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1章

4話:訓練

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 次の日の朝から早速訓練が始まったので早速腕立て伏せやランニングをしてステータスアップに勤しんでいた。

 この世界でステータスを上げる方法だが攻撃、防御、素早さは地球でやるのと同様の筋トレを行うことで上がり、魔法の強化は魔法をひたすら覚えて唱えることだ。

 初日ということもあり魔法適性のある者も全員筋トレスタートだ。
 自分以外はギフトがあるからかトレーニングも軽快に進んでいるようだ。

 俺はどうかって?
 体力が有り余り過ぎてみんなのスピードが遅い……合わせているのがマジで面倒である。
 
 「まったく……面倒だ……」

 能力はチートなんだがクラスメイトの俺への対応は相変わらず冷たい、菱田はいつも通りいちゃもんつけてきたしクラスで上位にいる橋本あたりからは邪魔者扱いされている……まぁクラスで人気の二人は相変わらず俺に気にかけてくれるから当然っちゃ当然だ……

 他の女子も調子に乗りやがってみたいな目で見てくる。
 全員本気出して目に物見せてやれば変わるのかななんて考えてしまう。
 正直地球にいた頃は喧嘩も弱くなかったしスポーツも勉強もかなりできたので引き続きアホと雑魚の戯言で流している……生態系の頂点にいるだけあって余裕である。

 「とりあえずここで一緒に何かしてても始まらないな」

 集中するためにクラスメイトと離れて訓練を始めた。
 選んだのは城の裏にある小さなスペースだ、周りが草に囲まれているのでランニングで城の周りをランニングしているクラスメイトからも見えないのでここならそう簡単には見つからないだろう。
 俺が一人やろうとしているのは体に染みついている魔法や技を使えるようにするための精神統一だ、どうやら凄い魔法や技の数々はこの体に染みついているようで少しでも力をコントロールするためだ。
 
 そう思って集中すること一時間……クラスメイトが近づいてきたのだ。

 「周平君……」

 と話しかけてきたのは尾形光一だ、一応二年一組での隠れ友達だ。
 人がいる時以外は普通に話すが教室では関わらないようにさせている。

 理由は?
 当然尾形を守る為だ。

 「なんだ尾形か、どうした?悩み事か?」

 俺は自信ありげに言った。
 こいつは数少ない友達の一人で昔はこいつを助けたことで今の関係がある。
 ちなみに俺は友達と認めた奴には手を差し伸べ助けるタイプだ。

 「まぁそんな感じかな?それよりどうして一人に?」
 「ああ、実はあいつらとあんな事しても何の実にもならないからここで精神統一していたんだ。そろそろ未知の力に目覚めそうなんだ」

 半分冗談っぽく言うと尾形は苦笑する、まぁ本当のことなんだが……

 「ハハッ、さすがは周平君だね~」
 「だろ、それで何の悩みだ?」

 こいつはスクールカーストでいうとこの下位だ。
 中学校時代ゲーセンで絡まれているのを助けてから仲良くなりよく一緒にゲーセンに通ったものだ。
 なんといってもこいつはゲームの腕はプロ級で俺と互角の腕を持っている。
 よく一緒に切磋琢磨したものだ。

 「実はランニングとか得意じゃなくてみんなより遅れ気味になるから隠れてやった方がいいかなって……」

 確かに尾形の能力はずば抜けて高いわけじゃないからな……加えて運動神経も良い方ではない。

 「能力的な差はしょうがない、だからこそお前の強みを生かせばいい」
 「強みを生かす?」

 尾形は首を傾げる。

 「お前の異能はテレパシー系統だろ、それも魔法を介さずできるという強みがある」
 「確かに俺の脳対話(ブレインダイアログ) (B)は目のあった相手とテレパシーができるけど……」

 さて尾形を少し驚かせてやるか……

 「(確かに一気に複数と会話をできるわけじゃないのでそこまで万能な異能には見えないな)」
 「えっ!……」

 魔法で尾形の脳内にテレパシーを送ってみた。

 「(驚いたかこれは魔法のテレパシーで第六位階魔法に該当する)
 「(嘘、第六位階って他のクラスメイトは一位階魔法を今練習する予定だよね?)」
 「(だから言ったろ、覚醒してるって)」
 
 しかし尾形はあまり驚いてない様子だ、テレパシーを解いて普通に喋る。

 「あんまり驚いてなさそうだな~」
 「まぁ周平君なら納得だからさ~周平君がそんな感じだと安心しちゃうね。」

 流石は尾形だ、地球にいる時もゲームの腕でさんざん驚かせてきたから今更驚かんか。
 二年になりこいつと同じクラスになってすぐに俺はクラスで孤立した。
 その為孤立した段階で俺は教室では絡まないように避け夜のオンラインゲームやたまに遠征しにいくゲーセンでしか尾形と絡まないようにした……尾形が標的にならないよう守るためだ。
 だが今の俺にはそんな必要もないな、いずれ出ていくが尾形の面倒ぐらいは見てやれる。

 「いつでも助けになるぜ……俺強いし」
 「ありがとう、でもしばらくは今まで通りで行こう、俺がある程度強くなってからがいいし」
 「そうか……お前がその方がいいならそうしておくよ」

 こいつは昔から友達想いだからな、俺に悪いと思って遠慮したのだろう。
 まぁいざという時は俺が助ければいいからな。

 「それでその異能だがこういう使い方があると思うんだな」

 尾形に異能を発動してもらい尾形の異能で対話をする。

 「ふむふむ、なら俺とのリンクを切らないままにしておけば俺の心の中で考えたことがお前に伝わると思わないか?」
 「ほんとだ、リンクも三〇キロ程度までは切れないしこれは盗聴に使えるね」
 「そういうことだ、だがこうすれば遮断もできるからそれも覚えておけ」

 魔法を発動し電磁波のようなもので身を包む。

 「あっ、遮断された……」
 「だろ?加えてこれは最初にお前が相手の脳に語りける必要があるからそれを相手に悟られないようにすればその相手からは盗聴が出来るということさ」
 「凄いよ、流石は周平君だね~」

 尾形は目をキラキラと輝かせながら尊敬の眼差しで俺を見る。

 「だがそれは人にはいっちゃいけないし多用もよろしくはない、だからまずは魔法剣士の職業を極めろ。基礎魔法を習得さえできればすぐにでも使えるようになる、後は剣を振るう腕力と動き回る体力だ」
 「うん、挫けず訓練して頑張る。ありがとう」

 まず大事なのは自分を知るということだ、当の自分が何者かよくわからないのであまり大きな口は叩けないがまずはそこからだ。

 「いないと探しにくるかもしれなお、だから今は戻りな」
 「うん!」

 尾形がクラスメイトの元に戻ると筋トレを再開した。

 みんなステータスが上がっているが俺は全く上がらんのう……何かで覚醒するのだろうか……
 自身のステータスにある不完全という所が気になった、だがどういう能力なのか分からず無闇には使えない……魔神というのも調べてみるのが良さそうだ。


 ◇


 一人隠れて訓練を重ねクラスメイトに見つかったら場所を変え時には部屋で精神統一や筋トレを行った。
 
 タピットがみんなに色々教えている中自分は参加せずにいるとタピットは自分を気遣い個人的に見てくれる時もあった、正直必要なかったがそのご厚意は素直に受け取りこの世界の情報なんかを聞きだした。
 一人での訓練を認めてくれたこともあり一週間クラスメイトとの接触を避けながら訓練をすることができた、月島と杉原はそれが少し不服だったが順調に上がっている偽のステータスを見せると納得してくれた。


 だがそんな状況をつまらないと思っていたのかある日の夕食時に嫌がらせが飛んできたのだ。

 「よう神山、最近見ねぇな」

 夕食時話しかけてきたのは菱田だ。
 そろそろこいつが絡んでくるとは思っていたが……

 「何しろ団体行動が苦手な俺だ、みんなと一緒に訓練したら足を引っ張るから一人で個人訓練さ~」

 俺は微笑しながら自信有り気にに言ってみた。
 最初は自分の能力の高さから色々戸惑ったがすぐに慣れることができたからな。

 「相変わらず気に入らねぇ……」

 俺の態度が気に入らなかったのかとても菱田の顔はとても不機嫌だ。
 お前をそう簡単には喜ばせてはやらんよ。

 「隼人君こいつ生意気だよ」
 「絞めてやろうぜ~」

 取り巻きの大野と秋山だ。
 菱田にくっついて強くなった気になっているのはこの世界にきても変わらないようだな。
 クラスメイト全員で喜んで相手になるぜ。

 「お前らは黙ってろ!」

 そんな二人を一言で黙らせた菱田はいきなり俺の胸倉をつかんできた。周りは視線がこちらに集まる。

 「てめぇはなんでそんな余裕でいられんだ?俺にはわからねぇな」
 「そういう人間だからな~」

 いや~こんだけステータス差があれば余裕です。
 
 すでに今後の計画の為に動き始めているしな。

 「いつかお前に痛みを教えてやるよ……」

 菱田は耳元でつぶやくと俺を離しその場を離れた。
 周りの生徒は当然見て見ぬふりだ……まぁ菱田なんぞに関わりたくはないだろうしやられているのも俺なので当然か。
 尾形だけが少し心配そうな目でこっちを見ていたので俺は大丈夫だと目で伝えた。
 月島と杉原、嶋田がいればこれを止めていたのだろうがあいつらは生憎タピットに呼ばれていていないのだ。

 「ははっ、面倒な奴に絡まれたもんだ~」

 俺は勝手に独り言を言って溜息をつくと橋本が横に来て囁いた。

 「哀れだな……」
 「お前も俺に何か言いたいのか?」

 橋本は見下したような表情で俺に言う。

 「確かに地球にいた頃からお前は優秀だった、だが今お前一人で何ができる?何も知らない世界で一人で生きていける程甘くない!いつまでも一人で突っ走しるのがかっこいいとでも思っているのがお前らしいがな」

 一人で何ができるかって?
 このステータスなら世界征服とか?
 別に一人でも余裕で生きていける気がするんだが……まぁこいつは俺の能力がわからないからな。

 「現実を見ているから冷静なんだがな~」
 「ふん、強がりを……今のお前のその不利な状況を作ったのはお前自身の責任だ。素直にあれも認めていればよかったものを……」

 あの事件か……濡れ衣を着せられた忌々しいあの出来事……

 「俺はやっていないことは絶対に認めない!それは死んでも変わらない!」

 つい声を荒げてしまう。
 そういえばあの出来事があってからか……こいつが俺をクラスから外すように動いたのは。

 「まぁいい、精々自分を貫いて苦しむといいさ」

 橋本は俺の元を離れた。
 苦しむどころかワクワクと楽しみしかなくてウキウキが止まらないんだがな……まぁ俺は月島や杉原や尾形以外に友達はいないし大多数はスルーすればオーケーという考えだ。

 俺は淡々と夕食を済ませ部屋に戻った。
 食事中に聞こえた会話の内容は俺を笑う内容も含まれていてそれはとても不快であるはずだがそれも気にならなかった……というか小鳥のさえずりにしか聞こえなった。
 自分は大物だという自覚が一日目からあるからだろうか少し自重していこうと思う。
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