14 / 47
14話:王女との対面
しおりを挟む
騎士団長の手配で馬車に乗る。城に向かっていた。
「それで一体何用です?」
「実は我が国の王女様を救って欲しいのです!」
王女を救うとはこれはまた大事だな。
「ご期待に添えるかわかりませんが、どういう症状で?」
「国王陛下には息子が一人と娘が二人いるのですが、下の王女様は炎の加護を強く受け継いでいるのです。それで能力が抑えられず、一度大火傷をしました」
「火傷痕なんかが顔に残ってて人前には顔が出せないから治してくれって話かい?」
「おお、お察しがいい」
「どうせ断っても面倒なだけだし、女の子の未来の為に引き受けましょう」
断れば頭とか凄い下げられて、大金出されての話なんだろうけど、それで大金せしめるのは個人的にやりたくはない。きっと王女なんて可愛いだろうし、見れて話すだけでも満足だ。
「騎士団長!」
「至急国王に。緊急案件だ」
「了解しました」
馬車から降りると、王のいる場所まで案内された。てっきり玉座の間でも行くのかと思いきや、国王の部屋に直接行かされた。それだけ緊急という事だろう。
「失礼します」
「おおっ、シドか!それで緊急案件と聞いたぞい。それとそこにいるのは?」
王様は見た感じは普通の人で、特に高圧的な感じもなく温和な印象だ。
「ハハッ、この者はジンという方でして、セーブル王女の火傷を治せる者です!」
「な、なんだと!シドよ、それに相違はないか?」
「間違いありません。露店街で片眼を失明し傷跡のある女の子の目を、見た事のない魔法で見えるようにしただけでなく、傷跡も完全になくしてました」
それを聞いた国王がこちらに物凄い形相で来て、無理やり握手を交わす。
「私はグライド・ミン・エリンギ。知ってると思うがこの国の王だ」
すみません。知りませんでした。
「俺はジンソウダです。それで早速王女様の所に」
すると国王と騎士団長は困ったような顔でこちらを見る。何か問題があるようだ。
「いや……綺麗で強かった自慢の娘は、今や火傷の後で醜くなってしまってな。何人もの治癒魔導士が来ては失敗して匙を投げているせいか、ウンザリしていてな……近づくと殺されるかもしれん……」
「なるほど……」
まぁ無理もないか。なら力づくで治せばいいだけだ。
「俺は大丈夫なんで案内してください」
国王に連れられ王女の部屋の前に行く。
「セーブル入るぞ」
王様がドアを叩くと不機嫌そうな声が聞こえ一緒に入る。さてどうなるか。
「誰そいつ……」
ベッドの上に横たわる痛々しい火傷後を持つ紅髪の女の子。あれがセーブル王女か。
「喜べ。お前の火傷を治す事の出来る者を連れて来たぞ!」
すると不機嫌そうな顔で怒鳴り散らす。
「ふざけないで!これで何人目?詐欺師ばっかし連れてきて、私のこの顔を見てはみな怯えて帰る……もううんざりなのよ!」
初っ端からこれだ……近づく者は全員殺すって感じだな。
「王様、あとは俺に任せて部屋から出てください」
「ああ、わかった」
王様を部屋から退出させ二人きりなる。
「さてと……俺はジンよろしくね」
「何よあんた……あんたもこの顔見て笑いにきたんでしょ?」
「いや、美しい顔立ちだなと」
火傷痕がなきゃ普通に美しいのは一目瞭然だ。さてこの娘の火傷痕を消して美しい顔を拝むとしますかな。
「な、何それ?お世辞のつもりかしら?言っておくけど近づくと燃やすわよ!」
やれやれ……少し強硬策に出るか……
「サウンドアウト……」
まずは音が漏れないようにと……
「インフィニティシールド!」
これで侵入を不可にする。
「さて、君の火傷を治させてもらうよ」
「こ、来ないでフレイム……」
「ハマジク!」
セーブルの周囲に発生させ魔法を打ち消す。こんな部屋で炎の魔法とか危ないわ。
「あれ魔法が……」
「大丈夫だから俺を信じて!」
ゆっくりと近づきベッドに辿り着く。顔だけでなく全身に火傷の後が酷い。だがこの子も元は美しい顔をしているのは見れば一目瞭然だ。
「何をするつもり……」
「いいから大人しくしてて」
さてハマジクを解除して治癒の魔法だ。
「リザレクション!」
セーブルの体全体に発動し火傷痕を消していく。すると予想通り美しい顔が見えてきた。
こんなのちょろいちょろい。
「はい鏡を見て」
セーブルは俺が出した鏡を見せると驚き過ぎているのか目を点にしている。
「えっ……嘘……」
鏡をマジマジと見たまま自分の顔を触って感触を確かめている。きっと泣いて喜んでくれるかな。
「どうだい?」
「凄い……本当に火傷跡がない……」
「でも君の場合まだこれで終わりじゃないからね」
「えっ?」
体にここまで火傷跡ができるぐらい制御が効かないのはおかしな話だ。きっと何かがあるはずだ。
「君は炎の加護を受けた中でも特に最高のスペックを持っているね」
それこそ勇者であり優遇され、炎の加護を持っていた桜なんざ比にならないぐらいだ。この世界で見た中では一番と言ってもいい。それぐらいに彼女は炎の精霊に愛されている。
「そうなの?確かに私もそういう自覚は多少はあったけど……」
「だからこそ炎のクリスタルの加護を受けないとその火は操れない。確かエリンギには炎のクリスタルがあったよね?」
「ええ……でもどうやって……」
「炎のクリスタルに案内して……俺がそばにいる間はそれを外部制御してあげるから外は歩けるし」
でも王族ならば一度ぐらい炎のクリスタルの元に行くぐらいはしているはずなんだけどな。
「う、うん……でも炎のクリスタル危ないからって父上が許可してくれるかどうか……」
「大丈夫。俺がついて行くさ」
魔法を解き、部屋から出ると国王と騎士団長が待っていた。
「終わりましたよ」
「セーブル……おおう本当に火傷跡がない」
「流石はジン殿だ。連れてきて良かった」
二人は大喜びだ。セーブルも二人に見てもらい、跡がなくなっているのを改めて認識できたようで笑みと涙がこぼれている。
「それで王様。セーブル王女をクリスタルの元に連れて行く許可を頂きたい」
「お父様。そうしないとまた制御が効かなくなって火傷が再発するようですの」
「なんと!それなら早速許可を出す。すぐにでも向かいなさい!」
「それで一体何用です?」
「実は我が国の王女様を救って欲しいのです!」
王女を救うとはこれはまた大事だな。
「ご期待に添えるかわかりませんが、どういう症状で?」
「国王陛下には息子が一人と娘が二人いるのですが、下の王女様は炎の加護を強く受け継いでいるのです。それで能力が抑えられず、一度大火傷をしました」
「火傷痕なんかが顔に残ってて人前には顔が出せないから治してくれって話かい?」
「おお、お察しがいい」
「どうせ断っても面倒なだけだし、女の子の未来の為に引き受けましょう」
断れば頭とか凄い下げられて、大金出されての話なんだろうけど、それで大金せしめるのは個人的にやりたくはない。きっと王女なんて可愛いだろうし、見れて話すだけでも満足だ。
「騎士団長!」
「至急国王に。緊急案件だ」
「了解しました」
馬車から降りると、王のいる場所まで案内された。てっきり玉座の間でも行くのかと思いきや、国王の部屋に直接行かされた。それだけ緊急という事だろう。
「失礼します」
「おおっ、シドか!それで緊急案件と聞いたぞい。それとそこにいるのは?」
王様は見た感じは普通の人で、特に高圧的な感じもなく温和な印象だ。
「ハハッ、この者はジンという方でして、セーブル王女の火傷を治せる者です!」
「な、なんだと!シドよ、それに相違はないか?」
「間違いありません。露店街で片眼を失明し傷跡のある女の子の目を、見た事のない魔法で見えるようにしただけでなく、傷跡も完全になくしてました」
それを聞いた国王がこちらに物凄い形相で来て、無理やり握手を交わす。
「私はグライド・ミン・エリンギ。知ってると思うがこの国の王だ」
すみません。知りませんでした。
「俺はジンソウダです。それで早速王女様の所に」
すると国王と騎士団長は困ったような顔でこちらを見る。何か問題があるようだ。
「いや……綺麗で強かった自慢の娘は、今や火傷の後で醜くなってしまってな。何人もの治癒魔導士が来ては失敗して匙を投げているせいか、ウンザリしていてな……近づくと殺されるかもしれん……」
「なるほど……」
まぁ無理もないか。なら力づくで治せばいいだけだ。
「俺は大丈夫なんで案内してください」
国王に連れられ王女の部屋の前に行く。
「セーブル入るぞ」
王様がドアを叩くと不機嫌そうな声が聞こえ一緒に入る。さてどうなるか。
「誰そいつ……」
ベッドの上に横たわる痛々しい火傷後を持つ紅髪の女の子。あれがセーブル王女か。
「喜べ。お前の火傷を治す事の出来る者を連れて来たぞ!」
すると不機嫌そうな顔で怒鳴り散らす。
「ふざけないで!これで何人目?詐欺師ばっかし連れてきて、私のこの顔を見てはみな怯えて帰る……もううんざりなのよ!」
初っ端からこれだ……近づく者は全員殺すって感じだな。
「王様、あとは俺に任せて部屋から出てください」
「ああ、わかった」
王様を部屋から退出させ二人きりなる。
「さてと……俺はジンよろしくね」
「何よあんた……あんたもこの顔見て笑いにきたんでしょ?」
「いや、美しい顔立ちだなと」
火傷痕がなきゃ普通に美しいのは一目瞭然だ。さてこの娘の火傷痕を消して美しい顔を拝むとしますかな。
「な、何それ?お世辞のつもりかしら?言っておくけど近づくと燃やすわよ!」
やれやれ……少し強硬策に出るか……
「サウンドアウト……」
まずは音が漏れないようにと……
「インフィニティシールド!」
これで侵入を不可にする。
「さて、君の火傷を治させてもらうよ」
「こ、来ないでフレイム……」
「ハマジク!」
セーブルの周囲に発生させ魔法を打ち消す。こんな部屋で炎の魔法とか危ないわ。
「あれ魔法が……」
「大丈夫だから俺を信じて!」
ゆっくりと近づきベッドに辿り着く。顔だけでなく全身に火傷の後が酷い。だがこの子も元は美しい顔をしているのは見れば一目瞭然だ。
「何をするつもり……」
「いいから大人しくしてて」
さてハマジクを解除して治癒の魔法だ。
「リザレクション!」
セーブルの体全体に発動し火傷痕を消していく。すると予想通り美しい顔が見えてきた。
こんなのちょろいちょろい。
「はい鏡を見て」
セーブルは俺が出した鏡を見せると驚き過ぎているのか目を点にしている。
「えっ……嘘……」
鏡をマジマジと見たまま自分の顔を触って感触を確かめている。きっと泣いて喜んでくれるかな。
「どうだい?」
「凄い……本当に火傷跡がない……」
「でも君の場合まだこれで終わりじゃないからね」
「えっ?」
体にここまで火傷跡ができるぐらい制御が効かないのはおかしな話だ。きっと何かがあるはずだ。
「君は炎の加護を受けた中でも特に最高のスペックを持っているね」
それこそ勇者であり優遇され、炎の加護を持っていた桜なんざ比にならないぐらいだ。この世界で見た中では一番と言ってもいい。それぐらいに彼女は炎の精霊に愛されている。
「そうなの?確かに私もそういう自覚は多少はあったけど……」
「だからこそ炎のクリスタルの加護を受けないとその火は操れない。確かエリンギには炎のクリスタルがあったよね?」
「ええ……でもどうやって……」
「炎のクリスタルに案内して……俺がそばにいる間はそれを外部制御してあげるから外は歩けるし」
でも王族ならば一度ぐらい炎のクリスタルの元に行くぐらいはしているはずなんだけどな。
「う、うん……でも炎のクリスタル危ないからって父上が許可してくれるかどうか……」
「大丈夫。俺がついて行くさ」
魔法を解き、部屋から出ると国王と騎士団長が待っていた。
「終わりましたよ」
「セーブル……おおう本当に火傷跡がない」
「流石はジン殿だ。連れてきて良かった」
二人は大喜びだ。セーブルも二人に見てもらい、跡がなくなっているのを改めて認識できたようで笑みと涙がこぼれている。
「それで王様。セーブル王女をクリスタルの元に連れて行く許可を頂きたい」
「お父様。そうしないとまた制御が効かなくなって火傷が再発するようですの」
「なんと!それなら早速許可を出す。すぐにでも向かいなさい!」
0
お気に入りに追加
3,611
あなたにおすすめの小説
勇者一行から追放された二刀流使い~仲間から捜索願いを出されるが、もう遅い!~新たな仲間と共に魔王を討伐ス
R666
ファンタジー
アマチュアニートの【二龍隆史】こと36歳のおっさんは、ある日を境に実の両親達の手によって包丁で腹部を何度も刺されて地獄のような痛みを味わい死亡。
そして彼の魂はそのまま天界へ向かう筈であったが女神を自称する危ない女に呼び止められると、ギフトと呼ばれる最強の特典を一つだけ選んで、異世界で勇者達が魔王を討伐できるように手助けをして欲しいと頼み込まれた。
最初こそ余り乗り気ではない隆史ではあったが第二の人生を始めるのも悪くないとして、ギフトを一つ選び女神に言われた通りに勇者一行の手助けをするべく異世界へと乗り込む。
そして異世界にて真面目に勇者達の手助けをしていたらチキン野郎の役立たずという烙印を押されてしまい隆史は勇者一行から追放されてしまう。
※これは勇者一行から追放された最凶の二刀流使いの隆史が新たな仲間を自ら探して、自分達が新たな勇者一行となり魔王を討伐するまでの物語である※
パーティを追放され幼馴染の初恋相手にも裏切られたので、助けた聖女と組むことにしたが後悔はない
巴雪夜
ファンタジー
クラウスは「パーティの邪魔だから」という理由でBランク冒険者のパーティから追放された。リーダーはクラウスの幼馴染とできており、彼が邪魔だったのだ。幼馴染も嘘をつきクラウスを外すことに同意する。そんな理由でと思いながらもクラウスはそれを受け入れて、パーティを離脱した。初恋相手であった幼馴染だが、そんな気持ちも裏切られては薄れてしまう。
一人、放浪しながらギルドで依頼をこなしていた彼は一人の少女と出会う。ブリュンヒルトと名乗った彼女は聖女であった。山賊紛いな輩から助けると、彼女は「お願いがあります」と言って護衛を頼んできた。護衛の依頼だけならばとクラウスは引き受ける。
そんな依頼から二人の物語は始まった。
クラウスがブリュンヒルトや仲間たちと過ごしながら自分の気持ちに向き合っていくお話になります。ハッピーエンド爆走しますのでご安心ください。
また、ご都合主義やモンスターにオリジナル設定・オリジナルモンスター等が含まれます。苦手な方はご注意ください。
この作品はカクヨム とpixivにも投稿しております。
※感想欄には誹謗中傷・批判・強い言葉遣い・アドバイス等は申し訳ありませんが、おやめくださいますようよろしくお願いします。
最強無敗の少年は影を従え全てを制す
ユースケ
ファンタジー
不慮の事故により死んでしまった大学生のカズトは、異世界に転生した。
産まれ落ちた家は田舎に位置する辺境伯。
カズトもといリュートはその家系の長男として、日々貴族としての教養と常識を身に付けていく。
しかし彼の力は生まれながらにして最強。
そんな彼が巻き起こす騒動は、常識を越えたものばかりで……。
特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった
なるとし
ファンタジー
鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。
特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。
武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。
だけど、その母と娘二人は、
とおおおおんでもないヤンデレだった……
第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。
月が導く異世界道中extra
あずみ 圭
ファンタジー
月読尊とある女神の手によって癖のある異世界に送られた高校生、深澄真。
真は商売をしながら少しずつ世界を見聞していく。
彼の他に召喚された二人の勇者、竜や亜人、そしてヒューマンと魔族の戦争、次々に真は事件に関わっていく。
これはそんな真と、彼を慕う(基本人外の)者達の異世界道中物語。
こちらは月が導く異世界道中番外編になります。
倒した魔物が消えるのは、僕だけのスキルらしいです
桐山じゃろ
ファンタジー
日常のなんでもないタイミングで右眼の色だけ変わってしまうという特異体質のディールは、魔物に止めを刺すだけで魔物の死骸を消してしまえる能力を持っていた。世間では魔物を消せるのは聖女の魔滅魔法のみ。聖女に疎まれてパーティを追い出され、今度は魔滅魔法の使えない聖女とパーティを組むことに。瞳の力は魔物を消すだけではないことを知る頃には、ディールは世界の命運に巻き込まれていた。
ギルドから追放された実は究極の治癒魔法使い。それに気付いたギルドが崩壊仕掛かってるが、もう知らん。僕は美少女エルフと旅することにしたから。
yonechanish
ファンタジー
僕は治癒魔法使い。
子供の頃、僕は奴隷として売られていた。
そんな僕をギルドマスターが拾ってくれた。
だから、僕は自分に誓ったんだ。
ギルドのメンバーのために、生きるんだって。
でも、僕は皆の役に立てなかったみたい。
「クビ」
その言葉で、僕はギルドから追放された。
一人。
その日からギルドの崩壊が始まった。
僕の治癒魔法は地味だから、皆、僕がどれだけ役に立ったか知らなかったみたい。
だけど、もう遅いよ。
僕は僕なりの旅を始めたから。
無能な悪役王子に転生した俺、推しの為に暗躍していたら主人公がキレているようです。どうやら主人公も転生者らしい~
そらら
ファンタジー
【ファンタジー小説大賞の投票お待ちしております!】
大人気ゲーム「剣と魔法のファンタジー」の悪役王子に転生した俺。
王族という血統でありながら、何も努力しない怠惰な第一王子。
中盤で主人公に暗殺されるざまぁ対象。
俺はそんな破滅的な運命を変える為に、魔法を極めて強くなる。
そんで推しの為に暗躍してたら、主人公がキレて来たんだが?
「お前なんかにヒロインと王位は渡さないぞ!?」
「俺は別に王位はいらないぞ? 推しの為に暗躍中だ」
「ふざけんな! 原作をぶっ壊しやがって、殺してやる」
「申し訳ないが、もう俺は主人公より強いぞ?」
※ カクヨム様にて、異世界ファンタジージャンル総合週間ランキング50位入り。1300スター、3500フォロワーを達成!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる