66 / 189
どんだけだよ
しおりを挟む
ディスと鍛冶と採掘を、繰り返す日々も役一週間がたち大分落ち着いてきた。そんな平和な日々が一変する事態がおきた。
祭典の時に、一緒に料理した三人の中の一人が何者かに襲われる事件が発生した。今のところ、犯人はわかっていないが、どうやら王子が、関与しているのではないかと噂もある。
王子の専属になれとの誘いを断り、王子から恨みを買っていると思われる一人だ。料理を、教えたばかりに誘われ、恨みを買う原因の一つになった俺としては、心が痛いところだ。他の二人も、もしかしたら襲われる可能性もあるのが不安だな。ちょっと様子を見に行こうかな。
俺は久しぶりに王城の厨房に向かい料理長に挨拶をする。
「料理長お久しぶりです。その後どうですか?」
「おー、久しぶりだな。お前さんのお陰で唐揚げと照り焼きが人気でな、週に一回は出す定番メニューになったぞ。それと米だったか?あれも、取引の量を増やして今みんなで研究してるんだ。後ででいいからコツがあるなら教えてくれ」
よかった。教えたメニューは定着しつつあるみたいだ。米の入荷も増えれば俺にも分けてもらえるだろうか?そこは要確認だな。
「ところで、今日ここに来たのは例の件でか?」
俺は、静かにうなずき料理長の反応を見る。料理長は目で厨房の角の部屋を見て後は任せるといった雰囲気で、仕事に戻っていった。
俺は、料理長に礼をして目線の先にあった部屋に向かっていく。扉を開けるとそこには
「だから、この組み合わせでやれば」 「いやいやその組み合わだと余計」なかなか騒がしく言い合いをしていた。部屋の中を見ると理科の実験室みたいな雰囲気で、色々な調味料が棚に並んでいた。
「久しぶりだなお前ら、けが人もいるのにやけに賑やかだな」
「ナイトさんお久しぶりです。こんな怪我かすり傷ですよ。今は料理長の配慮でこの部屋で新しい調味料などの研究を、させてもらっています。ナイトさんに教わった基礎から色々試していたらどんどん新しい味が出来て休む暇も無いくらいです。今にナイトさんがびっくりする料理をみせてあげますから楽しみにしてください。」
新しい味に挑戦してくれるのは、嬉しいな。これなら新しい味に挑戦して大丈夫かな?調味料がここには、たくさんあるし、カレーなんか教えてみるか、配合や調理法次第で無限に追求しなくてはいけない究極の料理といえるかもしれない。
しばらくは、こいつらの様子を見ながらまた襲われないように警戒をするからちょうどいいだろう。
「新しい味にチャレンジする気合があるなら、俺が、新しい味を教えてやるよ。これは、基本3つの調味料いやこの場合はスパイスが正しいかな。この3つの組み合わせが基本になり、そこからは、無限に広がる組み合わせだ。俺でも終わりの見えない料理だがやる気はあるか?」
この言葉に3人は子供のように純粋な目でこちらを見ながらカレーのレシピをワクワクしながら待ち望んでいるのが伝わった。
俺は、匂いをかぎながらクミン、ターメリック、コリアンダーに近いのを探し簡単に調理をしていく。香りだけで、懐かしいなと思ってしまう。この3つで作るカレーは一番の基礎であり、後は何を組み合わせるかで果てしない挑戦が始まる。彼らが納得出来るカレーが出来上がるのを楽しみにしよう。
「そうだ、今日来たのはこれを教えるためじゃなくて、しばらくお前らの護衛につくからよろしくな。せっかく知り合った仲で不幸な目にあう可能性が出るのは俺としても遠慮したい。
問題なければ護衛も終わるから、その間はわからないことに関して答えられる範囲で答えるから気楽に料理と向き合ってくれ」
彼らは、護衛の話を聞くと不安な顔になったが、料理の質問に答えるといったら集まって質問を考え始めていた。
祭典の時に、一緒に料理した三人の中の一人が何者かに襲われる事件が発生した。今のところ、犯人はわかっていないが、どうやら王子が、関与しているのではないかと噂もある。
王子の専属になれとの誘いを断り、王子から恨みを買っていると思われる一人だ。料理を、教えたばかりに誘われ、恨みを買う原因の一つになった俺としては、心が痛いところだ。他の二人も、もしかしたら襲われる可能性もあるのが不安だな。ちょっと様子を見に行こうかな。
俺は久しぶりに王城の厨房に向かい料理長に挨拶をする。
「料理長お久しぶりです。その後どうですか?」
「おー、久しぶりだな。お前さんのお陰で唐揚げと照り焼きが人気でな、週に一回は出す定番メニューになったぞ。それと米だったか?あれも、取引の量を増やして今みんなで研究してるんだ。後ででいいからコツがあるなら教えてくれ」
よかった。教えたメニューは定着しつつあるみたいだ。米の入荷も増えれば俺にも分けてもらえるだろうか?そこは要確認だな。
「ところで、今日ここに来たのは例の件でか?」
俺は、静かにうなずき料理長の反応を見る。料理長は目で厨房の角の部屋を見て後は任せるといった雰囲気で、仕事に戻っていった。
俺は、料理長に礼をして目線の先にあった部屋に向かっていく。扉を開けるとそこには
「だから、この組み合わせでやれば」 「いやいやその組み合わだと余計」なかなか騒がしく言い合いをしていた。部屋の中を見ると理科の実験室みたいな雰囲気で、色々な調味料が棚に並んでいた。
「久しぶりだなお前ら、けが人もいるのにやけに賑やかだな」
「ナイトさんお久しぶりです。こんな怪我かすり傷ですよ。今は料理長の配慮でこの部屋で新しい調味料などの研究を、させてもらっています。ナイトさんに教わった基礎から色々試していたらどんどん新しい味が出来て休む暇も無いくらいです。今にナイトさんがびっくりする料理をみせてあげますから楽しみにしてください。」
新しい味に挑戦してくれるのは、嬉しいな。これなら新しい味に挑戦して大丈夫かな?調味料がここには、たくさんあるし、カレーなんか教えてみるか、配合や調理法次第で無限に追求しなくてはいけない究極の料理といえるかもしれない。
しばらくは、こいつらの様子を見ながらまた襲われないように警戒をするからちょうどいいだろう。
「新しい味にチャレンジする気合があるなら、俺が、新しい味を教えてやるよ。これは、基本3つの調味料いやこの場合はスパイスが正しいかな。この3つの組み合わせが基本になり、そこからは、無限に広がる組み合わせだ。俺でも終わりの見えない料理だがやる気はあるか?」
この言葉に3人は子供のように純粋な目でこちらを見ながらカレーのレシピをワクワクしながら待ち望んでいるのが伝わった。
俺は、匂いをかぎながらクミン、ターメリック、コリアンダーに近いのを探し簡単に調理をしていく。香りだけで、懐かしいなと思ってしまう。この3つで作るカレーは一番の基礎であり、後は何を組み合わせるかで果てしない挑戦が始まる。彼らが納得出来るカレーが出来上がるのを楽しみにしよう。
「そうだ、今日来たのはこれを教えるためじゃなくて、しばらくお前らの護衛につくからよろしくな。せっかく知り合った仲で不幸な目にあう可能性が出るのは俺としても遠慮したい。
問題なければ護衛も終わるから、その間はわからないことに関して答えられる範囲で答えるから気楽に料理と向き合ってくれ」
彼らは、護衛の話を聞くと不安な顔になったが、料理の質問に答えるといったら集まって質問を考え始めていた。
111
お気に入りに追加
1,447
あなたにおすすめの小説
これダメなクラス召喚だわ!物を掌握するチートスキルで自由気ままな異世界旅
聖斗煉
ファンタジー
クラス全体で異世界に呼び出された高校生の主人公が魔王軍と戦うように懇願される。しかし、主人公にはしょっぱい能力しか与えられなかった。ところがである。実は能力は騙されて弱いものと思い込まされていた。ダンジョンに閉じ込められて死にかけたときに、本当は物を掌握するスキルだったことを知るーー。
落ちこぼれの烙印を押された少年、唯一無二のスキルを開花させ世界に裁きの鉄槌を!
酒井 曳野
ファンタジー
この世界ニードにはスキルと呼ばれる物がある。
スキルは、生まれた時に全員が神から授けられ
個人差はあるが5〜8歳で開花する。
そのスキルによって今後の人生が決まる。
しかし、極めて稀にスキルが開花しない者がいる。
世界はその者たちを、ドロップアウト(落ちこぼれ)と呼んで差別し、見下した。
カイアスもスキルは開花しなかった。
しかし、それは気付いていないだけだった。
遅咲きで開花したスキルは唯一無二の特異であり最強のもの!!
それを使い、自分を蔑んだ世界に裁きを降す!
「残念でした~。レベル1だしチートスキルなんてありませ~ん笑」と女神に言われ異世界転生させられましたが、転移先がレベルアップの実の宝庫でした
御浦祥太
ファンタジー
どこにでもいる高校生、朝比奈結人《あさひなゆいと》は修学旅行で京都を訪れた際に、突然清水寺から落下してしまう。不思議な空間にワープした結人は女神を名乗る女性に会い、自分がこれから異世界転生することを告げられる。
異世界と聞いて結人は、何かチートのような特別なスキルがもらえるのか女神に尋ねるが、返ってきたのは「残念でした~~。レベル1だしチートスキルなんてありませ~~ん(笑)」という強烈な言葉だった。
女神の言葉に落胆しつつも異世界に転生させられる結人。
――しかし、彼は知らなかった。
転移先がまさかの禁断のレベルアップの実の群生地であり、その実を食べることで自身のレベルが世界最高となることを――
神速の成長チート! ~無能だと追い出されましたが、逆転レベルアップで最強異世界ライフ始めました~
雪華慧太
ファンタジー
高校生の裕樹はある日、意地の悪いクラスメートたちと異世界に勇者として召喚された。勇者に相応しい力を与えられたクラスメートとは違い、裕樹が持っていたのは自分のレベルを一つ下げるという使えないにも程があるスキル。皆に嘲笑われ、さらには国王の命令で命を狙われる。絶体絶命の状況の中、唯一のスキルを使った裕樹はなんとレベル1からレベル0に。絶望する裕樹だったが、実はそれがあり得ない程の神速成長チートの始まりだった! その力を使って裕樹は様々な職業を極め、異世界最強に上り詰めると共に、極めた生産職で快適な異世界ライフを目指していく。
レベルアップに魅せられすぎた男の異世界探求記(旧題カンスト厨の異世界探検記)
荻野
ファンタジー
ハーデス 「ワシとこの遺跡ダンジョンをそなたの魔法で成仏させてくれぬかのぅ?」
俺 「確かに俺の神聖魔法はレベルが高い。神様であるアンタとこのダンジョンを成仏させるというのも出来るかもしれないな」
ハーデス 「では……」
俺 「だが断る!」
ハーデス 「むっ、今何と?」
俺 「断ると言ったんだ」
ハーデス 「なぜだ?」
俺 「……俺のレベルだ」
ハーデス 「……は?」
俺 「あともう数千回くらいアンタを倒せば俺のレベルをカンストさせられそうなんだ。だからそれまでは聞き入れることが出来ない」
ハーデス 「レベルをカンスト? お、お主……正気か? 神であるワシですらレベルは9000なんじゃぞ? それをカンスト? 神をも上回る力をそなたは既に得ておるのじゃぞ?」
俺 「そんなことは知ったことじゃない。俺の目標はレベルをカンストさせること。それだけだ」
ハーデス 「……正気……なのか?」
俺 「もちろん」
異世界に放り込まれた俺は、昔ハマったゲームのように異世界をコンプリートすることにした。
たとえ周りの者たちがなんと言おうとも、俺は異世界を極め尽くしてみせる!
異世界転生した俺は平和に暮らしたいと願ったのだが
倉田 フラト
ファンタジー
「異世界に転生か再び地球に転生、
どちらが良い?……ですか。」
「異世界転生で。」
即答。
転生の際に何か能力を上げると提案された彼。強大な力を手に入れ英雄になるのも可能、勇者や英雄、ハーレムなんだって可能だったが、彼は「平和に暮らしたい」と言った。何の力も欲しない彼に神様は『コール』と言った念話の様な能力を授け、彼の願いの通り平和に生活が出来る様に転生をしたのだが……そんな彼の願いとは裏腹に家庭の事情で知らぬ間に最強になり……そんなファンタジー大好きな少年が異世界で平和に暮らして――行けたらいいな。ブラコンの姉をもったり、神様に気に入られたりして今日も一日頑張って生きていく物語です。基本的に主人公は強いです、それよりも姉の方が強いです。難しい話は書けないので書きません。軽い気持ちで呼んでくれたら幸いです。
なろうにも数話遅れてますが投稿しております。
誤字脱字など多いと思うので指摘してくれれば即直します。
自分でも見直しますが、ご協力お願いします。
感想の返信はあまりできませんが、しっかりと目を通してます。
最弱無双は【スキルを創るスキル】だった⁈~レベルを犠牲に【スキルクリエイター】起動!!レベルが低くて使えないってどういうこと⁈~
華音 楓
ファンタジー
『ハロ~~~~~~~~!!地球の諸君!!僕は~~~~~~~~~~!!神…………デス!!』
たったこの一言から、すべてが始まった。
ある日突然、自称神の手によって世界に配られたスキルという名の才能。
そして自称神は、さらにダンジョンという名の迷宮を世界各地に出現させた。
それを期に、世界各国で作物は不作が発生し、地下資源などが枯渇。
ついにはダンジョンから齎される資源に依存せざるを得ない状況となってしまったのだった。
スキルとは祝福か、呪いか……
ダンジョン探索に命を懸ける人々の物語が今始まる!!
主人公【中村 剣斗】はそんな大災害に巻き込まれた一人であった。
ダンジョンはケントが勤めていた会社を飲み込み、その日のうちに無職となってしまう。
ケントは就職を諦め、【探索者】と呼ばれるダンジョンの資源回収を生業とする職業に就くことを決心する。
しかしケントに授けられたスキルは、【スキルクリエイター】という謎のスキル。
一応戦えはするものの、戦闘では役に立たづ、ついには訓練の際に組んだパーティーからも追い出されてしまう。
途方に暮れるケントは一人でも【探索者】としてやっていくことにした。
その後明かされる【スキルクリエイター】の秘密。
そして、世界存亡の危機。
全てがケントへと帰結するとき、物語が動き出した……
※登場する人物・団体・名称はすべて現実世界とは全く関係がありません。この物語はフィクションでありファンタジーです。
魔力即時回復スキルでダンジョン攻略無双 〜規格外のスキルで爆速レベルアップ→超一流探索者も引くほど最強に〜
Josse.T
ファンタジー
悲運な貯金の溶かし方をした主人公・古谷浩二が100万円を溶かした代わりに手に入れたのは、ダンジョン内で魔力が無制限に即時回復するスキルだった。
せっかくなので、浩二はそれまで敬遠していたダンジョン探索で一攫千金を狙うことに。
その過程で浩二は、規格外のスキルで、世界トップレベルと言われていた探索者たちの度肝を抜くほど強くなっていく。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる