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第9章 戦いの中で真実を?
9-40 またまた魔人族が登場?
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それで今回現れた邪悪の気の持ち主と思われる人物達は、その魔人族同種である事がこの時点で解っていたのである。
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それで月明かりの中をみんなで、先程感じた邪悪な気の持ち主である魔人族達のいる場所へと向かっているのである。
「でも、ユウ兄。そいつらに近付いてから・・・それからどうするの?」
「うーん、どうするかな・・・?まあ、俺が最初に1人で出て行き話を聞くってのは、どうかな?」
俺のその言葉を聞きアリアが、それはどうなのかなという目でこちらを見ていた。すると走りながらミーアが手を上げた。
「あっ、はい、はーい、それならミーアとランでやりたいよ。お兄ちゃん」
アリアが魔人族に近付いた後はどうするかを確認してきたので、とりあえずユウマ自身が近付き話を聞くと話していると、その役目をミーアとランがやると言ってきたのである。
「えっ、ミーアがやるのかい?兄貴それでもいいのですか?」
「ん?まあ、良いんじゃない。俺達も近くにいるし、ただ話を聞きだすだけだから・・・それに恐らく相手よりミーアの方が強いと思うぞ。たぶん」
まあロンが心配するのは解るが、ミーアには白王狼であるランが一緒だし、それに今現在感じてる気の持ち主は、はっきり言って今のミーア達なら余裕だろうと思う。それだけみんな今回の件で相当レベルアップしていると思うのだ。
まあ、ロンとアリアはあれから気のコントロールと気配の探り方の特訓をしていたので、自分の強さがどれだけすごい事になっているのかが単純に解ってないだけだろうと思うが、何せこの場所に来てからステータスなんかも殆ど解らない状況になっているからな、まあそれは仕方ないと思う。
それでもここに来てからは、アリアもロンもミーアも全員凄く強くなっているはずだ。ただ、白王狼であるランだけは、その3人以上に物凄く強くなっていると思う。
なにせ最近の戦闘時のスピードとパワーが、普通じゃ考えられない程に凄い事になっているからである。
この間の戦闘でも瞬時に、敵の間合いに入り込みあっという間に敵を瞬殺していたから、はっきり言って現状どこまで強いか解らないのであった。
それでそんなに時間が掛からず問題の場所に到着した。もちろんミーアとラン以外は完全に気配と気を消した状態にしている。それでもまだこちらの存在に気が付いていないようだ。
その場所にいるのは、魔導師風の外套を着たひ弱そうな感じの男と、もう1人は角の生えた男で着ている鎧に上からでも確認できる程の物凄いガタイの男である。
それでまずガタイのいい男が、ひ弱そうな魔導師風の男に話し掛けていた。
「・・・おい、どうなっておるのだ?この状況は・・・今すぐいるのだぞ。あれが」
「いえ、解りません。前回来た時はもう直ぐ孵化するはずでしたから・・・それに数多の魔物を見張りにつけさせ、他の卵を与え進化させていましたので、あれを食べる愚かな者はいないと思いますが」
あれ?どうやら俺がアイテムボックスに収納している卵は、あいつ等が進化する為のモノでなく、何かを孵化させる気だったようだな?まあ、話の内容からじゃ聖竜って感じじゃないようだな?それに聖竜の卵は、今の状態で孵化したら長く生きられないとか何とか解析で出てたからな?なら・・・なんだろう。
俺達の隠れている場所から聞こえてくる話は、どうやら俺達が考えていた内容と違っていた事が解った。なら、何を孵化させようとしていたのか、その情報が欲しいと思っているとミーアが声を掛けて来た。
「お兄ちゃん、お兄ちゃん!この間の卵みたいなのないかな?一番いいのはあの卵だけど似た様な卵を持って話を聞いた方が良くないかな?」
なるほどミーアが言う様に、おとりの卵を持って行き、話を聞くってのも確かにありだな。
その様に考え確か同じ様な大きさの卵があるので、それを出して似たような模様を・・・ああ!そうだ俺が今使える能力で、同じ様な模様を付ける事が出来ないのを思い出した。
それを悩んでいると、アリアが近付き声を掛けて来た。
「ユウ兄!どんな模様だったか、解んないけどこの土で・・・こう汚して風呂敷に包めばっ、よいしょ・・・ほら、これで解んないんじゃないかな?」
ナイスアイデアですアリアさん。確かにそれだったら解り辛い。でも、これの中身を見られたら直ぐに解るが・・・まあ、いいだろう。
その様に真顔で思っていると、ミーアが目を輝かせアリアを尊敬の眼差しを向けて声を掛けた。
「アリアお姉ちゃん。あったまいい、それだったら解んないよ」
『ホント、ホント、アリアにしては珍しいよね。凄いよホント!』
何気にいやみが入ってるぞファル、まあ、アリア本人は気にしてないようなのでいいか。
「へへっ、褒めて褒めて、もっと私を褒めて!ユウ兄も褒めてぇぇ」
終始ニコニコの笑顔で、俺に擦り寄ってきたので、頭をとりあえず撫でて大人しくさせた。
しかしその光景を見ていたロンが、呆れ気味なのも俺は見逃さなかった。
まあ、そうだろう、それはあくまで外観上の事だけであるし、肝心の中身がただの卵であるからな。それにこれを見てあいつ等がどういう反応をするかは、まず解らないのが・・・まあ、ばれたらばれた時に考えればいいだろう。それが現実だからである。
とりあえず卵はランの首に掛け、あとはミーア達に一旦任せようと思う。問題はどのように登場するかで有るが・・・・まあ、そんな事何も考えていなかったようである。
「おい、アリア。ミーアがそのまんま出て行ったぞ。大丈夫なのか?」
「わっ、私に聞かないでよユウ兄。私だって解んないよ。まさかミーア達がそのまんま出て行くなんて思ってなかったし」
「しっ、兄貴、アリア黙ってください。ミーアがあいつらに話し掛けられましたよ。静かにしてください話し声が聞こえません」
俺とアリアが話しているウチに、ミーアとランは何気に近付き話しを進めていたので、ロンに聞こえないと注意されてしまった。
「ああん、なんだ貴様達は?・・・おっ、おい貴様のそれは・・・」
「ん?何・・・どうしたの?」
「お前が持っている・・・それは、もしかしてここに有ったモノか?」
「えっ、これは私達のモノだよ。あなた達は誰なの?」
なんかミーアの聞き方って・・・あからさま過ぎないか?あれじゃ相手も不審がるだろう・・・。
「ふっ、なるほど迷い人か、どうやらその狼は従魔の様だな。まあ、ここ辺境の魔界ではたまに居るから驚きもしないが、良くここで生き残っているな、褒めてやろう」
ありゃま?話しに乗っかってきてるよ、あいつ。それになんだって辺境の魔界?ここって時の迷宮じゃないのか?・・・・どう言うことだ。それにときたま迷い人が来るのか?
「ユウ兄、なんかおかしな事を言ってるよ。ここって時の迷宮じゃないの?」
「兄貴なんか辺境の魔界とか、何とか言ってますが、どう言うことでしょうか?それにあいつらミーアの事を迷い人とか行ってますけど」
「いや、俺にも解らん。でも、もしもここが時の迷宮でなく、別の場所って事なのかも知れんが・・・まさかな?」
確かにユウマ達は、時の迷宮の入口から入ったので、迷宮だと思っていたが、何故かここに現れた魔人族は辺境の魔界だとか言っているので、ユウマ達は少し訳が解らなくなっていたのである。
「ふっ、まあよい。迷い人よその卵・・・魔王竜の卵をこちらに渡せ。さもないと命は無いと思え・・・」
おい、いきなり命令口調になったぞ。あいつら馬鹿なのか、それともミーアの能力を理解してないのか?それに魔王竜って、どう言うこと・・・?
「ふっ、どうせ訳も解らずこの地に来たのだろう。ならその卵を渡せばそうだな、部下として進化させてやろう。ただ魔獣として生まれ変わるがな、それにちょうどここを守らせていた奴らが見当たらないので、まあその代わりだと思え。どうせ奴らは獲物でも見つけてどこかに行ったのであろう。で、どうする迷い人よ」
魔人族の男達はニヤッと怪しい笑顔を向けて、ミーアと交渉とは思えない様な提案を持ちかけてきた。
「ねえ、ユウ兄。あいつ言ってる事おかしくない?力的にはたいした事が無いのに偉そうな事を言ってるよ。どうするの」
「うーん?もしかして力を隠してるとか・・・かな?」
「いえ、そんな様子では無いようですよ、兄貴? 2人ともミーアとランの強い気に、まったく気が付いていないようですし」
確かに今の状態で言うと、ミーアとランは何を考えているのか解らないが、ジワジワと力を解放して、魔人族達の2人と同じ様な力加減まで気を解放している。
それでも魔人族の2人は気が付いて無いようなのであった。ただ1人はホントに魔人族かは不明である。
何故かと言うと角が生えているからであった。
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まあ、それでも結構有力な情報は手に入ったし・・・そろそろ、こいつ倒しちゃおうかな。なんかミーアの教育的にはあんまりよろしくないような感じがしてきた。
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それで月明かりの中をみんなで、先程感じた邪悪な気の持ち主である魔人族達のいる場所へと向かっているのである。
「でも、ユウ兄。そいつらに近付いてから・・・それからどうするの?」
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俺のその言葉を聞きアリアが、それはどうなのかなという目でこちらを見ていた。すると走りながらミーアが手を上げた。
「あっ、はい、はーい、それならミーアとランでやりたいよ。お兄ちゃん」
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「えっ、ミーアがやるのかい?兄貴それでもいいのですか?」
「ん?まあ、良いんじゃない。俺達も近くにいるし、ただ話を聞きだすだけだから・・・それに恐らく相手よりミーアの方が強いと思うぞ。たぶん」
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まあ、ロンとアリアはあれから気のコントロールと気配の探り方の特訓をしていたので、自分の強さがどれだけすごい事になっているのかが単純に解ってないだけだろうと思うが、何せこの場所に来てからステータスなんかも殆ど解らない状況になっているからな、まあそれは仕方ないと思う。
それでもここに来てからは、アリアもロンもミーアも全員凄く強くなっているはずだ。ただ、白王狼であるランだけは、その3人以上に物凄く強くなっていると思う。
なにせ最近の戦闘時のスピードとパワーが、普通じゃ考えられない程に凄い事になっているからである。
この間の戦闘でも瞬時に、敵の間合いに入り込みあっという間に敵を瞬殺していたから、はっきり言って現状どこまで強いか解らないのであった。
それでそんなに時間が掛からず問題の場所に到着した。もちろんミーアとラン以外は完全に気配と気を消した状態にしている。それでもまだこちらの存在に気が付いていないようだ。
その場所にいるのは、魔導師風の外套を着たひ弱そうな感じの男と、もう1人は角の生えた男で着ている鎧に上からでも確認できる程の物凄いガタイの男である。
それでまずガタイのいい男が、ひ弱そうな魔導師風の男に話し掛けていた。
「・・・おい、どうなっておるのだ?この状況は・・・今すぐいるのだぞ。あれが」
「いえ、解りません。前回来た時はもう直ぐ孵化するはずでしたから・・・それに数多の魔物を見張りにつけさせ、他の卵を与え進化させていましたので、あれを食べる愚かな者はいないと思いますが」
あれ?どうやら俺がアイテムボックスに収納している卵は、あいつ等が進化する為のモノでなく、何かを孵化させる気だったようだな?まあ、話の内容からじゃ聖竜って感じじゃないようだな?それに聖竜の卵は、今の状態で孵化したら長く生きられないとか何とか解析で出てたからな?なら・・・なんだろう。
俺達の隠れている場所から聞こえてくる話は、どうやら俺達が考えていた内容と違っていた事が解った。なら、何を孵化させようとしていたのか、その情報が欲しいと思っているとミーアが声を掛けて来た。
「お兄ちゃん、お兄ちゃん!この間の卵みたいなのないかな?一番いいのはあの卵だけど似た様な卵を持って話を聞いた方が良くないかな?」
なるほどミーアが言う様に、おとりの卵を持って行き、話を聞くってのも確かにありだな。
その様に考え確か同じ様な大きさの卵があるので、それを出して似たような模様を・・・ああ!そうだ俺が今使える能力で、同じ様な模様を付ける事が出来ないのを思い出した。
それを悩んでいると、アリアが近付き声を掛けて来た。
「ユウ兄!どんな模様だったか、解んないけどこの土で・・・こう汚して風呂敷に包めばっ、よいしょ・・・ほら、これで解んないんじゃないかな?」
ナイスアイデアですアリアさん。確かにそれだったら解り辛い。でも、これの中身を見られたら直ぐに解るが・・・まあ、いいだろう。
その様に真顔で思っていると、ミーアが目を輝かせアリアを尊敬の眼差しを向けて声を掛けた。
「アリアお姉ちゃん。あったまいい、それだったら解んないよ」
『ホント、ホント、アリアにしては珍しいよね。凄いよホント!』
何気にいやみが入ってるぞファル、まあ、アリア本人は気にしてないようなのでいいか。
「へへっ、褒めて褒めて、もっと私を褒めて!ユウ兄も褒めてぇぇ」
終始ニコニコの笑顔で、俺に擦り寄ってきたので、頭をとりあえず撫でて大人しくさせた。
しかしその光景を見ていたロンが、呆れ気味なのも俺は見逃さなかった。
まあ、そうだろう、それはあくまで外観上の事だけであるし、肝心の中身がただの卵であるからな。それにこれを見てあいつ等がどういう反応をするかは、まず解らないのが・・・まあ、ばれたらばれた時に考えればいいだろう。それが現実だからである。
とりあえず卵はランの首に掛け、あとはミーア達に一旦任せようと思う。問題はどのように登場するかで有るが・・・・まあ、そんな事何も考えていなかったようである。
「おい、アリア。ミーアがそのまんま出て行ったぞ。大丈夫なのか?」
「わっ、私に聞かないでよユウ兄。私だって解んないよ。まさかミーア達がそのまんま出て行くなんて思ってなかったし」
「しっ、兄貴、アリア黙ってください。ミーアがあいつらに話し掛けられましたよ。静かにしてください話し声が聞こえません」
俺とアリアが話しているウチに、ミーアとランは何気に近付き話しを進めていたので、ロンに聞こえないと注意されてしまった。
「ああん、なんだ貴様達は?・・・おっ、おい貴様のそれは・・・」
「ん?何・・・どうしたの?」
「お前が持っている・・・それは、もしかしてここに有ったモノか?」
「えっ、これは私達のモノだよ。あなた達は誰なの?」
なんかミーアの聞き方って・・・あからさま過ぎないか?あれじゃ相手も不審がるだろう・・・。
「ふっ、なるほど迷い人か、どうやらその狼は従魔の様だな。まあ、ここ辺境の魔界ではたまに居るから驚きもしないが、良くここで生き残っているな、褒めてやろう」
ありゃま?話しに乗っかってきてるよ、あいつ。それになんだって辺境の魔界?ここって時の迷宮じゃないのか?・・・・どう言うことだ。それにときたま迷い人が来るのか?
「ユウ兄、なんかおかしな事を言ってるよ。ここって時の迷宮じゃないの?」
「兄貴なんか辺境の魔界とか、何とか言ってますが、どう言うことでしょうか?それにあいつらミーアの事を迷い人とか行ってますけど」
「いや、俺にも解らん。でも、もしもここが時の迷宮でなく、別の場所って事なのかも知れんが・・・まさかな?」
確かにユウマ達は、時の迷宮の入口から入ったので、迷宮だと思っていたが、何故かここに現れた魔人族は辺境の魔界だとか言っているので、ユウマ達は少し訳が解らなくなっていたのである。
「ふっ、まあよい。迷い人よその卵・・・魔王竜の卵をこちらに渡せ。さもないと命は無いと思え・・・」
おい、いきなり命令口調になったぞ。あいつら馬鹿なのか、それともミーアの能力を理解してないのか?それに魔王竜って、どう言うこと・・・?
「ふっ、どうせ訳も解らずこの地に来たのだろう。ならその卵を渡せばそうだな、部下として進化させてやろう。ただ魔獣として生まれ変わるがな、それにちょうどここを守らせていた奴らが見当たらないので、まあその代わりだと思え。どうせ奴らは獲物でも見つけてどこかに行ったのであろう。で、どうする迷い人よ」
魔人族の男達はニヤッと怪しい笑顔を向けて、ミーアと交渉とは思えない様な提案を持ちかけてきた。
「ねえ、ユウ兄。あいつ言ってる事おかしくない?力的にはたいした事が無いのに偉そうな事を言ってるよ。どうするの」
「うーん?もしかして力を隠してるとか・・・かな?」
「いえ、そんな様子では無いようですよ、兄貴? 2人ともミーアとランの強い気に、まったく気が付いていないようですし」
確かに今の状態で言うと、ミーアとランは何を考えているのか解らないが、ジワジワと力を解放して、魔人族達の2人と同じ様な力加減まで気を解放している。
それでも魔人族の2人は気が付いて無いようなのであった。ただ1人はホントに魔人族かは不明である。
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