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第六話 「 光と背徳 」
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「あがったよ。」
シャワーを浴び終えた彼が帰室する。
「おかえりなさい。」
石鹸の爽やかな香りが漂ってくる。ちゅっとキスをする。
「いい子にして待ってた?」
「いい子にして待ってたよ。」
「えらいね。」
優しく緩んだ表情、頭を撫でられる。この瞬間も好きだ。愛玩の対象の気分。彼がベッドに上がってくる。
「ちゅっ…。」
唇の感触を確かめるようなキスから徐々に深いものに変わる。舌を絡ませる感触が脳を痺れさせる。
そのうちにスルスルと脱衣させられる。あられもない姿で首輪だけを付けて対面している。カーテンを閉めてはいるが、天気の良い真昼の時間帯。窓際からもれだした明るい光がチラチラと室内を照らしている。はっきりと姿を捉えられる羞恥心。加えて外を走る子供の声が聞こえてきそうな真昼の閑静な住宅街で、情事がはじまろうとしている背徳感がわたしを包み込む。
シャワーを浴び終えた彼が帰室する。
「おかえりなさい。」
石鹸の爽やかな香りが漂ってくる。ちゅっとキスをする。
「いい子にして待ってた?」
「いい子にして待ってたよ。」
「えらいね。」
優しく緩んだ表情、頭を撫でられる。この瞬間も好きだ。愛玩の対象の気分。彼がベッドに上がってくる。
「ちゅっ…。」
唇の感触を確かめるようなキスから徐々に深いものに変わる。舌を絡ませる感触が脳を痺れさせる。
そのうちにスルスルと脱衣させられる。あられもない姿で首輪だけを付けて対面している。カーテンを閉めてはいるが、天気の良い真昼の時間帯。窓際からもれだした明るい光がチラチラと室内を照らしている。はっきりと姿を捉えられる羞恥心。加えて外を走る子供の声が聞こえてきそうな真昼の閑静な住宅街で、情事がはじまろうとしている背徳感がわたしを包み込む。
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