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41話:真の強者
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「お前がリンドヴルムか?」
こちらに姿を現したのは黒い身体をした人型の何か。見かけだけは人間の風貌をしているが人間でない事は確かだ。
「いかにも、我はこの世界の支配者の一角にして最強の一人なり」
最強?随分と大きく出たものだ。
「その禍々しいオーラは口だけではない事の証か?だがお前は封印されていたな?」
「黙れ!」
「キャッ……」
その怒声で突風がこちらにはしる。どうやらいい思い出じゃないらしい。
「我らは世界最強だった……だが神と名乗る奴がクリスタルを作った。そしてクリスタルは民に力を与えた……奴らは全員命を捨てる覚悟で我を封印したのだ!忌まわしきツバメの民の長の最後の顔を我は絶対に忘れんと決めたのだ!」
ツバメの民か……あのスッポンの遺跡みたくクリスタルの加護を受けていた民族かもしれないな。神と名乗る男とクリスタルってのも興味深い。二十柱はこの星の創生に関わっていないし、クリスタルを複数作るほどに優れた民がいたとなれば是非会ってみたいものだ。
「なるほど……それで何故お前は生贄を要求する?」
「ふん、我は目覚めたばかり……忌まわしき風のクリスタルと戦う為だ。幸いここにはツバメの民の血を引く者が複数感じる事ができたからな。そこにいる生贄の女子はそうだ」
古くから風のクリスタルに仕える一族だと言っていたからな。その古代民族の血を引いていてもおかしくない。クリスタルの欠片を持ちそれの守りを受けている彼女は生まれた時から優秀な遺伝子を受け継いでいたのだろう。
「若い女子は特にうまい。さぁ死にたくなければ早くその女子を我に渡すのだ」
「フフッ……」
「ジン?」
俺はここでつい笑みが零れてしまう。今回は色々とイライラしているからな……こいつには悪いがそのイライラを存分にぶつけるとしよう。
「貴様……何を笑っておる?」
「俺から提案だよ。死にたくなければ消えな、もし二度とこの街に来ないなら見逃してやってもいい」
当然その言葉を聞いたリンドヴルムは癇癪を起す。端から逃がす気はないしこいつもその提案に乗る訳がない。だからあえて挑発してキレさせて反応を見たのだ。
「貴様!」
「キャッ……」
「捕まって!」
またも突風が起きリオが吹き飛ばされそうになるので抑える。
「良く聞こえなったぞ……もう一度言うがよい……」
「何度でも言うさ。死にたくなければ消えろとな」
「フフッ……ハッハッハッ!」
リンドヴルムはけらけらと笑い出す。漆黒の体に紅く光るその眼光を俺達を鋭く睨みつける。
「お主のような身の程知らずは久しぶりだな。だがそれは即ち死を意味するという事だ……見た所貴様も腕は立つようだが人間ごときが勝てるとでも?」
今俺は自分の力を隠す為に小細工をしている。というのもうちにあふれる力やオーラといったものを全て見えなくする魔具を使っているのだ。もし俺がオーラ全開でこいつと対峙したら向けられた言葉や反応も違っただろう。誰に喧嘩売ったかを後悔させた上でこいつを潰す。
「残念だけど俺は強いぞ?始まればたちまちお前の死が確定する。それでもいいのか?」
「戯けが!」
リンドヴルムは怒声と共に口からブレスを放つ。アースドラゴンのそれとは格が違い、周囲の木々が簡単に消し飛ぶ。
「愚か者めが!消し飛ばしてくれようか!」
当然ブレスが来る直前にバリアを展開し防ぐ。煙が晴れ防がれたのがわかると直接攻撃が来る。
「ふん!」
「おおっ、中々だな~」
「貴様……何故そこまで笑っている?」
リンドヴルムは不思議そうな表情を見せる。一対一では敵がほぼいなかったであろうこいつにとって俺が余裕の笑みを浮かべる理由がわからないのだろう。
「さてそろそろだね」
「キャッ……」
そのままリオをお姫様抱っこして抱きかかえる。
「地獄を見せようか……」
はちみつの森で捜索する時に空飛びたさにあのモードに変化したが、戦闘でとなればこの世界に来て初めてとなる。
「いくぞ!」
俺の能力……前の世界で上級天使と上級悪魔二つの能力を手に入れ、相反する二つの力を合わせ消滅は免れないという常識を覆し未知の可能性と力を手にした。天使と悪魔の融合である天魔となったおれは二十柱になるべく試練に挑みそれを乗り越えた。灰色の翼と光か闇が合わさった力を見に纏うこの姿にはリオもリンドヴルムも驚きと戸惑いを隠せない様子だ。
「これがジンの真の姿……」
「ああ……前に生きる為に人である事を捨てたんだけど辿り着いた先がこれって感じかな」
「フフッ、素敵よ。その灰色の髪も似合っているわ~」
抱きかかえられたリオは俺を見て微笑む。正直この姿を見て引かれないかと少し心配だったがむしろ好印象かもしれないな。
「ハッハッハッ!面白いそれが貴様の姿か。ならワシも翼を見せるとしようか」
リンドヴルムは黒い翼を出し中に浮く。テンション高そうな感じだけどそのテンションがいつまで持つかという感じだな。何しろこの姿になった俺はあの程度の生き物には負けない。
「滅風」
風により周囲を消し飛ばす第十位階魔法。風系統の攻撃魔法では最高峰の魔法の一つだ。
「ぬおっ!」
リンドヴルムはとっさにガードするが当然ガードしきれず吹き飛び数十メートル離れた崖の壁に打ち付けられる。手加減はしたが、周囲には木々が存在せず新地の状態だ。
「凄い……」
「ハハッ、でも手加減したからまだだよ」
「ハァァァ!」
リンドヴルムは物凄い速さでこちらに向かって来る。当然俺からすれば見えない速度ではないがな。
「マスターシールド!」
「……おのれ……隠しておったな……」
「お分かりかな、か弱き者よ?」
「ふざけるな……ふざけるなよ!」
リンドヴルムが後退するとブレスのようなものを放とうと準備をする。
「この世界の支配者たる我は負けてはならぬのだ!消し飛べ、シン・ドラゴンフレア!」
直径十メートル規模の高威力の火球が複数飛んでくる。これは全て防がなければそのまま飛んでいき街に大きな被害が出るかもしれないな。
「遥か高き塔!」
火球が飛ぶ範囲の場所に立ちはだかる巨大な塔を発生させ防ぐ。対大型兵器に対して有効な第十位階の防御系魔法だ。
「なっ……」
「これが世界の支配者と宇宙の支配者との差かな」
「宇宙の支配者だと……」
「プリズムアーク!」
出現した大きな棺から光を放出する第九位階魔法だ。
「グァァァァ!」
「ディバインバルカン」
光の弾丸を空から撃ち落とし広範囲を殲滅する第九位階魔法だ。
「グホッ……」
やはりこの程度か……第十位階魔法など発動する必要もなかったか。だが単体で倒すなら常人では通常不可能な第八位階魔法クラスが要求される相手ではある。世界の支配者だっただけの事はある。
「ゼロディメンスィオ!」
「ウッ……」
リンドヴルムの両翼を空間ごと消し飛ばした。これで奴はもう虫の息だ。
「昔世界を支配していたからといって己の強さを過信したね」
人間相手ではかなり苦戦する相手に違いない。このレベルの生命体がこの世界にいた事も驚きだが、こいつらを倒したクリスタルの創造者……そいつがどれぐらいに強いのか見てみたい。
「き、貴様はクリスタルを作った神の仲間なのか?」
「残念だけどそれは違う。そしてその神とやらもこの世界の神に過ぎない」
神という定義は曖昧だ。各星々にも神と呼ばれた存在はいる、またはいたのがほとんどだが、そのどれもが二十柱を超える事はなかった。全ての世界は俺達の管理下にあるのだ。
「あの忌々しき神をも超える神か……面白い……ならそんな貴様に手向けを送ろう。旧支配者の真の力を持って相手をしよう……竜滅……」
するとリンドヴルムが大きな竜の姿になって襲ってきたのだ。
こちらに姿を現したのは黒い身体をした人型の何か。見かけだけは人間の風貌をしているが人間でない事は確かだ。
「いかにも、我はこの世界の支配者の一角にして最強の一人なり」
最強?随分と大きく出たものだ。
「その禍々しいオーラは口だけではない事の証か?だがお前は封印されていたな?」
「黙れ!」
「キャッ……」
その怒声で突風がこちらにはしる。どうやらいい思い出じゃないらしい。
「我らは世界最強だった……だが神と名乗る奴がクリスタルを作った。そしてクリスタルは民に力を与えた……奴らは全員命を捨てる覚悟で我を封印したのだ!忌まわしきツバメの民の長の最後の顔を我は絶対に忘れんと決めたのだ!」
ツバメの民か……あのスッポンの遺跡みたくクリスタルの加護を受けていた民族かもしれないな。神と名乗る男とクリスタルってのも興味深い。二十柱はこの星の創生に関わっていないし、クリスタルを複数作るほどに優れた民がいたとなれば是非会ってみたいものだ。
「なるほど……それで何故お前は生贄を要求する?」
「ふん、我は目覚めたばかり……忌まわしき風のクリスタルと戦う為だ。幸いここにはツバメの民の血を引く者が複数感じる事ができたからな。そこにいる生贄の女子はそうだ」
古くから風のクリスタルに仕える一族だと言っていたからな。その古代民族の血を引いていてもおかしくない。クリスタルの欠片を持ちそれの守りを受けている彼女は生まれた時から優秀な遺伝子を受け継いでいたのだろう。
「若い女子は特にうまい。さぁ死にたくなければ早くその女子を我に渡すのだ」
「フフッ……」
「ジン?」
俺はここでつい笑みが零れてしまう。今回は色々とイライラしているからな……こいつには悪いがそのイライラを存分にぶつけるとしよう。
「貴様……何を笑っておる?」
「俺から提案だよ。死にたくなければ消えな、もし二度とこの街に来ないなら見逃してやってもいい」
当然その言葉を聞いたリンドヴルムは癇癪を起す。端から逃がす気はないしこいつもその提案に乗る訳がない。だからあえて挑発してキレさせて反応を見たのだ。
「貴様!」
「キャッ……」
「捕まって!」
またも突風が起きリオが吹き飛ばされそうになるので抑える。
「良く聞こえなったぞ……もう一度言うがよい……」
「何度でも言うさ。死にたくなければ消えろとな」
「フフッ……ハッハッハッ!」
リンドヴルムはけらけらと笑い出す。漆黒の体に紅く光るその眼光を俺達を鋭く睨みつける。
「お主のような身の程知らずは久しぶりだな。だがそれは即ち死を意味するという事だ……見た所貴様も腕は立つようだが人間ごときが勝てるとでも?」
今俺は自分の力を隠す為に小細工をしている。というのもうちにあふれる力やオーラといったものを全て見えなくする魔具を使っているのだ。もし俺がオーラ全開でこいつと対峙したら向けられた言葉や反応も違っただろう。誰に喧嘩売ったかを後悔させた上でこいつを潰す。
「残念だけど俺は強いぞ?始まればたちまちお前の死が確定する。それでもいいのか?」
「戯けが!」
リンドヴルムは怒声と共に口からブレスを放つ。アースドラゴンのそれとは格が違い、周囲の木々が簡単に消し飛ぶ。
「愚か者めが!消し飛ばしてくれようか!」
当然ブレスが来る直前にバリアを展開し防ぐ。煙が晴れ防がれたのがわかると直接攻撃が来る。
「ふん!」
「おおっ、中々だな~」
「貴様……何故そこまで笑っている?」
リンドヴルムは不思議そうな表情を見せる。一対一では敵がほぼいなかったであろうこいつにとって俺が余裕の笑みを浮かべる理由がわからないのだろう。
「さてそろそろだね」
「キャッ……」
そのままリオをお姫様抱っこして抱きかかえる。
「地獄を見せようか……」
はちみつの森で捜索する時に空飛びたさにあのモードに変化したが、戦闘でとなればこの世界に来て初めてとなる。
「いくぞ!」
俺の能力……前の世界で上級天使と上級悪魔二つの能力を手に入れ、相反する二つの力を合わせ消滅は免れないという常識を覆し未知の可能性と力を手にした。天使と悪魔の融合である天魔となったおれは二十柱になるべく試練に挑みそれを乗り越えた。灰色の翼と光か闇が合わさった力を見に纏うこの姿にはリオもリンドヴルムも驚きと戸惑いを隠せない様子だ。
「これがジンの真の姿……」
「ああ……前に生きる為に人である事を捨てたんだけど辿り着いた先がこれって感じかな」
「フフッ、素敵よ。その灰色の髪も似合っているわ~」
抱きかかえられたリオは俺を見て微笑む。正直この姿を見て引かれないかと少し心配だったがむしろ好印象かもしれないな。
「ハッハッハッ!面白いそれが貴様の姿か。ならワシも翼を見せるとしようか」
リンドヴルムは黒い翼を出し中に浮く。テンション高そうな感じだけどそのテンションがいつまで持つかという感じだな。何しろこの姿になった俺はあの程度の生き物には負けない。
「滅風」
風により周囲を消し飛ばす第十位階魔法。風系統の攻撃魔法では最高峰の魔法の一つだ。
「ぬおっ!」
リンドヴルムはとっさにガードするが当然ガードしきれず吹き飛び数十メートル離れた崖の壁に打ち付けられる。手加減はしたが、周囲には木々が存在せず新地の状態だ。
「凄い……」
「ハハッ、でも手加減したからまだだよ」
「ハァァァ!」
リンドヴルムは物凄い速さでこちらに向かって来る。当然俺からすれば見えない速度ではないがな。
「マスターシールド!」
「……おのれ……隠しておったな……」
「お分かりかな、か弱き者よ?」
「ふざけるな……ふざけるなよ!」
リンドヴルムが後退するとブレスのようなものを放とうと準備をする。
「この世界の支配者たる我は負けてはならぬのだ!消し飛べ、シン・ドラゴンフレア!」
直径十メートル規模の高威力の火球が複数飛んでくる。これは全て防がなければそのまま飛んでいき街に大きな被害が出るかもしれないな。
「遥か高き塔!」
火球が飛ぶ範囲の場所に立ちはだかる巨大な塔を発生させ防ぐ。対大型兵器に対して有効な第十位階の防御系魔法だ。
「なっ……」
「これが世界の支配者と宇宙の支配者との差かな」
「宇宙の支配者だと……」
「プリズムアーク!」
出現した大きな棺から光を放出する第九位階魔法だ。
「グァァァァ!」
「ディバインバルカン」
光の弾丸を空から撃ち落とし広範囲を殲滅する第九位階魔法だ。
「グホッ……」
やはりこの程度か……第十位階魔法など発動する必要もなかったか。だが単体で倒すなら常人では通常不可能な第八位階魔法クラスが要求される相手ではある。世界の支配者だっただけの事はある。
「ゼロディメンスィオ!」
「ウッ……」
リンドヴルムの両翼を空間ごと消し飛ばした。これで奴はもう虫の息だ。
「昔世界を支配していたからといって己の強さを過信したね」
人間相手ではかなり苦戦する相手に違いない。このレベルの生命体がこの世界にいた事も驚きだが、こいつらを倒したクリスタルの創造者……そいつがどれぐらいに強いのか見てみたい。
「き、貴様はクリスタルを作った神の仲間なのか?」
「残念だけどそれは違う。そしてその神とやらもこの世界の神に過ぎない」
神という定義は曖昧だ。各星々にも神と呼ばれた存在はいる、またはいたのがほとんどだが、そのどれもが二十柱を超える事はなかった。全ての世界は俺達の管理下にあるのだ。
「あの忌々しき神をも超える神か……面白い……ならそんな貴様に手向けを送ろう。旧支配者の真の力を持って相手をしよう……竜滅……」
するとリンドヴルムが大きな竜の姿になって襲ってきたのだ。
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