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1章
10話:最下層へ
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力みなぎるその身体でどんどん進み下の層まで瞬く間に攻略していった。
覚醒したことで大幅にアップし、無尽蔵な体力で何十層と下に下がっても疲れを感じさせなかった。
敵も鉄巨人よりも遥かに強い敵がでてきたがもろともせず進んでいった。
「このままいけるとこまでいくぜ~」
独り言を言いながら進んでいく。
落ちてからの層は二十五層ごとに転移装置は存在せず百層ごとにあった。
一度地上に戻ろうとしたが五百層にでてきたボスであるファヴーニルと素手でインファイトしたら倒すのに十分とかからなかった。
というか五百層って元々落ちた層がどうなってやがる……
ファヴーニル自体はステータス平均七万ぐらいの敵で覚醒した直後ならいい勝負ができたのだろうが敵を倒すたびにレベルが上がりステータスが急激にあがるので最早敵ではなかった。
しかも戦うたびに前世の記憶らしき断片が次々に頭の中に浮かんでくるのでこのまま下に進むことにした。
神山周平
種族:人間?
職業:魔神
レベル:150?
攻撃:300000
防御:300000
魔法攻撃:300000
魔法防御:300000
素早さ:300000
魔力:300000
固有スキル:魔神の戒律(不完全状態)、
異能:アイスショット(C)、チャッカファイア(C)、粘着弾(B)、チャージショット(A)、天の糸(AA)、物質具現(AA)、不死鳥の橙炎(S)、完全記憶(S)、砂の王(S)宝物庫(S)
称号:神殺し、煉獄の王
ヤバすぎる……どんどん自重がしなくなってきてやがる……
魔王討伐?そんなものは目ではない、そもそも俺は別の使命がある。
また迷宮で倒した魔物はどれも図書館で見た本にでてくる災害指定の魔物や伝説級の魔物ばかりでそれらの素材をしっかり回収させてもらった。
力だけでなく金も困らなそうだ。
外にでてもお金に困らないことは確信し体が慣れてきてからは素材が痛まないやり方で魔物を倒し回収していった。
ちなみにボスの階層以外は基本的には一層一時間以内で魔物を駆逐して素材やお宝を回収しながら進み眠くなったら仮眠をとる。
強い魔物がうじゃうじゃいるが風の動きを確認するのと奥へ向かう場所ほど魔物の比率が多いので割とわかりやすかったりする。
転移装置のあるボス層は倒せば魔物は出ないのでそこではがっつり睡眠をとるという感じで進んだ。
七百層か……
自重しない圧倒的な力で各層を突破し今七百層の扉に辿り着いた。
「軽く遊んでやるか~」
扉を開け入ると上のボス層同様、闘技場のような作りをしており闘技場に上がるとボスが攻撃を始めてくる。
ボス層はとても広いので大型の魔物が飛んだり動いたりしても問題ない。
どれどれこいつは……
レジェンドドラゴン
レベル250
種族:古龍種
攻撃:100000
防御:100000
魔法攻撃:100000
魔法防御:100000
素早さ:100000
魔力:100000
固有スキル:竜王の加護、龍の息吹、
「おおっ、少しは骨がありそうだな~」
銀色の鱗に鋭く光る紅い目、神々しいその姿と大きな翼はまさに竜種のトップであることは間違いない。
能力からしても今までで一番強い、少しは楽しませてくれること間違いない。
戦闘態勢に入りチャッカファイアとアイスショットを発動寸前の状態にしてそれぞれの腕に炎と氷を付与した状態にしてレジェンドドラゴンに襲いかかった。
これはただのCランク異能でそれぞれ能力としては炎と氷を発生させ放つ異能だ。
「いくぞ!」
高速で移動した後高く飛び上がりお腹の部分にパンチを放つ。
「むっ……」
属性事体に耐性があるようで炎と氷はかき消されるようだったが拳の攻撃力自体は効いているようで連続パンチをしたらよろめいた。
「デザートハリケーン!」
砂で竜巻を起こしレジェンドドラゴンを包み込む。
レジェンドドラゴンは竜巻に巻き込まれ飛ばされたが竜巻から解放されると大きく飛び龍の息吹を放った。
「橙炎壁!」
不死鳥の炎で防壁を作り出し龍の息吹をガードする。
しかし龍の息吹の威力が思いのほか強かったのか無傷で済んだが防壁は相殺するかのように消滅した。
「もし至近距離なら貫通していたな……」
どうするか考えまだ使用していない不完全の魔神の戒律を使ってみた。
「この力は……」
発動したことで過去の記憶がまた蘇る。
それはこの力を手に入れた時の記憶……大いなる神殺しの力の一部を手にしこの世界の神と戦うきっかけとなった出来事だ。
「ふむ、お前ごときにこの力を使う必要はなかったな……」
自分の体に力がみなぎり身体が強化され皮膚の色が変色する。
銀髪に朱の体色、魔神化した体から放たれるオーラは伝説の龍すらもか弱い蜥蜴と成り下がる。
「極炎滅(ザ・バースト)!」
レジェンドドラゴンに向かって放たれた禍々しい炎はドラゴンを燃やしつくしその命を奪い取った。
普通なら体が消滅し死体も残らないがレジェンドドラゴンのステータスの高さに加えてこっちの力が不完全だからか消滅は免れたのだ。
いやまじ強すぎ……自分で言うのもあれだがヤバイ……
だが問題は当然ある。
覚醒し記憶も蘇っていき更に強くなった今の俺はクラスに戻ることはできない……
勇者として戦う自分はもういない……ここにいるのは人間の皮を被った化け物なのだ。
戦うたびに断片的ではあるが昔の記憶を取り戻しつつあるそれは自分の前世の記憶、この魔神の能力を得た俺はこの世界に巣食う敵を倒す為にこの世界に来た、そう二人で……
うっ……
二人?誰だ……
思い浮かべるが出てこない。
クソッ……まだか。
戻っては来ているがまだまだ不完全だ。
そもそも魔神とは一体何なのだろうか……図書館のダーレー教の本で見た感じだと神に仇なす敵と書かれているが。
とりあえず説として考えてみたが、前世で持っていたチートスキルを異世界転移によって取り戻し、あの緊迫化した状況下で記憶の復活が発生、更に覚醒しステータスやレベルが昔に戻ろうとしているという感じだと推測。
次に称号の神殺しとあるように、ギフトを与える神のことを考えれば俺は神の敵ということになるだろう。
その恩恵を受けるあいつらの元にノコノコと戻るわけにもいかないだろう。
だが当然月島や杉原含む何人かは助ける必要がある。
ただ神殺しのその理屈でいけばあそこに戻って月島や杉原や尾形や先生を救出したとしてもそれは奪ったことになる。
かといってそのままにするのは少し危険だ、何人もの人間に好意を持たれているあの二人や先生がすぐにどうこうはされんだろうが……
何より俺はあいつと約束している。
そして一番の問題である、あそこで俺を殺そうとしたクラスメイトが複数いること、別にあいつらのことも戻ってから報復はしないがその思想は危険だ。
その他のやつも最早どうでもいいが、クラスメイトすらも殺そうとしたあいつらの歪みはいずれ他の奴にも浸透するだろうしそれはさすがにヤバイ。
ここをでたら陣に会いたい、あいつなら俺をわかってくれるはずだから。
◇
色々考えながら迷宮を攻略し今度は魔神のことを考えていた。
図書館の閲覧禁止の棚にあった神に仇名二十柱の神殺し。
その一柱である魔神……俺がその一人であり世界の神に喧嘩を売った化け物だというわけだ。
上等だ、神を殺して元の世界に帰れるなら神を殺す。
そんな決意のもと下層へ進む。
さて次は九百層か……しかし落ちてからどのぐらいたったのかな?だらだらする時間も含めてここまでくるのに三週間ぐらいはたったぐらいだと感じているが実際はわからないとこだな……
扉を開けるとそこには大型のゴーレムがいた。
「どれ……」
マスターゴーレムmkZERO
レベル300
種族:魔法生物
攻撃:180000
防御:180000
魔法攻撃:1
魔法防御:180000
素早さ:18000
魔力:180000
固有スキル:割合ダメージ無効、魔法防御耐性、ゴーレム召喚
「なんつーインフレ……まぁ今の俺の敵ではない」
物質具現の異能を使いメリケンを装着。
この異能は自分の力を失うと具現した物質は失われるが自分の力がかかっている限りは出した物質を存在させられるという異能だ。
当然生き物関連は不可能だ。
「おらぁ!」
一発殴っただけでゴーレムが吹っ飛んだ、九百層のボスをいとも簡単に吹き飛ばす自分に驚愕を隠せない。
「固いな……よし、いでよ王大剣オベリスク!」
十メートルを超える大剣をゴーレムの頭上に落とすとゴーレムは倒れる。
あとは核に直接ぶち当ててと……
そういえば魔法も思い出してきたし使ってみるか……とりあえず前世の記憶から思い出した魔法を適当に選んでみた。
まずは常人の限界とされる第7位階魔法だ、前世ではそれよりも高位の魔法をよく使っていたみたいだが……
「ルナティックフレア!」
不規則な波動が一つの場所に集まり爆発を起こす魔法だ。
ゴーレムの核にダメージがはいるとゴーレムが無数の小型ゴーレムを召喚する。
「ちっ、なら第九位階魔法で蹴散らしてやるぜ。プリズムアーク!」
これは大きな棺を具現化しそれが開くと同時に眩い光の衝撃波を放つ魔法で最大出力で放てば小さな街一つなら簡単に滅ぶそことができる。
光が周りを包み大きな爆発と衝撃が走る。
続いて放つのも第九位階魔法だ。
「まだまだ、グランメテオ!」
これは無数の隕石を空から落とす魔法で落とされた隕石が落ちると同時に爆発を起こす広域殲滅魔法だ。
召喚されたゴーレムは瞬く間に消滅し身動きのとれなくなっているゴーレムを残すのみ。
最後は核に向かって力を込めて思いっきりパンチをすると核が割れゴーレムが消滅した。
いや俺強すぎんだろ……
敵が弱かったのか……いやそんなことはないはずだ。
相変わらず魔物をもろともせず殺しては魔石や死体を回収する、不死鳥の再生がチートすぎるし砂の王も砂のある場所では特に無類の強さを発揮する。
何より魔神の戒律が神スキルであった。
魔神の戒律(五十パーセント)
あらゆる異常状態を無効、神魔法や第十位階魔法までのすべての魔法やその他の特殊術、あらゆる体術を習得することができる。簒奪、コピースキルの完全無効。
エナジードレイン:大気からエネルギーを常時吸収し一秒間に体力の千分の一が回復。
生命の嘆き:周囲にいる生命体の体力を吸収する。
煉獄地獄:自身の周囲を煉獄にする。
戒律:破るものに死を与える。
魔神化:不完全(五十パーセント)
etc……はかにもあるが特に強いやつがこれだ。
とりあえず外に出たら魔石や素材を売っぱらって金にして旅をしたい、昔の使命だった神殺しもついでにやる。
そんな考え事をしながら下へ下へと行くと大きな扉の前に辿り着いた。
覚醒したことで大幅にアップし、無尽蔵な体力で何十層と下に下がっても疲れを感じさせなかった。
敵も鉄巨人よりも遥かに強い敵がでてきたがもろともせず進んでいった。
「このままいけるとこまでいくぜ~」
独り言を言いながら進んでいく。
落ちてからの層は二十五層ごとに転移装置は存在せず百層ごとにあった。
一度地上に戻ろうとしたが五百層にでてきたボスであるファヴーニルと素手でインファイトしたら倒すのに十分とかからなかった。
というか五百層って元々落ちた層がどうなってやがる……
ファヴーニル自体はステータス平均七万ぐらいの敵で覚醒した直後ならいい勝負ができたのだろうが敵を倒すたびにレベルが上がりステータスが急激にあがるので最早敵ではなかった。
しかも戦うたびに前世の記憶らしき断片が次々に頭の中に浮かんでくるのでこのまま下に進むことにした。
神山周平
種族:人間?
職業:魔神
レベル:150?
攻撃:300000
防御:300000
魔法攻撃:300000
魔法防御:300000
素早さ:300000
魔力:300000
固有スキル:魔神の戒律(不完全状態)、
異能:アイスショット(C)、チャッカファイア(C)、粘着弾(B)、チャージショット(A)、天の糸(AA)、物質具現(AA)、不死鳥の橙炎(S)、完全記憶(S)、砂の王(S)宝物庫(S)
称号:神殺し、煉獄の王
ヤバすぎる……どんどん自重がしなくなってきてやがる……
魔王討伐?そんなものは目ではない、そもそも俺は別の使命がある。
また迷宮で倒した魔物はどれも図書館で見た本にでてくる災害指定の魔物や伝説級の魔物ばかりでそれらの素材をしっかり回収させてもらった。
力だけでなく金も困らなそうだ。
外にでてもお金に困らないことは確信し体が慣れてきてからは素材が痛まないやり方で魔物を倒し回収していった。
ちなみにボスの階層以外は基本的には一層一時間以内で魔物を駆逐して素材やお宝を回収しながら進み眠くなったら仮眠をとる。
強い魔物がうじゃうじゃいるが風の動きを確認するのと奥へ向かう場所ほど魔物の比率が多いので割とわかりやすかったりする。
転移装置のあるボス層は倒せば魔物は出ないのでそこではがっつり睡眠をとるという感じで進んだ。
七百層か……
自重しない圧倒的な力で各層を突破し今七百層の扉に辿り着いた。
「軽く遊んでやるか~」
扉を開け入ると上のボス層同様、闘技場のような作りをしており闘技場に上がるとボスが攻撃を始めてくる。
ボス層はとても広いので大型の魔物が飛んだり動いたりしても問題ない。
どれどれこいつは……
レジェンドドラゴン
レベル250
種族:古龍種
攻撃:100000
防御:100000
魔法攻撃:100000
魔法防御:100000
素早さ:100000
魔力:100000
固有スキル:竜王の加護、龍の息吹、
「おおっ、少しは骨がありそうだな~」
銀色の鱗に鋭く光る紅い目、神々しいその姿と大きな翼はまさに竜種のトップであることは間違いない。
能力からしても今までで一番強い、少しは楽しませてくれること間違いない。
戦闘態勢に入りチャッカファイアとアイスショットを発動寸前の状態にしてそれぞれの腕に炎と氷を付与した状態にしてレジェンドドラゴンに襲いかかった。
これはただのCランク異能でそれぞれ能力としては炎と氷を発生させ放つ異能だ。
「いくぞ!」
高速で移動した後高く飛び上がりお腹の部分にパンチを放つ。
「むっ……」
属性事体に耐性があるようで炎と氷はかき消されるようだったが拳の攻撃力自体は効いているようで連続パンチをしたらよろめいた。
「デザートハリケーン!」
砂で竜巻を起こしレジェンドドラゴンを包み込む。
レジェンドドラゴンは竜巻に巻き込まれ飛ばされたが竜巻から解放されると大きく飛び龍の息吹を放った。
「橙炎壁!」
不死鳥の炎で防壁を作り出し龍の息吹をガードする。
しかし龍の息吹の威力が思いのほか強かったのか無傷で済んだが防壁は相殺するかのように消滅した。
「もし至近距離なら貫通していたな……」
どうするか考えまだ使用していない不完全の魔神の戒律を使ってみた。
「この力は……」
発動したことで過去の記憶がまた蘇る。
それはこの力を手に入れた時の記憶……大いなる神殺しの力の一部を手にしこの世界の神と戦うきっかけとなった出来事だ。
「ふむ、お前ごときにこの力を使う必要はなかったな……」
自分の体に力がみなぎり身体が強化され皮膚の色が変色する。
銀髪に朱の体色、魔神化した体から放たれるオーラは伝説の龍すらもか弱い蜥蜴と成り下がる。
「極炎滅(ザ・バースト)!」
レジェンドドラゴンに向かって放たれた禍々しい炎はドラゴンを燃やしつくしその命を奪い取った。
普通なら体が消滅し死体も残らないがレジェンドドラゴンのステータスの高さに加えてこっちの力が不完全だからか消滅は免れたのだ。
いやまじ強すぎ……自分で言うのもあれだがヤバイ……
だが問題は当然ある。
覚醒し記憶も蘇っていき更に強くなった今の俺はクラスに戻ることはできない……
勇者として戦う自分はもういない……ここにいるのは人間の皮を被った化け物なのだ。
戦うたびに断片的ではあるが昔の記憶を取り戻しつつあるそれは自分の前世の記憶、この魔神の能力を得た俺はこの世界に巣食う敵を倒す為にこの世界に来た、そう二人で……
うっ……
二人?誰だ……
思い浮かべるが出てこない。
クソッ……まだか。
戻っては来ているがまだまだ不完全だ。
そもそも魔神とは一体何なのだろうか……図書館のダーレー教の本で見た感じだと神に仇なす敵と書かれているが。
とりあえず説として考えてみたが、前世で持っていたチートスキルを異世界転移によって取り戻し、あの緊迫化した状況下で記憶の復活が発生、更に覚醒しステータスやレベルが昔に戻ろうとしているという感じだと推測。
次に称号の神殺しとあるように、ギフトを与える神のことを考えれば俺は神の敵ということになるだろう。
その恩恵を受けるあいつらの元にノコノコと戻るわけにもいかないだろう。
だが当然月島や杉原含む何人かは助ける必要がある。
ただ神殺しのその理屈でいけばあそこに戻って月島や杉原や尾形や先生を救出したとしてもそれは奪ったことになる。
かといってそのままにするのは少し危険だ、何人もの人間に好意を持たれているあの二人や先生がすぐにどうこうはされんだろうが……
何より俺はあいつと約束している。
そして一番の問題である、あそこで俺を殺そうとしたクラスメイトが複数いること、別にあいつらのことも戻ってから報復はしないがその思想は危険だ。
その他のやつも最早どうでもいいが、クラスメイトすらも殺そうとしたあいつらの歪みはいずれ他の奴にも浸透するだろうしそれはさすがにヤバイ。
ここをでたら陣に会いたい、あいつなら俺をわかってくれるはずだから。
◇
色々考えながら迷宮を攻略し今度は魔神のことを考えていた。
図書館の閲覧禁止の棚にあった神に仇名二十柱の神殺し。
その一柱である魔神……俺がその一人であり世界の神に喧嘩を売った化け物だというわけだ。
上等だ、神を殺して元の世界に帰れるなら神を殺す。
そんな決意のもと下層へ進む。
さて次は九百層か……しかし落ちてからどのぐらいたったのかな?だらだらする時間も含めてここまでくるのに三週間ぐらいはたったぐらいだと感じているが実際はわからないとこだな……
扉を開けるとそこには大型のゴーレムがいた。
「どれ……」
マスターゴーレムmkZERO
レベル300
種族:魔法生物
攻撃:180000
防御:180000
魔法攻撃:1
魔法防御:180000
素早さ:18000
魔力:180000
固有スキル:割合ダメージ無効、魔法防御耐性、ゴーレム召喚
「なんつーインフレ……まぁ今の俺の敵ではない」
物質具現の異能を使いメリケンを装着。
この異能は自分の力を失うと具現した物質は失われるが自分の力がかかっている限りは出した物質を存在させられるという異能だ。
当然生き物関連は不可能だ。
「おらぁ!」
一発殴っただけでゴーレムが吹っ飛んだ、九百層のボスをいとも簡単に吹き飛ばす自分に驚愕を隠せない。
「固いな……よし、いでよ王大剣オベリスク!」
十メートルを超える大剣をゴーレムの頭上に落とすとゴーレムは倒れる。
あとは核に直接ぶち当ててと……
そういえば魔法も思い出してきたし使ってみるか……とりあえず前世の記憶から思い出した魔法を適当に選んでみた。
まずは常人の限界とされる第7位階魔法だ、前世ではそれよりも高位の魔法をよく使っていたみたいだが……
「ルナティックフレア!」
不規則な波動が一つの場所に集まり爆発を起こす魔法だ。
ゴーレムの核にダメージがはいるとゴーレムが無数の小型ゴーレムを召喚する。
「ちっ、なら第九位階魔法で蹴散らしてやるぜ。プリズムアーク!」
これは大きな棺を具現化しそれが開くと同時に眩い光の衝撃波を放つ魔法で最大出力で放てば小さな街一つなら簡単に滅ぶそことができる。
光が周りを包み大きな爆発と衝撃が走る。
続いて放つのも第九位階魔法だ。
「まだまだ、グランメテオ!」
これは無数の隕石を空から落とす魔法で落とされた隕石が落ちると同時に爆発を起こす広域殲滅魔法だ。
召喚されたゴーレムは瞬く間に消滅し身動きのとれなくなっているゴーレムを残すのみ。
最後は核に向かって力を込めて思いっきりパンチをすると核が割れゴーレムが消滅した。
いや俺強すぎんだろ……
敵が弱かったのか……いやそんなことはないはずだ。
相変わらず魔物をもろともせず殺しては魔石や死体を回収する、不死鳥の再生がチートすぎるし砂の王も砂のある場所では特に無類の強さを発揮する。
何より魔神の戒律が神スキルであった。
魔神の戒律(五十パーセント)
あらゆる異常状態を無効、神魔法や第十位階魔法までのすべての魔法やその他の特殊術、あらゆる体術を習得することができる。簒奪、コピースキルの完全無効。
エナジードレイン:大気からエネルギーを常時吸収し一秒間に体力の千分の一が回復。
生命の嘆き:周囲にいる生命体の体力を吸収する。
煉獄地獄:自身の周囲を煉獄にする。
戒律:破るものに死を与える。
魔神化:不完全(五十パーセント)
etc……はかにもあるが特に強いやつがこれだ。
とりあえず外に出たら魔石や素材を売っぱらって金にして旅をしたい、昔の使命だった神殺しもついでにやる。
そんな考え事をしながら下へ下へと行くと大きな扉の前に辿り着いた。
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主人公の音無 優はごく普通の高校生だった。ある日を境に優の人生が大きく変わることになる。なんと、優たちのクラスが異世界召喚されたのだ。だが、何故か優だけか違う場所にいた。その場所はなんと神界だった。優は神界で少しの間修行をすることに決めその後にクラスのみんなと合流することにした。
果たして優は地球ではない世界でどのように生きていくのか!?
これは、主人公の優が人間を辞め召喚された世界で出会う人達と問題を解決しつつ自由気ままに生活して行くお話。
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