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5章

おいしいご飯

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「「ばあちゃん、ただいまーーー」」

「あら、おそかったねぇーーごはんは出来てるよ。さぁ、さぁ手を洗って……」

 ばあちゃんはいつもと変わらない。しばらくぶりで帰ってきたのに、数時間外遊びして帰って来たと思っているようだ。

 ロビンは、ほっとした。そして、魔法の国で買ってきたグミを差し出した。

「これ、おみやげだよ」

「まぁーー!たくさん採れたんだねぇ。あらら?今年の実は、ちょっと違うんじゃないかい?」

ロビンは、素知らぬふりをして
「いつもグミは、まだ実が青かった。でも、違う木を見つけたんだ」

「ずいぶんと赤くておいしそう。さっそく、デザートにいただくことにしよう。
 今日はいい日だ。海へもぐったらアワビが取れたよ」


 ばあちゃんは、アワビと、ごはんと、味噌汁、そして、玉子をテーブルに並べた。
 いつもの、卵かけごはんだ。

 ロビンは、ノアと顔を見合わせた。ご飯の真ん中に箸を突き刺してぐるりと回し、穴にお醤油と玉子をぶっかけて、食べ始める。

「「おいしい!」」
 久しぶりに食べる卵かけごはんは、とても美味しかった。 


 第4話  おしまい

   番外編:アンジェラの『学校ウサギ』に続きます。
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