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地方コンテスト
第7話 コンテスト
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ついにコンテストの日がやってきた。
最高の研ぎが出来たとはいい難い。
それでも今出来る、すべてを詰め込めた剣が完成したのだ。
三回の研ぎに耐えられた剣はこれだけだった。
あとは全てナマクラだ。
どうやら、研ぎを繰り返してナマクラになってしまった武具は、もう一度研いでもダメみたいだ。
もしかしたら、武具ごとに何かパラメーターのようなものがあるのかもしれない。
だが、それを知ることは今の僕に難しい。
それでも、この剣の出来栄えに満足の行く結果だ。
これでコンテストに参加するんだ。
「親方ぁ。このナマクラはどうするの?」
「ああ。そうだな……」
ナマクラと言っても、普通の武器として使えないことはないんだよな。
ただ、鍛冶師として満足のいく価値がないと言うだけで。
「親方ぁ。私に一本、もらってもいい?」
それは武器を携帯するということかな?
まぁ、問題はないかな?
そもそも、酷い扱いをされる獣人だ。
護衛の武器を持っていたほうがいいだろう。
「いいぞ。だけど、ナマクラなんかでいいのか? なんだったら、今度……」
「いいんです。親方が頑張って研いでくれたのがいいんです」
なんて、いい子なんだろうか。
それに鍛冶師として、これ以上嬉しい言葉はないと思う。
満足のいくものでないことが気がかりだけど。
「どれにするつもりだ?」
武具屋から持ってきたのは、各種様々だ。
剣や斧、槍に短剣……ムチもあるぞ。
本当に色々と研いだものだな。
どれもナマクラだけど……。
「これにします!」
それを選んだか。
でも……。
「いいんです!! これがいいです!!」
まぁ、いいか。
明らかに体に合っていない大きさに見えるが……
持っていると、まるで大切に抱きしめているようにしか見えない……。
「じゃあ、コンテストの会場に向かおうか」
「はい!」
コンテストの会場は公爵家の屋敷前の広場で行われる。
……ここに来るのも久しぶりだな。
子供の頃はここでお嬢様と……
「お兄ちゃん! うぐっ……どっかに行っちゃったと思ったよ」
たしかに凄い人だかりだからな。
「手を繋ぐか?」
「うん」
……あれ?
「アリーシャ。剣はどうした?」
「あれ? あれあれ? ……どこかに忘れてきちゃったみたい」
まったく……。
「口元にクリームが付いているぞ。あとで探しに行くからな」
「えへへへ。ごめんなさい」
給金のお金を渡すと、すぐに食べ物ばかり食べている。
ちょっとはお金を貯めようという気がないのだろうか?
そういえば、僕の方も蓄えは底が見え始めている。
まだまだ大丈夫だけど、先を考えると絶対にコンテスト入賞以上はもらわないと。
コンテストは鍛冶師部門と装飾部門に分かれている。
鍛冶師部門はまさにコンテストで一番盛り上がる。
一人一人の鍛冶師が自らの力量で作った武器を持ち寄り、競う。
一方、装飾部門は盛り上がりに欠ける。
完成した武具に対して、装飾を施すものだ。
きらびやかにしたり、魔道具を取り付けたり……まぁ、完成後の加工はすべて、ここに当てはまる。
僕は装飾部門で出すことになる。
僕の研ぎは修復という面が強いから。
「アリーシャ。受付はあっちみたいだ」
「はい!!」
「スターコイド公爵家主催の鍛冶師コンテストにご参加ですか?」
「はい」
「それでは、これに記入をお願いします……」
えっと……名前と所属か……
「所属はないんですけど」
「無記名でもいいですよ」
ふむ……
出場は装飾部門、と。
購入店または制作者?
ああ、加工するんだから完成品の情報が必要なのか。
制作者は分からないな。
領都アグウェルの武具屋『ブーセル』、と
あとは……説明?
なんだろう?
ボロい剣を研いで元通りにしました、と。
これでいいかな。
「お願いします」
「はい。ライル様ですね。それでは作品を提出して下さい。番号は108番です」
結構、数が出ているんだな。
まだまだ後ろにも列があるのか。
これは……入賞するのが、ちょっと不安になってきたぞ。
「アリーシャ。コンテストは鍛冶師部門が終わってからみたいだから、見に行こうか?」
「はい! でも、私の武器は?」
……どうしようかな。
すぐにでも鍛冶師部門は始まってしまうみたいだ。
是非、見てみたいもんな。
「あとにしよう」
「はい!!」
いい返事だ。
さてと……。
装飾部門に比べて、鍛冶師部門は出展数は少ないみたいだ。
だが……熱気が凄いな。
長々と繋がったテーブルには、武器が置かれていた。
へえ。
製作者が直に説明をしてくれるのか。
これは思った以上に面白そうなイベントだな。
毎年、修行にかまけていないで覗きに来ればよかったな。
僕は端からゆっくりと眺めていった。
……いいな。
それが一番の感想だった。
物は様々だ。
とても素晴らしい出来から、そうでないものまで。
だけど、一から作り上げられることにこれほど羨ましいと思ったことはない。
僕もいつかは……。
そんな時にふと、目に付いたものがあった。
『製作者 ベイド=ウォーカー』
という文字だ。
「久しぶりだな。役立たず」
「ベイド……どうして」
どれくらい振りだろうか……。
相変わらずの醜悪な面だったが……。
それにしても……
「この剣は……」
「どうだ? 俺の最高の一品だ。凄すぎて、声も出ないだろ?」
たしかに声が出ない……
だって、この剣は……。
「おっと、最終選考の発表が始まるみたいだな。積もる話もあるが、俺の晴れ姿を拝んでおくんだな」
僕はそっとその場を離れた。
「アリーシャ。無くした剣を探しに行こうか」
「いいの?」
僕はある疑問が湧いていた。
「あの剣はたしかに……」
後ろでは発表がされる度に喝采が起きていた。
最終選考に選ばれた名前には、ベイド=ウォーカーの名前はなかった。
「ごめんなさい。見つからなかったね」
「もういいんだ。また、お金が入ったら、新しいのを買ってあげるよ」
アイツの名前がないのは当たり前だ。
だって、あの剣は僕が研いだナマクラだったのだから。
でも、どうしてアイツがあれを持っていたのか……謎だ。
最高の研ぎが出来たとはいい難い。
それでも今出来る、すべてを詰め込めた剣が完成したのだ。
三回の研ぎに耐えられた剣はこれだけだった。
あとは全てナマクラだ。
どうやら、研ぎを繰り返してナマクラになってしまった武具は、もう一度研いでもダメみたいだ。
もしかしたら、武具ごとに何かパラメーターのようなものがあるのかもしれない。
だが、それを知ることは今の僕に難しい。
それでも、この剣の出来栄えに満足の行く結果だ。
これでコンテストに参加するんだ。
「親方ぁ。このナマクラはどうするの?」
「ああ。そうだな……」
ナマクラと言っても、普通の武器として使えないことはないんだよな。
ただ、鍛冶師として満足のいく価値がないと言うだけで。
「親方ぁ。私に一本、もらってもいい?」
それは武器を携帯するということかな?
まぁ、問題はないかな?
そもそも、酷い扱いをされる獣人だ。
護衛の武器を持っていたほうがいいだろう。
「いいぞ。だけど、ナマクラなんかでいいのか? なんだったら、今度……」
「いいんです。親方が頑張って研いでくれたのがいいんです」
なんて、いい子なんだろうか。
それに鍛冶師として、これ以上嬉しい言葉はないと思う。
満足のいくものでないことが気がかりだけど。
「どれにするつもりだ?」
武具屋から持ってきたのは、各種様々だ。
剣や斧、槍に短剣……ムチもあるぞ。
本当に色々と研いだものだな。
どれもナマクラだけど……。
「これにします!」
それを選んだか。
でも……。
「いいんです!! これがいいです!!」
まぁ、いいか。
明らかに体に合っていない大きさに見えるが……
持っていると、まるで大切に抱きしめているようにしか見えない……。
「じゃあ、コンテストの会場に向かおうか」
「はい!」
コンテストの会場は公爵家の屋敷前の広場で行われる。
……ここに来るのも久しぶりだな。
子供の頃はここでお嬢様と……
「お兄ちゃん! うぐっ……どっかに行っちゃったと思ったよ」
たしかに凄い人だかりだからな。
「手を繋ぐか?」
「うん」
……あれ?
「アリーシャ。剣はどうした?」
「あれ? あれあれ? ……どこかに忘れてきちゃったみたい」
まったく……。
「口元にクリームが付いているぞ。あとで探しに行くからな」
「えへへへ。ごめんなさい」
給金のお金を渡すと、すぐに食べ物ばかり食べている。
ちょっとはお金を貯めようという気がないのだろうか?
そういえば、僕の方も蓄えは底が見え始めている。
まだまだ大丈夫だけど、先を考えると絶対にコンテスト入賞以上はもらわないと。
コンテストは鍛冶師部門と装飾部門に分かれている。
鍛冶師部門はまさにコンテストで一番盛り上がる。
一人一人の鍛冶師が自らの力量で作った武器を持ち寄り、競う。
一方、装飾部門は盛り上がりに欠ける。
完成した武具に対して、装飾を施すものだ。
きらびやかにしたり、魔道具を取り付けたり……まぁ、完成後の加工はすべて、ここに当てはまる。
僕は装飾部門で出すことになる。
僕の研ぎは修復という面が強いから。
「アリーシャ。受付はあっちみたいだ」
「はい!!」
「スターコイド公爵家主催の鍛冶師コンテストにご参加ですか?」
「はい」
「それでは、これに記入をお願いします……」
えっと……名前と所属か……
「所属はないんですけど」
「無記名でもいいですよ」
ふむ……
出場は装飾部門、と。
購入店または制作者?
ああ、加工するんだから完成品の情報が必要なのか。
制作者は分からないな。
領都アグウェルの武具屋『ブーセル』、と
あとは……説明?
なんだろう?
ボロい剣を研いで元通りにしました、と。
これでいいかな。
「お願いします」
「はい。ライル様ですね。それでは作品を提出して下さい。番号は108番です」
結構、数が出ているんだな。
まだまだ後ろにも列があるのか。
これは……入賞するのが、ちょっと不安になってきたぞ。
「アリーシャ。コンテストは鍛冶師部門が終わってからみたいだから、見に行こうか?」
「はい! でも、私の武器は?」
……どうしようかな。
すぐにでも鍛冶師部門は始まってしまうみたいだ。
是非、見てみたいもんな。
「あとにしよう」
「はい!!」
いい返事だ。
さてと……。
装飾部門に比べて、鍛冶師部門は出展数は少ないみたいだ。
だが……熱気が凄いな。
長々と繋がったテーブルには、武器が置かれていた。
へえ。
製作者が直に説明をしてくれるのか。
これは思った以上に面白そうなイベントだな。
毎年、修行にかまけていないで覗きに来ればよかったな。
僕は端からゆっくりと眺めていった。
……いいな。
それが一番の感想だった。
物は様々だ。
とても素晴らしい出来から、そうでないものまで。
だけど、一から作り上げられることにこれほど羨ましいと思ったことはない。
僕もいつかは……。
そんな時にふと、目に付いたものがあった。
『製作者 ベイド=ウォーカー』
という文字だ。
「久しぶりだな。役立たず」
「ベイド……どうして」
どれくらい振りだろうか……。
相変わらずの醜悪な面だったが……。
それにしても……
「この剣は……」
「どうだ? 俺の最高の一品だ。凄すぎて、声も出ないだろ?」
たしかに声が出ない……
だって、この剣は……。
「おっと、最終選考の発表が始まるみたいだな。積もる話もあるが、俺の晴れ姿を拝んでおくんだな」
僕はそっとその場を離れた。
「アリーシャ。無くした剣を探しに行こうか」
「いいの?」
僕はある疑問が湧いていた。
「あの剣はたしかに……」
後ろでは発表がされる度に喝采が起きていた。
最終選考に選ばれた名前には、ベイド=ウォーカーの名前はなかった。
「ごめんなさい。見つからなかったね」
「もういいんだ。また、お金が入ったら、新しいのを買ってあげるよ」
アイツの名前がないのは当たり前だ。
だって、あの剣は僕が研いだナマクラだったのだから。
でも、どうしてアイツがあれを持っていたのか……謎だ。
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