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22 Side ヴィーオ③ (襲われる※)
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超絶ザワザワ回。閲覧要注意!
∞⌘∞・∞⌘∞・∞⌘∞・∞⌘∞・∞⌘∞・∞⌘∞・∞⌘∞・∞⌘∞・∞⌘∞・∞⌘∞
その罠には足止めをするだけではなく、一気に足元から痺れてくる類の魔法も付与されていた。
海沿いの方ならまだしも、この内陸側の街道は人通りが少ないと聞いている。
このままでは、いつ解放されるか分からない。先が読めない・・・。
手に痺れが来る前に、オレは慌てて「厄介ごとに巻き込まれた」旨を伝える伝書をアリーシャに向けて飛ばした。
その後すぐに、手が痺れ始めた。
まずは近くのギルド宛に伝書を飛ばすべきだったかもしれない。
と思っていたオレに、後ろからゾッとする声がかけられた。
「あら。私のことを待っていてくれたのかしら。ダーリン?」
それはギルドからどうやってか逃げ出してきたらしい、イルザの声だった。
動けないオレの見ている前で自分のブラウスの中に手を突っ込むと、イルザは胸元からびっくりするほど大きくて頑丈な鉄の扉を飛び出させた。
どうやら胸元の内ポケットを、マジックバッグ代わりに使っているらしい。
便利そうだな。いや、かえって不便か?
呆然と見ているオレのほうを振り返ったイルザが、パチンと指を鳴らす。
するとオレの意志に反して、自分の足が扉に向かって歩き始めた。
「おいっ、やめろ! いやだ、やめろ!!」
そう叫ぶオレの制止など、イルザが聞くワケがなかった。
気がつけばオレは、ベッドの上に押し倒されていた。
そこからは悪夢の時間だった。
“魅了“
”幻惑“
”媚薬“
“感覚向上”・・・
ありとあらゆる“ソレ“用の魔法をかけられ、肉体的にも直接刺激を与えられ。
オレはイルザの発情期の相手を強要させられた。
“幻惑”のせいで、オレの目には“アリーシャが“、様々な“いかがわしい“手段でオレを勃たせようとしてくるように見えていた。
だけど身体が感じているのはアリーシャのものとは全く違うピリピリとした魔力。
コレはチガウ! この魔力はチガウ!
と、あらゆるソレ用魔法をかけられているにも関わらず、身体中がイルザを全力で否定し、拒否した。
やがてどう頑張っても拒否し続けるオレの身体にいい加減苛立ったイルザが、魔法で俺を拘束し、オレのソコだけを魔法で物理的に固くすると、いきなり咥え込んでひとりで勝手にコトを進め始めた。
無理矢理、吐き出させられた・・・。
イルザとの魔力の混じり合いは、“混じり合い“ですらなかった。
混じり合わなかった。
イルザの魔力がひとりで勝手に盛大にスパークしていて、オレの魔力はというと、光る間もなく霧散していく。
魔力の針で全身を刺されるような、痛みを伴う最低のセックスだった。
拷問でしかなかった。
3日ほどの発情期の間、イルザは理性をトばし、激情と興奮と怒りに呑まれながらオレを犯した。
4日目は、その勢いの惰性で犯された。
5日目に入って、ようやく理性が戻ってきたらしいイルザが、ふと我にかえり
「何よ、何が伝説級の凄いセックスよ。これじゃぁ、マヴェーラの男たちのほうが、圧倒的にマシじゃないのよ!!」
と逆ギレして、脱ぎ捨ててあった彼女の服を着込むと
「ふんっ。しばらくここで頭を冷やすと良いわ」
とワケの分からない捨てゼリフを吐き捨てて、出て行ってしまった。
それからしばらく時間が経って、魔法をかけ続けられておかしくなっていた身体の感覚が戻り、慌ててドアを開けようとしたが、どう頑張っても開けることは出来なかった。
物置の中にあったスコップなどで壊そうとしても、テコの原理で開けてみようとしても、扉はビクともしなかった。
イルザの内ポケットから出てきたこの物置は、またその内ポケットへと戻されてしまったのかもしれなかった。
オレは、イルザによって完全に閉じ込められてしまったことを悟った。
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その罠には足止めをするだけではなく、一気に足元から痺れてくる類の魔法も付与されていた。
海沿いの方ならまだしも、この内陸側の街道は人通りが少ないと聞いている。
このままでは、いつ解放されるか分からない。先が読めない・・・。
手に痺れが来る前に、オレは慌てて「厄介ごとに巻き込まれた」旨を伝える伝書をアリーシャに向けて飛ばした。
その後すぐに、手が痺れ始めた。
まずは近くのギルド宛に伝書を飛ばすべきだったかもしれない。
と思っていたオレに、後ろからゾッとする声がかけられた。
「あら。私のことを待っていてくれたのかしら。ダーリン?」
それはギルドからどうやってか逃げ出してきたらしい、イルザの声だった。
動けないオレの見ている前で自分のブラウスの中に手を突っ込むと、イルザは胸元からびっくりするほど大きくて頑丈な鉄の扉を飛び出させた。
どうやら胸元の内ポケットを、マジックバッグ代わりに使っているらしい。
便利そうだな。いや、かえって不便か?
呆然と見ているオレのほうを振り返ったイルザが、パチンと指を鳴らす。
するとオレの意志に反して、自分の足が扉に向かって歩き始めた。
「おいっ、やめろ! いやだ、やめろ!!」
そう叫ぶオレの制止など、イルザが聞くワケがなかった。
気がつけばオレは、ベッドの上に押し倒されていた。
そこからは悪夢の時間だった。
“魅了“
”幻惑“
”媚薬“
“感覚向上”・・・
ありとあらゆる“ソレ“用の魔法をかけられ、肉体的にも直接刺激を与えられ。
オレはイルザの発情期の相手を強要させられた。
“幻惑”のせいで、オレの目には“アリーシャが“、様々な“いかがわしい“手段でオレを勃たせようとしてくるように見えていた。
だけど身体が感じているのはアリーシャのものとは全く違うピリピリとした魔力。
コレはチガウ! この魔力はチガウ!
と、あらゆるソレ用魔法をかけられているにも関わらず、身体中がイルザを全力で否定し、拒否した。
やがてどう頑張っても拒否し続けるオレの身体にいい加減苛立ったイルザが、魔法で俺を拘束し、オレのソコだけを魔法で物理的に固くすると、いきなり咥え込んでひとりで勝手にコトを進め始めた。
無理矢理、吐き出させられた・・・。
イルザとの魔力の混じり合いは、“混じり合い“ですらなかった。
混じり合わなかった。
イルザの魔力がひとりで勝手に盛大にスパークしていて、オレの魔力はというと、光る間もなく霧散していく。
魔力の針で全身を刺されるような、痛みを伴う最低のセックスだった。
拷問でしかなかった。
3日ほどの発情期の間、イルザは理性をトばし、激情と興奮と怒りに呑まれながらオレを犯した。
4日目は、その勢いの惰性で犯された。
5日目に入って、ようやく理性が戻ってきたらしいイルザが、ふと我にかえり
「何よ、何が伝説級の凄いセックスよ。これじゃぁ、マヴェーラの男たちのほうが、圧倒的にマシじゃないのよ!!」
と逆ギレして、脱ぎ捨ててあった彼女の服を着込むと
「ふんっ。しばらくここで頭を冷やすと良いわ」
とワケの分からない捨てゼリフを吐き捨てて、出て行ってしまった。
それからしばらく時間が経って、魔法をかけ続けられておかしくなっていた身体の感覚が戻り、慌ててドアを開けようとしたが、どう頑張っても開けることは出来なかった。
物置の中にあったスコップなどで壊そうとしても、テコの原理で開けてみようとしても、扉はビクともしなかった。
イルザの内ポケットから出てきたこの物置は、またその内ポケットへと戻されてしまったのかもしれなかった。
オレは、イルザによって完全に閉じ込められてしまったことを悟った。
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