246 / 557
第9章 戦いの中で真実を?
9-6 カフェで作業するとはかどるらしい。
しおりを挟む
・
・
・
だからここで作業をせずにちゃんとした作業場ですればいいのにと考えていた。
・
・
・
何故ならこのあいだ元々俺専用で作った、神殿の奥の工房までもがいつの間にか乗っ取られてしまっていた。
そりゃさぁ、あんま使ってなかったけど、流石に俺がいない間に部屋の荷物を使って無い空き部屋に持っていくかな普通・・・・。だいたい逆でしょう、開いてる部屋を利用するなら解るけど、なぜ設備の充実した工房の方にまで部屋を拡張するかな。
しかもその部屋でメグミを筆頭に、女神様達と他の子達が集まり、何かの本を色々と作っているようだった。
まあ先程までの話はどうも女神様達が、メグミさん達に頼んで書いた本のようである。
それでカフェが開いていない時間帯は、そっちの作業場で作業をしているようなのだが、何故わざわざ道具をこちらに殆ど持ってきてまでと他の人に見られる危険までして、ここでやる必要があるのか不思議に思った。
後で最初に俺の工房を乗っ取った原因であるフィーナ様に聞くと
「えっ、それや何故ならカフェならば食べ物が、注文すれば出てくるし、片付ける必要性が無いじゃない。それにここは過ごし易いの♪」
みたいな事を言っていたからである。
まあ、確かにあの工房にはここのカフェみたいに、過ごし易い空調の付与はしてない。何故ならここはあくまで客商売をするところなので、出来るだけ快適に過ごせるように色々と手を入れている。それはもちろん店舗全体にだ。
だがあの工房は、こんな上等な付与はしていないと言うより、必要が無くてしていなかった。元は俺1人で使っていたのでそんなものは必要なかったが、今の大人数で今みたいな状態になると・・・まあ、考えるまい。
そんなこんなで、今は何を書いているのかと思ったら、どうやら先程見た文章の様に、以前メグミさん達が苦労して戦っていた。魔神について伝記みたいなのを作っているみたいだ。
しかもかなり実話をひん曲げて、なかった事まで脚色を付け加え書いていた。
まあ、余分な文章と脚色は激しいが、これは実際にあった話なのであった。
ただこのとき俺とアリアとロン、それとミーアとラン、それにファルと月姫と雪姫は、この魔神が現れた場所にはいなかった。と言うより他の場所にいたのであった。
それで、まあ俺達が現れた時は、ほとんど敵対していた相手もだが街も壊滅状態だった。
しかもよく話を聞くと、最初相手はこちら側の強さに驚き命乞いをしていたぐらいだったらしい。
そして、その命乞いをしてきたアホがよりにもよって、手に終えない魔神を召喚したそうだ、これが・・・。
まあなんで、こちらが許してるのにとち狂って魔神を呼んだのやら。しかもそれが成功したからって、いきなり態度を変えていたそうだ。
まあそうか、神に最も近い存在の召喚が成功したんだし、そりゃ有頂天にもなるだろう。
で、またそこから戦闘が開始されたが、やはりその召喚した魔神は、強かったようでその時メグミさんが不運にも、捕まってみんなが手を出せなくなっていた。
そこで俺達が戻って来て見ると、そんな状態を確認したので俺達が手を貸した。
それがあんまり良くなかったのだろうか、俺の存在に危機を救った英雄などと、でたらめな印象が残ってしまっていた。
そのうえアリアに関しては戦姫なんて二つ名を付けられていたし、ミーアなんてランにまたがり相手を圧倒して神獣フェンリルを従える戦乙女なんて言われてたっけか・・・。
ついでに俺とロンなんて大勇者様や大賢者様の生まれ代わりと言われ、挙句の果て救世主様一行など、変な状態に語られだしたのであの場では仕方なく自分達の素性を知らない人達には、その場でお眠り頂き、夢であったと偽の記憶を植え付け俺達はさっさとその場を後にした。
それで、その偽の記憶を定着させる為にあった事とは違う内容で、無かった事をでっち上げ今カフェの個室の大部屋で作業している。そのみんなに注意がてら声を掛けるようにした。
「あのさ、一言いいかな、話を作っちゃいけないでしょう。まあ、確かにホントに起こったことですけど・・・・これは、余りにもひどすぎるでしょうが」
そうこの最初の方にあった話しはメグミさんと、女神様達が半分以上でっち上げで作った話であった。
それを使用人達の娘は、その指示で書いているに過ぎない。そこで部屋に俺が入って来たもんだから、黄色い歓喜の声が上がりだしたが、すぐにこの話について俺は関係ないと説明すると残念がっていた。
それで何故このような話を作っているかとフィーナ様達に聞いてみると、実は神災級の厄災が起こった場合は、神書というか歴史書を作り未来に語り告がなくてはいけないそうだ。
それで今回発生した大厄災までは簡単な物でよかったそうなのだが、流石に魔神が出現してしまうとそうはいかないそうだ。で、今回作っている書物は、文字を連ねた物と漫画風に書いた物を作って、今後歴史書として女神から神託で伝えるそうだ。もちろん今書いてある分で俺達の名はちゃんと伏せるそうだ。
その話しを作っている娘達もこのことは口外はしない契約を結んでいるし、メグミさんを筆頭にあのコスプレメイド服から色々と製作販売している娘達なのでその心配も無いとの事だ。それに女神様達とリンカとユアが進んで手伝っているのであった。はっきり言って面白がっているとしか思えないのであった。
それで先程の話しとは、かなり違うが実際あった事なので、その話をしたいと思う。
・
・
・
その話の内容は、ちょうど1月前に遡るのであった。
・
・
・
・
・
だからここで作業をせずにちゃんとした作業場ですればいいのにと考えていた。
・
・
・
何故ならこのあいだ元々俺専用で作った、神殿の奥の工房までもがいつの間にか乗っ取られてしまっていた。
そりゃさぁ、あんま使ってなかったけど、流石に俺がいない間に部屋の荷物を使って無い空き部屋に持っていくかな普通・・・・。だいたい逆でしょう、開いてる部屋を利用するなら解るけど、なぜ設備の充実した工房の方にまで部屋を拡張するかな。
しかもその部屋でメグミを筆頭に、女神様達と他の子達が集まり、何かの本を色々と作っているようだった。
まあ先程までの話はどうも女神様達が、メグミさん達に頼んで書いた本のようである。
それでカフェが開いていない時間帯は、そっちの作業場で作業をしているようなのだが、何故わざわざ道具をこちらに殆ど持ってきてまでと他の人に見られる危険までして、ここでやる必要があるのか不思議に思った。
後で最初に俺の工房を乗っ取った原因であるフィーナ様に聞くと
「えっ、それや何故ならカフェならば食べ物が、注文すれば出てくるし、片付ける必要性が無いじゃない。それにここは過ごし易いの♪」
みたいな事を言っていたからである。
まあ、確かにあの工房にはここのカフェみたいに、過ごし易い空調の付与はしてない。何故ならここはあくまで客商売をするところなので、出来るだけ快適に過ごせるように色々と手を入れている。それはもちろん店舗全体にだ。
だがあの工房は、こんな上等な付与はしていないと言うより、必要が無くてしていなかった。元は俺1人で使っていたのでそんなものは必要なかったが、今の大人数で今みたいな状態になると・・・まあ、考えるまい。
そんなこんなで、今は何を書いているのかと思ったら、どうやら先程見た文章の様に、以前メグミさん達が苦労して戦っていた。魔神について伝記みたいなのを作っているみたいだ。
しかもかなり実話をひん曲げて、なかった事まで脚色を付け加え書いていた。
まあ、余分な文章と脚色は激しいが、これは実際にあった話なのであった。
ただこのとき俺とアリアとロン、それとミーアとラン、それにファルと月姫と雪姫は、この魔神が現れた場所にはいなかった。と言うより他の場所にいたのであった。
それで、まあ俺達が現れた時は、ほとんど敵対していた相手もだが街も壊滅状態だった。
しかもよく話を聞くと、最初相手はこちら側の強さに驚き命乞いをしていたぐらいだったらしい。
そして、その命乞いをしてきたアホがよりにもよって、手に終えない魔神を召喚したそうだ、これが・・・。
まあなんで、こちらが許してるのにとち狂って魔神を呼んだのやら。しかもそれが成功したからって、いきなり態度を変えていたそうだ。
まあそうか、神に最も近い存在の召喚が成功したんだし、そりゃ有頂天にもなるだろう。
で、またそこから戦闘が開始されたが、やはりその召喚した魔神は、強かったようでその時メグミさんが不運にも、捕まってみんなが手を出せなくなっていた。
そこで俺達が戻って来て見ると、そんな状態を確認したので俺達が手を貸した。
それがあんまり良くなかったのだろうか、俺の存在に危機を救った英雄などと、でたらめな印象が残ってしまっていた。
そのうえアリアに関しては戦姫なんて二つ名を付けられていたし、ミーアなんてランにまたがり相手を圧倒して神獣フェンリルを従える戦乙女なんて言われてたっけか・・・。
ついでに俺とロンなんて大勇者様や大賢者様の生まれ代わりと言われ、挙句の果て救世主様一行など、変な状態に語られだしたのであの場では仕方なく自分達の素性を知らない人達には、その場でお眠り頂き、夢であったと偽の記憶を植え付け俺達はさっさとその場を後にした。
それで、その偽の記憶を定着させる為にあった事とは違う内容で、無かった事をでっち上げ今カフェの個室の大部屋で作業している。そのみんなに注意がてら声を掛けるようにした。
「あのさ、一言いいかな、話を作っちゃいけないでしょう。まあ、確かにホントに起こったことですけど・・・・これは、余りにもひどすぎるでしょうが」
そうこの最初の方にあった話しはメグミさんと、女神様達が半分以上でっち上げで作った話であった。
それを使用人達の娘は、その指示で書いているに過ぎない。そこで部屋に俺が入って来たもんだから、黄色い歓喜の声が上がりだしたが、すぐにこの話について俺は関係ないと説明すると残念がっていた。
それで何故このような話を作っているかとフィーナ様達に聞いてみると、実は神災級の厄災が起こった場合は、神書というか歴史書を作り未来に語り告がなくてはいけないそうだ。
それで今回発生した大厄災までは簡単な物でよかったそうなのだが、流石に魔神が出現してしまうとそうはいかないそうだ。で、今回作っている書物は、文字を連ねた物と漫画風に書いた物を作って、今後歴史書として女神から神託で伝えるそうだ。もちろん今書いてある分で俺達の名はちゃんと伏せるそうだ。
その話しを作っている娘達もこのことは口外はしない契約を結んでいるし、メグミさんを筆頭にあのコスプレメイド服から色々と製作販売している娘達なのでその心配も無いとの事だ。それに女神様達とリンカとユアが進んで手伝っているのであった。はっきり言って面白がっているとしか思えないのであった。
それで先程の話しとは、かなり違うが実際あった事なので、その話をしたいと思う。
・
・
・
その話の内容は、ちょうど1月前に遡るのであった。
・
・
・
0
お気に入りに追加
4,661
あなたにおすすめの小説
乙女ゲーの愛され聖女に憑依したはずが、めちゃくちゃ嫌われている。
星名こころ
恋愛
小心者な女子高生・織江は、気づいたら金髪碧眼美人の聖女オリヴィアになっていた。どうやら日本で病死して、仮死状態だった異世界の聖女に憑依したらしい。
聖女の中身が別人であることに気づいた超美形冷血大神官ルシアンのお願い(脅迫)により、織江は聖女オリヴィアのふりをすることになる。
わがまま放題だったオリヴィアのせいで特に聖騎士に嫌われて傷つく織江だったが、ふと気づく。主要人物の名前が、とある乙女ゲーのものと同じであることに。だが聖女の年齢が合わず、ゲームの三年後の世界ではないかと考える。
「でもなんで主人公なのにこんなに嫌われてるの? もしかして全員攻略失敗したバッドエンド後の世界とか!?」
そうして戸惑いながらもオリヴィアとして過ごしていたある日、「聖女オリヴィア」から連絡が……!
「初めまして、日本からのお客様。私は聖女オリヴィア。その体の持ち主よ」
私を捨てた元婚約者が、一年後にプロポーズをしてきました
柚木ゆず
恋愛
魅力を全く感じなくなった。運命の人ではなかった。お前と一緒にいる価値はない。
かつて一目惚れをした婚約者のクリステルに飽き、理不尽に関係を絶った伯爵令息・クロード。
それから1年後。そんな彼は再びクリステルの前に現れ、「あれは勘違いだった」「僕達は運命の赤い糸で繋がってたんだ」「結婚してくれ」と言い出したのでした。
母親の愛人に虐待され続け、異父妹に婚約者を奪われそうになりました。
克全
恋愛
「アルファポリス」「カクヨム」「小説家になろう」「ノベルバ」に同時投稿しています。
『我慢にも限度というモノがあるのです』
ファインズ辺境伯家の長女ブリジットは鍛錬という名目で虐待を受けていた。夫のファインズ辺境伯オーギュストを、愛人の騎士アドルフと手を組んで毒殺した母親アドリーヌにだ。アドリーヌはファインズ辺境伯家を自分の思うように動かしたかったから夫をころしたのだ。だが父親に似て誇り高いブリジットはアドリーヌの思い通りには動こうとしなかった。そのためアドリーヌは実の娘のブリジットを正騎士になるための鍛錬による事故死という名目で殺そうとしていたのだ。
幼馴染みが屈折している
サトー
BL
「どの女もみんな最低だったよ。俺がちょっと優しくしただけで、全員簡単に俺なんかと寝てさ」
大学生の早川 ルイは、幼馴染みのヒカルに何をやっても勝てないといつも劣等感を感じていた。
勉強やスポーツはもちろんヒカルの方ができる、合コンはヒカルのオマケで呼ばれるし、好みの女子がいても皆ヒカルの方にとられてしまう。
コンプレックスを拗らせる日々だったが、ある日ヒカルの恋愛事情に口を挟んだことから急速に二人の関係は変化していく。
【R18】大好きな旦那様に催眠をかけることにしました
おうぎまちこ(あきたこまち)
恋愛
実母に裏切られて帝国に落ち延びたテレーゼ・オルスタイン王女には、幼い頃から大好きな騎士様がいる。帝国の第二皇子であり、亡き父王の親友、ひと回り以上年上のマクシミリアンだ。
娘か妹のようにしか思われていないと思っていたが、なんと彼の方からテレーゼに求婚してきた。
絶頂にあったのも束の間、テレーゼ姫の生国の無理な要求から逃れるために、マクシミリアンが形式上の夫婦になることを望んだだけにすぎないと知ってしまう。
白い結婚が続く中、妻の務めを果たしたいと考えた彼女は、マクシミリアンに催眠をかけることにして――?
※R18には※。
※ムーンライト様に投稿した完結作になります。全18話。
※9/27ムーンライトには後日談あり。転載予定。
指定時間ピッタリ有能スケベ配達員くんの、本日最後のえっちなお届け物タイム♡ ~オレ、彼のお得意様なんデス♡♡♡
そらも
BL
よくある配達員×お客様の、お荷物届けついでにそのまま玄関でおセックスしまくっちゃうというスケベ話であります♡
タイトルにあるお得意様のフレーズ通り、もう二人にとっては日常のひとコマな出来事です♡
ただし中身は受けくんの台詞オンリー(擬音付き+攻めくんのはぁはぁ声は有り)ストーリーとなっておりますので、お読みになる際はどうぞお気を付けくださいませ!
いやはや一度受けくんの台詞だけで進むお話書きたかったのよね笑 いつか別シチュになるとは思いますが、今度は攻めくんの台詞オンリーのスケベ話も書いてみたいものでありますぞよ♡
ちなみに今回作中で攻めくんはまだしも受けくんの名前がまったく出ておらんのですが、一応二人はこんなお名前(&年齢とご職業)となっておりますです♪
攻めくん:光本里史(みつもとさとし)二十二歳、ナデシコ運送(なでしこうんそう)通称、シロウサナデシコの配達ドライバー。
受けくん:阿川未緒(あがわみお)二十八歳、普段は普通の会社員。週に2~3回はシロウサナデシコを利用しているいわゆる『お得意様』。
※ R-18エロもので、♡(ハート)喘ぎ満載です。
※ 素敵な表紙は、pixiv小説用フリー素材にて、『やまなし』様からお借りしました。ありがとうございます!
左遷されたオッサン、移動販売車と異世界転生でスローライフ!?~貧乏孤児院の救世主!
武蔵野純平
ファンタジー
大手企業に勤める平凡なアラフォー会社員の米櫃亮二は、セクハラ上司に諫言し左遷されてしまう。左遷先の仕事は、移動販売スーパーの運転手だった。ある日、事故が起きてしまい米櫃亮二は、移動販売車ごと異世界に転生してしまう。転生すると亮二と移動販売車に不思議な力が与えられていた。亮二は転生先で出会った孤児たちを救おうと、貧乏孤児院を宿屋に改装し旅館経営を始める。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる