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第24話 ついに復活!ジュエリー王国のプリンセス
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「フェアーだけでなくゴングルもジュエリー王国の戦士たちに倒されてしまった」
大魔王はつぶやく。もうドンケル王国の幹部は1人しか残っていない。
「ホーフ―、おるか?」
大魔王は後ろを向いて呼びかける。すると、長髪のイケメン風の男が出てくる。
「お呼びでしょうか、大魔王様」
そう言ってホーフ―は大魔王に深々と礼をする。
「地球の征服をするのに頼れるのは、もうお前しかいない。後3970人分の心の輝きとゴングルが倒し損ねた忌々しき戦士たちを倒すことを頼みたい」
大魔王の言葉にホーフ―は、
「もちろんです。必ず、このホーフ―が心の輝き集めも戦士倒しも成功させてみせます」
と言い、出撃していった。
クォーツに言われて愛華と希実、優美、夢の4人は愛華の家に集まる。
「シャイニング・アローの力についてジュエリー王国の伝説を中心に調べていたら、もしかしたらシャイニング・アローの力でジュエリー王国のプリンセスを目覚めさせられるかもしれないことが分かったクク」
クォーツは嬉しそうに早口で言う。
「プリンセスって私たちの前世のときの戦いで、不完全なダイヤモンドの力を発揮してドンケル王国との戦いに身を投じたけど、そのせいで今は眠り続けているんだっけ?」
愛華はクォーツに聞く。
「そうクク。プリンセスが持っていたジュエリー王国の伝説を集めた本にこんな記述を見つけたクク」
クォーツはそう言って、古そうな本を出してきた。その本には、
「シャイニング・アローの力を使ふべきジュエリー王国の戦士どもがシャイニング・フレアパワーと唱ふるほど、ジュエリーの力使ひ果たし眠りにつきし者をおどろかすべし」
という文がある。愛華が文章の意味が分からず困っていると、優美さんが
「シャイニング・アローの力を使うことのできるジュエリー王国の戦士の方々が、シャイニング・フレアパワーと唱えたとき、ジュエリーの力を使い果たしてしまって眠ってしまった方を目覚めさせることができる。そういう意味で合っているかしら?」
と、すかさず意味を言ってくる。
「さすが優美さん、ありがとうございます」
愛華がそう言うと、優美さんは照れくさそうな表情になり、
「そんな大したことないわよ。とりあえず、この本の通りにやってみましょうよ」
と言って、愛華たちに提案してくる。
「そうね。成功するか分からないけどやってみるしかないよね」
夢ちゃんが優美さんの言葉に同意するように口を開く。
「優美さんと夢ちゃんの言う通り、試してみる価値はあると思う。プリンセスが戦いに協力してくれるようになれば、より強い力を出せるかもしれないし」
希実の言葉に愛華は頷き、コンパクトを出す。続けて、希実と優美さん、夢ちゃんもコンパクトを出す。
「ルビーパワーチャージ、シャイニング・フォルティッシモ」
「トパーズパワーチャージ、シャイニング・フォルティッシモ」
「サファイアパワーチャージ、シャイニング・フォルティッシモ」
「アメジストパワーチャージ、シャイニング・フォルティッシモ」
「炎と愛の戦士、シャイニールビー」
「光と希望の戦士、シャイニートパーズ」
「水と誠実の戦士、シャイニーサファイア」
「癒しと創造の戦士、シャイニーアメジスト」
変身して、ルビーたちは円になりシャイニング・アローを出し、
「シャイニング・フレアパワー」
と唱える。すると、円の中心に白くまばゆい光があらわれる。その光の中から、純白のドレスに身を包んだ美しい女性が姿を現した。
「皆さん、私を眠りから覚まさせてくれてありがとうございます。私はジュエリー王国のプリンセス、プリンセス・ダイヤモンド。いずれクイーン・ダイヤモンド10世として即位するかもしれない身であることを自覚に持ち、完璧なダイヤモンドの力を操れるようにするため頑張っていきますのでよろしくお願い致します」
プリンセスはルビーたちにそう言うと、深々と礼をしてくる。
そのとき、外の方から大きな地響きが聞こえてくる。ルビーたちとプリンセスが外に出ると、そこには長髪の男性がいた。周りには心の輝きを奪われたであろう人たちが倒れている。
「俺の名前は、ホーフ―。あんたたちがジュエリー王国の戦士たちか。そしてそこにいるのはジュエリー王国のプリンセスか? お前まで蘇っているなんて聞いてないぞ」
ホーフ―の言葉にプリンセスは、
「ジュエリー王国の戦士の方々が、私のことを眠りから覚まさせてくれたのです」
と強気な口調で言う。
「これは大魔王様に報告しなくては。まずはこれで腕試しとしよう。メガトイフル出て来い」
それに対し、ホーフ―はそう言って去っていった。後には今までのトイフルよりもはるかに大きい敵が現れた。ルビーたちは今までのトイフルよりもはるかに高い攻撃力に苦しめられる。
「みんな、シャイニング・アローを使おう。この前の技ならどんな敵も倒せそうな気がする」
トパーズがルビーたちに提案してくる。ルビーたちはシャイニング・アローを使って、
「シャイニング・フレア」
と技を発動する。メガトイフルは無事に倒された。そして、心の輝きを奪われた人たちも目を覚ます。
ルビーたちは変身を解除し、プリンセスにシャイニング・アローについて聞いてみる。
「シャイニング・アローには、戦士の祈りを察知して叶える機能があるとお母様であるクイーンから聞いたことがあります。心の輝きを奪われた人々が戦いの終わった後すぐに目覚めるのはそのためかもしれません。後、シャイニング・アローは戦士の心が本当にやりたいと思えることで心の輝きが満たされたとき、より強い力を発揮すると聞いたことがあります」
クォーツも知らなかったシャイニング・アローの秘密に愛華たちは少し触れられた気がした。
大魔王はつぶやく。もうドンケル王国の幹部は1人しか残っていない。
「ホーフ―、おるか?」
大魔王は後ろを向いて呼びかける。すると、長髪のイケメン風の男が出てくる。
「お呼びでしょうか、大魔王様」
そう言ってホーフ―は大魔王に深々と礼をする。
「地球の征服をするのに頼れるのは、もうお前しかいない。後3970人分の心の輝きとゴングルが倒し損ねた忌々しき戦士たちを倒すことを頼みたい」
大魔王の言葉にホーフ―は、
「もちろんです。必ず、このホーフ―が心の輝き集めも戦士倒しも成功させてみせます」
と言い、出撃していった。
クォーツに言われて愛華と希実、優美、夢の4人は愛華の家に集まる。
「シャイニング・アローの力についてジュエリー王国の伝説を中心に調べていたら、もしかしたらシャイニング・アローの力でジュエリー王国のプリンセスを目覚めさせられるかもしれないことが分かったクク」
クォーツは嬉しそうに早口で言う。
「プリンセスって私たちの前世のときの戦いで、不完全なダイヤモンドの力を発揮してドンケル王国との戦いに身を投じたけど、そのせいで今は眠り続けているんだっけ?」
愛華はクォーツに聞く。
「そうクク。プリンセスが持っていたジュエリー王国の伝説を集めた本にこんな記述を見つけたクク」
クォーツはそう言って、古そうな本を出してきた。その本には、
「シャイニング・アローの力を使ふべきジュエリー王国の戦士どもがシャイニング・フレアパワーと唱ふるほど、ジュエリーの力使ひ果たし眠りにつきし者をおどろかすべし」
という文がある。愛華が文章の意味が分からず困っていると、優美さんが
「シャイニング・アローの力を使うことのできるジュエリー王国の戦士の方々が、シャイニング・フレアパワーと唱えたとき、ジュエリーの力を使い果たしてしまって眠ってしまった方を目覚めさせることができる。そういう意味で合っているかしら?」
と、すかさず意味を言ってくる。
「さすが優美さん、ありがとうございます」
愛華がそう言うと、優美さんは照れくさそうな表情になり、
「そんな大したことないわよ。とりあえず、この本の通りにやってみましょうよ」
と言って、愛華たちに提案してくる。
「そうね。成功するか分からないけどやってみるしかないよね」
夢ちゃんが優美さんの言葉に同意するように口を開く。
「優美さんと夢ちゃんの言う通り、試してみる価値はあると思う。プリンセスが戦いに協力してくれるようになれば、より強い力を出せるかもしれないし」
希実の言葉に愛華は頷き、コンパクトを出す。続けて、希実と優美さん、夢ちゃんもコンパクトを出す。
「ルビーパワーチャージ、シャイニング・フォルティッシモ」
「トパーズパワーチャージ、シャイニング・フォルティッシモ」
「サファイアパワーチャージ、シャイニング・フォルティッシモ」
「アメジストパワーチャージ、シャイニング・フォルティッシモ」
「炎と愛の戦士、シャイニールビー」
「光と希望の戦士、シャイニートパーズ」
「水と誠実の戦士、シャイニーサファイア」
「癒しと創造の戦士、シャイニーアメジスト」
変身して、ルビーたちは円になりシャイニング・アローを出し、
「シャイニング・フレアパワー」
と唱える。すると、円の中心に白くまばゆい光があらわれる。その光の中から、純白のドレスに身を包んだ美しい女性が姿を現した。
「皆さん、私を眠りから覚まさせてくれてありがとうございます。私はジュエリー王国のプリンセス、プリンセス・ダイヤモンド。いずれクイーン・ダイヤモンド10世として即位するかもしれない身であることを自覚に持ち、完璧なダイヤモンドの力を操れるようにするため頑張っていきますのでよろしくお願い致します」
プリンセスはルビーたちにそう言うと、深々と礼をしてくる。
そのとき、外の方から大きな地響きが聞こえてくる。ルビーたちとプリンセスが外に出ると、そこには長髪の男性がいた。周りには心の輝きを奪われたであろう人たちが倒れている。
「俺の名前は、ホーフ―。あんたたちがジュエリー王国の戦士たちか。そしてそこにいるのはジュエリー王国のプリンセスか? お前まで蘇っているなんて聞いてないぞ」
ホーフ―の言葉にプリンセスは、
「ジュエリー王国の戦士の方々が、私のことを眠りから覚まさせてくれたのです」
と強気な口調で言う。
「これは大魔王様に報告しなくては。まずはこれで腕試しとしよう。メガトイフル出て来い」
それに対し、ホーフ―はそう言って去っていった。後には今までのトイフルよりもはるかに大きい敵が現れた。ルビーたちは今までのトイフルよりもはるかに高い攻撃力に苦しめられる。
「みんな、シャイニング・アローを使おう。この前の技ならどんな敵も倒せそうな気がする」
トパーズがルビーたちに提案してくる。ルビーたちはシャイニング・アローを使って、
「シャイニング・フレア」
と技を発動する。メガトイフルは無事に倒された。そして、心の輝きを奪われた人たちも目を覚ます。
ルビーたちは変身を解除し、プリンセスにシャイニング・アローについて聞いてみる。
「シャイニング・アローには、戦士の祈りを察知して叶える機能があるとお母様であるクイーンから聞いたことがあります。心の輝きを奪われた人々が戦いの終わった後すぐに目覚めるのはそのためかもしれません。後、シャイニング・アローは戦士の心が本当にやりたいと思えることで心の輝きが満たされたとき、より強い力を発揮すると聞いたことがあります」
クォーツも知らなかったシャイニング・アローの秘密に愛華たちは少し触れられた気がした。
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