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第十三章(最終章)
第174話 かくさ
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「ヤバ。このタイミングで魔王とかマジ…?」
蘭との熱い肉弾戦を繰り広げていたユリだったが、いきなり後方に極大の魔の気を感じて顔面を青くする。
古来魔王に対抗できるのは『勇者』だけであり「雑魚相手に調子に乗って先行しすぎた勇者と睦美らを分断させ、勇者の手の届かない場所に現れた魔王が後方の仲間を蹂躙する」という作戦にまんまと乗ってしまったのだと焦るユリ。
まぁ最初からそんな作戦ではなく全てが偶然の産物であるわけなのだが、状況だけを見ればそんなユリの考える『最悪な展開』になってしまっていたのは間違いない。
『このウマナミなんとかって娘、力が強いだけじゃなくて格闘センスもあるわ。普通に離脱するのは難しいか…』
蘭に一瞬でも隙が作れれば、この場を離脱して魔王への対処が出来る。そうしないと勇者ではない(=魔王に対抗し得ない)睦美らは成すすべもなく魔王に殺されてしまうだろう。
『奇策に頼りたくは無いけど仕方ないっ!』
「輝け聖剣! 《リリィフラッシュ》!!」
ユリの持つ聖剣『光の百合』の刀身は普段から淡い光を発しているが、ユリの「リリィフラッシュ」の掛け声でその光量を一時的に数百倍まで上げる事が出来る。
その光によって眼前の敵を眩惑させて活路を切り拓く技は、騎士道精神に反する事からユリは好んではいなかったが、かつての魔王デムス軍との戦いでは必要にかられて幾度となく使用してきた戦法である。
今ここで蘭の足止めが出来れば、瞬時に睦美らの元に戻って魔王に立ち向かえる、とユリは考える。
ユリの掛け声と共に聖剣『光の百合』は周囲の者の目を眩ますほどに強い光を放った。
ユリの遥か後方で……。
「しまったぁぁっ! 聖剣置いてきちゃったよぉ!」
ユリは今しばらく、蘭の猛攻をその身で耐え凌がざるを得なくなったのだった。
☆
ユリの聖剣が光ったのと、魔王の投げた巨石を割って大豪院らが出てきたのはほとんど同時であった。
図らずもユリの聖剣の太陽の如き煌めきは、その場にいた全員の視覚を襲い目を眩ませた。
その光は魔王ギルと油小路を容赦なく襲い、彼らの視覚を一時的にだが封じる事に成功していた。
更に大豪院らを含むマジボラ一行も閃光の洗礼を浴びた訳だが、大豪院の砕いた巨石の破片が無数に宙を舞い、夥しい光量の殆どから遮ってくれた。
結果ユリの聖剣は大きく睦美達の救援に貢献したのである。
刹那の混乱からいち早く飛び出したのは久子、瞬時に身体能力を限界ギリギリの100倍まで強化したパンチを魔王目掛けて叩き込まんと突撃する。
対する魔王は防御の構えを取らない。閃光に幻惑されたままなのか、防御どころか悠然と立っているだけで、久子が見えていないのかと思えるほどのノーリアクションだった。
魔族側の幹部は魔法を遮断する『邪魔具』を標準装備しているが、久子の『強化』は自身或いは他の対象を文字通り強化する魔法であり、強化された体での打撃は魔法扱いにはならない。
魔王が久子の攻撃を魔法によるものだと油断していたのなら、久子のパンチによって魔王へのダメージは致命的打撃必至であろう。
久子の渾身の一撃が魔王の左頬を捉える。同事に『ゴキボギッ』と複数の… 恐らく骨が折れる音が周囲に轟く。
「ぎゃぁぁぁぁぁっ!!」
しかし悲鳴を上げたのは久子の方だった。たった今魔王を殴りつけた右手を手首から押さえ、苦悶の表情で魔王を睨みつける様に見上げる。
「弱い…」
全力の久子に顔面を殴られたにも関わらず痣一つ浮かんでいない魔王が、事務的とさえ思えるほど平然と久子の腹を殴り飛ばした。
撃ち上げられた砲弾の如く彼方へと飛ばされそうになった久子だったが、睦美が久子に向かって手を伸ばした瞬間、物理法則を無視した様に上空で突如ピタリと静止する。
睦美の魔法によって空中に『固定』され、魔法が解かれて自然落下する久子の体をアンドレがしっかりと受け止めた。
「ヒザ子!」
「久子先輩!」
睦美とつばめ、そして御影が久子を抱いたアンドレに駆け寄る。久子は魔王の攻撃を受ける直前に、その力の全てを防御に回して致命傷をこそ避けたのものの、それでも数本の肋骨を折る程度のダメージは突き抜けて来た様だ。
「大丈夫です… 生きてます…」
弱々しく報告する久子だが、右手の拳骨と肋骨、命に別条は無いが骨折は重傷である。
マジボラの中でも最も腕力の強い久子ですら、この様に羽虫の如き扱いだった。改めて魔王ギルの力に戦慄するマジボラ一行。
魔王の追撃に備えて魔王と油小路を注視していたアグエラだったが、彼らはその場を動かずにいた。
正確には油小路は久子にトドメを刺そうと動く気配を見せたのだが、『余計な真似をするな』との魔王の無言の圧力に従って攻撃の手を解除したのだ。
微動だにしない魔王の視線の先には大豪院がおり、大豪院もまた魔王への揺るぎ無い視線を送り返していた。
大豪院と魔王、2人の漢は同事に足を踏み出し手の届く距離にまで近付くと、示し合わせたわけでも無いのに両手を広げ、そのまま互いの両手を握り合って力比べが始まった。
☆
「つばめ…」
「つばめちゃん、私は大丈夫だから… つばめちゃんは気にせず… あぅっ…」
パワーゲームに興じる大豪院と魔王を尻目にマジボラ一行… いや、つばめも重大な選択を強いられていた
痛みに苦しむ久子の横で睦美はつばめに縋る様な視線を送る。言うまでも無く、つばめに久子の治療を願っているのだ。
久子もつばめの事情は十分に分かっている。なのでつばめが治癒の魔法を使わずに済むように、健気にも痛みに耐えて何でもない振りをしていた。
そしてつばめは、そんな2人を交互に見遣ると小さく息を吐き「変態」と呟いたのだった……。
蘭との熱い肉弾戦を繰り広げていたユリだったが、いきなり後方に極大の魔の気を感じて顔面を青くする。
古来魔王に対抗できるのは『勇者』だけであり「雑魚相手に調子に乗って先行しすぎた勇者と睦美らを分断させ、勇者の手の届かない場所に現れた魔王が後方の仲間を蹂躙する」という作戦にまんまと乗ってしまったのだと焦るユリ。
まぁ最初からそんな作戦ではなく全てが偶然の産物であるわけなのだが、状況だけを見ればそんなユリの考える『最悪な展開』になってしまっていたのは間違いない。
『このウマナミなんとかって娘、力が強いだけじゃなくて格闘センスもあるわ。普通に離脱するのは難しいか…』
蘭に一瞬でも隙が作れれば、この場を離脱して魔王への対処が出来る。そうしないと勇者ではない(=魔王に対抗し得ない)睦美らは成すすべもなく魔王に殺されてしまうだろう。
『奇策に頼りたくは無いけど仕方ないっ!』
「輝け聖剣! 《リリィフラッシュ》!!」
ユリの持つ聖剣『光の百合』の刀身は普段から淡い光を発しているが、ユリの「リリィフラッシュ」の掛け声でその光量を一時的に数百倍まで上げる事が出来る。
その光によって眼前の敵を眩惑させて活路を切り拓く技は、騎士道精神に反する事からユリは好んではいなかったが、かつての魔王デムス軍との戦いでは必要にかられて幾度となく使用してきた戦法である。
今ここで蘭の足止めが出来れば、瞬時に睦美らの元に戻って魔王に立ち向かえる、とユリは考える。
ユリの掛け声と共に聖剣『光の百合』は周囲の者の目を眩ますほどに強い光を放った。
ユリの遥か後方で……。
「しまったぁぁっ! 聖剣置いてきちゃったよぉ!」
ユリは今しばらく、蘭の猛攻をその身で耐え凌がざるを得なくなったのだった。
☆
ユリの聖剣が光ったのと、魔王の投げた巨石を割って大豪院らが出てきたのはほとんど同時であった。
図らずもユリの聖剣の太陽の如き煌めきは、その場にいた全員の視覚を襲い目を眩ませた。
その光は魔王ギルと油小路を容赦なく襲い、彼らの視覚を一時的にだが封じる事に成功していた。
更に大豪院らを含むマジボラ一行も閃光の洗礼を浴びた訳だが、大豪院の砕いた巨石の破片が無数に宙を舞い、夥しい光量の殆どから遮ってくれた。
結果ユリの聖剣は大きく睦美達の救援に貢献したのである。
刹那の混乱からいち早く飛び出したのは久子、瞬時に身体能力を限界ギリギリの100倍まで強化したパンチを魔王目掛けて叩き込まんと突撃する。
対する魔王は防御の構えを取らない。閃光に幻惑されたままなのか、防御どころか悠然と立っているだけで、久子が見えていないのかと思えるほどのノーリアクションだった。
魔族側の幹部は魔法を遮断する『邪魔具』を標準装備しているが、久子の『強化』は自身或いは他の対象を文字通り強化する魔法であり、強化された体での打撃は魔法扱いにはならない。
魔王が久子の攻撃を魔法によるものだと油断していたのなら、久子のパンチによって魔王へのダメージは致命的打撃必至であろう。
久子の渾身の一撃が魔王の左頬を捉える。同事に『ゴキボギッ』と複数の… 恐らく骨が折れる音が周囲に轟く。
「ぎゃぁぁぁぁぁっ!!」
しかし悲鳴を上げたのは久子の方だった。たった今魔王を殴りつけた右手を手首から押さえ、苦悶の表情で魔王を睨みつける様に見上げる。
「弱い…」
全力の久子に顔面を殴られたにも関わらず痣一つ浮かんでいない魔王が、事務的とさえ思えるほど平然と久子の腹を殴り飛ばした。
撃ち上げられた砲弾の如く彼方へと飛ばされそうになった久子だったが、睦美が久子に向かって手を伸ばした瞬間、物理法則を無視した様に上空で突如ピタリと静止する。
睦美の魔法によって空中に『固定』され、魔法が解かれて自然落下する久子の体をアンドレがしっかりと受け止めた。
「ヒザ子!」
「久子先輩!」
睦美とつばめ、そして御影が久子を抱いたアンドレに駆け寄る。久子は魔王の攻撃を受ける直前に、その力の全てを防御に回して致命傷をこそ避けたのものの、それでも数本の肋骨を折る程度のダメージは突き抜けて来た様だ。
「大丈夫です… 生きてます…」
弱々しく報告する久子だが、右手の拳骨と肋骨、命に別条は無いが骨折は重傷である。
マジボラの中でも最も腕力の強い久子ですら、この様に羽虫の如き扱いだった。改めて魔王ギルの力に戦慄するマジボラ一行。
魔王の追撃に備えて魔王と油小路を注視していたアグエラだったが、彼らはその場を動かずにいた。
正確には油小路は久子にトドメを刺そうと動く気配を見せたのだが、『余計な真似をするな』との魔王の無言の圧力に従って攻撃の手を解除したのだ。
微動だにしない魔王の視線の先には大豪院がおり、大豪院もまた魔王への揺るぎ無い視線を送り返していた。
大豪院と魔王、2人の漢は同事に足を踏み出し手の届く距離にまで近付くと、示し合わせたわけでも無いのに両手を広げ、そのまま互いの両手を握り合って力比べが始まった。
☆
「つばめ…」
「つばめちゃん、私は大丈夫だから… つばめちゃんは気にせず… あぅっ…」
パワーゲームに興じる大豪院と魔王を尻目にマジボラ一行… いや、つばめも重大な選択を強いられていた
痛みに苦しむ久子の横で睦美はつばめに縋る様な視線を送る。言うまでも無く、つばめに久子の治療を願っているのだ。
久子もつばめの事情は十分に分かっている。なのでつばめが治癒の魔法を使わずに済むように、健気にも痛みに耐えて何でもない振りをしていた。
そしてつばめは、そんな2人を交互に見遣ると小さく息を吐き「変態」と呟いたのだった……。
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