精霊姫の時の旅路

炎龍ドラグニル

流星の滝に来た。流れる滝が綺麗だ、落ち着く。
『よく来た精霊の姫君』
「こんにちは、炎龍ドラグニル」
「まずはこれ、精霊王からお土産です」
『おぉ精霊酒ではないかたまらんのう』
「それで黒の歪みについてなんですが」
『おぉう、そうじゃった』
『どうも神聖国の方がきな臭い。最近、黒の丸薬というものが流行っているらしい』
『黒の歪みと関係があるものと思われる用心せよ』
「わかった行ってみるよ」
『これはお土産じゃ受け取れい』
オレンジ色の綺麗な石を渡された
『それはこの流星の滝によく落ちてくるものでな。皆、流星の欠片と呼んでおる。お守りじゃ』
「うん。ありがとう」





約束の３日後
「待たせたな」

「精霊刀【朧月】と名付けた、使ってみてくれ」
鞘から刃を引き抜く、刀身が白く輝く。
「・・・」
不思議と手になじむ。集中して精霊紋を発動する。
するとどうだろうか、同じように精霊紋が現れ始めた。
「共鳴してやがる。剣が主を選んだか」
「これからよろしくね、相棒！」