45 / 209
第三章
第45話 まぼろし
しおりを挟む
「へぇ、魔法を使うとか言うからてっきり寸胴鍋で怪しげな煮物でも作ってるのかと思ったけど違うんだねぇ」
マジボラの部室に着くなりの御影の第一声である。この特異な状況に物怖じする事なく、どこかのアトラクションに遊びに来たかの様な緊張感の無さは、御影の人柄を語る上で欠かせない要素となっていた。
「何だか随分大物のオーラを持ってる奴ね。つばめの知り合いって変な子しか居ないのかしら?」
「ですねぇ、『類は友を呼ぶ』的な感じでしょうかねぇ…?」
「そこ、聞こえてますから!」
御影のリアクションを見て睦美が久子に耳打ちし、そこからの会話をつばめが拾う、というコントを見て今度は御影が大きく笑い声を上げる。
「さすがブーメラン芸のつばめちゃんだね。ユニークな先輩たちだ」
「もう! 何で毎回そうやって『お前が言うな大会』になっちゃうんですか?! とりあえずちゃちゃっと済ませて御影くんを返してあげないと、ファンの女の子たちがここに雪崩れ込んできますよ?」
つばめの言う事も尤もである。単なるギャラリーならまだしも、暴徒に変化した女生徒らを相手にして要らぬ労力を費やすべきでは無い。
早速御影には変態バンドが渡され手順が説明される。御影がバンドを巻いた場所は右膝の上10cm程の太腿であった。
そして御影にだけ聞こえる呪文のイメージは……。
「ふむ、『ジャズ歌手シャンソン歌手』か… これを唱えれば良いのかな?」
御影がつばめに問う。つばめは頷きながら、
「うん、でも変身(変態とは言いたくない)してからの方が良いよ。じゃないと疲労感半端ないから」
「なるほど、了解だ。これでいいのかな? 『変態!』」
御影はその場でつま先立ちからクルリと綺麗な一回転を見せ、「フゥーっ!」の声と共に往年のディスコキングの様な左手を腰に当て、右手を高く上に掲げた。
いつもの様にバンドから多数のリボンが発生し御影を取り巻く。その中から現れたのは緑色を基調とした新たな魔法少女「フリーダムフローラル」である。
つばめの様にフリフリとした装飾はほとんど無く、おとぎ話に出てくる『狩人』に近い出で立ちである。下半身も他の者は全員スカートだが、御影だけは彼女の運動神経に揃えたのか、動きやすそうなショートパンツだった。
「へぇー、凄い凄い! 本当に変身しちゃったよ。しかも私の好みの感じでイイね!」
綿子と同様に部室の姿見を凝視しながら、興奮醒めやらぬ様子で御影が自己評価を下す。どうやら気に入ってもらえたらしい。
「緑色の髪の毛はともかく、この薄い緑色の瞳はとても気に入ったよ。ずっと鏡を見ていたいほどだ」
御影の整った顔立ちに加えて文字通りの碧眼まで備え、そのボーイッシュな衣装の組み合わせは本当に漫画の中の王子様の様であり、沖田派のつばめですら一瞬心を奪われそうになる。
「気に入ってもらえたなら重畳ね。さ、これに魔法を使ってみて」
睦美が綿子の時と同様に、御影に拾ってきた棒きれを渡す。
御影は大きく息を吸って精神を整えた後、
「ジャズ歌手シャンソン歌手!」
と全く淀み無く完璧な滑舌で呪文を唱えた。
すると御影の手の中の棒きれの輪郭が薄れはじめ、遂には消え失せてしまった。
「見えなくなったけど、まだ私の手の中に棒はあるよ」
御影が手を離す仕草をすると『からん』という音と共に見えない何かが床に落ちる音がした。
「消えたという事は、御影くんの能力って『透明化』なんでしょうかね…?」
つばめの呟きに睦美も久子もまた答える術を持たない。
「…ジャズ歌手シャンソン歌手!」
つばめたち全員が床にある見えない棒に目を奪われていると、御影が突然2度目の呪文を唱えた。
次の瞬間、御影の姿が消え部室にいるつばめが2人になった。
片方のつばめは驚きで口元に手を当て、もう片方のつばめは楽しげにニヤついた顔をしている。
「ジャズ歌手シャンソン歌手!」
ニヤついた側のつばめが 三度呪文を唱え、普段睦美がやっている様に指をパチンと鳴らす。
次は驚いた側のつばめの顔だけが一瞬にして睦美の顔になっていた。
「アハハハハハっ、楽しいねぇコレ!」
『つばめの顔をしたつばめ』が大笑いし、再び指を鳴らすと全ての術は解け、棒きれは床に出現し、つばめの顔はもとに戻り、もう一人のつばめの姿は御影に変わった。
「…これは『幻術』で確定ね…」
呆気にとられた面々の中でいち早く正気に戻った睦美がポツリと呟いた。思えば過去の魔法少女は、全員が初魔法の時はおっかなびっくりで臨んでいたものだった。
しかしこの御影という人物、いとも簡単に呪文を唱え、その天性の才覚からか、その場で幾パターンもの効果を作り出し同時に展開して見せた。
「凄いですねぇ…」
久子の呟きは御影の魔法そのものでは無く、その順応性と応用力に向けられていた。
初めて変態したのはほんの1分前なのに、もう熟練の魔法少女の如く自在に魔法を使いこなしている。しかも3回もの連続使用にも関わらず、御影の表情には微塵も疲労の色が見られない。
「イタズラ以外に使い道が無さそうだけど、こんな力で役に立つならいつでも呼んで欲しい。 尤も応えられるかどうかはスケジュール次第だけど」
そんな言葉を残して、変態を解いた御影は笑顔でマジボラから去っていった。まさかマジボラ部室から出待ちされていたのか? と勘繰られる程の大量の女子生徒に囲まれながら……。
マジボラの部室に着くなりの御影の第一声である。この特異な状況に物怖じする事なく、どこかのアトラクションに遊びに来たかの様な緊張感の無さは、御影の人柄を語る上で欠かせない要素となっていた。
「何だか随分大物のオーラを持ってる奴ね。つばめの知り合いって変な子しか居ないのかしら?」
「ですねぇ、『類は友を呼ぶ』的な感じでしょうかねぇ…?」
「そこ、聞こえてますから!」
御影のリアクションを見て睦美が久子に耳打ちし、そこからの会話をつばめが拾う、というコントを見て今度は御影が大きく笑い声を上げる。
「さすがブーメラン芸のつばめちゃんだね。ユニークな先輩たちだ」
「もう! 何で毎回そうやって『お前が言うな大会』になっちゃうんですか?! とりあえずちゃちゃっと済ませて御影くんを返してあげないと、ファンの女の子たちがここに雪崩れ込んできますよ?」
つばめの言う事も尤もである。単なるギャラリーならまだしも、暴徒に変化した女生徒らを相手にして要らぬ労力を費やすべきでは無い。
早速御影には変態バンドが渡され手順が説明される。御影がバンドを巻いた場所は右膝の上10cm程の太腿であった。
そして御影にだけ聞こえる呪文のイメージは……。
「ふむ、『ジャズ歌手シャンソン歌手』か… これを唱えれば良いのかな?」
御影がつばめに問う。つばめは頷きながら、
「うん、でも変身(変態とは言いたくない)してからの方が良いよ。じゃないと疲労感半端ないから」
「なるほど、了解だ。これでいいのかな? 『変態!』」
御影はその場でつま先立ちからクルリと綺麗な一回転を見せ、「フゥーっ!」の声と共に往年のディスコキングの様な左手を腰に当て、右手を高く上に掲げた。
いつもの様にバンドから多数のリボンが発生し御影を取り巻く。その中から現れたのは緑色を基調とした新たな魔法少女「フリーダムフローラル」である。
つばめの様にフリフリとした装飾はほとんど無く、おとぎ話に出てくる『狩人』に近い出で立ちである。下半身も他の者は全員スカートだが、御影だけは彼女の運動神経に揃えたのか、動きやすそうなショートパンツだった。
「へぇー、凄い凄い! 本当に変身しちゃったよ。しかも私の好みの感じでイイね!」
綿子と同様に部室の姿見を凝視しながら、興奮醒めやらぬ様子で御影が自己評価を下す。どうやら気に入ってもらえたらしい。
「緑色の髪の毛はともかく、この薄い緑色の瞳はとても気に入ったよ。ずっと鏡を見ていたいほどだ」
御影の整った顔立ちに加えて文字通りの碧眼まで備え、そのボーイッシュな衣装の組み合わせは本当に漫画の中の王子様の様であり、沖田派のつばめですら一瞬心を奪われそうになる。
「気に入ってもらえたなら重畳ね。さ、これに魔法を使ってみて」
睦美が綿子の時と同様に、御影に拾ってきた棒きれを渡す。
御影は大きく息を吸って精神を整えた後、
「ジャズ歌手シャンソン歌手!」
と全く淀み無く完璧な滑舌で呪文を唱えた。
すると御影の手の中の棒きれの輪郭が薄れはじめ、遂には消え失せてしまった。
「見えなくなったけど、まだ私の手の中に棒はあるよ」
御影が手を離す仕草をすると『からん』という音と共に見えない何かが床に落ちる音がした。
「消えたという事は、御影くんの能力って『透明化』なんでしょうかね…?」
つばめの呟きに睦美も久子もまた答える術を持たない。
「…ジャズ歌手シャンソン歌手!」
つばめたち全員が床にある見えない棒に目を奪われていると、御影が突然2度目の呪文を唱えた。
次の瞬間、御影の姿が消え部室にいるつばめが2人になった。
片方のつばめは驚きで口元に手を当て、もう片方のつばめは楽しげにニヤついた顔をしている。
「ジャズ歌手シャンソン歌手!」
ニヤついた側のつばめが 三度呪文を唱え、普段睦美がやっている様に指をパチンと鳴らす。
次は驚いた側のつばめの顔だけが一瞬にして睦美の顔になっていた。
「アハハハハハっ、楽しいねぇコレ!」
『つばめの顔をしたつばめ』が大笑いし、再び指を鳴らすと全ての術は解け、棒きれは床に出現し、つばめの顔はもとに戻り、もう一人のつばめの姿は御影に変わった。
「…これは『幻術』で確定ね…」
呆気にとられた面々の中でいち早く正気に戻った睦美がポツリと呟いた。思えば過去の魔法少女は、全員が初魔法の時はおっかなびっくりで臨んでいたものだった。
しかしこの御影という人物、いとも簡単に呪文を唱え、その天性の才覚からか、その場で幾パターンもの効果を作り出し同時に展開して見せた。
「凄いですねぇ…」
久子の呟きは御影の魔法そのものでは無く、その順応性と応用力に向けられていた。
初めて変態したのはほんの1分前なのに、もう熟練の魔法少女の如く自在に魔法を使いこなしている。しかも3回もの連続使用にも関わらず、御影の表情には微塵も疲労の色が見られない。
「イタズラ以外に使い道が無さそうだけど、こんな力で役に立つならいつでも呼んで欲しい。 尤も応えられるかどうかはスケジュール次第だけど」
そんな言葉を残して、変態を解いた御影は笑顔でマジボラから去っていった。まさかマジボラ部室から出待ちされていたのか? と勘繰られる程の大量の女子生徒に囲まれながら……。
0
お気に入りに追加
7
あなたにおすすめの小説
勇者一行から追放された二刀流使い~仲間から捜索願いを出されるが、もう遅い!~新たな仲間と共に魔王を討伐ス
R666
ファンタジー
アマチュアニートの【二龍隆史】こと36歳のおっさんは、ある日を境に実の両親達の手によって包丁で腹部を何度も刺されて地獄のような痛みを味わい死亡。
そして彼の魂はそのまま天界へ向かう筈であったが女神を自称する危ない女に呼び止められると、ギフトと呼ばれる最強の特典を一つだけ選んで、異世界で勇者達が魔王を討伐できるように手助けをして欲しいと頼み込まれた。
最初こそ余り乗り気ではない隆史ではあったが第二の人生を始めるのも悪くないとして、ギフトを一つ選び女神に言われた通りに勇者一行の手助けをするべく異世界へと乗り込む。
そして異世界にて真面目に勇者達の手助けをしていたらチキン野郎の役立たずという烙印を押されてしまい隆史は勇者一行から追放されてしまう。
※これは勇者一行から追放された最凶の二刀流使いの隆史が新たな仲間を自ら探して、自分達が新たな勇者一行となり魔王を討伐するまでの物語である※
幼なじみ三人が勇者に魅了されちゃって寝盗られるんだけど数年後勇者が死んで正気に戻った幼なじみ達がめちゃくちゃ後悔する話
妄想屋さん
ファンタジー
『元彼?冗談でしょ?僕はもうあんなのもうどうでもいいよ!』
『ええ、アタシはあなたに愛して欲しい。あんなゴミもう知らないわ!』
『ええ!そうですとも!だから早く私にも――』
大切な三人の仲間を勇者に〈魅了〉で奪い取られて絶望した主人公と、〈魅了〉から解放されて今までの自分たちの行いに絶望するヒロイン達の話。
序盤でボコられるクズ悪役貴族に転生した俺、死にたくなくて強くなったら主人公にキレられました。え? お前も転生者だったの? そんなの知らんし〜
水間ノボル🐳
ファンタジー
↑「お気に入りに追加」を押してくださいっ!↑
★2024/2/25〜3/3 男性向けホットランキング1位!
★2024/2/25 ファンタジージャンル1位!(24hポイント)
「主人公が俺を殺そうとしてくるがもう遅い。なぜか最強キャラにされていた~」
『醜い豚』
『最低のゴミクズ』
『無能の恥晒し』
18禁ゲーム「ドミナント・タクティクス」のクズ悪役貴族、アルフォンス・フォン・ヴァリエに転生した俺。
優れた魔術師の血統でありながら、アルフォンスは豚のようにデブっており、性格は傲慢かつ怠惰。しかも女の子を痛ぶるのが性癖のゴミクズ。
魔術の鍛錬はまったくしてないから、戦闘でもクソ雑魚であった。
ゲーム序盤で主人公にボコられて、悪事を暴かれて断罪される、ざまぁ対象であった。
プレイヤーをスカッとさせるためだけの存在。
そんな破滅の運命を回避するため、俺はレベルを上げまくって強くなる。
ついでに痩せて、女の子にも優しくなったら……なぜか主人公がキレ始めて。
「主人公は俺なのに……」
「うん。キミが主人公だ」
「お前のせいで原作が壊れた。絶対に許さない。お前を殺す」
「理不尽すぎません?」
原作原理主義の主人公が、俺を殺そうとしてきたのだが。
※ カクヨム様にて、異世界ファンタジージャンル表紙入り。5000スター、10000フォロワーを達成!
特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった
なるとし
ファンタジー
鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。
特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。
武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。
だけど、その母と娘二人は、
とおおおおんでもないヤンデレだった……
第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。
【全話挿絵】発情✕転生 〜何あれ……誘ってるのかしら?〜【毎日更新】
墨笑
ファンタジー
『エロ×ギャグ×バトル+雑学』をテーマにした異世界ファンタジー小説です。
主人公はごく普通(?)の『むっつりすけべ』な女の子。
異世界転生に伴って召喚士としての才能を強化されたまでは良かったのですが、なぜか発情体質まで付与されていて……?
召喚士として様々な依頼をこなしながら、無駄にドキドキムラムラハァハァしてしまう日々を描きます。
明るく、楽しく読んでいただけることを目指して書きました。
初恋の王子に嫁いだら既に側室がいたんだけど
ivy
ファンタジー
リラはルロウ国の末っ子王子。
幼い頃出会った隣国の王子セラフィスが忘れられず、ずっと再会を夢見ていた。
その思いは何年経っても色褪せず、大反対する家族を説き伏せとうとう結婚までこぎ着ける。
けれど結婚式で十三年ぶりに会った彼はまるで以前と違う人間になっており、その隣には既に寵愛される側室グロリアがいた。
王室の実権は全てグロリアが握り、使用人までリラを冷遇する始末。
この国でリラは幸せになれるのか?!
********************
*同性同士が普通に恋愛結婚出来る世界線です
fan boxで先行配信中〜
【完結】私だけが知らない
綾雅(りょうが)祝!コミカライズ
ファンタジー
目が覚めたら何も覚えていなかった。父と兄を名乗る二人は泣きながら謝る。痩せ細った体、痣が残る肌、誰もが過保護に私を気遣う。けれど、誰もが何が起きたのかを語らなかった。
優しい家族、ぬるま湯のような生活、穏やかに過ぎていく日常……その陰で、人々は己の犯した罪を隠しつつ微笑む。私を守るため、そう言いながら真実から遠ざけた。
やがて、すべてを知った私は――ひとつの決断をする。
記憶喪失から始まる物語。冤罪で殺されかけた私は蘇り、陥れようとした者は断罪される。優しい嘘に隠された真実が徐々に明らかになっていく。
【同時掲載】 小説家になろう、アルファポリス、カクヨム、エブリスタ
2023/12/20……小説家になろう 日間、ファンタジー 27位
2023/12/19……番外編完結
2023/12/11……本編完結(番外編、12/12)
2023/08/27……エブリスタ ファンタジートレンド 1位
2023/08/26……カテゴリー変更「恋愛」⇒「ファンタジー」
2023/08/25……アルファポリス HOT女性向け 13位
2023/08/22……小説家になろう 異世界恋愛、日間 22位
2023/08/21……カクヨム 恋愛週間 17位
2023/08/16……カクヨム 恋愛日間 12位
2023/08/14……連載開始
18禁NTR鬱ゲーの裏ボス最強悪役貴族に転生したのでスローライフを楽しんでいたら、ヒロイン達が奴隷としてやって来たので幸せにすることにした
田中又雄
ファンタジー
『異世界少女を歪ませたい』はエロゲー+MMORPGの要素も入った神ゲーであった。
しかし、NTR鬱ゲーであるためENDはいつも目を覆いたくなるものばかりであった。
そんなある日、裏ボスの悪役貴族として転生したわけだが...俺は悪役貴族として動く気はない。
そう思っていたのに、そこに奴隷として現れたのは今作のヒロイン達。
なので、酷い目にあってきた彼女達を精一杯愛し、幸せなトゥルーエンドに導くことに決めた。
あらすじを読んでいただきありがとうございます。
併せて、本作品についてはYouTubeで動画を投稿しております。
より、作品に没入できるようつくっているものですので、よければ見ていただければ幸いです!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる