつつ、その光景を見ながら考え事をしていたのである。
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それは今の魔神達をすぐに倒すのか、それとも今やってる面白い行動を最後まで見るのかであった。
「しっかし、すごかったな。さっきの魔法は、辺り一面吹き飛ばしてら・・・はっきり言って滅茶苦茶だ、スゲーよな。でも、なんで仲間割れを?それと、あのやられてる方は結局・・・誰なんだ?あとさぁ、このあと、どうするの?」
ユウマは今迄魔神達がやっていた事を見ながら、肝心な事を聞くのを忘れていた事を思い出し色々と聞いてみる事にして、次々と質問してついでにこの後どうするかも確認したのだ。
「あっ、そうだよね。ユウ兄はあいつの事解んないよね。あいつは、あの時ボロボロになって逃げて行った奴だよ。あいつはユウ兄が吹き飛ばされて、一時してから現れたんだよ。ボロボロの状態で」
「そうだよお兄ちゃん!あいつ現れたときは、ミーア達がボコボコにした状態でやっぱりこっちに現れたよ。それで両腕は無かったんだけど、さっき生えちゃったんだよ。・・・?あれ、そう言えばお兄ちゃんも腕も元に戻ってるね。なんで?それにお兄ちゃんの気が物凄い事に・・・これもなんで?」
「ん、ああ、これは・・・今は秘密だ!それにこっちのがいいだろ」
俺が秘密と言ったら、ちょっと膨れっ面になったが、俺の元に戻った腕を見て触りながら、2人とも『うん、元どうりの方が良い』と笑顔に答えてくれたのであった。
しかし、なるほど・・・もう1人の魔神みたいな奴はあの時の奴か、あれ?でも、確か最後にロンが追跡魔法を転移用のアイテムの効力が切れる前に放っていた様な?どうなってんだ?
この後どうするのかに関しては、一旦後回しにして先程不思議に思った事を確認する事にした。
「なあロン、お前、あいつに追跡魔法放ってなかったけ?あのすんごいやつを・・・あっ、ちょっと待ってくれな、そのままじゃ大変だろうから、俺がお前の変わりの結界魔法を張るから」
ずっとロンに結界を維持させるのも悪いので、ユウマは自身の【創生魔法】のスキルを使用して結界魔法を創る事にして準備しながら確認した。
まず【創生魔法】を使用した。すると、『【創生魔法】起動、聖属性の魔法を流用、更に結界に関する情報を取得開始。【範囲聖域】の魔法、創生完了。ただし発動範囲は使用者の意識に汎用する。広さと強度に関しては、使用者の最初に付与した魔力量で変わってくる。一旦張った結界には使用者の了承が無い限り出る事も入る事も出来ない。なお使用者の意志で解除するまではそのまま維持し続ける』
結界魔法が早速出来たので転移門広場の周りに張り巡らせる事にして、先程の質問をしながら結界の準備をしてロンにもう1度尋ねてみた。
「で、どうなんだ?結局・・・」
ちなみにそのユウマがロンの代わりに張っている結界は【範囲聖域】で、・・・はっきり言ってこちらが有利になる結界魔法であって、相手にとっては最悪な結界を何も考えずに張っていたのである。ロンはこの時点から結界へ魔力を送り続けるのをやめたが、それでも一時の間は維持するので、現状は問題ないのであった。
それに結界に干渉されるような事が今のところないので、間違いなくすぐに消失する事は無いのであった。
それで先程のロンに行なった俺の質問の答えは・・・。
「ああ、あれですね。ちゃんと追跡してきましたよ。ちょうど兄貴が意識を失ってる間に・・・ただ、少し時間がずれてましたが、それでもちゃんとあいつを追ってきました。最終的に転移魔法陣からでて来て、目標でない奴に当たりましたけど・・・。まあ、結果的にあいつらの仲違いを引き起こしたんで、結果よかったのですけどね」
「へぇぇっ、そんな事が・・・」
ん~、やっぱりかなりタイムラグがあるのか?あれ、それなら俺が放ったクレリアのナイフはどこの?・・・まあ、それは後で考えよう。
それよりなるほどそれでね。それにその後で聞いたがロンが仕掛けていたトラップも無事発動して、それを輪に掛けて魔神達の仲が悪くなった事を教えてくれた。 しかし、仲が悪くなったって、さっきの攻撃魔法はあきらかに殺す勢いだったぞ、何せ周囲を消し飛ばす威力だったから・・・実際そこまでやるような事か?それにそこまで互いにやって、また仲直りしたようだが・・・よう解らん。
まあ、このままアホな事しなければいいのだが、それよりも・・・・。
そんな事を考えてユウマは、もう一つの聞きたい事を再度口にした。
「それで、さっきの話しの続きだけど・・・どうする。最後まで進化を見るか?それとも攻撃するか?もしかしたら俺達じゃ手に負えなくなるかもしれないぞ・・・」
多分進化させても問題ないと思うが、一応確認だけはしとこう。もしかしたらめんどくさい事になっても困るので・・・。
「えっ、いやいや、ユウ兄。ちょっと前の私達ならまだしも、今の私達なら問題ないよ。それにユウ兄がそれを言う。そんな事全然思ってないでしょう。それに今の私なら多分1人で、あいつにでも余裕で勝てると思うよ」
アリアが余裕で魔神を倒せると自信満々に答えて来たが、さすがに1人で相手をするなんてな・・・。
「アリア!あんまり相手を見くびらない方がいいぞ、どうなるか解らないからな」
俺がアリアに、相手をよく観察しないで油断していると痛い目を見るぞと、注意しようとしているとミーアが俺の袖を引っ張って話し掛けてきた。
「ねぇ、ねぇ、でも、お兄ちゃん。私達は既にあの魔神と、さっきまで互角以上に戦ってたよ。しかも力をかなり抑えて・・・」
「はっ・・・マジで?」
冗談だろうと思いながら、みんなに視線を向けるとみんなが真剣な顔をして頷いた。
それで続けてミーアが話し掛けてきた。
「うん、マジで。それにその時より大分弱くなっているよ。多分アリアお姉ちゃんと月姫ちゃんなら、1人で簡単に倒すと思うよ」
これはまた俺が気絶してる(創造神様の場所に行ってる)間に、アリア達はどんな戦闘をしてたんだ?まあ、聞く限りでは、本気で戦ってなかったみたいだ。
しかも、月姫がそれだけの戦闘をしたのに、余程全力を出せなかったのか、まだまだ欲求不満みたいだから、あの魔神は多分・・・いや、今感じてる力はすでに限界なんだろうな。確かに最初に強いと感じていたが、現在の力と魔力は相当弱くなっていて、全ての力が今じゃかなり弱体化してるみたいだ。・・・俺は、てっきりホントの力を今は抑えていると思ったけど、もしかしてあれで本気だったのか・・・魔神て実はたいした事が無いのかな?
事実ホントの魔神かどうかは解らないけど、可能性があるのは転移門の前にいる奴2人だけだし、どうも今迄強いと感じた奴は、せいぜいあの時の迷宮や森にいた奴だったと思っていた。
それにどうやら今の時点では、俺が心配するほど魔神達は強くないというより、アリア達が異常に強くなっていると思われる。
事実、アリア達の強さは俺が気絶する前より、何故か数倍にも異常に強くなっている。そう思っているユウマ自身もすでに異常すぎて、この場で勝てる者がいない等という事には、誰も気付く事はなかったのであった。
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何せ今の魔神でもアリア達の相手ではなく、まったく負ける気がしなかったし、このうえ少し強くなったとしても、全員で勝負すれば確実的に勝てるし負ける事はないのであった。
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それで魔神達のコントのような戦闘を見ていたユウマ達一行は、呆れてその内容をずっと防御魔法を張りつつ、その光景を見ながら考え事をしていたのである。
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それは今の魔神達をすぐに倒すのか、それとも今やってる面白い行動を最後まで見るのかであった。
「しっかし、すごかったな。さっきの魔法は、辺り一面吹き飛ばしてら・・・はっきり言って滅茶苦茶だ、スゲーよな。でも、なんで仲間割れを?それと、あのやられてる方は結局・・・誰なんだ?あとさぁ、このあと、どうするの?」
ユウマは今迄魔神達がやっていた事を見ながら、肝心な事を聞くのを忘れていた事を思い出し色々と聞いてみる事にして、次々と質問してついでにこの後どうするかも確認したのだ。
「あっ、そうだよね。ユウ兄はあいつの事解んないよね。あいつは、あの時ボロボロになって逃げて行った奴だよ。あいつはユウ兄が吹き飛ばされて、一時してから現れたんだよ。ボロボロの状態で」
「そうだよお兄ちゃん!あいつ現れたときは、ミーア達がボコボコにした状態でやっぱりこっちに現れたよ。それで両腕は無かったんだけど、さっき生えちゃったんだよ。・・・?あれ、そう言えばお兄ちゃんも腕も元に戻ってるね。なんで?それにお兄ちゃんの気が物凄い事に・・・これもなんで?」
「ん、ああ、これは・・・今は秘密だ!それにこっちのがいいだろ」
俺が秘密と言ったら、ちょっと膨れっ面になったが、俺の元に戻った腕を見て触りながら、2人とも『うん、元どうりの方が良い』と笑顔に答えてくれたのであった。
しかし、なるほど・・・もう1人の魔神みたいな奴はあの時の奴か、あれ?でも、確か最後にロンが追跡魔法を転移用のアイテムの効力が切れる前に放っていた様な?どうなってんだ?
この後どうするのかに関しては、一旦後回しにして先程不思議に思った事を確認する事にした。
「なあロン、お前、あいつに追跡魔法放ってなかったけ?あのすんごいやつを・・・あっ、ちょっと待ってくれな、そのままじゃ大変だろうから、俺がお前の変わりの結界魔法を張るから」
ずっとロンに結界を維持させるのも悪いので、ユウマは自身の【創生魔法】のスキルを使用して結界魔法を創る事にして準備しながら確認した。
まず【創生魔法】を使用した。すると、『【創生魔法】起動、聖属性の魔法を流用、更に結界に関する情報を取得開始。【範囲聖域】の魔法、創生完了。ただし発動範囲は使用者の意識に汎用する。広さと強度に関しては、使用者の最初に付与した魔力量で変わってくる。一旦張った結界には使用者の了承が無い限り出る事も入る事も出来ない。なお使用者の意志で解除するまではそのまま維持し続ける』
結界魔法が早速出来たので転移門広場の周りに張り巡らせる事にして、先程の質問をしながら結界の準備をしてロンにもう1度尋ねてみた。
「で、どうなんだ?結局・・・」
ちなみにそのユウマがロンの代わりに張っている結界は【範囲聖域】で、・・・はっきり言ってこちらが有利になる結界魔法であって、相手にとっては最悪な結界を何も考えずに張っていたのである。ロンはこの時点から結界へ魔力を送り続けるのをやめたが、それでも一時の間は維持するので、現状は問題ないのであった。
それに結界に干渉されるような事が今のところないので、間違いなくすぐに消失する事は無いのであった。
それで先程のロンに行なった俺の質問の答えは・・・。
「ああ、あれですね。ちゃんと追跡してきましたよ。ちょうど兄貴が意識を失ってる間に・・・ただ、少し時間がずれてましたが、それでもちゃんとあいつを追ってきました。最終的に転移魔法陣からでて来て、目標でない奴に当たりましたけど・・・。まあ、結果的にあいつらの仲違いを引き起こしたんで、結果よかったのですけどね」
「へぇぇっ、そんな事が・・・」
ん~、やっぱりかなりタイムラグがあるのか?あれ、それなら俺が放ったクレリアのナイフはどこの?・・・まあ、それは後で考えよう。
それよりなるほどそれでね。それにその後で聞いたがロンが仕掛けていたトラップも無事発動して、それを輪に掛けて魔神達の仲が悪くなった事を教えてくれた。 しかし、仲が悪くなったって、さっきの攻撃魔法はあきらかに殺す勢いだったぞ、何せ周囲を消し飛ばす威力だったから・・・実際そこまでやるような事か?それにそこまで互いにやって、また仲直りしたようだが・・・よう解らん。
まあ、このままアホな事しなければいいのだが、それよりも・・・・。
そんな事を考えてユウマは、もう一つの聞きたい事を再度口にした。
「それで、さっきの話しの続きだけど・・・どうする。最後まで進化を見るか?それとも攻撃するか?もしかしたら俺達じゃ手に負えなくなるかもしれないぞ・・・」
多分進化させても問題ないと思うが、一応確認だけはしとこう。もしかしたらめんどくさい事になっても困るので・・・。
「えっ、いやいや、ユウ兄。ちょっと前の私達ならまだしも、今の私達なら問題ないよ。それにユウ兄がそれを言う。そんな事全然思ってないでしょう。それに今の私なら多分1人で、あいつにでも余裕で勝てると思うよ」
アリアが余裕で魔神を倒せると自信満々に答えて来たが、さすがに1人で相手をするなんてな・・・。
「アリア!あんまり相手を見くびらない方がいいぞ、どうなるか解らないからな」
俺がアリアに、相手をよく観察しないで油断していると痛い目を見るぞと、注意しようとしているとミーアが俺の袖を引っ張って話し掛けてきた。
「ねぇ、ねぇ、でも、お兄ちゃん。私達は既にあの魔神と、さっきまで互角以上に戦ってたよ。しかも力をかなり抑えて・・・」
「はっ・・・マジで?」
冗談だろうと思いながら、みんなに視線を向けるとみんなが真剣な顔をして頷いた。
それで続けてミーアが話し掛けてきた。
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これはまた俺が気絶してる(創造神様の場所に行ってる)間に、アリア達はどんな戦闘をしてたんだ?まあ、聞く限りでは、本気で戦ってなかったみたいだ。
しかも、月姫がそれだけの戦闘をしたのに、余程全力を出せなかったのか、まだまだ欲求不満みたいだから、あの魔神は多分・・・いや、今感じてる力はすでに限界なんだろうな。確かに最初に強いと感じていたが、現在の力と魔力は相当弱くなっていて、全ての力が今じゃかなり弱体化してるみたいだ。・・・俺は、てっきりホントの力を今は抑えていると思ったけど、もしかしてあれで本気だったのか・・・魔神て実はたいした事が無いのかな?
事実ホントの魔神かどうかは解らないけど、可能性があるのは転移門の前にいる奴2人だけだし、どうも今迄強いと感じた奴は、せいぜいあの時の迷宮や森にいた奴だったと思っていた。
それにどうやら今の時点では、俺が心配するほど魔神達は強くないというより、アリア達が異常に強くなっていると思われる。
事実、アリア達の強さは俺が気絶する前より、何故か数倍にも異常に強くなっている。そう思っているユウマ自身もすでに異常すぎて、この場で勝てる者がいない等という事には、誰も気付く事はなかったのであった。
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