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第167話 王国軍との交戦
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ジリジリと寄ってくる王国兵たちに対して、公国軍もクロスボウで応対しているが、全てを盾で弾き返されてしまう。こうなったら、被害を覚悟で、壁を飛び出し、敵の盾部隊を飛び越すように射撃を加えるしかない。しかし、その際にクロスボウ達に生身をむき出しにする状態だ。敵側のように盾がこちらにはないのだ。盾部隊の後ろに控える弓兵がこちらを虎視眈々と狙いを定めている。
僕はライルに合図を出し、クロスボウ達を一気に壁から飛び出させ、一斉射撃を敵に食らわせた。矢は王国軍の中軍の方まで飛んでいった。そのため、王国軍は急な斉射に戸惑い、歩みが止まった。まばらにこちらに反撃をしてくる弓兵がいたが、全体からすれば少しだ。クロスボウ達はこの隙にさらにもう一度、斉射を行わせ、壁に戻ってもらった。これで、いくらか相手に被害を与えられたはずだ。今はこれを繰り返し、王国軍の歩みを止め続けるしかない。もしかしたら、相手の大将格の者に矢が当たり、撤退をしてくれるかもしれない。そんなことを思いながら、横ではライルが呼吸をするようにクロスボウ達を壁から出したり、引っ込めたりしながら、王国軍に損害を与えていく。しかし、徐々に王国側も体制を整え、反撃も強くなっていく。
そのため、クロスボウ隊の被害が徐々に増えていった。僕は、治療をするため、シェラと共に治療する場所に行き、回復魔法を施していく。体力回復薬を飲んでもらい、休ませてやりたいが、戦線に復帰してもらった。ただ、意外だったが、公国に来てまだ日が浅いと言うのに、亜人達が必死になって戦ってくれているのだ。僕は、治療を終えた亜人が戦場に駆け戻っていく様子を見て、頭が下がるばかりであった。
なんとか、一進一退と言ったところまで、状況を盛り返せていたが、いかんせん、相手の兵力はこちらの十倍だ。つぎつぎと兵が湧き上がるような錯覚さえする。一方、こちらは、戦線に復帰できないほど体力を消耗している数が増えてきたのだ。時間が経てば経つほど、形勢は王国軍側に有利になっていくだろう。だからといって、こちらには打開策と言えるものはなかった。あるとすれば、僕の魔法とミヤ達の突撃しかない。しかし、これだけの大軍に対して、有効な手立てと言えるか分からないし、ライルが猛反対をしてくるのだ。しかし……
どれほどの時間が経っただろうか。僕の目の前には、大きく体力を消耗した兵士が大勢横になっている。怪我は治療しているので、外傷はないものの、皆、息を切らせて苦しそうにしている。さらに、人数は増えそうだ。やはり、僕とミヤの突撃しか。僕の側に控えているミヤを見つめると、コクっと頷いた。ミヤも、いつもの雰囲気はなく、僕を守り通せるか不安があるような表情をしていた。それでも僕が突撃すれば、ミヤは命をかけて、僕を守ってくれるだろう。
この場をシェラに任せ、僕はライルのところに向かった。そこは最前線とも言える場所で、ライルが声を荒げて、クロスボウ隊に指示を飛ばし続けていた。僕が近づくのにすぐに気付いたようだ。
「ロッシュ公。こんなところに来てはダメだぜ。すぐに後ろに下がっていてくれ。おっと」
ライルがそういった瞬間に、僕の近くに矢が地面に突き刺さった。何と言う場所に、皆はいるんだ。僕は逃げたくなる気持ちを押さえ込んだ。
「さあ、早く行ってくれ。回復魔法を使ってもらわないと、戦線が一気に崩れてしまうぜ」
「ライル、僕はミヤと共に敵軍に突っ込む。その隙に皆を退避させてくれ。ミヤと一緒なら、時間はかなり稼げるだろう。それに、僕の魔法もある。これは、僕の命令だ。聞いてもらうぞ」
「悪いが、それはできねえな。いいか。命をかけるのは俺達だ。ロッシュ公じゃねえ。オレ達が突っ込むから、ロッシュ公が退避してくれ。いいか、これだけは忘れないでくれ。オレ達がここにいるのは、あんたのおかげだ。それは皆、分かっているからこそ、ここで歯ぁ食いしばって、戦ってるんだ。ここで散らして良い命じゃあねぇんだよ。ロッシュ公の命は。だから、ここは気持ちを抑えてくれ。ミヤさんも頼むぜ」
そういうと、ミヤは僕の腕を強く掴み、僕はなんとかその力に抗おうとしたが、とても敵うものではない。その場をズルズルと離れようとした時、明らかに今までとは違う声が王国側の方から聞こえてきた。声と言うか、悲鳴に近いものだ。すると、一人の兵がこちらに近付いてくる。ライルは射撃の指示を出そうとしたが、止めさせた。とうやら、公国軍の兵士だったようだ。兵士は、ライルに近づき、ミヤに掴まれている僕の方を見て、体を僕の方に傾けた。あれは、たしか……
「ロッシュ公に申し上げたい事がございます。王国軍の背後をガムド子爵様の兵二千人が攻め込んでおります。これを機に、公国軍も迎撃に加わって頂きたいとガムド子爵からの伝言です」
ガムド子爵だと⁉ 信じられない。作戦の場所とは大きく離れた場所ではないか。しかも、二千人ということは主力ではないか。今は、考えても仕方がないか。千載一遇とはまさにこのこと。ライルもそれを感じているので、ここで退くのではなく、ガムド子爵に合わせ、王国軍を挟撃するしか途はない。
「ライル!! 問題はあの盾部隊だ。あの部隊をまず無力化しろ。剣にビリビリを装備している者を真っ先に向かわせろ。そこの穴をクロスボウ隊で一気に拡大していくぞ。大将はきっと、後方に控えているはずだ。そこまで、一気に駆け上るぞ。今回は、僕も出させてもらうぞ。兵は一人でも多いほうが良いからな。ミヤも止めるなよ」
ライルとミヤは呆れ顔になっていたが、頷き、ライルは兵たちに、突撃の命令を出し、僕は、盾部隊を沈黙させるためのビリビリを装備した部隊と共に先陣を切ることにした。僕を囲むようにミヤと眷族達がいて、その周りを突撃隊が囲んでいた。僕は、高さを限定し、風圧を上げ、相手を吹き飛ばすようなイメージで風魔法を使った。すると、盾部隊の数人が僕の風魔法を盾で受けたため、もろに風圧を受けることとなり、大きく後方に吹き飛ばされた。その相手を、眷族達が無力化していく。僕は、何度もそのイメージで前方の敵を吹き飛ばし、王国軍に穴を作っていく。
ライルは間髪入れず、クロスボウ隊を穴に潜り込ませ、思う存分、矢を射続けた。この時のクロスボウの威力は凄いものだ。しかも、遮るものがなく、相手が密集しているため、目をつぶって、射ても当たるほどだった。周囲の王国兵は、次々と倒れ、息絶えていく。それでも頑強に抵抗してくる王国軍の兵士には、眷族を当てた。一対一ならば、眷族に勝てる道理はない。やはり、一瞬で無力化されていく。そのため、公国軍に直接攻撃を加えていた前軍は、崩れ始め、隊長と思われる者が声を枯らしながら騒いでいるが、一度崩れ始めた軍を立て直すことは出来ず、前軍は敗走を始めた。
敗走している前軍には目もくれず、中軍への攻撃を始めた。中軍には盾部隊は存在しないのか、こちらには現れてこない。それでも、中軍の兵は前軍より練度が低いのか、動きに精細さを欠くような気がする。クロスボウ隊は斉射を続け、ついに中軍までもが崩壊した。秩序のある撤退とはとてもいいがたい惨めな敗走をしたのだ。目の前には中軍の戦意がある者だけが残ったが、それも微々たるもので、クロスボウ隊とミヤの眷族達によって打倒されていく。
すると、僕達の目の前は、一気に視野が広がり、残すは王国軍の後軍だ。その軍は、ガムド子爵との交戦でこちらに兵を割く余裕がないようで、向かってくる者はいなかった。そのため、的に当てるようにクロスボウで容易に相手に傷を負わせていく。その状態が、いくらも続かないまま、後軍すらも敗走を始めた。その隙に僕達はガムド子爵の軍と合流を果たし、追撃をせず、一気に反転して、峠を目指すことにした。
僕はライルに合図を出し、クロスボウ達を一気に壁から飛び出させ、一斉射撃を敵に食らわせた。矢は王国軍の中軍の方まで飛んでいった。そのため、王国軍は急な斉射に戸惑い、歩みが止まった。まばらにこちらに反撃をしてくる弓兵がいたが、全体からすれば少しだ。クロスボウ達はこの隙にさらにもう一度、斉射を行わせ、壁に戻ってもらった。これで、いくらか相手に被害を与えられたはずだ。今はこれを繰り返し、王国軍の歩みを止め続けるしかない。もしかしたら、相手の大将格の者に矢が当たり、撤退をしてくれるかもしれない。そんなことを思いながら、横ではライルが呼吸をするようにクロスボウ達を壁から出したり、引っ込めたりしながら、王国軍に損害を与えていく。しかし、徐々に王国側も体制を整え、反撃も強くなっていく。
そのため、クロスボウ隊の被害が徐々に増えていった。僕は、治療をするため、シェラと共に治療する場所に行き、回復魔法を施していく。体力回復薬を飲んでもらい、休ませてやりたいが、戦線に復帰してもらった。ただ、意外だったが、公国に来てまだ日が浅いと言うのに、亜人達が必死になって戦ってくれているのだ。僕は、治療を終えた亜人が戦場に駆け戻っていく様子を見て、頭が下がるばかりであった。
なんとか、一進一退と言ったところまで、状況を盛り返せていたが、いかんせん、相手の兵力はこちらの十倍だ。つぎつぎと兵が湧き上がるような錯覚さえする。一方、こちらは、戦線に復帰できないほど体力を消耗している数が増えてきたのだ。時間が経てば経つほど、形勢は王国軍側に有利になっていくだろう。だからといって、こちらには打開策と言えるものはなかった。あるとすれば、僕の魔法とミヤ達の突撃しかない。しかし、これだけの大軍に対して、有効な手立てと言えるか分からないし、ライルが猛反対をしてくるのだ。しかし……
どれほどの時間が経っただろうか。僕の目の前には、大きく体力を消耗した兵士が大勢横になっている。怪我は治療しているので、外傷はないものの、皆、息を切らせて苦しそうにしている。さらに、人数は増えそうだ。やはり、僕とミヤの突撃しか。僕の側に控えているミヤを見つめると、コクっと頷いた。ミヤも、いつもの雰囲気はなく、僕を守り通せるか不安があるような表情をしていた。それでも僕が突撃すれば、ミヤは命をかけて、僕を守ってくれるだろう。
この場をシェラに任せ、僕はライルのところに向かった。そこは最前線とも言える場所で、ライルが声を荒げて、クロスボウ隊に指示を飛ばし続けていた。僕が近づくのにすぐに気付いたようだ。
「ロッシュ公。こんなところに来てはダメだぜ。すぐに後ろに下がっていてくれ。おっと」
ライルがそういった瞬間に、僕の近くに矢が地面に突き刺さった。何と言う場所に、皆はいるんだ。僕は逃げたくなる気持ちを押さえ込んだ。
「さあ、早く行ってくれ。回復魔法を使ってもらわないと、戦線が一気に崩れてしまうぜ」
「ライル、僕はミヤと共に敵軍に突っ込む。その隙に皆を退避させてくれ。ミヤと一緒なら、時間はかなり稼げるだろう。それに、僕の魔法もある。これは、僕の命令だ。聞いてもらうぞ」
「悪いが、それはできねえな。いいか。命をかけるのは俺達だ。ロッシュ公じゃねえ。オレ達が突っ込むから、ロッシュ公が退避してくれ。いいか、これだけは忘れないでくれ。オレ達がここにいるのは、あんたのおかげだ。それは皆、分かっているからこそ、ここで歯ぁ食いしばって、戦ってるんだ。ここで散らして良い命じゃあねぇんだよ。ロッシュ公の命は。だから、ここは気持ちを抑えてくれ。ミヤさんも頼むぜ」
そういうと、ミヤは僕の腕を強く掴み、僕はなんとかその力に抗おうとしたが、とても敵うものではない。その場をズルズルと離れようとした時、明らかに今までとは違う声が王国側の方から聞こえてきた。声と言うか、悲鳴に近いものだ。すると、一人の兵がこちらに近付いてくる。ライルは射撃の指示を出そうとしたが、止めさせた。とうやら、公国軍の兵士だったようだ。兵士は、ライルに近づき、ミヤに掴まれている僕の方を見て、体を僕の方に傾けた。あれは、たしか……
「ロッシュ公に申し上げたい事がございます。王国軍の背後をガムド子爵様の兵二千人が攻め込んでおります。これを機に、公国軍も迎撃に加わって頂きたいとガムド子爵からの伝言です」
ガムド子爵だと⁉ 信じられない。作戦の場所とは大きく離れた場所ではないか。しかも、二千人ということは主力ではないか。今は、考えても仕方がないか。千載一遇とはまさにこのこと。ライルもそれを感じているので、ここで退くのではなく、ガムド子爵に合わせ、王国軍を挟撃するしか途はない。
「ライル!! 問題はあの盾部隊だ。あの部隊をまず無力化しろ。剣にビリビリを装備している者を真っ先に向かわせろ。そこの穴をクロスボウ隊で一気に拡大していくぞ。大将はきっと、後方に控えているはずだ。そこまで、一気に駆け上るぞ。今回は、僕も出させてもらうぞ。兵は一人でも多いほうが良いからな。ミヤも止めるなよ」
ライルとミヤは呆れ顔になっていたが、頷き、ライルは兵たちに、突撃の命令を出し、僕は、盾部隊を沈黙させるためのビリビリを装備した部隊と共に先陣を切ることにした。僕を囲むようにミヤと眷族達がいて、その周りを突撃隊が囲んでいた。僕は、高さを限定し、風圧を上げ、相手を吹き飛ばすようなイメージで風魔法を使った。すると、盾部隊の数人が僕の風魔法を盾で受けたため、もろに風圧を受けることとなり、大きく後方に吹き飛ばされた。その相手を、眷族達が無力化していく。僕は、何度もそのイメージで前方の敵を吹き飛ばし、王国軍に穴を作っていく。
ライルは間髪入れず、クロスボウ隊を穴に潜り込ませ、思う存分、矢を射続けた。この時のクロスボウの威力は凄いものだ。しかも、遮るものがなく、相手が密集しているため、目をつぶって、射ても当たるほどだった。周囲の王国兵は、次々と倒れ、息絶えていく。それでも頑強に抵抗してくる王国軍の兵士には、眷族を当てた。一対一ならば、眷族に勝てる道理はない。やはり、一瞬で無力化されていく。そのため、公国軍に直接攻撃を加えていた前軍は、崩れ始め、隊長と思われる者が声を枯らしながら騒いでいるが、一度崩れ始めた軍を立て直すことは出来ず、前軍は敗走を始めた。
敗走している前軍には目もくれず、中軍への攻撃を始めた。中軍には盾部隊は存在しないのか、こちらには現れてこない。それでも、中軍の兵は前軍より練度が低いのか、動きに精細さを欠くような気がする。クロスボウ隊は斉射を続け、ついに中軍までもが崩壊した。秩序のある撤退とはとてもいいがたい惨めな敗走をしたのだ。目の前には中軍の戦意がある者だけが残ったが、それも微々たるもので、クロスボウ隊とミヤの眷族達によって打倒されていく。
すると、僕達の目の前は、一気に視野が広がり、残すは王国軍の後軍だ。その軍は、ガムド子爵との交戦でこちらに兵を割く余裕がないようで、向かってくる者はいなかった。そのため、的に当てるようにクロスボウで容易に相手に傷を負わせていく。その状態が、いくらも続かないまま、後軍すらも敗走を始めた。その隙に僕達はガムド子爵の軍と合流を果たし、追撃をせず、一気に反転して、峠を目指すことにした。
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