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第二部
五、出自の秘密
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その夜、布団に入った雨音は弟が出来た日のことを思い出していた。
あれは忘れもしない、ある夏の夕暮れ時だった。ヒグラシの鳴き声に混ざって、めずらしく母の弾んだ声が夕餉の団らんに響いた……あなたに弟ができるのよ、と。
その日からずっと、雨音は弟が生まれる日を指折り数えて待ちわびた。正確な日は分からないぞ、と父親に笑われたので、何通りもの日を考えて数えた……何日に生まれるならば、あと何日といった具合に、飽きずに何度も数えた。
山間の小さな村での暮らしは、とても静かで穏やかで、時折無性に寂しくなる。近所に同世代の子どもがいなかった為、小さな雨音はいつも父親の後をついて歩いた。
父親は大工仕事の合間に、木片でいくつもの人形や、様々な形の四角い薄い板を組み合わせて遊ぶ玩具を作ってくれたので、それでひとりで遊ぶ事もあった。楽しかったが、拭いきれない寂しさを常に感じていた。
とうとう弟が生まれた時は、欠けていたものがやっと埋められたようで、雨音は安堵の胸をなでおろした。あの夏の日からずっと、想像の中で何度も一緒遊んでいたせいか、もう長いこと弟がいるような感覚すらあり、むしろいないことが不自然な気がした。弟が小さな赤子だったことが、不思議に思えたくらいだ。
父は弟の誕生を取り分け喜び、そしてむせび泣いた。雨音はその時初めて、父親の泣いている姿に奇妙な既視感を覚えた。そして同時に、遠い記憶から揺さぶり起こされたのは、母の言葉だった……『ほら、あなたのお父様よ』と。
(『お父様』って……誰?)
雨音は暗闇で目を開けた。障子から差し込む月明かりが、畳に格子模様の影を落とした。口から吐き出す息は荒く、胸の鼓動が早い。汗でしとどになった首筋にそろそろと手を当てる……どうやら酷くうなされていたようだ。
だが悪い夢ではなかった筈だ。両親と暮らしていた、幸せな頃の夢だった……途中までは。その先は、どうしても思い出せそうにない。
(思い出したくない)
雨音は布団の上で体を丸め、祈るような気持ちで再び眠りについた。
翌日、朝餉の席に新たな文が届けられた。
松葉はしばらく思案気な様子で文に目を落としていたが、やがて静かにたたんで懐にしまった。
「あなたの弟は、すでに都を出たそうです」
雨音は飯の盛られた茶碗を手に固まった。
「え……じゃあ今どこにいるんですか?」
「どうやら志摩国へ向かったようです」
「志摩? ど、どうしてそんな所へ」
雨音は箸を取り落としたのも気づかないまま、手つかずの茶碗を膳に置いて項垂れた。
「どうして……なぜ弟は……」
長い沈黙が二人の間に落ちた。それから一呼吸置いて、松葉は静かに切り出した。
「志摩には、匡院宮家が所有する屋敷があります。あなたの弟を預かったのは、匡院宮家前当主の三男にして、現当主の弟である匡院宮春利という男です。彼は十年前に、朝廷で起こったある醜聞事件をきっかけに、都を離れて志摩に移り住みました」
「その『醜聞事件』って……一体どのような事件だったんですか」
雨音は躊躇いがちに訊ねた。これまで何度か耳にしているが、言葉の響きから想像するに嫌な予感しかしない。だがその事件が、どうやら大きくかかわってきているように思えた。
松葉は逡巡するように、しばらく雨音の顔を見つめていたが、とうとうため息混じりに口を開いた。
「十年前……宮中で複数の公家による乱行が発覚しました。何年にも渡って常習的に行われていたようで、中には無理強いされ、巻き込まれた女官も少なからずいたそうです。その中に、当時宮中に出仕していたあなたの母親も含まれていました」
「そんな……」
雨音は一瞬目を剥き、それから力無く首を垂れた。
「あなたの母親は、当時の匡院宮家当主に見染められ、手籠めにされた……そして、あなたを身ごもったのです」
雨音は自分の出自について、ろくなものではないと予想はつけていた。でなければ母が過去を封印する筈がない。
(俺は、望まれた子じゃなかったのか……)
母はどんな思いで、自分を育ててくれたのだろうか。それ以上に父は、どんな気持ちで自分に向き合ってくれたのか……血を分けた実の子である弟と、分け隔てなく接してくれたその行動の裏側に、どんな葛藤を抱えていたのだろう。
「顔を上げなさい、雨音。話はまだ終わってませんよ」
雨音が血の気が引いた顔をノロノロと上げると、松葉の伺うような視線とぶつかった。
「昨日あなたは『弟が匡院宮家の隠し子である筈ない』と言ってましたね。もしかしてあなたは、どこかで薄々気づいていたのではないですか……本当は自分こそが、匡院宮家の血を引く者だと」
「……いえ、ただ俺は……血を分けた父親が別にいるって事は、なんとなく気づいてました」
雨音は虚ろな瞳で、松葉を正面から真っ直ぐ見つめた。
「でもまさか、そんな身分のある人だったなんて……俺、何も知らなかった」
「そのことについて、母親に問いただしてみたことは?」
雨音は力無く首を振る。そんな事とても聞く勇気が持てず、今の今まで考えることさえ放棄していた……それはひとえに、真実を知るのが怖かったからだ。
本当の事を知ったら、大切な何かが壊れてしまいそうで、何も気づかないふりをして逃げた。
だが周囲が事情を知らない弟を巻き込み、利用しようとしているのだとしたら、このまま放って置けない。
「……俺、弟に会いに行きます」
「会って、どうするつもりですか」
「誤解を解きます。俺が物心ついた時から、母は村を離れたことはありません。弟は、正真正銘父の子だって断言できます」
「あなたが証人になると? どこの馬の骨とも分からない人間の言葉を、誰が信じると思いますか」
「それは……その時は……」
雨音は膝の上で、ぎゅっと拳を握った。ある決意が、雨音の中で固まった。
(その時は、弟と二人で逃げよう)
誰に信じてもらえなくてもいい。最悪弟も信じない可能性だってある……だが、それでもいい。弟にだけは、真実を伝えたい。
「その時は……ただ弟に伝えられれば、それでいいです」
「……そうですか。ならばいいでしょう」
松葉は立ち上がると、荷物を纏め出した。
「さっそく志摩へ向かいましょう」
松葉の背中を見つめながら、雨音は後ろめたい気持ちになる。もし弟と逃げることを選んだ場合、明翠との約束を破らなくてはならない……その可能性に、聡い彼が気づいていないわけがない。
(明翠様に、早く帰って来るよう、言われたのに)
懐の中にしまってある、渡されたお守りが急に重たく感じた。この特別なご加護は、返すのが筋だろう。自分は神様との約束を破るのだ……そんな人間は、神様に見放されるべきだ。
だがそうなると、一緒にいる弟まで巻き添えを食ってしまうだろうか。弟は悪くないのだから、見逃してもらえないだろうか。
「……あなたが何を考えているのか、大体想像つきますが……あまり明翠様を見くびってもらっては困ります」
「えっ……」
旅支度を終えた松葉は、顔色を失った雨音を目を細めてひたり、と見据えた。
「あの方は長い年月を経て、人のさがというものを熟知してます。あなたのような青二才の行動など、初めからお見通しでしょうね」
雨音は血の気が引く思いがした。もしかして……明翠は最初から、自分が弟と逃げる可能性を読んでいた、ということだろうか。
思い起こせば、別れ際の明翠はどこか様子が変だった。屋敷の門まで送ってくれる時、握られた手が微かに震えた瞬間を思い出す……あれは今生の別れを惜しんでいたのだろうか。
(そんな……うぬぼれては駄目だ。俺は屋敷で世話になりっぱなしだったんだ。迷惑しか掛けていないのに、そんな筈が……)
自分は一時的に、あの屋敷に匿ってもらっていたようなものだ。大事にされ、甘やかされた……分不相応な生活は、いずれ遠くない日に終わりが来ると分かっていた。
明翠と過ごした日々は、束の間の夢のようなものだ。ずっと続くわけがない。
「……俺は、きっと……あのお屋敷に長く居過ぎたんです。もっと早くに立ち直って、旅立つべきだったと、今とても後悔しています……」
「たしかにあなたが立ち直ったならば、きっとあの方も喜ばれるでしょうが……それとは割り切れない気持ちが、あの方にもあるでしょう」
「どういう意味でしょうか、喜ばれるのに割り切れない気持ちって……」
「神にだって情があるのです。いえ、むしろ神だからこそ情け深いものでしょう? あなたがこれまで思い描いてきた神は、どのようなものでしたか。慈悲深くはありませんでしたか。情け容赦の無い、ただ厳しい試練を与えるだけでしたか。そこには温かさや優しさは感じられませんでしたか」
「俺は……」
「まったく、人という生き物は忘れっぽく、己の目に映るものしか信じようとしない悪い癖がある……実に困ったものです。神もいい加減手を焼いていますが、まあ気長で根気良い方々のようです……私のような妖狐崩れには、到底理解できませんけどね」
あれは忘れもしない、ある夏の夕暮れ時だった。ヒグラシの鳴き声に混ざって、めずらしく母の弾んだ声が夕餉の団らんに響いた……あなたに弟ができるのよ、と。
その日からずっと、雨音は弟が生まれる日を指折り数えて待ちわびた。正確な日は分からないぞ、と父親に笑われたので、何通りもの日を考えて数えた……何日に生まれるならば、あと何日といった具合に、飽きずに何度も数えた。
山間の小さな村での暮らしは、とても静かで穏やかで、時折無性に寂しくなる。近所に同世代の子どもがいなかった為、小さな雨音はいつも父親の後をついて歩いた。
父親は大工仕事の合間に、木片でいくつもの人形や、様々な形の四角い薄い板を組み合わせて遊ぶ玩具を作ってくれたので、それでひとりで遊ぶ事もあった。楽しかったが、拭いきれない寂しさを常に感じていた。
とうとう弟が生まれた時は、欠けていたものがやっと埋められたようで、雨音は安堵の胸をなでおろした。あの夏の日からずっと、想像の中で何度も一緒遊んでいたせいか、もう長いこと弟がいるような感覚すらあり、むしろいないことが不自然な気がした。弟が小さな赤子だったことが、不思議に思えたくらいだ。
父は弟の誕生を取り分け喜び、そしてむせび泣いた。雨音はその時初めて、父親の泣いている姿に奇妙な既視感を覚えた。そして同時に、遠い記憶から揺さぶり起こされたのは、母の言葉だった……『ほら、あなたのお父様よ』と。
(『お父様』って……誰?)
雨音は暗闇で目を開けた。障子から差し込む月明かりが、畳に格子模様の影を落とした。口から吐き出す息は荒く、胸の鼓動が早い。汗でしとどになった首筋にそろそろと手を当てる……どうやら酷くうなされていたようだ。
だが悪い夢ではなかった筈だ。両親と暮らしていた、幸せな頃の夢だった……途中までは。その先は、どうしても思い出せそうにない。
(思い出したくない)
雨音は布団の上で体を丸め、祈るような気持ちで再び眠りについた。
翌日、朝餉の席に新たな文が届けられた。
松葉はしばらく思案気な様子で文に目を落としていたが、やがて静かにたたんで懐にしまった。
「あなたの弟は、すでに都を出たそうです」
雨音は飯の盛られた茶碗を手に固まった。
「え……じゃあ今どこにいるんですか?」
「どうやら志摩国へ向かったようです」
「志摩? ど、どうしてそんな所へ」
雨音は箸を取り落としたのも気づかないまま、手つかずの茶碗を膳に置いて項垂れた。
「どうして……なぜ弟は……」
長い沈黙が二人の間に落ちた。それから一呼吸置いて、松葉は静かに切り出した。
「志摩には、匡院宮家が所有する屋敷があります。あなたの弟を預かったのは、匡院宮家前当主の三男にして、現当主の弟である匡院宮春利という男です。彼は十年前に、朝廷で起こったある醜聞事件をきっかけに、都を離れて志摩に移り住みました」
「その『醜聞事件』って……一体どのような事件だったんですか」
雨音は躊躇いがちに訊ねた。これまで何度か耳にしているが、言葉の響きから想像するに嫌な予感しかしない。だがその事件が、どうやら大きくかかわってきているように思えた。
松葉は逡巡するように、しばらく雨音の顔を見つめていたが、とうとうため息混じりに口を開いた。
「十年前……宮中で複数の公家による乱行が発覚しました。何年にも渡って常習的に行われていたようで、中には無理強いされ、巻き込まれた女官も少なからずいたそうです。その中に、当時宮中に出仕していたあなたの母親も含まれていました」
「そんな……」
雨音は一瞬目を剥き、それから力無く首を垂れた。
「あなたの母親は、当時の匡院宮家当主に見染められ、手籠めにされた……そして、あなたを身ごもったのです」
雨音は自分の出自について、ろくなものではないと予想はつけていた。でなければ母が過去を封印する筈がない。
(俺は、望まれた子じゃなかったのか……)
母はどんな思いで、自分を育ててくれたのだろうか。それ以上に父は、どんな気持ちで自分に向き合ってくれたのか……血を分けた実の子である弟と、分け隔てなく接してくれたその行動の裏側に、どんな葛藤を抱えていたのだろう。
「顔を上げなさい、雨音。話はまだ終わってませんよ」
雨音が血の気が引いた顔をノロノロと上げると、松葉の伺うような視線とぶつかった。
「昨日あなたは『弟が匡院宮家の隠し子である筈ない』と言ってましたね。もしかしてあなたは、どこかで薄々気づいていたのではないですか……本当は自分こそが、匡院宮家の血を引く者だと」
「……いえ、ただ俺は……血を分けた父親が別にいるって事は、なんとなく気づいてました」
雨音は虚ろな瞳で、松葉を正面から真っ直ぐ見つめた。
「でもまさか、そんな身分のある人だったなんて……俺、何も知らなかった」
「そのことについて、母親に問いただしてみたことは?」
雨音は力無く首を振る。そんな事とても聞く勇気が持てず、今の今まで考えることさえ放棄していた……それはひとえに、真実を知るのが怖かったからだ。
本当の事を知ったら、大切な何かが壊れてしまいそうで、何も気づかないふりをして逃げた。
だが周囲が事情を知らない弟を巻き込み、利用しようとしているのだとしたら、このまま放って置けない。
「……俺、弟に会いに行きます」
「会って、どうするつもりですか」
「誤解を解きます。俺が物心ついた時から、母は村を離れたことはありません。弟は、正真正銘父の子だって断言できます」
「あなたが証人になると? どこの馬の骨とも分からない人間の言葉を、誰が信じると思いますか」
「それは……その時は……」
雨音は膝の上で、ぎゅっと拳を握った。ある決意が、雨音の中で固まった。
(その時は、弟と二人で逃げよう)
誰に信じてもらえなくてもいい。最悪弟も信じない可能性だってある……だが、それでもいい。弟にだけは、真実を伝えたい。
「その時は……ただ弟に伝えられれば、それでいいです」
「……そうですか。ならばいいでしょう」
松葉は立ち上がると、荷物を纏め出した。
「さっそく志摩へ向かいましょう」
松葉の背中を見つめながら、雨音は後ろめたい気持ちになる。もし弟と逃げることを選んだ場合、明翠との約束を破らなくてはならない……その可能性に、聡い彼が気づいていないわけがない。
(明翠様に、早く帰って来るよう、言われたのに)
懐の中にしまってある、渡されたお守りが急に重たく感じた。この特別なご加護は、返すのが筋だろう。自分は神様との約束を破るのだ……そんな人間は、神様に見放されるべきだ。
だがそうなると、一緒にいる弟まで巻き添えを食ってしまうだろうか。弟は悪くないのだから、見逃してもらえないだろうか。
「……あなたが何を考えているのか、大体想像つきますが……あまり明翠様を見くびってもらっては困ります」
「えっ……」
旅支度を終えた松葉は、顔色を失った雨音を目を細めてひたり、と見据えた。
「あの方は長い年月を経て、人のさがというものを熟知してます。あなたのような青二才の行動など、初めからお見通しでしょうね」
雨音は血の気が引く思いがした。もしかして……明翠は最初から、自分が弟と逃げる可能性を読んでいた、ということだろうか。
思い起こせば、別れ際の明翠はどこか様子が変だった。屋敷の門まで送ってくれる時、握られた手が微かに震えた瞬間を思い出す……あれは今生の別れを惜しんでいたのだろうか。
(そんな……うぬぼれては駄目だ。俺は屋敷で世話になりっぱなしだったんだ。迷惑しか掛けていないのに、そんな筈が……)
自分は一時的に、あの屋敷に匿ってもらっていたようなものだ。大事にされ、甘やかされた……分不相応な生活は、いずれ遠くない日に終わりが来ると分かっていた。
明翠と過ごした日々は、束の間の夢のようなものだ。ずっと続くわけがない。
「……俺は、きっと……あのお屋敷に長く居過ぎたんです。もっと早くに立ち直って、旅立つべきだったと、今とても後悔しています……」
「たしかにあなたが立ち直ったならば、きっとあの方も喜ばれるでしょうが……それとは割り切れない気持ちが、あの方にもあるでしょう」
「どういう意味でしょうか、喜ばれるのに割り切れない気持ちって……」
「神にだって情があるのです。いえ、むしろ神だからこそ情け深いものでしょう? あなたがこれまで思い描いてきた神は、どのようなものでしたか。慈悲深くはありませんでしたか。情け容赦の無い、ただ厳しい試練を与えるだけでしたか。そこには温かさや優しさは感じられませんでしたか」
「俺は……」
「まったく、人という生き物は忘れっぽく、己の目に映るものしか信じようとしない悪い癖がある……実に困ったものです。神もいい加減手を焼いていますが、まあ気長で根気良い方々のようです……私のような妖狐崩れには、到底理解できませんけどね」
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