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【ヴァンパイアの章】第4幕「トクバン」

【ヴァンパイアの章】第4幕「トクバン」

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【25日後 2月15日未明・東京】



「待たせたな。もう一度、訊く。お前の本当の目的はなんだ?」
 ロクローがマイクに叫んだ。「首狩りジャック」を名乗る吸血男は、それをまるで無視するように、相変わらず電話の向こうでスザンヌ・ヴェガの「夜の影」を口ずさんでいる。

「昼の間は感謝し 
 夜になったら気をつけるのよ
 世界の半分はやさしいけれど 
 もう半分は怖いのよ 」

 ロクローは焦りを覚えた。
 胃がせりあがる感触がする。
 ちらりと、サブにいる小国を見る。
 さっき、小国が言ってくれたセリフを反すうしてみた。

〈もしも生放送の相手が本物の「首狩りジャック」だとしたら、インタビューを成功させれば間違いなくあんたはマスコミに引っ張りだこだ。〉
〈もう一度、ラジオの帝王に返り咲きできる。〉

 スタジオの床に転がったままの明日香の生首を見た。
 今は、小国がかぶせたジャケットでくるまれているが、あれは確かに明日香だった。
 愛人がいたことは世間に攻められるかもしれない。だが、今ここで「首狩りジャック」の生インタビューを無難にこなして逮捕にでも結びつけたら、そっちの問題など何処かに吹っ飛んでしまうに違いない。
 ロクローは冷静に計算した。

 いまやるべきことはわかっている。
 デビッド・フロストになるのだ!
 コメディアン出身でトーク番組の司会者でありながら、ウォーターゲート事件で辞職したニクソン大統領の単独インタビューに成功したデビッド・フロストに。
 あのインタビューでフロストはテレビ界の伝説になった。

〈そうだ、おれはラジオの伝説になるんだ!〉

 心強いのは、サブにいる小国のマイクに自分のイヤホンがつながっていることだった。
 小国は「話すことがわからなくなったら、サブから助け船を出す」と言ってくれている。あいつは社会部の事件記者だったから、こういう犯罪者のインタビューには慣れているはずだ。今まではテレビからラジオにとばされてきた素人プロドューサーと馬鹿にしてきたが、初めて頼もしく思える。

 ロクローはひとつ深呼吸をして、静かにマイクに語りかけた。
「あんたは、ホンモノの首狩りジャックなのか?」
 電話の向こうの男は「ウワオ!」とロックンローラーのような声をあげ、歌を口ずさむのを止めた。
「いきなり、ど真ん中の直球で来たねえ、ロクローさん。それに、ちょっと元気になったんじゃないの。愛する明日香ちゃんの首を送られて、さっきまでヒイヒイ泣いてたくせに」
「うるせえ!そんなことより、俺の質問に答えろ!」
「まあ、まあ、まあ、そう焦らないでよ、ロ・ク・ローさんたら、せっかちなんだから」
「番組終わりまで時間がねえんだよ。さあ、答えろ!ホンモノか?それとも偽物なのか?」
「ひどいインタビュアーだなあ。明日香ちゃんのかわいい首まで送ってあげたじゃない。それって、本物だっていう一番の証拠だと思うんだけどなあ」
「じゃあ、なんで、俺の番組に電話してきた?」
「だから、偏食に悩んでたからだよ」
「ふざけんな!減らず口ばっかり叩くその生意気な口をテープでふさいでやろうか」
「それって矛盾してない?質問に答えろって言ってるのにさ、テープで口ふさいじゃったらしゃべれないじゃん」
「てめえ、おちょくんのもいい加減に」と怒鳴りかけると、耳のイヤホンから小国の落ち着いた声が響いた。
「奴のペースにのるな。わざと挑発してるんだ」
 おかげで、我に返る。
 サブで立ち上がっている小国を見て、わかったと手を挙げた。
「落ち着いて、あんたのペースでやるんだ。奴のペースには引き込まれるなよ。さっきの質問をもう一度、聞け」
 興奮して何を質問したのか忘れていた。察して小国がアドバイスをくれた。
「なぜ俺の番組に電話してきたのか、だ」
 そのまま復唱した。
「なぜ、俺の番組に電話してきた?」
「そんなに聞きたいのなら、お教えしましょうかね」
 すると吸血男は、もったいぶった口調で語り始めた。
「トラックをヒッチハイクして、運転手のおばさんの首にかぶりついたって話を、さっきしましたよね」
「ああ」
「その直前に、おばさんがこの番組を聞いてたんですよ」
「それも、さっき聞いた」
「電話の相談に、なんて答えたか覚えてます?12月1日です」
「いや、全く記憶にないな」
「そうでしょうねえ。ロクローさん、ほんと、いい加減だからなあ。中学生の男の子からの電話ですよ。学校の宿題で出たレポートで悩んでたんですよ。それで、徹夜してたら、偶然、あなたのラジオを聞いて電話してきたって言ってましたよ。授業でトキのドキュメンタリー番組を見せられたそうなんです。ニッポニア・ニッポンていう学名がつけられてるのに、日本産のトキは絶滅してるんですねえ。肉や羽を採るために人間に乱獲されてね。仕方がないから中国産の人工繁殖だ。ニッポニア・ニッポンなのにね、皮肉な話です。彼の中学の先生は実に素晴らしいテーマの宿題を出したもんです。思い出しましたか?」
「だから、覚えてないって言ってるだろ」
「レポートのテーマはこうです。なぜ、人間は他の生物を絶滅させてしまうのか?実に深い考察です。中学生には、ちょっと難しすぎるけど。ま、だから、あなたの番組に電話してきたんでしょうけどねえ」
 嬉しそうに、男は続けた。
「で、その迷える中学生に、あなたがなんて答えたかって言うと、こう答えたんですよ」
 声のトーンを上げて、吸血男は言った。
「高等な生物が、下等な生物を滅ぼしてしまうのは当然だ!それが、何が悪い!」
 ロクローは必死で記憶を探ったが、思い出せなかった。いつも半分酔っぱらいながら、いい加減に答えていたのだから当然だった。
「ラジオを聞きながら、この人スゲエ、って思った。わかってんじゃん。この人なら、ぼくの行動もきっと理解してくれる、ってね」
「俺はそんなつもりじゃ・・」
「それと、もうひとつ理由がありましてね」
「もうひとつ?」
「まあ、それは後でお話ししますよ。もう少し真夜中の楽しい会話を楽しみましょう。他に聞きたいことはないですか?」
 ロクローが言葉に詰まった。小国はトークバックを押し、落ち着いた口調で語りかけた。「ロクローさん、聞いてくれ」
 額に汗をにじませたロクローが、こちらを見た。
「ここからは俺が質問を考える。あんたはそれをオウム返しにしゃべってくれればいい。
了解なら、うなづいてくれ」
 ロクローがうなづく。小国はトークバックに話し始めた。
「君はさっき、こう言ったね。日本にやってきて、最初の獲物は長距離トラックの女性運転手だったって」
 ロクローが一字一句同じく繰り返した。
「君はさっき、こう言ったね。日本にやってきて、最初の獲物は長距離トラックの女性運転手だったって」
「君・・・って」
 男が面食らったような声をあげた。
「急に丁寧な口調になったじゃない。どうしたのさ、ロクローさん。ついさっきまでは、てめえ、とか言ってたくせに」
 無視して小国が続けた。
「そうなると、おかしいことがある」
 ロクローが同じセリフを言う。
「そうなると、おかしいことがある」
「なにがです?」
「ちょっと調べてみたんだ。首狩りジャックの犠牲者は、これまでに11人いる。そのうち、長距離トラックの女性運転手の被害者はたった一人だ。神奈川県大磯町で首と片腕がない遺体で見つかった蔵田三和子さんという女性だ」
 少し長いセリフなので心配したが、ロクローはきちんと復唱した。うろたえてはいても、そう言うところは、ラジオの世界で生き抜いてきたベテランDJだと感心する。
「なにがおかしい、っていうのさ」
 吸血男はイタズラが見つかって、すねた子供のような口調になった。
「蔵田さんが殺害されたのは、さっきも君が言ったように、去年の12月1日だ。ところが、新聞記事で確認してみると、蔵田さんは首狩りジャックによるとみられる連続殺人の5番目の犠牲者なんだよ。妙だろ」
 小国にとって今やロクローは海外でインタビュー取材をする時の通訳と同じだった。小国の質問を繰り返し、電話の向こうの男が答える。
「まあ、妙と言えば、妙かな」
「君の記憶が正しいとすれば、蔵田さんより前に殺害されて首と片腕を切断された4人は、君が殺したんじゃない、ってことになる」
 男は答えなかった。
「それとも、君の記憶違いなのかな?」
 やはり、男は答えない。
 小国がすかさず畳み掛ける。
「君は、本物の首狩りジャックじゃないんじゃないのか」
 驚いたロクローが目を見開いて、こちらを見た。小国がマイクに鋭く言う。「いいから、そのまま繰り返せ!」
 ロクローが額の汗を拭ってから、ゆっくりと言った。
「君はホンモノの首刈りジャックじゃ、ないんじゃないか」
 男は黙ったままだ。
「君は模倣犯だ!」小国が強い調子で断言した。ロクローが小国の顔をにらみつけたまま、マイクに向かって言葉を放った。
「君は模倣犯だ!」
「違うか?」と小国。
「違うか?」ロクローが繰り返す。
「だれか、助けてるね」
 急に男が言った。
 スタジオとサブにいる全員が息をのんだ。
「そんなことは、ない・・・」
 動揺したロクローが、思わず否定の言葉を発する。
「わかった。小国さんだね」
 今度は小国が飛び上がる番だった。ロクローも目をむいていた。
「小国雄彦さんでしょ。メトロポリタン・テレビの社会部にいたんだよね。そうか、あなたがロクローさんに入れ知恵してるんでしょう」
「違うって言ってるだろう!」
 ロクローが逆上して叫んだ。無視して男が続ける。
「今は『ロクローのミッドナイトコール』のプロデューサーをしてるんですよね。たいへんでしょう?ロクローさんと仕事するの。暴言と放送禁止用語のオンパレードだもんねえ」
 楽しそうな声だった。サブのスピーカーから聞こえてくる声を聞きながら、小国は混乱しかかった頭を必死で整理しようとしていた。

(なぜ、こいつは、俺のことを知ってる?)

 見透かしたように男が言った。
「なんで自分のことを知ってるのか、って考えてる?」
 奴はもうロクローに向かってしゃべっていない。小国に語りかけているのだ。
「教えましょうか。ネットで調べたんですよ。ジャックに関するホームページは山ほどありますから。掲示板に、あなとのことは随分のってましたよ。夕方ニュースの生中継で、しゃべっちゃったんですってねえ。首狩りジャックは2人いる、って。それが大誤報だって責められて飛ばされたんでしょ。テレビのエース記者がラジオの深夜番組にだもんねえ。畑違いもいいとこだ。つらかったでしょうねえ。お察ししますよ」
 小国の額にも嫌な汗がにじんできていた。ロクローは口を半開きにしたままだ。
「ピンポーン!!」
 突然、吸血男が素っ頓狂な大声で叫んだ。
「あなた、大正解ですよ。首狩りジャックは2人いるんです。ぼくと、もう一人ね」
 今度、口が半開きになったのは小国だった。
「残念でしたよねえ、大誤報じゃなくって、大スクープだったのにさ。あなたの上司も、ほんと大バカでしたね。上が無能だと、部下は苦労しますよ、ねえ、小国さん」
「ど、どうすんだよ、小国さんよお・・・」
 おろおろしながら、ロクローが小国の名前を呼んだ。マイクに音声が入るのもおかまいなしだ。黙らせようと、ロクローの耳のイヤホンにつながるマイクに怒鳴った。
「しっ!俺の名前を出すな!」
「だって、奴はおたくと話したがってるみたいだぜ」
 開き直ったようにロクローが言うと、電話の向こうから男が同調した。
「そう、そう、ロクローさん、よくわかってらっしゃる。さすが、ラジオの帝王だね。覚えてる?さっきさ、あなたの番組に電話したのには、もうひとつ理由があると言ったでしょう。それがね、まさに小国さんなんですよ。まさか、と思ったよ。ぼくが電話しようと決意した番組にさ、世の中でたった一人だけ、ぼくの存在を言い当てた人間が関わっているなんてね。後でわかってビックリしました。そして、狂喜しましたよ。なんという偶然!これぞ、悪魔の采配だって!」
 甲高い笑い声がスピーカーから響いた。。
 ため息混じりにロクローが言った。「俺の出る幕はなさそうだ」
「ロクローさん、傷ついたなら謝ります。でも、だいじょうぶですよ。あなたの出番はもうちょっと後に、キチンと取ってありますから」
「だってよ。しばらくこいつとしゃべってみたらどうだい、小国さんよ」
「ふざけんなっ!」
 カッと頭に血が上って、小国は怒鳴った。
「こいつはあんたの番組だろう!あんたがしゃべんなくてどうする!」
 懸命に落ちつこうとした。だが、怒りと動揺で動悸がおさまらない。壁の時計を見る。針はまもなく午前3時56分を刺そうとしている。「ロクローのミッドナイトコール」は午前3時半からの30分番組だが、実際には3時59分には自動的に終わりのCMが発効する。つまり、番組の終了までは、もう3分ほどしか時間がない、ということだ。

 (ここまででインタビューは成功したといえるのか・・・?)

 ラジオ局にパーソナリティーの愛人の生首を送りつけてきた猟奇的犯人の「生の声」を放送することはできた。
 常軌を逸した発言を公共の電波で垂れ流しにしたのだから、局の内外から批判もあがるかもしれない。
 だが、これはまぎれもなく超一級品のニュースだ。
 文句を言いたい奴には、言わせておけばいい。
 小国本人には大きな収穫もあった。
 小国がテレビニュースの現場から飛ばされる原因になった「首狩りジャック2人説」。
 奴は、それは正しい、と言った。「首狩りジャックは2人いるんですよ。ぼくと、もう一人ね」と。

 もちろん奴が本当のことを話しているとしたら、だが。
 
 もう少し時間があったら・・と、事件記者としての小国は思う。
 しかし一方でプロデューサーとしての小国は危機管理上「このあたりで止めておいた方がいい」とも思っていた。
 この生放送は完全に放送コードを逸脱している。それは間違いない。小国の頭は二つの心境の間で振り子のように揺れ動いていた。どちらの選択が正しいのかはわからなかった。
 ただ、この異常なオンエアも、あと3分もたてば自動的に終わる。
 くやしい、と思う反面、ほっとしてもいた。

 その時だ。
 サブのドアが勢いよく開いた。
 飛び込んできたのは、濃紺のダブルスーツを着た男だった。頭頂部がはげかかった髪を器用にサイドから撫でつけている。
 見覚えがあった。ラジオ編成の人間だ。ミッドナイトコールの直接の担当者ではないが、その上の副部長で首藤という男だ。頬を紅潮させているのがわかる。その首藤が興奮した声で叫んだ。
「この番組は終わりませんよ!このまま、トクバンに突入します」
「なに言ってる?」
 小国も叫んだ。ディレクターの春日部は言葉を失い、固まった。
「特番だ、と言ったんです。CMも全部飛ばしますよ」
「そんな無茶を・・」
 TDの会川がうめいた。
「もう、局長の許可ももらってますから」
 首藤の声はさらに甲高くなった。
「スポンサーの接待で遅くなったもので、オフィスによって酔いを醒ましていたんですよ。少しシラフに戻ったらタクシーで帰ろうと思いましてね。そしたら、警備センターから電話がかかってきたんですよ。こちらでは対応しきれないから何とかしてくれ、って切羽詰まった声でね」
 首藤は続けてまくし立てた。
「ジャンジャン電話がかかってきてるっていうんです。ほら、夜中は交換業務をしていないでしょう。代表番号にかかってきた電話はみな警備センターに回っちゃうんです。その電話が全部、ミッドナイトコールの件だって言うじゃないですか。もう、回線もパンク状態で仕事にならない。警備の人間が悲鳴をあげてるんですよ。で、ラジオをつけてみたら、びっくりですよ。一気に酔いが醒めました。パソコンを開いてみて、さらに驚きました。実況のスレッドがいくつも立ってる。みんな、この番組についてですよ。『ホンモノの首狩りジャックが今、生で電話に出てる!』。『女の生首がスタジオに送られてきたってホントかよ!』。ネットはもう大騒ぎになってた。その瞬間、頭にひらめきましたね!こいつは凄い聴取率になってる。特番にするしかない、って」
 首藤はニヤッと笑って、小国を見た。
「特番・・って言ったって、誰がやるんだ・・・?」
「もちろん、このまま、あなたたちに続けてもらいますよ。ラジオですからねえ、人もそんなにいらないでしょう。とりあえず、1時間延長する特枠は確保しました。さっきも言いましたが、編成局長の決裁ももらっています」
 有無を言わさぬ口調だった。
「それから、テレビの方の社会部にも連絡しました。根岸部長と警視庁クラブの記者が、もうすぐカメラを連れて到着するはずです」
 根岸の名前を突然出されて、瞬間、小国の頭は沸騰した。
「なんでヤツがここに来る!こいつはおれの・・・・『仕事』だ!」
 危うく「おれの『手柄』だ」と言いかけたが、なんとかこらえた。小国の心境を見透かしたのか、首藤が唇の端に残酷な笑みを引っかけながら言った。
「スタジオにあんなものが送られてきたんですよ」
 小国の紺のブレザーがかけられたキャバクラ嬢の生首を指さす。
「警察サイドからも警視庁キャップに、何が起きてるかを確認したい、という電話が掛かってきたそうです。まさか今の時点で捜査員やら鑑識やらをここに入れるわけにはいかないでしょう。とりあえず、社会部長が責任を持って状況を把握してから連絡する、ということで折り合いをつけてもらいました」
 小国は唇を強くかんだ。下唇に歯が食い込み、血がにじんだ。
 首藤は今度は含み笑いをこらえながら言った。
「警察が来るまで、できるだけ時間をかせいで、その間にカメラをガンガン回しますよ。その素材をたっぷり使って、今度はテレビのゴールデン・タイムに特番を打ちます。一粒で二度おいしい、とはこのことです。社長賞は間違いない」
 こらえきれずに笑った。
「さあ、ショウ・マスト・ゴー・オンです!」
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