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第9章 戦いの中で真実を?
9-87 自称魔王登場?
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するとその魔人族であるキサールの身体が光り輝きだし、その後黒い霧状の靄みたいなのに覆われた。それからすぐにその黒い霧が霧散して、その中から魔人族のキサールが姿を現したが風貌と姿が著しく変わっていった。
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それは失っていた筈の両腕が、何故か元に戻り治り生えてきていて、そして頭には先程までなかった角が5本ほど生えていたのであった。
パッと見、今魔神となっている前のドロスによく似ているが、そのガタイがひ弱すぎる。しかも威厳が全くなくどちらかと言うと鬼人に近い感じであった。
「あっははははっ、私はこれで魔王に近い存在だ!私の開発した強制進化の丸薬は、成功だ力がみなぎるぞ、これなら、この身体なら耐えられる。ははははっ、今から見ておれ、ドロスよ!私が魔神へとなるところを!」
しかし、本人は魔王と言い放ち、満足そうに大笑いして卵の置いてある台座の方に歩いて近付いた。
その卵を置いている台座の横では、今だ苦しみ転げ回っている魔神ドロスがいた。そこに近づいたと同時に、有無を言わさず邪魔のならない場所まで、キサールはドロスを蹴飛ばしたのである。
『ぐっがっぁぁっ!・・・』
「ふん、ギャーギャーうるさいのである。そして邪魔だ!ふはははっ、しかし愚か過ぎる。くくくっ・・・」
流石に魔神となっているドロスでも、今の大怪我を負っているのでかなり弱体化しているようで、簡単にそのひ弱そうな自称魔王のキサールの蹴りを簡単に受けてしまい、吹き飛ばされてしまっていた。
ただ魔神ドロスは両腕の痛みだけが耐え難い苦痛であって、キサールに蹴られたダメージは殆どなかったのである。
だがそんな事とは知らず自称魔王のキサールが、その台座の前で魔神ドロスとは違う別の何かの呪文を唱えだした。
「・・・Ioh Zufagen Du Von Zauber…Dasein Einfluss Geben Dunkelhelt Von IohGlauben Lexikon Von Kenntnis・・・!?」
すると台座に置いていた卵が、宙に浮かび上がり、その台座が砕け散り内部に溜まっていた魔力がキサールの体内に吸い込まれていったのである。
その様子を少し遠くに離れていたマリア達は、不思議に思っていたのである。
「えっ、えっ、どう言う事なの・・・あれって、なんで?さっきまで仲間割れしてたのに・・・それにあいつ姿が変わってない、どう言うこと・・・?」
『およっ?ホントだね。良く見ると腕も再生してるね?』
アリアはボロボロだった魔人族の様子がおかしい事に気が付き、みんなに確認した。するとまずその様子を一緒にいたファルが答えた。
続けてこの緊迫しているなかで?・・・いや、それは全くないが、休憩がてら食事をしていた面々がそちらの方を見て答えた。
「モグモグ・・・ゴックン。あっ、ホントだ!でも・・・あいつたいした事無いね?全然強くないよね」
「あっ、でもまだ、なにかしようとしているようだよ。へんな呪文唱えてるし、魔法陣も使用して消滅しましたから」
アリアとファルの言葉に、最初はミーアが口に入れていた物を飲み込み答え、ロンも確認した後、すでに魔法陣の効力がなくなっているのに気が付いた。
その言葉を聞きヤケ食いをしていた月姫が、慌てて口の中のモノを飲み込みみんなに確認していた。
『ガツガツ、モグモグ、ウグウグ・・・ゴックン。あっ、ねぇ、ねぇ、これって、もう本気出してもいいんだよね!ねっ、ねっ、ね。魔法陣なくなったみたいだし・・・あっ、でも強い奴いないのか・・・ガックリっ・・・』
しかし、月姫は既にこの周りに、強い力を持った者がいない事を感じて再び落ち込んでしまった。
『お姉様落ち込まないで下さい。まだ、解りませんよ。もしかしたら・・・』
そんな月姫を雪姫が慰めていたが、転移門の前では自称魔王のキサールが不気味な呪文を唱え続けていたのであった。
それで現在転移門の前で広げられている光景を見ていると、ついに自称魔王のキサールに変化が見え出したのである。
「ふはははっ、これで!これでようやく私も魔神になれるのだぁぁぁぁ、はぁぁっはっはっはぁ・・・」
高笑いで大げさに魔神になれると言い放っていたのである。
その言葉と同時くらいに辺りがまた、怪しい光に照らされて、水蒸気のような霧が立ち込めていたが、ドロスの時と違い、あくまでそいつの周りだけが見えない状態になっただけであった。
『なんか、あの姿が見えなくなった、あいつ魔神になるとか言ってるけど、大丈夫かな?それにさっき蹴飛ばされた魔神も徐々にだけど回復してるみたいだよ』
「えっ、よく聞えるねファルちゃん?でも、あいつそんな事言ってるの?雪ちゃん達も聞えるの」
『ええ、聞えますよアリア様、ファルお姉様が言いますように、あの方は先程までは魔王とか自分で言ってましたけど、今度は魔神とか言ってますね。でも、何故でしょう?それほど脅威でもないですよね。先程の魔神の方がかなり強かったですし、話し声もテレパシーに近い感じでみんなに聞えましたから相当魔力が強かったのですが・・・。でも、あの方は今のところは・・・』
雪姫が、アリアに説明していると、何故か先程までガックリと落ち込んでいた月姫が、ワクワクとして期待の眼差しで、相手の自称魔王のキサールを見たいたのである。
『あいつ、強くなるかな?今は大した事ないけど、魔神になったら、あそこで転がってる奴より強くなるかな。ねっ、ファルファル!』
『いや、月ちゃん。あんまり期待しない方がいいよ。元があれじゃそんなに強くならないと思うし・・・。それにどっちかって言うと、さっきの奴の方が回復してるから・・・』
ファルの言うとおり少し離れて倒れていた魔神ドロスは、今の時点でかなり体力と魔力が、驚異的な速さで回復している状態になっていたのである。
恐らくこの場所にあった魔法陣の効力が無くなったので、周囲に漂う残留していた魔素を自分で無意識のウチに取り込んで回復したのだろう。だが、まだ完全に覚醒しておらず、側にいる自称魔王のキサールの視線を向け唖然とした表情で、大人しくキサールの言葉を聞き今の様子を見ていたのであった。
それでその自称魔王キサールは意気揚々と、自分が強くなっていると勘違いして大声をあげて笑って、魔神へと進化を行い出していたのである。・・・が、しかし、現状の力は全く違う大した事のなく、かもし出す雰囲気が全然すごくなかったのである。
それに魔王であったドロスが魔神へと変化した時は、流石のアリアはもちろんの事、ロンもミーアも余りの恐怖で動けなかった。それにファルと雪姫も気分が悪くなっていたけど、現状の自称魔王のキサールの変化に関しては、萎縮する事なく恐怖等はまったくなかった。
それに何故か全員、呆れた表情をしてその状況を大人しく見ていたのであった。
「なあ、あいつは・・・さっきの奴より・・・全然すごくないよな。同じ様な変化みたいだけど?恐怖を感じないし、この気はすごくないよなあきらかに・・・」
「うん、ミーアもそう思うの。なんでだろうね、ホントにたいした事、無いのかな?まだ、さっきの奴の方がすごいよこれだったら」
ロンとミーアは、魔王ドロスが魔神になった時は、萎縮して恐怖で殆ど動けずいたが、今回の奴はまったくと言っていいほど何も感じなかったのである。それは耐性が出来たからなどではなく、今、魔神へと進化しているキサールが根本的にたいした事が無く、弱すぎた為に何も感じていなかったのあった。
そんな事をアリア達みんなが考えていると、自称魔王のキサールが魔神?へと進化が終了したのか、自身の周りに漂っていた水蒸気のような中より、姿を現して静に周囲を見渡していたのである。
その光景を結界の外で見たいた冒険者達は恐怖していたのである。それにまた、数人ほどの冒険者達がその場で白目をむいて気絶していたのであった。
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そんな事が結界の外であっている等は中にいる者は全く気付かず、その水蒸気から出てきた魔神に視線を向けていたが、意識を失って寝ていたユウマに変化があったので、みんなそちらに視線を向けていたのである。
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『ぐっがっぁぁっ!・・・』
「ふん、ギャーギャーうるさいのである。そして邪魔だ!ふはははっ、しかし愚か過ぎる。くくくっ・・・」
流石に魔神となっているドロスでも、今の大怪我を負っているのでかなり弱体化しているようで、簡単にそのひ弱そうな自称魔王のキサールの蹴りを簡単に受けてしまい、吹き飛ばされてしまっていた。
ただ魔神ドロスは両腕の痛みだけが耐え難い苦痛であって、キサールに蹴られたダメージは殆どなかったのである。
だがそんな事とは知らず自称魔王のキサールが、その台座の前で魔神ドロスとは違う別の何かの呪文を唱えだした。
「・・・Ioh Zufagen Du Von Zauber…Dasein Einfluss Geben Dunkelhelt Von IohGlauben Lexikon Von Kenntnis・・・!?」
すると台座に置いていた卵が、宙に浮かび上がり、その台座が砕け散り内部に溜まっていた魔力がキサールの体内に吸い込まれていったのである。
その様子を少し遠くに離れていたマリア達は、不思議に思っていたのである。
「えっ、えっ、どう言う事なの・・・あれって、なんで?さっきまで仲間割れしてたのに・・・それにあいつ姿が変わってない、どう言うこと・・・?」
『およっ?ホントだね。良く見ると腕も再生してるね?』
アリアはボロボロだった魔人族の様子がおかしい事に気が付き、みんなに確認した。するとまずその様子を一緒にいたファルが答えた。
続けてこの緊迫しているなかで?・・・いや、それは全くないが、休憩がてら食事をしていた面々がそちらの方を見て答えた。
「モグモグ・・・ゴックン。あっ、ホントだ!でも・・・あいつたいした事無いね?全然強くないよね」
「あっ、でもまだ、なにかしようとしているようだよ。へんな呪文唱えてるし、魔法陣も使用して消滅しましたから」
アリアとファルの言葉に、最初はミーアが口に入れていた物を飲み込み答え、ロンも確認した後、すでに魔法陣の効力がなくなっているのに気が付いた。
その言葉を聞きヤケ食いをしていた月姫が、慌てて口の中のモノを飲み込みみんなに確認していた。
『ガツガツ、モグモグ、ウグウグ・・・ゴックン。あっ、ねぇ、ねぇ、これって、もう本気出してもいいんだよね!ねっ、ねっ、ね。魔法陣なくなったみたいだし・・・あっ、でも強い奴いないのか・・・ガックリっ・・・』
しかし、月姫は既にこの周りに、強い力を持った者がいない事を感じて再び落ち込んでしまった。
『お姉様落ち込まないで下さい。まだ、解りませんよ。もしかしたら・・・』
そんな月姫を雪姫が慰めていたが、転移門の前では自称魔王のキサールが不気味な呪文を唱え続けていたのであった。
それで現在転移門の前で広げられている光景を見ていると、ついに自称魔王のキサールに変化が見え出したのである。
「ふはははっ、これで!これでようやく私も魔神になれるのだぁぁぁぁ、はぁぁっはっはっはぁ・・・」
高笑いで大げさに魔神になれると言い放っていたのである。
その言葉と同時くらいに辺りがまた、怪しい光に照らされて、水蒸気のような霧が立ち込めていたが、ドロスの時と違い、あくまでそいつの周りだけが見えない状態になっただけであった。
『なんか、あの姿が見えなくなった、あいつ魔神になるとか言ってるけど、大丈夫かな?それにさっき蹴飛ばされた魔神も徐々にだけど回復してるみたいだよ』
「えっ、よく聞えるねファルちゃん?でも、あいつそんな事言ってるの?雪ちゃん達も聞えるの」
『ええ、聞えますよアリア様、ファルお姉様が言いますように、あの方は先程までは魔王とか自分で言ってましたけど、今度は魔神とか言ってますね。でも、何故でしょう?それほど脅威でもないですよね。先程の魔神の方がかなり強かったですし、話し声もテレパシーに近い感じでみんなに聞えましたから相当魔力が強かったのですが・・・。でも、あの方は今のところは・・・』
雪姫が、アリアに説明していると、何故か先程までガックリと落ち込んでいた月姫が、ワクワクとして期待の眼差しで、相手の自称魔王のキサールを見たいたのである。
『あいつ、強くなるかな?今は大した事ないけど、魔神になったら、あそこで転がってる奴より強くなるかな。ねっ、ファルファル!』
『いや、月ちゃん。あんまり期待しない方がいいよ。元があれじゃそんなに強くならないと思うし・・・。それにどっちかって言うと、さっきの奴の方が回復してるから・・・』
ファルの言うとおり少し離れて倒れていた魔神ドロスは、今の時点でかなり体力と魔力が、驚異的な速さで回復している状態になっていたのである。
恐らくこの場所にあった魔法陣の効力が無くなったので、周囲に漂う残留していた魔素を自分で無意識のウチに取り込んで回復したのだろう。だが、まだ完全に覚醒しておらず、側にいる自称魔王のキサールの視線を向け唖然とした表情で、大人しくキサールの言葉を聞き今の様子を見ていたのであった。
それでその自称魔王キサールは意気揚々と、自分が強くなっていると勘違いして大声をあげて笑って、魔神へと進化を行い出していたのである。・・・が、しかし、現状の力は全く違う大した事のなく、かもし出す雰囲気が全然すごくなかったのである。
それに魔王であったドロスが魔神へと変化した時は、流石のアリアはもちろんの事、ロンもミーアも余りの恐怖で動けなかった。それにファルと雪姫も気分が悪くなっていたけど、現状の自称魔王のキサールの変化に関しては、萎縮する事なく恐怖等はまったくなかった。
それに何故か全員、呆れた表情をしてその状況を大人しく見ていたのであった。
「なあ、あいつは・・・さっきの奴より・・・全然すごくないよな。同じ様な変化みたいだけど?恐怖を感じないし、この気はすごくないよなあきらかに・・・」
「うん、ミーアもそう思うの。なんでだろうね、ホントにたいした事、無いのかな?まだ、さっきの奴の方がすごいよこれだったら」
ロンとミーアは、魔王ドロスが魔神になった時は、萎縮して恐怖で殆ど動けずいたが、今回の奴はまったくと言っていいほど何も感じなかったのである。それは耐性が出来たからなどではなく、今、魔神へと進化しているキサールが根本的にたいした事が無く、弱すぎた為に何も感じていなかったのあった。
そんな事をアリア達みんなが考えていると、自称魔王のキサールが魔神?へと進化が終了したのか、自身の周りに漂っていた水蒸気のような中より、姿を現して静に周囲を見渡していたのである。
その光景を結界の外で見たいた冒険者達は恐怖していたのである。それにまた、数人ほどの冒険者達がその場で白目をむいて気絶していたのであった。
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そんな事が結界の外であっている等は中にいる者は全く気付かず、その水蒸気から出てきた魔神に視線を向けていたが、意識を失って寝ていたユウマに変化があったので、みんなそちらに視線を向けていたのである。
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