スキル喰らい(スキルイーター)がヤバすぎた 他人のスキルを食らって底辺から最強に駆け上がる

けんたん

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「ナイト様大丈夫ですか?動けますか?」マリアが心配そうに駆け寄り俺の体を支えながら話しかけてくる。

「あー大丈夫、大丈夫だけど薬の反動で動くのは無理そうなんだ。情けないけど外まで運んでくれないか?」

「情けないことなんてありません。ナイト様が、頑張ってくれたことはみんなが知っています。私達に任せてください。無事に外までお連れしますので」

 外まで運んで行くためにディスに簡単なストレッチャーを作ってもらう。ディスが作っている間にアイテムボックスにゴブリンキングを回収しておく。

「出来たですよ これにナイト様を乗せてもらったら後は、押すだけで簡単に動けるです」

 ディスは仕事も早いし正確で助かる、俺はみんなにストレッチャーに乗せてもらいダンジョンから出るために外に皆でむかった。

 外に向かうときはあれほどたくさんいたゾンビが全く出てこなかった。多少は出てきたが、多分ゴブリンシャーマンによってあのありえないくらいの量のゾンビが出てきたのだろう。今の状態が普通なのだ。

「今回は、狙い通りのスキルが手に入ったしこのスキルで試したいことがあるから動けるようになったら早速試してみよう。みんなはモフモフなモンスターを仲間にするならなにがいい?」

 俺の質問にみんながおもいおもいに悩んでいる、悩んだ結果出てきたのはウルフだった。ウルフであれば戦闘にも対応できるし、あの毛並みも触ってみたいと思ったらしい。
 なるほど、ウルフか、それならモフモフ帝国第一歩のモンスターはウルフに決まりだな。近くに、ウルフもいたし1度テイムしてから、眷属召喚をすればきっと大丈夫だろう。5匹もいれば癒やしになるに違いない。
 そんな事を話していたら無事にダンジョンから出ることが出来た。

「皆様ご無事ですか?ナイト様どうなさったのですか?すぐ回復させますね」

「ティナ大丈夫だ、怪我そのものも深いわけじゃないから、それと回復しても、きっと体は動かないしな。そうだろ?ヴィオラ」

「えーそうね、あれは時間経過でしか治らないものだから、しっかり休んでればしばらくしたら動けるようになるわ。全身筋肉痛で辛いでしょうけど」

 筋肉痛には慣れていたつもりなんだがさすがに全身は経験ないから動けずにいた。明日になれば体は起こせるだろうから大丈夫だろう。久しぶりにストレッチからやって体の動きを見直していくか、リハビリがてらにウルフのテイムもいいだろう。
 どうせテイムするなら厳選して強いやつを仲間にしたいからな。ボスとしてこれから増やしていくモンスターを管理出来る強さが必要だ

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