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第9章 戦いの中で真実を?
9-64 怪しげな魔法陣と魔人族?
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ある意味その光景は異常にも思えるが、そうでもしないとこの街は守れない程、すごい数の魔獣が押し寄せてきているらしいのである。まあ、一種の大厄災が発生しているようだった。
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それで、先程シスターのライカに、お願いされた事と確認したい事があったので続きを話した。
「いや、俺はちょっとな。それよりも回復薬の方は足りているのか?」
「いえ、残念ながら既に底をついています。もし、回復薬があるなら分けてもらえませんか?」
シスターのライカが回りに倒れている冒険者の治療をしながら、その様にお願いしてきたので、これに関しては断る訳には行かないので、俺の持っている回復薬をやろうと思うが、その前に既にライカも限界みたいなのである小瓶の回復薬を渡し、回復させてから特定人物にもそれを渡すようにお願いする事にした。
「ああ、俺の持っている回復薬は全て渡す。それより君はこれを飲め!既に限界だろ。それを飲んだら、フィリアさんとヨーコさん、それにミナとメイリーにこれを飲ませてやってくれ。後は自由に使ってくれ。そこの天幕内に置いておくから後で確認してくれ」
そうライカに話をして俺特製のエリクサーを飲ませる事にして、ついでに4本同じ物を渡した。
「えっ、これは?」
ライカは不思議そうにそれを飲むと、みるみると顔色が良くなった。事実今渡したエリクサーはこの世には無い特別製なので、フィリアさんにも解らないはずである。
「すっ、すごいですこれは、なんなのですか?てっ・・・あれ、さっきの方は・・それに何故聖女様達の名を?・・・あっ、それよりも早くフィリア様達にこれを飲ませないと」
ライカが回復薬を飲んでる時点で、ユウマは天幕に【瞬間移動】して、大量の回復薬と魔力回復薬を置いてその場を後にした。
もちろんその場を去るときは【能力向上】と【清風回復】の魔法を掛けていったのだ。
それでまだ魔人族による魔神召喚の儀式は、終って無いようなのである。【瞬間移動】で防衛門の一番高い位置に移動して、禍々しい魔力が集まってる場所を見つけたので確認すると、確かに魔人族らしき人物が周囲を魔物に守らせて魔法陣の中心で何か踊っている様にも思える。
それにリンカ達が戦闘を行なっている場所も同じ様な、感じでその場所では必死にリンカ達が戦っているところである。そこは今のところ問題ないというより、形勢が有利になっているので魔神さえ出てこなければ余裕で勝利する状態だ。
「なるほど、こいつら二重で魔神召喚の儀式をしてるのか、それで1個は防げてももう一箇所で召喚が成功するって事か・・・なるほど、ならこっちの奴らは潰しちゃおう」
そう実はユウマが考えたとおり、この場所では魔人族は本来2体の魔神を召喚する予定だったようだが、片方は完全に失敗してしまう状態になるようだとは思う。ただ、未来予見の話しでは、これまたそんな説明はなかったので実際どうなのかは解らない。
しかし、2つとも成功したらそれこそ大変な事になるだろうからユウマは考え、まだ、冒険者達がたどりついていない魔法陣の方を如何にかしようと考えたのである。
「あっちの魔法陣はこのままだったら余裕だろうけど、こっち側の魔法陣は恐らく間に合わないだろうな?それに何も召喚出来なかったら、また、別の所で召喚の儀式を遣りそうだな。よし魔法陣を消すじゃなくて書き換えよう。早い話し魔神さえでなければいいのだしな。それなら、あそこに居る奴をどうにかしようかな」
ユウマはそう考え、もう既に森の中の魔獣を倒し終えたであろう聖霊達に【念話】で声をかけた。
『ファル、月姫、雪姫、聞こえるか?聞こえたらお前達の居る森の側で、魔力を溜めた魔法陣があると思うんだ。そこにに居る奴の邪魔をして気をそらしてくれるか?』
『ふえっ、マスターそれはいいけどこの森に散らばってる魔石はどうするの?そのままでいいの』
「ああ、今はそのままで構わないよ。それで3人でそいつの気を反らせてくれ。その間にあの召喚用の魔法陣に細工を施すからさっ、頼むぞ!」
『了解!月ちゃん、雪ちゃん行こう』
『了解なのファルファル!主様、どんと月達に任せておいてなの』
『主様!私達に任せてください』
「よし、頼んだぞ!」
ファルに続き月姫と雪姫とその魔法陣がある場所に、向かっているのが防衛門の上部からでも目立つように解る。だが、誰も気が付いてないようだ。
それにちょうどそのやり取りをファル達としている間に、シスターのライカがフィリアさん達に俺が渡した回復薬を飲ましたようだ。体力と魔力は戻ったようだけど・・・流石にフィリアさんの失った腕と尻尾は元に戻ってないようだ。
後のヨーコさんは無事に回復してるようだし、ミナとメイリーも魔力が全回復しているみたいだから後は天幕に置いている回復薬でどうにでも出来るだろう。
「よし、俺はその間にあの魔法陣のある場所に瞬間移動しようかな。それで魔法陣をいじくって違う何かを召喚させればいいかな?ただ消すだけじゃ、また、違う所で召喚されたらたまらないからな。それでいいか!」
ユウマは色々と考えたが、適当にミスリル製のナイフの魔力をのせて、魔法陣の発動する基点の4箇所に解らないように投げ付けて、魔神じゃなく弱い魔獣を召喚させようと思っていた。
そのユウマがファル達が向かった魔法陣の場所に【瞬間移動】で移動した頃に、ユウマが天幕においてきた回復薬でひと騒動おきていたのである。
「なにこれ?こんなに上級回復薬がいつのまに?シッ、シスターライカこれはどうしたのですか?」
「えっ、はい、先程銀色の仮面をつけた方が、自身の所持分を分けてくれる言ってましたが、何本ほど下さったのですかあの方は・・・20ほどでしょうか?」
「なっ、なに言ってるのあなた・・・確かに20だけどケースで20個ですよ。しかも100本納められるケースにですよ。最初に準備していた数を遥かにしのいでるのですよ。誰ですかこんなに下さった奇特な方は・・・」
そこはちょっとした混乱が起きていたが、ユウマ自身は知るよしもないのであった。
それでユウマの方は、ファル達が気をそらしている魔人族と、その周りで防衛している魔獣にも気付かれない様に、先程考えたとおり【認識阻害・隠密】のスキルを使用して、堂々とばれないように魔法陣の基点部分を見つけて、次々と刺していった。堂々と移動しているのにファル達以外は、全然気が付いてないのは、はっきり言って笑えた。
それで予定どおり俺が魔法陣に細工を施した後に堂々とその場所から歩いて離れたのだが、それでも魔人族と魔獣達はまったく気付かずファル達に、魔法陣へ近付かせまいと必死に攻撃と防衛をしている。
まあ、これだけやっとけば未来の予見は変わるだろう。そろそろ、アリア達のところに戻らないとあっちが大変な事になる。ファル達を呼び戻して召喚される奴を確認して戻ろう・・・ヤバイ奴が出て来たらその場で消滅してやろう。
それでまだ頑張って気を引いているファル達を、丘の上に戻って【念話】で呼び戻した。
「ファル、月姫、雪姫、もう良いぞ。そろそろ戻って来い」
『『『はーい!』』』
その時は、その魔法陣をファル達の攻撃を防ぎながら必死に守って、攻撃していた魔人族はその場を去っていくファル達に対して不思議に思っていたが、ファル達がその場からいなくなったと警戒しながらまた召喚の儀式お再会して、召喚の魔法陣が光輝き出したのである。
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それから周囲が光で満たされ、煙の様な蒸気が周囲に上がり、その中から何かが現れたのであった。
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ある意味その光景は異常にも思えるが、そうでもしないとこの街は守れない程、すごい数の魔獣が押し寄せてきているらしいのである。まあ、一種の大厄災が発生しているようだった。
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それで、先程シスターのライカに、お願いされた事と確認したい事があったので続きを話した。
「いや、俺はちょっとな。それよりも回復薬の方は足りているのか?」
「いえ、残念ながら既に底をついています。もし、回復薬があるなら分けてもらえませんか?」
シスターのライカが回りに倒れている冒険者の治療をしながら、その様にお願いしてきたので、これに関しては断る訳には行かないので、俺の持っている回復薬をやろうと思うが、その前に既にライカも限界みたいなのである小瓶の回復薬を渡し、回復させてから特定人物にもそれを渡すようにお願いする事にした。
「ああ、俺の持っている回復薬は全て渡す。それより君はこれを飲め!既に限界だろ。それを飲んだら、フィリアさんとヨーコさん、それにミナとメイリーにこれを飲ませてやってくれ。後は自由に使ってくれ。そこの天幕内に置いておくから後で確認してくれ」
そうライカに話をして俺特製のエリクサーを飲ませる事にして、ついでに4本同じ物を渡した。
「えっ、これは?」
ライカは不思議そうにそれを飲むと、みるみると顔色が良くなった。事実今渡したエリクサーはこの世には無い特別製なので、フィリアさんにも解らないはずである。
「すっ、すごいですこれは、なんなのですか?てっ・・・あれ、さっきの方は・・それに何故聖女様達の名を?・・・あっ、それよりも早くフィリア様達にこれを飲ませないと」
ライカが回復薬を飲んでる時点で、ユウマは天幕に【瞬間移動】して、大量の回復薬と魔力回復薬を置いてその場を後にした。
もちろんその場を去るときは【能力向上】と【清風回復】の魔法を掛けていったのだ。
それでまだ魔人族による魔神召喚の儀式は、終って無いようなのである。【瞬間移動】で防衛門の一番高い位置に移動して、禍々しい魔力が集まってる場所を見つけたので確認すると、確かに魔人族らしき人物が周囲を魔物に守らせて魔法陣の中心で何か踊っている様にも思える。
それにリンカ達が戦闘を行なっている場所も同じ様な、感じでその場所では必死にリンカ達が戦っているところである。そこは今のところ問題ないというより、形勢が有利になっているので魔神さえ出てこなければ余裕で勝利する状態だ。
「なるほど、こいつら二重で魔神召喚の儀式をしてるのか、それで1個は防げてももう一箇所で召喚が成功するって事か・・・なるほど、ならこっちの奴らは潰しちゃおう」
そう実はユウマが考えたとおり、この場所では魔人族は本来2体の魔神を召喚する予定だったようだが、片方は完全に失敗してしまう状態になるようだとは思う。ただ、未来予見の話しでは、これまたそんな説明はなかったので実際どうなのかは解らない。
しかし、2つとも成功したらそれこそ大変な事になるだろうからユウマは考え、まだ、冒険者達がたどりついていない魔法陣の方を如何にかしようと考えたのである。
「あっちの魔法陣はこのままだったら余裕だろうけど、こっち側の魔法陣は恐らく間に合わないだろうな?それに何も召喚出来なかったら、また、別の所で召喚の儀式を遣りそうだな。よし魔法陣を消すじゃなくて書き換えよう。早い話し魔神さえでなければいいのだしな。それなら、あそこに居る奴をどうにかしようかな」
ユウマはそう考え、もう既に森の中の魔獣を倒し終えたであろう聖霊達に【念話】で声をかけた。
『ファル、月姫、雪姫、聞こえるか?聞こえたらお前達の居る森の側で、魔力を溜めた魔法陣があると思うんだ。そこにに居る奴の邪魔をして気をそらしてくれるか?』
『ふえっ、マスターそれはいいけどこの森に散らばってる魔石はどうするの?そのままでいいの』
「ああ、今はそのままで構わないよ。それで3人でそいつの気を反らせてくれ。その間にあの召喚用の魔法陣に細工を施すからさっ、頼むぞ!」
『了解!月ちゃん、雪ちゃん行こう』
『了解なのファルファル!主様、どんと月達に任せておいてなの』
『主様!私達に任せてください』
「よし、頼んだぞ!」
ファルに続き月姫と雪姫とその魔法陣がある場所に、向かっているのが防衛門の上部からでも目立つように解る。だが、誰も気が付いてないようだ。
それにちょうどそのやり取りをファル達としている間に、シスターのライカがフィリアさん達に俺が渡した回復薬を飲ましたようだ。体力と魔力は戻ったようだけど・・・流石にフィリアさんの失った腕と尻尾は元に戻ってないようだ。
後のヨーコさんは無事に回復してるようだし、ミナとメイリーも魔力が全回復しているみたいだから後は天幕に置いている回復薬でどうにでも出来るだろう。
「よし、俺はその間にあの魔法陣のある場所に瞬間移動しようかな。それで魔法陣をいじくって違う何かを召喚させればいいかな?ただ消すだけじゃ、また、違う所で召喚されたらたまらないからな。それでいいか!」
ユウマは色々と考えたが、適当にミスリル製のナイフの魔力をのせて、魔法陣の発動する基点の4箇所に解らないように投げ付けて、魔神じゃなく弱い魔獣を召喚させようと思っていた。
そのユウマがファル達が向かった魔法陣の場所に【瞬間移動】で移動した頃に、ユウマが天幕においてきた回復薬でひと騒動おきていたのである。
「なにこれ?こんなに上級回復薬がいつのまに?シッ、シスターライカこれはどうしたのですか?」
「えっ、はい、先程銀色の仮面をつけた方が、自身の所持分を分けてくれる言ってましたが、何本ほど下さったのですかあの方は・・・20ほどでしょうか?」
「なっ、なに言ってるのあなた・・・確かに20だけどケースで20個ですよ。しかも100本納められるケースにですよ。最初に準備していた数を遥かにしのいでるのですよ。誰ですかこんなに下さった奇特な方は・・・」
そこはちょっとした混乱が起きていたが、ユウマ自身は知るよしもないのであった。
それでユウマの方は、ファル達が気をそらしている魔人族と、その周りで防衛している魔獣にも気付かれない様に、先程考えたとおり【認識阻害・隠密】のスキルを使用して、堂々とばれないように魔法陣の基点部分を見つけて、次々と刺していった。堂々と移動しているのにファル達以外は、全然気が付いてないのは、はっきり言って笑えた。
それで予定どおり俺が魔法陣に細工を施した後に堂々とその場所から歩いて離れたのだが、それでも魔人族と魔獣達はまったく気付かずファル達に、魔法陣へ近付かせまいと必死に攻撃と防衛をしている。
まあ、これだけやっとけば未来の予見は変わるだろう。そろそろ、アリア達のところに戻らないとあっちが大変な事になる。ファル達を呼び戻して召喚される奴を確認して戻ろう・・・ヤバイ奴が出て来たらその場で消滅してやろう。
それでまだ頑張って気を引いているファル達を、丘の上に戻って【念話】で呼び戻した。
「ファル、月姫、雪姫、もう良いぞ。そろそろ戻って来い」
『『『はーい!』』』
その時は、その魔法陣をファル達の攻撃を防ぎながら必死に守って、攻撃していた魔人族はその場を去っていくファル達に対して不思議に思っていたが、ファル達がその場からいなくなったと警戒しながらまた召喚の儀式お再会して、召喚の魔法陣が光輝き出したのである。
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