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【記念日お礼・Thanks to everyone】

フラグだったんじゃない!⑤

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辛い過去を語りながらも、ララさんはシッカリと前を向き話をしています。それと正反対なのがルイスです。さすがに事の重大性が理解できたのでしょう。ララさんはルイスに、キスを頼んだのでは無いのです。五年前のお礼を言いたかったのです。

しかしルイスはララさんを、群がるその他大勢と同じだと思い込みキスをしました。そうでは無いのだと必死に説明をするララさんを、鬱陶しいからと突き飛ばしたのです。更には気絶している女性を、通りかかった神官に任せました。例えその神官の人格を知らなかったとしても、腐敗した大神殿の内情を知っていたのです。見ず知らずの神官に任せるべきではありませんでした。もしも己が運んでいたならば、再度辛い目にあわずに済んだのです。

「ルイスわかる?貴方が誤解しなければ、最低この後の事件は起こらなかった。ララさんが伯爵様との縁談から、身を引く事も多分無かった。事件を知っても伯爵様は、子は望まない。悪化した男性恐怖症も、家族で治療しようといってくれていた。それ程に伯爵様はララさんを望んでくれていたの」

「…………」

「当時のルイスも大変だったのは理解してる。でも良く考えてみて?ララさんはルイスと同じよ。ルイスも大神官と聖女にセクハラされていた。言いなりになりたくないから、周囲も捩じ伏せる位の力を欲して努力した。それは凄いと思う。並大抵の努力では出来ないことよね?」

「アリー……」

「そしてルイスはそれを成しえた。でもね?出来ない人たちもいるの。私だってスキルが使用できなかったら、何度も危険な目にあってるわ。神殿騎士に組み敷かれた時は、スキル復活が間に合わない覚悟もした。本当に怖かった。ルイスも女性嫌いだったなら、ララさんが男性恐怖症になった理由も、その気持ちもわかるはずよね?」

「……。……。…………」

ルイスが多分、何かを言葉にしようとしているのでしょう。苦し気な顔をし、何度も話そうと顔を上げます。

「ママ!お迎えが来たよー」

人の気配を感じ、私は慌てて結界をはずします。ほぼ同時にリズちゃんが、ララさんを呼びました。どうやら、伯爵様も到着した様です。私はリズちゃんに、伯爵様へのおもてなしを頼みました。伯爵様も快く待って下さいます。

甘いものが苦手だという伯爵様の為に、コーヒー豆で作ったクッキーにムース。甘さ控えめな紅茶のパウンドケーキを用意しました。温かいコーヒーと紅茶を用意し、後はリズちゃんにお任せです。グレイももう少し宜しくね。

私が席に戻ると、ララさんが席を立ちます。ララさんはルイスの前に立ち、綺麗なお辞儀をしました。そして座ったままのルイスに話しかけます。

「ルイスさん。もう十年にもなります。その節は私とお腹の中のリズを助けて戴き、本当に有り難うございました。今更でしょうが、キチンとお礼だけは言わせて下さい。本当に有り難うございました」

ララさんは再度頭を下げます。ルイスは慌てて席を立ちました。

「確かに教会でも、ルイスさんの噂は沢山聞きました。私を助けたつもりは無かった。その噂からも、五年前のことからも、私は身に染みて理解しました。しかし悪い噂ばかりではありませんでした。唯一まともな聖職者だと。あの大神官や聖女にも負けない。下々の人々には希望の光だったのです」

ルイスは確かに女性には冷たかったそうです。しかし表面的には繕っていました。そのため若いのに、己に厳しい厳格な聖職者だと思われていたそうです。だからこそ他人にも厳しいのだと。

ルイスは大神官と聖女に媚びる人々には特に厳しく、その毒舌にかなりの神官がやめていきました。また地位を築いて見習いを指導する側になると、修行で落ちこぼれた輩を、容赦なくやめさせたのです。これに対してのルイスへの批判が広まる中、擁護する者も多数いました。ルイスがやめさせた神官見習いは、殆どが弱者になりえそうな者ばかりでした。やがて腐敗に飲み込まれ己を見失う。被害者にも加害者にもなりうる。そんな者たちばかり。実際にやめずにルイスの元を離れても、聖女のお付きに選ばれ精神を病んでしまったりと、破滅の道を進む者たちばかりだったそうです。

やがてこの擁護する側が暴走し、ルイスを旗印にして、大神官と聖女を引きずり落とそうと目論みました。大神殿とこの両者が睨みあう隙を見て、ルイスは大神殿を出奔したのです。

「そうですね。私は無能が大嫌いなのです。ゲスに虐げられる弱者も嫌いです。だからそうなる前に排除したのです。誰の為でもありません。己の為です。ですからお礼は要りません。私はお礼を言われる様な人間では無いのです」

ルイスも意地っ張りだよね。確かにそうかもしれない。でもなら見て見ぬふりだって出来たじゃない。それが出来ないんだよね。何だかんだ言っても、内心では色々考えてるんだよね。

「ルイス君。私からもお礼を言わせて貰おう。ララを助けてくれて感謝する。リズを助けてくれて有り難う。君はまだ若い。嫌いだから排除した。己の為。それの何が悪いんだ?それで利を得る者がいた。利を得たからお礼を言う。人間として当たり前だ」

そうです。己の事すらキチンと、出来ない人たちが多いのですから……。

「なぜ自分を貶める?当時の君はまだ子供だ。本来なら親に保護されるべき歳だ。己のことで精一杯で可笑しくないんだ。もっと自分に自信を持ちなさい。お礼は素直にうければよい」

「ルイスさん!パパと間違えてごめんなさい。私のパパはハイルさんだよ。ママと結婚したの。ルイスさんは私とママの恩人なんだって。だからパパも感謝してるんだって。ありがとう!」

いつの間にか、伯爵様とリズちゃんが、私たちの側に来ていました。

五年前に再婚をお断りされてからも、伯爵様はララさんとリズちゃんを見守っていました。孤児院へ援助をし、馴れないながらもボランティアに参加する。ララさんはクッキーを焼いていたので気づきませんでしたが、リズちゃんは型抜き専門です。簡単なお手伝いをしにきていた、伯爵様と仲良しになっていたのです。私も知っています。よく二人でクッキーの型抜きをしていました。そんなリズちゃんが、ララさんのかたくなな心をとかしたのです。もちろん、伯爵様の優しさもあります。

「ララさん。覚えていなくて申し訳ございません。わざわざお礼を有り難うございます。そして五年前の私の勘違いで、貴女を傷つけた事に謝罪致します。申し訳ございませんでした」

「そんな……謝らないで下さい。ルイスさんはなにも悪いことは……」

「利を得たからお礼を言う。被害を与えてしまったから謝罪をする。伯爵様の言われた通りです。どちらも人間として当たり前のことです。私の謝罪も受け取って下さい。でなければ私は、一生後悔したままでしょう。お願い致します」

「……はい。謝罪を受けとります。私こそ本当に有り難うございました」

伯爵様がララさんを引き寄せ抱き締めます。その耳元で何かを囁きました。ララさんがなぜか真っ赤になりました。耳まで真っ赤です。どうしたのでしょう?

「ではこれで手打ちだ。ルイス君。これからも多分、パーティーなどで会う機会があるだろう。その際は、妻とリズの味方になってくれ。私は二人を正式に妻と娘として迎えた。社交界では風当たりも強いだろう。もちろん、私が全力で守る。しかし君とアリーさんの後ろ楯は心強い。宜しくな!」

すみません。私は全て知っています。全て私と伯爵様で、段取り済みだったのです。伯爵様は、ライラが嫁いだ侯爵家の血筋でした。ライラの実家の公爵家で、何度かお会いした事があったのです。なのでお料理教室で、私は伯爵様に気付いたのです。(具体的な相談は、伯爵様からされました)しかし話し合いが、いきなり今日になるとは、思ってもいませんでしたが。

伯爵様はルイスに手を差し出します。しっかりと握りしめあう二人。私も手を差し出しララさんと握りあい、伯爵様とも握手します。ルイスがララさんにも手を差しのべました。ララさんは震える手をルイスの手の平に乗せます。ルイスは軽く握り、伯爵様の手に戻しました。

伯爵様は、握手を心配していた様です。震えてはいましたが、無事に出来て良かったです。ルイスもキチンと気を使えましたね。

「それでは私たちは失礼致します。ご馳走さまでした」

伯爵様とララさんの手に、リズちゃんがぶら下がります。三人で仲良く帰宅する様です。突如伯爵様が振り向きました。

「そうだ!アリーさん。まだ先になるが、祝いのパーティー料理は君に頼みたい。君の努力はもちろんだが、我々も努力したぞ。ライラの所も生まれたし、君たちも同時期なら楽しいぞ!ワハハ!」

ララさんが顔を真っ赤にしています。先程の内緒話は、このお話だったのですね。おめでたいお話で良かったです。苦労したかいがありました。無事に実を結んだ様です。

「私に弟か妹が出来るのー」

リズちゃんも嬉しそうです。

「任せて下さい。素敵なお披露目会にしますよ」

互いに手をふりあい、お別れしました。ルイスに視線を向けます。お兄ちゃんズにザックも、成り行きをじっと見守ってくれています。

さてルイスさん?

「結婚の祝いでは無いのですか?弟か妹?子は望めないのでは?」

先ずはそこなのですか?先に私になにか言うことはないのでしょうか?

「ルイスが嫉妬深いから、突如明かされた事実だ。本当ならもう少し、しっかりと段取りをつけてからの予定だった。まあルイスは助かったな。本来なら、ライラさんに新大神官も呼ぶつもりだったんだぞ」

お兄ちゃんがルイスに伝えます。

「な……なぜフォードまで……」

……身に覚えは無いのですか?

「ルイスが何かとフォードとのキスを引き合いに出すからよ!しかもまだ疑ってるんですって?前に話したけど、大神殿ではシスターの割合を増やしてるの。将来的には半々が理想よね。フォードはそれで忙しくて、今はお料理教室にも来ていません!なのにまだ二人きりで会ってるとか、気を許しすぎだとか!グダグダ言ってると聞いたわよ!そんなに私が信じられないの?」

ルイスがだんまりになりました。仕方ないですね。先の質問には答えましょう。しかし根本的な解決はまだですよ?安心しないで下さいね。

*****
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