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オークに拾われた少年

メス堕ち完了

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「わあっ!」

 そして抵抗する間もなく、ボクの身体はベッドに投げられた。気がつけば見知らぬ寝室で、ボクは王様と二人きりになってしまい。じわじわと近づいてくる王様に対して、ボクは後退りをすることで必死の拒否の位を示す。

「恐れるか、それほどまでに」
「う……。あ、当たり前だろ! こんな急にっ、怖くないほうが変だ!」

 しかし通用していないようで。王様はあっという間にボクの前に直立する。まるで壁のような腹筋が、ボクの目の前でそびえていて。たまらず生唾を飲み込んでしまうけど。それでもボクの生意気な口は、まだ留まることを知らない。

「そもそもっ、か、勝手すぎるだろっ! 勝手に人を襲っておいて、勝手に子供産ませるとか……! 乱暴過ぎるっての!」
「……? ……そうか、我が息子か。相変わらず手先が不器用なのだな」
「は、はあ……!?」
「許せ。あいつはメスの扱いを知らん。あいつはまだ十五歳、まだ我儘な時期なのだ」
「じゅうご……十五ォ!? 絶対嘘だそれ!! 十五ってそれ高校生じゃん!! 子供じゃん!」
「……」
「だいたい父親ならさっ、ちゃんと躾けなよ! きょ、教育悪いんじゃないの! 勝手に人をさらったりとかさ……! もっとこう、その! ……そ、その……!」

 と、ボクが言い放とうとも。王様は顔色一つ変えることはない。いやむしろ、ボクが叫べば叫ぶほどに、この人の放つ……フェロモン……(?)が、濃厚になっていく。匂いとか見た目とか、そういうのじゃなくて。あえて言えばその、オーラ……というか。そして王様は、ふと口元を緩めたかと思うと。こう呟いた。

「……騒がしいメスを躾けるのが、私の趣味だ」
「ッ……!」

 次の瞬間、王様はボクの両腕をベッドに押さえつけた。当然、全身余すところなく鍛え上げられた肉体が、ボクに覆いかぶさってくるわけで。たまらずボクは悲鳴をあげそうになったけど、それをするまもなく……ボクは唇を塞がれた。

「っ……! っ、っ~~っ……!!」

 初めてのキスだった。それは見た目とは裏腹に、とても優しくて。緊張しきったボクの体を、柔らかくほぐすような……。でも違った。キスで僅かに油断した一瞬を、王様は見逃してくれなくて。王様は口に舌を入れながら、ボクの舌を弄ぶ。

 なんなんだ、これ。舌を舐められて……ぐちゃぐちゃになっていく。唾液が絡み合えば絡み合うほど、それは媚薬のように甘くなっていって。さらにそれを舌で喉の奥に押し込まれる。……こんなの、知らない。や、やめ……。

「ぷあっ! ……な、なんれっ……! はっ……!」

 呂律が回らない。頭も混乱している。しかし王様はそれを気にせずに、ボクの服をめくって……今度は胸に舌を添えた。

「ひっ! ……ひ…あっ……、やっ……! ゃぁ……!」

 乳首の周りを、丁寧に舐められてる。まるで飴を味わうかのように、ねっとり……と。暖かくて、柔らかい舌が、ボクの体の奥から何かを引き出してくる。れろ……、ぺろ……って。だ、だめだ。こんなのされたら……。お、おっぱいが……変になる。

『カリッ……』
「ぁっっっ――ぁぁぁああっっっ♡♡♡♡♡」

 そして乳首を甘噛みされた瞬間、ボクの体に甘い電流が駆け抜けた。全身がビクッて跳ねて、力が一気に抜け落ちちゃって。残ったのは痺れるような快感と、確かに疼きだしてしまった……お腹の奥の何か。

 気持ちいい。まるで全力でオナニーをした後の、心地よい脱力感のような。あの時のふわふわとした心地よさが、ボクを襲っている。……でもまだ終わりじゃない。こいつにとったら、これは全部……前戯なんだ。

「……開くぞ」
「っ……! ま、まって……!」

 王様はボクの両足を開いて、腰を近づけた。当然ボクは顔を真っ赤にしながら止めようとするけど、手が上手く動かせなくて。それをいいことに王様は指を舌で濡らして、ボクのお尻に……指を添える。

「ふぁっ……!! ……あっ……ぁぁっ……♡♡♡」

 入口の所で出し入れされる、王様の指先。それは見た目とは裏腹に、とても繊細な指使いで。ボクのお尻に広がる快感を、奥へ、奥へと……少しずつ押し込んでいくかのような手付き。……だからこれも、気持ちよかった。指が抜かれて……、また入ってくる……そのストロークが。

「や……ぁっ……♡ ゃめろっ、……ばかぁっ……♡」

 ――くちゅ……ぴちゃ……ぬちゅ……くち……♡ ……そんな水音が、ボクの耳元まで響いてくる。ほら、ボクはこんなに感じてるんですよ……って、わざわざ教えるみたいに。もっとして欲しいって懇願するみたいに。気がつけばボクの体は、王様の意のままで。ボクは体をベッドに擦り付けながら、必死に得体の知れない快感に耐えていた。

 ……でもいつからだろう。ふとボクは、自分がもっと奥に来てほしいって思ってることに気が付いた。一人でするディルドとかを……、ゆっくりと、奥の方へ挿入する時みたいに……。もどかしくお尻を動かしながら、王様の指先を……奥へと挿れようとしている自分が居た。……あ、あああ。そう……。そ、そこ……。

「そこっ……♡ そ、その、……おきゅっ……♡♡♡ ……、え、…?」

 そしてもう少しで、一番気持ちよくなれる……。そんな部分に辿り着こうとした時。なぜか王様は、ボクの中から指を引き抜いた。……瞬間、限界まで達しようとしていたボクの絶頂は、すぅ……と波のように引いて。ボクの中には拭いきれないほどのモヤモヤと、失望感で包まれる。

「……なん……で……?」

 と、ボクは聞いた。王様はボクの愛液を舐めながら、まだボクのことを見てたから。興味が無くなったわけじゃないと思う。……でもその目は、さっきまでのものとは違った。なんていうか、こう。まるで別の生き物を見るかのような。そしてボクが言葉を失っていると、王様は突然ズボンを脱いで……"それ"をボクに見せつけた。

「ッッッ……――――♡」

 ……刹那。ボクは確信した。いや、確信させられた。ボクが求めていたのは……コレなんだって。……男根……? 巨根……? そのどちらの言葉も相応しくない、圧倒的な大きさの……男の象徴。そのオスの証の先から漏れる……射精のような愛液。それが、とろぉ……とボクの鼻に垂れてきた瞬間。ボクは理解した。……ああ、ボクは……メスになるんだ……って。ボクのオスなんて……ちっぽけなものだったんだ。

 オスのことなんて忘れてしまった。自分におちんちんがついてることすら忘れてしまった。あるのはただ、この大きなそれで、ボクを貫いて欲しいっていう欲求だけ。ぐちゃぐちゃにして……犯して……気絶するくらい……気持ちよく、なりたい。……その証として、ボクは気がつけば、自分のお尻にそれをあてがいながら。必死に懇願していた。

「……いっ……。いれさせてっ……くださいっ……♡♡ ……ぼっ、ボクの…、なかにっ……♡♡♡ ……種付けしてっ……くだひゃいっ……♡♡♡」

 もう我慢出来ない。昔から抑えていたメスへの衝動が、爆発している。本当なら今すぐにでも、これをお尻に入れたい。お尻に入れて、好きなだけ気持ちよくなりたい。……でもそうじゃない。今のボクは、ただのメスだから。

 泣きそうなほどの顔をしながら、ボクは王様に懇願する。期待と少しの怖さを孕んだ顔で、必死におねだりをした。……すると王様は、ふとボクの頭を撫でて。何かを言おうとした。ボクがそれを聞き取ろうとして、また僅かに気を緩めた次の瞬間。――ボクの体を、王様が貫いた。

「おごっ……――――んぎぃっ……ぁぁぁぁぁぁぁぁぁあぁぁぁっっっっっっ♡♡♡♡♡♡♡♡」

 刹那。ボクのおちんちんから溢れ出る、湯水のような精液。貫かれたことによる強制的な絶頂と……押し出されるように飛び出す精液の波が、ボクに耐えれないほどの快楽を与えた。それはもう、期待してたものが馬鹿らしくなるくらいの……。

 頭がばちばちする。全身が痙攣する。前立腺から伝わってくる、圧倒的な刺激が。指の先まで……足の先まで……頭の先まで染み渡る。ボクの身体が、メスに塗り替えていく。

 逃がそうにも逃げてくれない。逃げ場がない。だってボクは、王様に抱きしめられているから。柔らかくて……力強い筋肉に抑えられながら、身体に快楽を刻み込まれるから。しいていえば足をピン……とさせてるくらいだけど、意味はない。むしろ気持ちよくなってるだけだから。

 ……気持ちいい。こんなの、気絶しちゃう。さっきのオークとは比べ物にならないほどの……オスらしいセックス。……いや、種付け。前立腺なんか話にならない。それよりももっと奥の……、あえて言えば、ボクの心の奥まで……貫かれているんだから。

「んぎっ……♡♡♡♡ あがっ……♡♡♡♡♡ ぁ……はっ……♡♡♡♡」

 信じられるだろうか。しかもこれは、ただ挿入しただけの話なんだ。この時点でボクは、今までのオナニーが遊びだったことを分からせられてるのに。これで動かれたら……、犯されたら。

 本当に戻れなくなる。怖い。恐ろしい。身を委ねたい。メスにしてほしい。やだ。犯して。……色々な想いが、一瞬のうちに駆け巡って。たまらずボクは涙を流す。……気持ちいい。孕みたい。思い切り犯して……種付けしてほしい。……そんな気持ちのほうが、今は勝ってるけど。色々考えているうちに、ボクの頭はオーバーヒートして。……なんだかうっすらと、意識が遠のいてきた。

「……どんな気分だ? お前のこの小さな体を……、この私に支配されている気分は」
「はっ……♡♡♡♡♡ かっ……♡♡♡♡♡」
「私がこのまま動けば、お前はどうなると思う……? お前のオスを押しつぶし……、お前の子宮を私の子種で満たしてやれば……、……お前は確実に妊む」
「あえっ……♡♡♡ ひゃえっ……♡♡♡」
「……、言葉も出ないか。まあ当然だろう。オークの生殖能力は、どんな生物よりも頂点に立つ……。……意識を保っているだけ、お前も相当だがな」

 ……動けない。何も出来ない。これじゃあメスどころか……ただのオナホじゃないか。……い、いやだ。オナホなんて嫌だ。ぼ、ボクは……。ボクは……。……あ……。

「…………♡♡♡♡」
「……。気絶したか。仕方ない。今日はここまでにしておこう。これほどまでの名器をここで使い捨てるのは、勿体無さすぎる」
「……♡♡♡♡ ……♡♡♡♡♡」
「出直してくるがいい。さらなる経験を積み、私とまぐわえるほどのメスになれば。その時は私の嫁として……好きなだけ子を産ませてやろう」
「……――――……♡♡♡」
「だから今は眠れ……。お前はそうして……――――」

 ……と、最後に聞こえたのはそこまでだった。快感に耐えきれなくなったボクは、また完全に気絶しちゃって。王様のソレに貫かれまま、ボクは眠りに墜ちた。

 ああ。ボクは本当は、メスだったんだ。そんなことを実感しながら、もう戻れない快楽の海に沈んでいく……。……でもそれでいいのかもしれない。どうせ目的もない人生だ。下手に生きるより、ここで子供を産んだほうが……。幸せ……なのかも……。
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