48 / 1,038
48
しおりを挟む
「ーーそういえば、写しとる先は紙でなくてはいけないのかな?」
カップを片手にニコリと笑ったフィリップが、リアーヌに向かって声をかける。
ある程度の事情を察しているビアンカは(……ーーこの様子だとパラディール家は本気でリアーヌを狙ってるのねぇ……)と思いながら、興味深そうにことの成り行きを見守った。
「いえ、わりとなんでもいけますよー。 木と陶器は経験があります」
「陶器にも!」
リアーヌの答えに、氷の花を器に移していたラルフが驚愕の声を上げた。
そんなラルフにリアーヌは少しだけ鼻を高くしながら肯定するようにニコリと笑って、胸を張って大きく頷いた。
「ーーでは……例えばこれに何かを写しとることは可能ですか?」
フィリップは菓子を取り分けるように置かれていた皿の一枚を手に取りながらたずねた。
しかし、その皿を見た途端リアーヌの顔からは笑顔が消え、ヒクリと頬が引き攣り始めた。
「……それですか……?」
「……なにか不都合でも……?」
なぜあんなにも自信満々だったリアーヌが、急にこんな態度をとるのか理解に苦しんだフィリップは、少し瞳を揺らしながらリアーヌと自分が持っている皿を交互に見比べた。
「ーーそのお皿……高いですよね……?」
(見るからに高級品だし、それ単なるお皿の一枚じゃなくて、お茶会セットの中の一枚だから数が足らなくなったらセット全て使えなくなるってやつでしょ⁉︎ やめてよ、私感覚的にはド庶民のままなんだから! そんな重圧背負わせようとしないでっ‼︎)
「……普段使いの安物ですよ」
フィリップは愛想笑いを浮かべながらそう答えたが、その言葉を信じる者はリアーヌも含めてこの部屋の中には一人も存在しなかった。
「ーー皿の裏側にパラディール家の紋章なんていいんじゃない?」
リアーヌよりも正しくこのお茶会の食器の価値を理解していたビアンカは、リアーヌを気の毒に思い、もしかしたらそのまま使い続けられるかも……? という可能性が残る方法を提案した。
「なるほど! それは面白いな」
ビアンカの案に思いの外乗り気になったフィリップの様子に、リアーヌは(こんなに乗り気ならコピーしても大丈夫なのかも……?)と少しだけ心を軽くして、とても高そうな皿を受け取ったのだった。
(落ち着いてリアーヌ、大丈夫よ。 貴族の紋章コピーするのなんか初めてじゃないでしょ。 いつも通り、しっかり見て、寸分の狂いなくコピーするだけーー失敗したらすぐに白をコピーしてやり直せばいいの! 大丈夫! きっとバレないっ‼︎)
そう自分に言い聞かせながら、リアーヌは皿の裏側に手をかざし、フィリップから借りた紋章の入ったハンカチをジッと見つめた。
(あ……これ紋章、黒じゃなくてお皿の色に合わせたほうが素敵かも……?)
そう考えたリアーヌは、テーブルの上に乗る同じデザインのカップやソーサーに視線を移した。
白く薄い繊細な食器たちは、紺と金のラインだけという、シンプルながらも非常に高級感を感じるデザインになっている。
(あのデザインなら紋章は紺……いや金の方が見栄えしそうだし……白地に金は見にくいから多少の粗を隠してくれそう……ーー金だな。 金にしよう!)
そう決めると、リアーヌは目をつぶりながら一つ深呼吸をして、皿に手をかざした。
そして数秒もかからずに、見事なパラディール家の紋章をコピーして見せたのだった。
「これは……」
「なんと素晴らしい……」
リアーヌの能力とその出来栄えにフィリップたちはジッとコピーされたばかりの紋章を見つめながら簡単の声を上げる。
(ーーよかったぁ……こんな高そうなお茶セット、私のせいでダメにしたらどうしようかと……)
大きく安堵したリアーヌは、ようやく自分に向けられた賞賛の声に気が付き、恥ずかしそうにへにゃり……と笑顔を浮かべ、少しだけ鼻を高くしたのだったーー
カップを片手にニコリと笑ったフィリップが、リアーヌに向かって声をかける。
ある程度の事情を察しているビアンカは(……ーーこの様子だとパラディール家は本気でリアーヌを狙ってるのねぇ……)と思いながら、興味深そうにことの成り行きを見守った。
「いえ、わりとなんでもいけますよー。 木と陶器は経験があります」
「陶器にも!」
リアーヌの答えに、氷の花を器に移していたラルフが驚愕の声を上げた。
そんなラルフにリアーヌは少しだけ鼻を高くしながら肯定するようにニコリと笑って、胸を張って大きく頷いた。
「ーーでは……例えばこれに何かを写しとることは可能ですか?」
フィリップは菓子を取り分けるように置かれていた皿の一枚を手に取りながらたずねた。
しかし、その皿を見た途端リアーヌの顔からは笑顔が消え、ヒクリと頬が引き攣り始めた。
「……それですか……?」
「……なにか不都合でも……?」
なぜあんなにも自信満々だったリアーヌが、急にこんな態度をとるのか理解に苦しんだフィリップは、少し瞳を揺らしながらリアーヌと自分が持っている皿を交互に見比べた。
「ーーそのお皿……高いですよね……?」
(見るからに高級品だし、それ単なるお皿の一枚じゃなくて、お茶会セットの中の一枚だから数が足らなくなったらセット全て使えなくなるってやつでしょ⁉︎ やめてよ、私感覚的にはド庶民のままなんだから! そんな重圧背負わせようとしないでっ‼︎)
「……普段使いの安物ですよ」
フィリップは愛想笑いを浮かべながらそう答えたが、その言葉を信じる者はリアーヌも含めてこの部屋の中には一人も存在しなかった。
「ーー皿の裏側にパラディール家の紋章なんていいんじゃない?」
リアーヌよりも正しくこのお茶会の食器の価値を理解していたビアンカは、リアーヌを気の毒に思い、もしかしたらそのまま使い続けられるかも……? という可能性が残る方法を提案した。
「なるほど! それは面白いな」
ビアンカの案に思いの外乗り気になったフィリップの様子に、リアーヌは(こんなに乗り気ならコピーしても大丈夫なのかも……?)と少しだけ心を軽くして、とても高そうな皿を受け取ったのだった。
(落ち着いてリアーヌ、大丈夫よ。 貴族の紋章コピーするのなんか初めてじゃないでしょ。 いつも通り、しっかり見て、寸分の狂いなくコピーするだけーー失敗したらすぐに白をコピーしてやり直せばいいの! 大丈夫! きっとバレないっ‼︎)
そう自分に言い聞かせながら、リアーヌは皿の裏側に手をかざし、フィリップから借りた紋章の入ったハンカチをジッと見つめた。
(あ……これ紋章、黒じゃなくてお皿の色に合わせたほうが素敵かも……?)
そう考えたリアーヌは、テーブルの上に乗る同じデザインのカップやソーサーに視線を移した。
白く薄い繊細な食器たちは、紺と金のラインだけという、シンプルながらも非常に高級感を感じるデザインになっている。
(あのデザインなら紋章は紺……いや金の方が見栄えしそうだし……白地に金は見にくいから多少の粗を隠してくれそう……ーー金だな。 金にしよう!)
そう決めると、リアーヌは目をつぶりながら一つ深呼吸をして、皿に手をかざした。
そして数秒もかからずに、見事なパラディール家の紋章をコピーして見せたのだった。
「これは……」
「なんと素晴らしい……」
リアーヌの能力とその出来栄えにフィリップたちはジッとコピーされたばかりの紋章を見つめながら簡単の声を上げる。
(ーーよかったぁ……こんな高そうなお茶セット、私のせいでダメにしたらどうしようかと……)
大きく安堵したリアーヌは、ようやく自分に向けられた賞賛の声に気が付き、恥ずかしそうにへにゃり……と笑顔を浮かべ、少しだけ鼻を高くしたのだったーー
30
お気に入りに追加
345
あなたにおすすめの小説
【完結】いせてつ 〜TS転生令嬢レティシアの異世界鉄道開拓記〜
O.T.I
ファンタジー
レティシア=モーリスは転生者である。
しかし、前世の鉄道オタク(乗り鉄)の記憶を持っているのに、この世界には鉄道が無いと絶望していた。
…無いんだったら私が作る!
そう決意する彼女は如何にして異世界に鉄道を普及させるのか、その半生を綴る。
悪役令嬢はお断りです
あみにあ
恋愛
あの日、初めて王子を見た瞬間、私は全てを思い出した。
この世界が前世で大好きだった小説と類似している事実を————。
その小説は王子と侍女との切ない恋物語。
そして私はというと……小説に登場する悪役令嬢だった。
侍女に執拗な虐めを繰り返し、最後は断罪されてしまう哀れな令嬢。
このまま進めば断罪コースは確定。
寒い牢屋で孤独に過ごすなんて、そんなの嫌だ。
何とかしないと。
でもせっかく大好きだった小説のストーリー……王子から離れ見られないのは悲しい。
そう思い飛び出した言葉が、王子の護衛騎士へ志願することだった。
剣も持ったことのない温室育ちの令嬢が
女の騎士がいないこの世界で、初の女騎士になるべく奮闘していきます。
そんな小説の世界に転生した令嬢の恋物語。
●表紙イラスト:San+様(Twitterアカウント@San_plus_)
●毎日21時更新(サクサク進みます)
●全四部構成:133話完結+おまけ(2021年4月2日 21時完結)
(第一章16話完結/第二章44話完結/第三章78話完結/第四章133話で完結)。
モブ系悪役令嬢は人助けに忙しい(完結)
優摘
ファンタジー
※プロローグ以降の各話に題名をつけて、加筆、減筆、修正をしています。(’23.9.11)
<内容紹介>
ある日目覚めた「私」は、自分が乙女ゲームの意地悪で傲慢な悪役令嬢アリアナになっている事に気付いて愕然とする。
しかもアリアナは第一部のモブ系悪役令嬢!。悪役なのに魔力がゼロの最弱キャラだ。
このままではゲームの第一部で婚約者のディーンに断罪され、学園卒業後にロリコン親父と結婚させられてしまう!
「私」はロリコン回避の為にヒロインや婚約者、乙女ゲームの他の攻略対象と関わらないようにするが、なぜかうまく行かない。
しかもこの乙女ゲームは、未知の第3部まであり、先が読めない事ばかり。
意地悪で傲慢な悪役令嬢から、お人よしで要領の悪い公爵令嬢になったアリアナは、頭脳だけを武器にロリコンから逃げる為に奮闘する。
だけど、アリアナの身体の中にはゲームの知識を持つ「私」以外に本物の「アリアナ」が存在するみたい。
さらに自分と同じ世界の前世を持つ、登場人物も現れる。
しかも超がつく鈍感な「私」は周りからのラブに全く気付かない。
そして「私」とその登場人物がゲーム通りの動きをしないせいか、どんどんストーリーが変化していって・・・。
一年以上かかりましたがようやく完結しました。
また番外編を書きたいと思ってます。
カクヨムさんで加筆修正したものを、少しずつアップしています。
【完結】公女が死んだ、その後のこと
杜野秋人
恋愛
【第17回恋愛小説大賞 奨励賞受賞しました!】
「お母様……」
冷たく薄暗く、不潔で不快な地下の罪人牢で、彼女は独り、亡き母に語りかける。その掌の中には、ひと粒の小さな白い錠剤。
古ぼけた簡易寝台に座り、彼女はそのままゆっくりと、覚悟を決めたように横たわる。
「言いつけを、守ります」
最期にそう呟いて、彼女は震える手で錠剤を口に含み、そのまま飲み下した。
こうして、第二王子ボアネルジェスの婚約者でありカストリア公爵家の次期女公爵でもある公女オフィーリアは、獄中にて自ら命を断った。
そして彼女の死後、その影響はマケダニア王国の王宮内外の至るところで噴出した。
「ええい、公務が回らん!オフィーリアは何をやっている!?」
「殿下は何を仰せか!すでに公女は儚くなられたでしょうが!」
「くっ……、な、ならば蘇生させ」
「あれから何日経つとお思いで!?お気は確かか!」
「何故だ!何故この私が裁かれねばならん!」
「そうよ!お父様も私も何も悪くないわ!悪いのは全部お義姉さまよ!」
「…………申し開きがあるのなら、今ここではなく取り調べと裁判の場で存分に申すがよいわ。⸺連れて行け」
「まっ、待て!話を」
「嫌ぁ〜!」
「今さら何しに戻ってきたかね先々代様。わしらはもう、公女さま以外にお仕えする気も従う気もないんじゃがな?」
「なっ……貴様!領主たる儂の言うことが聞けんと」
「領主だったのは亡くなった女公さまとその娘の公女さまじゃ。あの方らはあんたと違って、わしら領民を第一に考えて下さった。あんたと違ってな!」
「くっ……!」
「なっ、譲位せよだと!?」
「本国の決定にございます。これ以上の混迷は連邦友邦にまで悪影響を与えかねないと。⸺潔く観念なさいませ。さあ、ご署名を」
「おのれ、謀りおったか!」
「…………父上が悪いのですよ。あの時止めてさえいれば、彼女は死なずに済んだのに」
◆人が亡くなる描写、及びベッドシーンがあるのでR15で。生々しい表現は避けています。
◆公女が亡くなってからが本番。なので最初の方、恋愛要素はほぼありません。最後はちゃんとジャンル:恋愛です。
◆ドアマットヒロインを書こうとしたはずが。どうしてこうなった?
◆作中の演出として自死のシーンがありますが、決して推奨し助長するものではありません。早まっちゃう前に然るべき窓口に一言相談を。
◆作者の作品は特に断りなき場合、基本的に同一の世界観に基づいています。が、他作品とリンクする予定は特にありません。本作単品でお楽しみ頂けます。
◆この作品は小説家になろうでも公開します。
◆24/2/17、HOTランキング女性向け1位!?1位は初ですありがとうございます!
悪役令嬢でも素材はいいんだから楽しく生きなきゃ損だよね!
ペトラ
恋愛
ぼんやりとした意識を覚醒させながら、自分の置かれた状況を考えます。ここは、この世界は、途中まで攻略した乙女ゲームの世界だと思います。たぶん。
戦乙女≪ヴァルキュリア≫を育成する学園での、勉強あり、恋あり、戦いありの恋愛シミュレーションゲーム「ヴァルキュリア デスティニー~恋の最前線~」通称バル恋。戦乙女を育成しているのに、なぜか共学で、男子生徒が目指すのは・・・なんでしたっけ。忘れてしまいました。とにかく、前世の自分が死ぬ直前まではまっていたゲームの世界のようです。
前世は彼氏いない歴イコール年齢の、ややぽっちゃり(自己診断)享年28歳歯科衛生士でした。
悪役令嬢でもナイスバディの美少女に生まれ変わったのだから、人生楽しもう!というお話。
他サイトに連載中の話の改訂版になります。
オバサンが転生しましたが何も持ってないので何もできません!
みさちぃ
恋愛
50歳近くのおばさんが異世界転生した!
転生したら普通チートじゃない?何もありませんがっ!!
前世で苦しい思いをしたのでもう一人で生きて行こうかと思います。
とにかく目指すは自由気ままなスローライフ。
森で調合師して暮らすこと!
ひとまず読み漁った小説に沿って悪役令嬢から国外追放を目指しますが…
無理そうです……
更に隣で笑う幼なじみが気になります…
完結済みです。
なろう様にも掲載しています。
副題に*がついているものはアルファポリス様のみになります。
エピローグで完結です。
番外編になります。
※完結設定してしまい新しい話が追加できませんので、以後番外編載せる場合は別に設けるかなろう様のみになります。
【完結】伝説の悪役令嬢らしいので本編には出ないことにしました~執着も溺愛も婚約破棄も全部お断りします!~
イトカワジンカイ
恋愛
「目には目をおおおお!歯には歯をおおおお!」
どごおおおぉっ!!
5歳の時、イリア・トリステンは虐められていた少年をかばい、いじめっ子をぶっ飛ばした結果、少年からとある書物を渡され(以下、悪役令嬢テンプレなので略)
ということで、自分は伝説の悪役令嬢であり、攻略対象の王太子と婚約すると断罪→死刑となることを知ったイリアは、「なら本編にでなやきゃいいじゃん!」的思考で、王家と関わらないことを決意する。
…だが何故か突然王家から婚約の決定通知がきてしまい、イリアは侯爵家からとんずらして辺境の魔術師ディボに押しかけて弟子になることにした。
それから12年…チートの魔力を持つイリアはその魔法と、トリステン家に伝わる気功を駆使して診療所を開き、平穏に暮らしていた。そこに王家からの使いが来て「不治の病に倒れた王太子の病気を治せ」との命令が下る。
泣く泣く王都へ戻ることになったイリアと旅に出たのは、幼馴染で兄弟子のカインと、王の使いで来たアイザック、女騎士のミレーヌ、そして以前イリアを助けてくれた騎士のリオ…
旅の途中では色々なトラブルに見舞われるがイリアはそれを拳で解決していく。一方で何故かリオから熱烈な求愛を受けて困惑するイリアだったが、果たしてリオの思惑とは?
更には何故か第一王子から執着され、なぜか溺愛され、さらには婚約破棄まで!?
ジェットコースター人生のイリアは持ち前のチート魔力と前世での知識を用いてこの苦境から立ち直り、自分を断罪した人間に逆襲できるのか?
困難を力でねじ伏せるパワフル悪役令嬢の物語!
※地学の知識を織り交ぜますが若干正確ではなかったりもしますが多めに見てください…
※ゆるゆる設定ですがファンタジーということでご了承ください…
※小説家になろう様でも掲載しております
※イラストは湶リク様に描いていただきました
至って普通のネグレクト系脇役お姫様に転生したようなので物語の主人公である姉姫さまから主役の座を奪い取りにいきます
下菊みこと
恋愛
至って普通の女子高生でありながら事故に巻き込まれ(というか自分から首を突っ込み)転生した天宮めぐ。転生した先はよく知った大好きな恋愛小説の世界。でも主人公ではなくほぼ登場しない脇役姫に転生してしまった。姉姫は優しくて朗らかで誰からも愛されて、両親である国王、王妃に愛され貴公子達からもモテモテ。一方自分は妾の子で陰鬱で誰からも愛されておらず王位継承権もあってないに等しいお姫様になる予定。こんな待遇満足できるか!羨ましさこそあれど恨みはない姉姫さまを守りつつ、目指せ隣国の王太子ルート!小説家になろう様でも「主人公気質なわけでもなく恋愛フラグもなければ死亡フラグに満ち溢れているわけでもない至って普通のネグレクト系脇役お姫様に転生したようなので物語の主人公である姉姫さまから主役の座を奪い取りにいきます」というタイトルで掲載しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる