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対ロックスネーク

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 ロックスネークが獲物を選ぶかのように、こちらを、じっくり見ている。みんな、警戒して動けずにいた。不味い、このままじゃ動きが悪くなるだけだ。なんか士気が高まることを。

 おい、みんなヘビの肉は、淡白らしいが美味いらしいぞ。食感も鳥に近いらしいから、唐揚げにしたらきっと絶品に違いない。食べたくないか?

 ギラッ、みんなの目の色が変わる、さっきまでの警戒して固まっていたのが嘘のようだ。雄叫びをあげみんな武器を構える。

 なんかごめんなさい。みんなが食事で目の色を変えて戦闘能力が上がってしまうなんて普通ありえないですよね。でも、確実に戦力はアップしてるんだから許してほしい。

 ヘビの攻撃パターンを考えると体を使っての、叩きつけ 締め上げ 噛みつきかな?それと、攻撃はあの体じゃ普通には通らないだろうな。通るとしたら口の中に目とかかな?しかし目は狙うには小さすぎる。頑張って口の中を狙うとしよう。

 補給部隊の人に攻撃は厳しいだろうから防御メインで動いてもらうのがいいだろうな。さっき作った鉄板もどきも盾に使えるんじゃないかな。

 俺は、案を出して聞いてもらえたので、攻撃手段を考える。口の中を狙うために口を開けたままにさせるには、と考えているとついに狙いを決めたのかロックスネークが体を捻りながらこちらに向かってくる。

 ちっこちらに迷わず来たか、まー補給部隊の人がやられるよりはマシだが。やはり速いな、しかも体にひねりをくわえるからタイミングが読みづらい。

 ロックスネークの尾がこちらに向かって振り回される。ギリギリで避けるのが精一杯だ。直撃したら痛いじゃすまないだろうな。吹き飛ばされてすぐに戻ることも厳しいだろうし、直撃は絶対避けなければ。

 俺はギリギリで避け続け、補給部隊の人は盾の人を支えながら吹き飛ばされないようにして、対応している。どうやら小さな穴を作り、踏ん張りやすいようにしているみたいだ。しっかり考えて使ってくれてるな。俺も負けてられない

 叩きつけの攻撃も徐々にだがなれてきた。まだまだヒヤリとすることがあるが、最初より気持ちに余裕が出来て来た。

 試しに体に攻撃してみたが、やはり岩みたいな硬さで弾かれてしまう。時間をかけて、一箇所を集中攻撃すればいけるだろうが、あまり時間を、かければこちらの被害が広がってしまうだろ。

 風魔法を使えば、楽に倒せるかもしれないが、今まで一度も風魔法は補給部隊のみんなには見せてないから急に使ってあやしまれても嫌だから、使えるのは、土、水、火の3つを使ってなんとかしないと。

 そうだ確か熱した岩を急に冷やすと割れるとか見たことある。似たようなこと出来ない無いだろうか。

 やらないよりはやってみた方がいいよな?だめならだめで、新しい方法を考えよう。



 まずは、一箇所を集中して熱したいな、体にナイフを突き刺す位なら風魔法を短剣にまとわせてもばれないよな?体を冷やすのはマリアに頼んでみようか、風呂場の水をイメージで冷水にする感じで用意してもらおう。熱したあとに、そこにぶち込んでやろう。



 いったん戦線から離れて、補給部隊のみんなに耐えてもらう。俺は、すぐさま、マリアの元に駆け寄り冷たい水を用意してほしいと頼む。やったことないから分からないが、頑張ってみると言ってくれた。せめてものイメージの助けに冬の雪水を想像しながらと伝えておく。


 俺は、すぐ戦線に戻り、短剣に風の魔力をまとわせて攻撃に備える。


 戻ると一人が振り回しに耐えきれず吹き飛ばされてしまう。吹き飛ばされた人間のとこにロックスネークが迫り巻き付いて締め付け始めた。


 まずい、アレは完全にやばいやつだ。早く助けないと死んでしまう。

 俺は、顔面めがけて飛びつく。もう体を熱するとかの前にでかいダメージ与えないと死人が出てしまう。なんとか首に飛びつくことに成功しナイフを突き刺す。すると、弾かれること無くしっかり突き刺さる。やはり風の魔力で強化した短剣なら突き刺さるようだ。

 よし、このまま顔まで登ってその目に剣をぶっ刺してやる。そうすりゃ締め付けも辞めるだろう
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